裏番組〜美人女子アナ欲望生中継〜       評価: 8 
▼ タイトル 裏番組〜美人女子アナ欲望生中継〜
▼ ブランド 13cm
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM/DVD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2003/01/31
▼ 購入 
/ オリジナル特典なら Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(既読・未読判別可)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声再生OK)
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  15個
【 エンディング数 】  8個(各ヒロインごと)


<ストーリー>
 華やかなテレビの世界。
 中でも、今やタレント・アイドルをしのぐ人気職業、女子アナウンサー。
 今年も初々しい新人女子アナたちが、それぞれの夢を抱いて入局してきた。
 テレビの人気者になりたい、いつか自分の番組を持ちたい……彼女たちの表情はそんな希望に満ちていた。

 だが、彼女たちはこのテレビ局が憧れていたものとまるでかけ離れたものだとすぐに知ることになる。


このホームページは13cmより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権は13cmに帰属します。



<はじめに>
 グッジョブ!(o゜▽゜)b
 いや〜良い良い^^;
 13cmさんは良くわかっている!ユーザーが期待したとおりのソフトを販売してくださる!
 中には「は!?、いきなり読ませ系シナリオ?どたばたエロコメディーは?、というかハーレムエンドは?、だったら○○4とつけんな〜〜!」とか、「中身外注でばらばらのソフトばっか出しやがって!・・・これはどういうブランドなんだ!?」と小一時間問い詰めたくなるような、ブランドが増えてきた中、予想通りの中身でした。
 ええ〜〜実用度高し!

 また、恒例のおまけDISKもVOL.9となり、中身もなかなか良いですな。
 こういうのをユーザーフレンドリーというのですよ、他のソフト会社さん。


<システム>
 上記参照^^; 
 CG観賞モード Hシーン観賞モード BGM観賞モード メッセージスキップ(未読・既読判別可) あり
 メーッセージ履歴(音声再生も可)、オートモード、選択肢間違っても安心、選択肢リターン機能搭載
 音量調整まで出来て・・・まー問題ないですな^^;


<音声>
 今回はユーザーの声が取り入れられています。
 ええ〜前作「DEVOTE2」で言われていたチュパ音復活!
 ワーイ・ワーイ \(^_\)(/_^)/ ワーイ・ワーイ・ドンドンパフパフー
 (でも、もう少し頑張ったっていいんだぞ〜〜^^;)
 ただ・・・隠語が・・・ピーさえも入らない言葉に、○○さんのナニをアソコに・・・。
 ナニって何?アソコってどこ?って問い詰めるのはセクハラですか^^;?
 
 声優陣も豪華!
 郁美:「佐々木あかり」さん 砂織:「天天」さん 理恵:「涼森ちさと」さん しのぶ:「美留」さん 千保「田中美智」さん
 さやか:「紬叶慧」さん 恭子:「南菜実」さん 有希子:「櫻レオナ」さん^^;
 グッジョブ(o゜▽゜)b


<音楽>
 う〜ん・・・まーどうしても音声の方に集中するわなー・・・。
 なにが言いたいかというと、普通と・・・。
 音楽だけ聴こうという気にはならないが、さりとて通常・Hシーンを邪魔するわけでもない。
 まー中にはいい曲もあるんだけどね^^;


<感想>
 ストーリー・シナリオが目的ゲーにしては良く出来た目的ゲー。
 (↑分かりにくいかな^^;?、要は思ってたよりシナリオは良かったってことだ^^;)
 これはマルチザッピングシステム搭載ってのが影響しいます。
 どんなシステムかというと、選択肢によってキャラの視点が変わり、別角度から裏事情を見ることが出来るという奴です。
 (EVA(綾波じゃない奴)とか螺旋回廊とか)
 
 たとえばTVの収録中、息が荒くて熱があるのかな?って思ってた子が、実は利尿剤を飲まされ我慢していたり、また別の子は浣腸させられていて我慢していたり、また別の子はバイブされていて快楽を我慢していたり、また別の子はバイブ&縄下着で快楽を我慢していたりと・・・。
 ・・・・・・・・・・・・。
 ・・・・・・。
 一緒じゃんo( ̄ ^  ̄ o)!
 が、エロのでOKだったりする^^;

