千の灯火の向こうに (たろんなーどさんのレビュー) | 評価: 5.5 |
▼ タイトル | 千の灯火の向こうに 〜Outer Ring Tale〜 | |
▼ ブランド | スタジオねこぱんち | |
▼ 対応OS | Win95/98/Me | |
▼ メディア | CD-ROM | |
▼ 定価 | \8,800 | |
▼ 発売日 | 2001/02/11 | |
【CG観賞モード 】 | あり | |
【 シーン観賞モード 】 | あり | |
【 BGM観賞モード 】 | あり | |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別なし) | |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり | |
【 オートモード 】 | なし | |
【 ヒント機能 】 | なし | |
【 セーブ数 】 | 10個 | |
【 エンディング数 】 | 6個 |
<あ・ら・す・じ>
それは、人々の心より熱い想いが消え去った現代。
第1銀河と呼ばれる星の海の中で人々は暮らしている。
『安寧』と言う名の平穏の時の中を……。
……しかし、熱い想いを心に秘めた者たちもいる。
彼……アレス・フリーウィンド・ファルコンもまた、そんな現代に残った僅かな『冒険者』の一人だった。
かつて父親の目指した『第2銀河』への旅路を夢見、莫大な冒険資金を貯める為に太陽系を駆け回っている。
いつの日か、冒険の旅に出る事を想い続けながら。
幾千の灯火が輝く彼方を目指して…………。
<キャラクター紹介>
鈴が峰 鈴音 cv:大庭 奈々
『BLACK WIND』の管制士、火器担当。元辺境警備隊勤務。
責任感が強く、警備隊勤務時の口調が抜けないため固い口調なのが珠に瑕。
ルシーダ・キーリス cv:アサミ ナツコ
『BLACK WIND』のパーサー(事務員)。
もともと汎銀河クラスの巨大コングロマリットの社員であったが、事情により退社。基本的にはのんびりおっとりしている性格だが、事務仕事時は鬼気迫るまでのタイピング速度で仕事を上げてゆく有能なパーサー。
アーシャ・ソルティア cv:アサミ ナツコ
『BLACK WIND』の機関士。
元辺境採掘艦の機関長。今は失われた技術である『ソルニウム・エンジン』を再び開発する事を目指している。
基本的には陽気で人当たりもいいが、やや自分第一主義でもあり、『ソルニウム・エンジン』がらみの事になると性格が変わる。
メイリナ・ダルヴィス(メイ) cv:みどり
『BLACK WIND』の船医。
元学校の非常勤保健医だが、修学旅行中に海賊に襲われ、助けられた『BLACK WIND』で船医をするようになる。
見た目も性格も子供っぽく、背中に生えた白い羽が特徴。
アレスのことを「アレスにいちゃ」とよんで慕っている。
エル・ファール・ブレイザー(エルル) cv:大庭 奈々
『BLACK WIND』の公認密航者。
人身売買を行う海賊によって連れ去られた家族を探して宇宙船へと潜り込む。
控えめでおとなしめの性格だが、船内の誰からも好かれている。
『BLACK WIND』では荷物整理をはじめとする雑用を主な仕事にしている。
清螺(セラ) cv:宮川 麻紀
全てにおいて謎の少女。
EARS
『BLACK WIND』の副官。
有能なロボットでアレスの父の代から使える副官兼参謀格の存在。
アレスにとっては父親代わりでもあり、アレスを立派な冒険者にするためなら長時間の小言も辞さない。
アレス・フリーウインド・ファルコン(主人公・リネーム不可)
『BLACK WIND』の船長。
『第二銀河』を目指し志半ばで倒れた父の後を継ぎ、冒険者として現在は『第二銀河』への冒険資金を作るべく奮闘中。
<音声>
配役は上記の通り。ただし、音声があるのは初登場時とHシーン、戦闘シーン(鈴音)くらいですが…。
演技、音質とも際立った特徴は無いですが標準レベルはクリアしています。
エンディングにすら音声が無いのはさびしい限り…。
<音楽>
取り立てて耳に残るほどではないですが、オープニング・エンディング曲はかなりいい感じだと思います。
ボーカル曲は無いです。
<システム周り>(ver.1.00)
システムはSLG+AVG。
ゲーム進行はフェイズに区切られ、各フェイズ毎に1〜10個くらいの仕事依頼から一つの仕事を選んで実行。
フェイズ間に艦内移動してお目当てのヒロインと会話してイベントを拾っていくスタイルのゲームです。