 シナリオも8人のアナウンサーが個性(純粋な田舎娘・眼鏡娘・お嬢様・ロリ・キャリアウーマン・遊び人・人格者等)があり、それぞれ各男性陣の魔の手にかかり快楽の虜→肉奴隷へと・・・。
 ・・・・・・・・・・・・。
 ・・・・・・。
 一緒じゃんo( ̄ ^  ̄ o)!
 が、やっぱりエロなのでOKだったりする。

 しかし中には、家で休んでいるところに宅配人を装い、拉致・監禁・洗脳・陵辱・性奴隷・・・。
 え!?アナウンサーは^^;?って言うのは止めときましょう・・・ええ〜エロくて良いので^^;

 エンディングは各ヒロインにひとつの計8個(バッドエンド除く)
 しかもエンディングは8つの内6つは(私の中で)ハッピーエンドです。
 (2つは捨てられてしまったのでバッドエンド^^;?)
 え!?陵辱系でハッピーエンド?って言う方がいるかもしれません。
 ええ〜これはハッピーエンドなのです!
 だってヒロインは幸せ(飼ってもらう、奉仕できる人がいる)、ご主人様も幸せとみんな幸せになってるから^^;
 中途半端はいけません、それこそバットエンドです。
 あってるよね、あってるよね、間違ってないよね(゚Д゚;≡;゚д゚)
 ハーレムENDがないのが残念ですが、この流れでは仕方がないので問題なかったりする。
 
 Hシーンは鬼畜・陵辱的なものが多い(というかほとんど全部^^;)ですが、目的ゲーだけあって実用度は高いです。
 弱みを握られ、レイプ・強制フェラ・露出調教・野外調教されていたのが、だんだんと快感に・・・。
 最終的にはすっかり堕ちていくんですけどね^^;
 あっさりと堕ちすぎるのが難点ですが、そこまで求めるのは酷かもしれません。


<10点満点での総合評価>
 8点
 ま〜これを買おうかどうか悩んでいる人に、純愛系やシナリオ読み系を期待している人は少ないだろうし・・・。
 ということは、実用性・H度・おかず度がどうかが問題なわけで・・・。
 ということは、お薦めってことですよ^^;
 ええ〜無事、HDDに残る作品となりました^^;


おすすめキャラ:沙織以外(眼鏡っ娘&レズはダメなの)
最後に一言:「グッジョブ(o゜▽゜)b」











  機甲銃勇士サキガケ   (たろんなーどさんのレビュー) 評価: 5.5 
▼ タイトル 機甲銃勇士サキガケ
▼ ブランド 電脳猿(デジタルモンキー)
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/07/19
▼ 購入 
/ オリジナル特典なら Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  なし
【 BGM観賞モード 】  なし
【 メッセージスキップ 】  あり(既読・未読判定あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  なし
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  8個
【 エンディング数 】  8個


<あ・ら・す・じ>
 22世紀の地球。
 火星にまで移民が開始され、地球規模の外宇宙防衛軍が結成されたほかは現代とそれほど代わり映えのしない世界。
 主人公・渋谷宗一郎はそんな世界で平和時の軍人として単調な毎日をそれなりに楽しく過ごすことに成功している。
 しかし、彼の所属する基地に突如現れた謎の未確認生命体「シーカー」の襲撃。
 事件を機に偶然指揮を取る事になった、シーカーに立ち向かう戦艦「サキガケ」及びその搭載機・防衛機動装甲「ジャスティス」。
 そして彼と「サキガケ」に、シーカーの本拠地である火星への出動命令が下る…。


<キャラクター紹介>
桜沢 亞里栖 cv:長崎 みなみ
 「サキガケ」に搭載されているジャスティス・アルファの専属パイロットで、階級は中尉。
 宗一郎の幼馴染で、一回り近く年の歳の離れた宗一郎を「お兄ちゃん」と慕っている。
 軍学校を卒業後、軍への入隊は決まっていたが、シーカー襲撃騒動によってジャスティス・アルファのパイロットとなる。
 何事にも一生懸命な努力家で一言で言うなら「良い娘」である。

源 環 cv:葉崎 みなと
 ジャスティス・オメガの専属パイロットで階級は少尉。
 亞里栖の中学時代からの親友で、主人公・宗一郎ともその頃からの付き合いとなる。
 軍学校を卒業後は水泳のスポーツ推薦で大学進学が決まっていたが、シーカー襲撃騒動でジャスティス・オメガのパイロットとなる。
 基本的に熱血&短気な性格で、宗一郎のことはいい喧嘩友達。

メルト(ブラウニットモデルTZ759) cv:翔
 ジャスティス・イプシロンの操縦ユニットとして試作されたアンドロイド。
 ジャスティス型の機体及び戦闘サンプルデータ収集のために作られており、ジャスティス・イプシロン搭乗時に最大の能力を発揮するように設計されているため、日常時はやや不安定で、急な刺激には爆発の危険性もある。
 ちなみに愛称の「メルト」は環の命名。

海神 綾香 cv:紗綾
 ジャスティス及びサキガケの設計者で、階級は特尉。
 サキガケにおいて相談役兼整備主任兼参謀兼オペレータ的な役割を果たす。
 元々は民間の研究所の勤務だったが、サキガケのプロジェクトのために軍属となる。
 学生時代は主人公・宗一郎の彼女であったこともあり、宗一郎は基本的に頭があがらない。
 現在は別れているが、宗一郎とは今も良い親友である。

天川 ちさ cv:鈴谷 乃々子
 サキガケの新人オペレータ。元々は司令部つきだったが、人員不足のサキガケにまわされてくる。
 基本的にはのんびりした性格だが、焦って気が動転してしまうことも多く、オペレータ向きの人材とは言えない一面もある。
 綾香のことを先輩と呼んで慕っており、健気な性格の彼女は艦内でもなごみ系担当。
 天然ボケも標準装備。

ミーシャ 麓蓮 cv:児玉 さとみ
 サキガケの従軍看護士。祖父は香港、父はロシア、祖母と母はニホンの出身という自称「謎の美女」。
 能天気かつノリの良い性格と怪しい喋り口調で、艦内のムードメーカー的な役割も持つ。
 看護士だが、白衣よりもチャイナ服で登場することが多い。

シンシア cv:葉崎 みなと
 火星付近で発見した漂流船の唯一の生き残り。
 無口で感情表現も殆ど無いため、あまりよく分からないが、名前以外の過去を語ろうとせず、一切の戸籍や行方不明者リストに記載のない謎の女の子。
 ちさにはなついている。(攻略不可)

ノイエ・シーン cv:翔
 外宇宙防衛軍火星基地の司令官。
 元々は研究者だったが、民間基地を徴用して防衛軍の火星基地に転用した際にそのまま司令として基地を指揮する立場に止まる。
 シーカー研究の第一人者で、最前線の火星でシーカーの生態を研究しており、サキガケにシーカー殲滅の協力を依頼する。

渋谷 宗一郎(主人公・リネーム不可)
 外宇宙防衛軍のしがない一士…だったが、シーカー襲撃騒動の際にたまたまサキガケの指揮を取る事になり、そのまま外宇宙防衛軍少佐としてサキガケの指揮を任される。
 普段はおちゃらけており、軍人としての意識は低いが、目の前のものは体を張っても守ろうとする本質的には熱い性格。 

本能寺 アキラ
 「サキガケ」の副官にして階級は少佐。お目付け役として搭乗している。
 名門軍人一家の出で、誇り高いプロ軍人意識の塊だが、軍属意識の低い「サキガケ」の他乗員には頭の痛い様子。
 いやみっぽいところはあるものの、作戦立案能力に優れるエリート軍人である。

東郷 新平
 「サキガケ」の整備班員。無理のメカマニアで、無論趣味は怪しい機械の開発。
 ジャスティスの整備を担当し、整備の腕は確か。
 現在の興味はメルトに向けられているよう。

ドモン 浦杉
 自称国籍不明、年齢不詳の覆面コック。元プロレスラーで普段もマスクマン姿で調理に励む。
 筋トレと酒をこよなく愛し、赤フンの似合う日本(?)男児である。


このホームページは電脳猿(デジタルモンキー)より一部文章を抜粋しています。
素材の著作権は電脳猿(デジタルモンキー)に帰属します。



<音声>
 女性のみフルボイス、キャストは上記参照。
 演技のほうは問題ナシなんですが、なんだか全体的に声が篭っていて、キャラクターによっては聞き取りにくいことがあります。


<音楽>
 それほど特徴的ではありませんが、ロボットアニメ的お約束はきちんと踏んでいて、場面には良くあっていると思います。
 全25曲、うちボーカル曲が1曲(Vo.葉崎みなみ・紗綾)となっております。
 (なして長崎みなみが歌っていない^^;?)