え〜、主人公の下に来る依頼なんですが「配達」「救助」「戦闘」「哨戒」とか、色々ありますが、ゲーム内で起きるのは「戦闘」だけです(笑)
配達に行くと…荷物を強奪する海賊と戦闘、救助に行くと…邪魔する海賊と戦闘、哨戒に行くと…密輸船と戦闘…。
逆に戦闘の無い依頼はテキストだけなので、マウスを5,6回クリックするだけでクリアしてお金がもらえると言うのがなんとも…。
肝心の戦闘シーンですが、コマンド選択型の戦闘です。
依頼を受けたお金で装備を買い揃えて、主人公の愛機を供花して戦闘していくのですが、戦闘は基本的には一騎打ち(笑)
例えば1対4とかでも1対1を4回戦闘する事になるので、後半敵が増えてくると戦闘が長くて面倒ですね。
システム周りに関しては、とりあえず艦内移動の際ヒロインのいる場所が明記されていないことでセーブ&ロードの繰り返しになること、あとはショップで現在の装備を確認できないので買いなおす際にめんどくさいこと、この2点が少々気になりましたが、それ以外には特に不満も感じませんでした。
そして、STUDIOねこぱんちお約束のバグ。
それほど深刻なものは遭遇しませんでしたが、回想モードが死んでいました…。
それからCGが表示されないってのもありました。
それ以外にもこまごまとした点で修正があるようですので、修正ファイルはやはり当ててください^^;
<CG>
原画は神手みろふ氏。
相変わらず、えらく汗などの水滴が太いという特徴もあり、やや癖があり幼く見える感もあります。
とりあえず塗りやアングルはなかなかですので、神手みろふ氏の絵が趣向に合えばお勧めできます。
ただ、出てくる宇宙船のデザインが恐ろしく古臭くてかっこ悪いという欠点もあり。
どう見てもお正月の「伊達巻」にしか見えない戦艦とか^^;
メカデザインに関してはどーにもこーにもフォローのしようの無いほどに見えるんですけど…。
ま、昔の三文スペースオペラのドラマに出てくる宇宙船っぽいといえばそう言う感じですし、狙っているのかもしれませんが。
イベントCGの枚数はかなり少ないですね。各ヒロイン、差分含めても5〜10枚と言うところ。
<感想>
「お前は宙(そら)を目指すか?果て無き宙の旅路に立ち向かう勇気はあるか?」
…ぐはっ!(吐血)
すいません、完全白旗です。
冒頭EARSが主人公アレスの前に現れて言う台詞、これだけでギブアップ!
SF者としてはK.O.必至のギャラクティカ・マグナムって感じなんですけど…。
まぁ、割合色々とたくさん用意された依頼とか装備品にもSFマインドをくすぐる名称がちらほら。
重積層型魔呪結界、プレコグニクションシステム、誘導式熱核反応弾、外星系資源発掘艦…む〜、お腹一杯ですぅ。
いや、真面目に語るとクエスト形式でお金をためつつ愛機をパワーアップ→今までこなせなかった依頼をこなす、っていう流れはありきたりながらもやはり面白いですね。
ただ、それだけに戦闘以外にもミニゲームのような形で依頼をこなす様なクエストや成功失敗にかかわるような選択があればもっと楽しかったんですが…。
また、装備品も非常に種類が多く、目移りするほど色々用意されているのですが、折角武器に「実弾」「レーザー」などの分類があってもその分類が戦闘ではそれほど明確な差が無いため、実践で「使える」武器が限られてしまうのは惜しいところです。
とはいえ、このゲームの最も優れているところは、その雰囲気&のめり込み度だと思います。
スペースオペラの基本を押さえてしっかりと書き込まれた背景世界に、その世界に根ざしたSF的な用語やシチュエーションを積み重ねている上をクエスト式で勧めていくので、スペースオペラ好きなら間違いなく「萌え」&「燃え」なほど世界にはまれます。
また、シナリオもややテキスト量は少なく感じるものの、各場面ごとの描写、特にキャラクターの感情面での描写には入り過ぎず、引きすぎずと言うスタンスで、個人的には話のテンポと感情移入の絶妙なバランスがとれた秀逸なテキストだと思います。
日常会話もテンポよく進み、ヒロインごとのかなり重めな話とはまた違ったいい感じで軽い話もあり、楽しいです。
ただ、それぞれのヒロインのシナリオは、基本的に特定の依頼を受けることで進行していくのですが、それがどのヒロインのものか受けてみるまで分からないので飛ばしてしまうことがあり。
またイベント時の選択肢が分かりにくいためにシナリオが成功しているのか分からなくとも話は先に進み、そのままヒロイン攻略失敗→ノーマルエンド→エンディングと言うのを何度も見る羽目になってしまうのはかなりの減点対象。
ただ、これは上記にもありますが、依頼等のバリエーションを増やせばかなり解消されるのではないでしょうか?