<システム周り>(ver.1.00)
 修正ファイルがあります。必ずあてましょう。

 システム周りですが、基本的にはSLGパートとAVGパートに分かれています。
 SLGパートは一般的なターン制の戦闘シミュレーションで、ジャスティス3機に大体の指示を出しつつ、オペレーターのサポート(魔法みたいなものです)でサポートするという形です。

 難易度はかなり低めで一部除いてそれほど苦戦することは無いかと思われます。
 ジャステス機のAIが賢いというよりは敵が弱いせいなんですが…。
 2周目以降は殆どの戦闘をスキップできます。

 AVGパートもそれほど大きな問題はなし。
 折角のフルボイス(女性は)なんですからオートモード等は欲しかったと思います。
 また、メッセージ表示速度が一定でこれがちと遅いのが少しイライラしましたが、最新のパッチ(Ver.1.42)で、表示速度を選択できるようになっており、この問題は解決されています。
 
 ただ、パッチを当てないと一部キャラ攻略のフラグが立たないという割と大きめのバグがあります。
 それ以外にも小さいバグや上記テキスト表示速度変更もありますので、パッチは必ず当てましょう。


<CG>
 原画は秋山康一氏。基本的にはアニメ調でノーマルな、癖の少ない絵柄だと思います。
 塗りも丁寧なんですが、やや肌の質感が光沢がありすぎるせいでしょうか、人工物っぽく見えてしまいます。
 それが気にならなければOKだと思います。

 メカデザインは柿沼秀樹氏。…というか、この人は「小説家」のような気もしますが^^;
 アニメ、ガルフォースの原作とかサンダーバードの小説版とかで見たことある人ですね。
 正直、メカデザインについてはあまりカッコイイとは思いませんでした。

 あとは、戦闘時やOP、次回予告などでムービーが結構ある(Hシーンは無し)んですが、これも少し…。
 解像度が小さいのかやや粗が目立ち残念なところです。
 ここで綺麗に仕上げていればメカももっとかっこよく見えたんでしょうが。

 OHPに高解像度版の戦闘時ムービーもおいてありますので、スペックに余裕のある方はそれをダウンロードして入れた方がよいと思います。
 それでもやっぱり普段の絵に比べると落ちますが。


<感想>
 ストーリーに関してはどたばた系ロボットアニメお約束!という感じで、そう言うが好きな人のは楽しめるかと思います。
 ただ、メインはそちらなので、恋愛描写等は少ないというか、やや唐突な感があります。
 キャラクター自体も立っていて、ロボットモノとしては十分楽しめるレベルかと思いますが…。

 テキスト面から見ても、日常シーンはテンポ良くまとまっていると思います。
 ただし、Hシーンではテキストは短めですね。絵はそこまで薄くは無いですが。

 システムに関してですが、ムービーはOFFには出来てもスキップ出来ないのは少し不満です。
 これとテキスト表示の遅さで発売当時は何人かクリアして積んでしまいました^^;
 とはいえ、修正ファイルをあてた後は、テキストが見違えるほど快適になったせいか、今はそれほど気になりません。
 ムービー自体は変わっていないはずですが、自分が慣れたのでしょうか(笑)
 シーン回想、音楽回想が無いのも欠点ですね。
 音楽は個人的には気に入っているのですが、曲タイトルすら分からないのは残念。

 SLGパートの難易度も低い為に、結局2周目以降はスキップしてしまいがちです。
 もちろん、このゲームにそれを求めていない人もいるとは思いますので、もう少し歯ごたえを求める人の為に難易度選択などを設けても良かったのではないかな、とも思います。