ことSFファンにはその世界観自体がかなり居心地が良く設定されているので、もう少し「冒険」している実感がさらに「引き」になると思います。
「スペースオペラ」「神手みろふ絵」とやや「引き」がマイナー向けではありますが、ゲームとしての出来は決して悪くないです。
総じてそれぞれの要素で良作としての雰囲気をもちつつ、あとひとつが足りない、そんなもどかしい感じがありますね。
<10点満点での総合評価>
5.5点…ですね。
ただし、私と同じく冒頭の台詞にK.O.される人なら突撃も可。
そんな人なら7点^^;
おすすめキャラ:「EARS」…冒頭の台詞にやられました…
ヒロインでは「鈴が峰 鈴音」
最後に一言:「なつかしの「スタートレーダー」(日本ファルコム)のSTG部分をSLGにした感じ…
といって分かる人は何人いるのやら^^;?」
魔法のミルクティーにお願い (namako99さんのレビュー) | 評価: 8 |
▼ タイトル | 魔法のミルクティーにお願い | |
▼ ブランド | 裸足少女 | |
▼ 対応OS | Win95/98/2000/Me/XP | |
▼ メディア | CD-ROM | |
▼ 定価 | \6,800 | |
▼ 発売日 | 2003/03/14 | |
【CG観賞モード 】 | あり | |
【 シーン観賞モード 】 | あり | |
【 BGM観賞モード 】 | あり | |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり | |
【 選択肢リターン機能 】 | あり | |
【 オートモード 】 | あり | |
【 ヒント機能 】 | なし | |
【 セーブ数 】 | 32個 | |
【 エンディング数 】 | 4個 |
<内容紹介>
プレイヤーは王都の紅茶専門店、「ピシャロ・ムント」の店主・ミカエルになって、ウェイトレスやお客さんの女の子との恋愛&Hを楽しみます。
ミカエルはお店の看板メニューにする紅茶のブレンドをつくるためと言って、試作したブレンドを女の子にティスティング(試飲)させます。
しかし、それは実は「恋魔法のブレンド」と呼ばれる「飲めば、女の子をHな身体にかえてしまう」という不思議な紅茶なのです。
(それを飲んだ)女の子は、たとえばHに積極的になったり、露出プレイじゃないと感じなくなったり……。
<キャラクター紹介>
ミカエル
主人公。かわいい男の子(笑)。
紅茶専門店『ピシャロ・ムント』の店主です。
前向きな性格ですが、女の子には奥手。
でも、かわいい顔とは裏腹に、『恋魔法のブレンド』をつかって、女の子を意のままに操ろうとするのですから、意外と腹黒なんでしょうか?(^^;
マリーシア・ハミルトン
『ピシャロ・ムント』のウエイトレスです。
エルフの女の子です。長い耳がチャームポイントです。
元気なドジッ娘で、主人公のことが大好きです。
少し幼いっぽい声で、Hシーンでのあえぎ声はかなりキます。
サラ・スイートハート
『ピシャロ・ムント』の常連客。シスター。
清楚な雰囲気や、おとなしい顔とは裏腹にプレイはかなり過激です。
たとえば、ミカエルの肉棒にケーキを塗りたくって、「ち○ぽケーキ」と評し、むしゃぶりついたりとか(笑)。
耳もとでささやくような声での、フェラチオ時の熱演は「素晴らしい!」の一言に尽きます。
レイチェル・マナス
『ピシャロ・ムント』の常連客。吟遊詩人?
色っぽいお姉さま系のキャラです。
ユーナ・タチバナ
ミカエルの幼なじみ。
無表情・無感情な、クールな女の子。
立ち絵の背がかなり小さいので、一目見て、胸キュンです(笑)。
ハミング・ハミルン
王都で活躍する正義の魔法少女です。
でも、ドジッ娘なので、思うような活躍はできていないようです。
ホーリー・キャット
王都を騒がす女怪盗です。
その正体は意外な……いや、あまり意外でもない人物です(汗)。
<音楽・音声>
BGM17曲、主題歌1曲。
BGMはどれもゲームの雰囲気に合っていて、良い感じです。音質も良好。
ゲームの主な舞台である紅茶専門店『ピシャロ・ムント』のテーマ曲は、朝・昼・夕方・夜と時間帯に応じて、アレンジが変わります。
朝はさわやかな感じだったり、昼はアップテンポだったりと、芸が細かいなと少し感心しました。
主題歌はOPデモで流れるのみで、ゲーム中、使用されていません。
音声は……キャスト非公開ですが、声優さんの演技は全員、上手いです。
特に、Hシーンではかわいい声で淫語卑語を言いまくっています^^;
また、フェラチオ時のチュパ音も完備しています。
ただし、「おま○こ」や「おち○ちん」などの禁止用語の音消し(無音消し)はかなり大きめです。
ですので、卑語自体の魅力は薄いですが、Hシーンでの、女の子のセリフのほとんどに淫語卑語が含まれていますので、Hなセリフの連打連打で、声優さんの熱演と併せて、エロ・クオリティは圧倒的に高く、かなり興奮しました。
このゲームは、シナリオの半分以上がHシーンに割かれているので、プレイしていると、その間中ほとんど、Hなセリフを耳にしているような錯覚に襲われます(笑)。
SEは、過不足なくそろっていると思います。
プレイしていて、気になる点はありませんでした。
<システム>
VA標準のシステムです。
必要な機能は一通りそろってます。
メッセージ履歴中の音声リピート機能がありますので、このゲームのキモ(?)であるHなセリフを何度でも繰り返し聞くことが出来ます。
<CG>
差分抜きで、74枚。
明るい色調で、ゲームのファンタジーな世界に合っていると思います。
ですが、レイチェルのCGなど、一部、デッサンが微妙に狂っているCGもありました。
無茶苦茶、気になるというほどでもありませんでしたが、一応。
<感想>
主人公・ミカエルが店主になった紅茶専門店『ピシャロ・ムント』に立て直すために奮闘する……というストーリーが一応あるのですが、正直、内容はかなり薄いです。
それよりも、ミカエルが女の子に飲ませる『恋魔法のブレンド』の効果で、女の子が行いさまざまなHな行為を鑑賞(?)するというのが、このゲームの主眼となります^^;
女の子がHな行為をしながら、Hなセリフをひたすら言いまくります。
チュパチュパと、フェラチオしまくります。
卑語淫語とチュパ音の量と質は他のゲームと比べても群を抜いていて、例を見ないものです。
ゲーム全体の明るい雰囲気や、明るいCG、女の子のかわいい声とは裏腹に、Hは過激というギャップが、一層、プレイヤーの興奮を高めます。
あと、個人的には、お手軽にHシーンを見ることができるのも、ポイント高いです(時間のない社会人には嬉しい)。
ただし、すべてのHシーンをコンプリートしようと思うと、意外とてこずりますが…。
<10点満点での総合評価>
8点。
シナリオの薄さや、ややアピール度不足のCGをカバーする圧倒的なエロ・クオリティ。
和姦卑語ゲーとして見ると、かなり好印象です。
定価(¥6.800)も若干安いですし。
おすすめキャラ:サラ・スィートハート
最後に一言:「淫語卑語の連打+(Hシーンでの)声優さんの熱演
=『魔法のミルクティーにお願い』な感じです。」
女神さま☆にお願いっ!! (みやさんのレビュー) | 評価: 6 |
▼ タイトル | 女神さま☆にお願いっ!! |
▼ ブランド | すたじお緑茶 |
▼ ジャンル | 学園物+冒険物AVG |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2001/12/14 |
▼ 購入 | あり |
【CG観賞モード 】 | |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(既読・未読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピートなし) |
【 選択肢リターン機能 】 | あり |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 20個 |
【 エンディング数 】 | 4個 |
<ストーリー>
これでも私達冒険者なんですっ!!
昼は何でもない、普通の学園『宝盛学園(ほうじょうがくえん)』
しかしこの学園は夜になると、迷宮に一変します。
そしてその迷宮の一番奥には太古の昔から、
どんな願いも叶う『究極のお宝』が眠っていると言われています。
その為学園には、『究極のお宝』を求め、多彩な学生が各方面から集まっており、
主人公もそんな『究極のお宝』を求めた一人としてこの学園に編入し、生徒として登校してます。
ゲームが進むにつれ、同じ様に『究極のお宝』を求めるヒロイン達と出会い、
そして共に迷宮と化した学園内を一緒に『究極のお宝』を求め冒険します。
出合ったヒロイン達と平日の昼間は普通の学園生活を送り、
休日は目当てのヒロインとデートをしたり仲良くなっていくとHしたり出来るようになります。
そして放課後を過ぎると迷宮と化した校舎内でまた、お宝を求め探索の冒険の末は、そして…
彼らは何を見る事が出来るのか。
ドタバタラブラブコミニュケーションADVここに?!
このホームページはすたじお緑茶より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はすたじお緑茶に帰属します。
<音楽・音声>
ボーカル曲もあるんですが、安っぽい…。
それがBGM全体にも言えます。
そのわりには声優さんはわるくはありません。
まぁ少々怪しいですが^^;
<感想>
このゲームの一番いい所はやはり設定でしょう。
夜はダンジョンなのに昼間は普通の高校、一般の学生とダンジョン狙いのヒトやヒトでないものが通っていて、願いをかなえる女神や、やたらノリが良いキャラ達…と他ではあまり見ないような、おもしろい設定ばかりです。
会話自体もテンポが良く、パロディネタやプレイヤ−がニヤリとしそうなネタの宝庫です。
普通の学園コメディーモノとしても十分な出来と言えます。
それにデフォルメギャグCGの使い方や、イベントの使い方も上手いです。
ただし、欠点は全体的に安っぽいことです。
オープニングやCG等、時間がなかったのか、非常に安っぽく感じます。
特に立ち絵とイベントCGの落差が激しいですね。
その割に声優さんはまともなのが不思議です…。
ストーリーは、主人公が色々な他のヒロインと共にダンジョンを攻略しながら進行していきます。
その間にヒロインが決定されて、途中から決定されたヒロインのストーリーに入り、ヒロインと二人きりでダンジョンを進むことになります。
その展開が香梨那では無理やりのような気がしますが、他のキャラではわりと自然です。
その後は各ヒロインでストーリーが異なっています。
具体的には、主人公のダンジョンに挑む理由と各ヒロインのオリジナル要素を混ぜたシリアスな展開になります。
前半のドタバタ学園冒険コメディと終盤のシリアス展開のバランスがいいですね。
まぁ、前半はヒロインを変えてもほとんど同じなのでダレるんですが…。
Hシーンは各キャラ3回ずつあり、テキストや演出もツボを押さえていると思います。
ただし、目的ゲーではないのでそんなに濃いHはなく、また、キャラによってはストーリー進行とは関係なく、不自然にHシーンが入れられているような感じがします。
総合すると非常にもったいないゲームのような感じがします。
もっとお金と時間があれば…と思います。
上手いと思う設定やイベントは多いんですけどね…残念です。
<10点満点での総合評価>
6点
こういうノリが好きな人は7点はあると思います。
おすすめキャラ:佐倉香梨那…ストーリーは一番不満が残るんですけど…こういうキャラ駄目なんだよなぁ(笑
最後に一言:「うぅ〜!!いつかリメイク出してくれ!それか他会社が…!!」