 逆にAVGパートは意外なキャラが攻略的につながっていたりして、やや難易度高目かも知れません。
 特に綾香シナリオの入り方は少しわかりにくいですね。
 ま、OHPに攻略情報が載っているのですが^^;


<10点満点での総合評価>
 5.5点
 パッチ無しだと4.5点、パッチを当てれば6点なので間を取って。


おすすめキャラ:『説明お姉さん』海神 綾香
最後に一言:「電脳猿のデビュー作です。誰にでもお勧めできる良作とは言い難い点もありますが、
        次回作以降も期待してみようかなぁという「可能性のかけら」は確かに感じられました。
        悪くないけど、薦めにくいなぁ…。」











  TALK to TALK    (たろんなーどさんのレビュー)    評価: 4 
▼ タイトル TALK to TALK
▼ ブランド Clear
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/02/01
▼ 購入
/ オリジナル特典なら Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  25個
【 エンディング数 】  11個


<あ・ら・す・じ>
 カレはヒトの形をしていた。
 『システム』と呼ばれた機関で遺伝子操作によって作られた人工的な存在。
 カレが『システム』によるテストの為にとある学校へと転校することから物語は始まる。
 感情ではなく、純粋に快・不快によって行動するカレにも等しく時間が共有される学校という空間で、カレは自らの内にあるものへと気付き始める。


<キャラクター紹介>
法月 みさき
 主人公の一年後輩に当る少女。
 学年の違う主人公とは本来余り接点が無いのだが、彼女の世話している犬が接点となり知己となる。
 非常におとなしい性格で引っ込み思案だが、主人公にはどこか懐かしさのようなものを感じることもあり、比較的積極的に話し掛けてくる。

白倉 素直
 主人公のクラスメート。
 年度始めに編入してきたことと、他人と距離をとりたがる性格もあり、他のクラスメートとも殆ど話をせず、クラスでも孤立している存在。
 休み時間には良くカメラの手入れをしている。

大竹 冴子
 主人公のクラスメート。
 誰とでも屈託なく話が出来る明るい性格で、編入したばかりの主人公にも積極的に話し掛けてくる。
 週末には繁華街でストリートミュージシャンをしているが、クラス及び学校ではそのことは秘密にしている。

川瀬 一瑠
 主人公のクラスメート。
 基本的に他人との接触を好まず、なおかつそのことを公言し他人に対して非常に攻撃的であるため、素直とは別な意味でクラス内で孤立している。
 もっとも、本人もそのことをむしろ歓迎しているようで、授業などへの出席率も非常に悪い。

瓜生 樹里
 主人公の一年先輩にあたる少女。
 美術部には所属していないが、絵を描く事が好きでスケッチブックを持って放課後の校舎を徘徊している。
 絵画の腕もなかなかであるが、なぜか彼女のモデルになると100日寿命が縮むとも言われている。


このホームページはClearより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はClearに帰属します。



<音声>
 演技のほうは文句なしです!
 ただ、音量調整できるとはいえ、デフォルトでの音量にかなりばらつきがあり、特に素直はボソボソしすぎて何を言っているんだ分からない…。
 で、音声の音量を上げ、BGMを下げると先輩とかは声が大きすぎて割れてしまうというのは少し気になりましたね。
 下にも書いていますが、折角音楽が「さりげなく」出来ていても音量調整に失敗するとなんにもなりません。


<音楽>
 全27曲、うち2曲がボーカル曲。OP曲「With」、ED曲「明日への距離」ともボーカルは佐藤裕美さん。
 EDはごくごくノーマルですが、OPはええ曲ですなぁ^^;
 BGMも場面と合っている事ももちろん、ボイスの邪魔にならないような「さりげなさ」も感じられて、なかなかいいと思います。
 まぁ、言い換えればちと地味なんですが…。
 しかし、ゲームのBGMとは本来こうあるべきでしょう。
 しかし、上記の通り音量調整には失敗している感があります…残念(つД`)


<システム周り>(ver.1.00)
  修正ファイルがあります。必ずあてましょう。

 …初期ロットでは「不具合の嵐」です(笑)
 いや、真面目な話…音声とテキストのずれ、イベント絵の表示間違い、スクリプトエラーにフラグ管理の設定ミスと、まぁ、この手のゲームで思いつく限りのバグがあります。
 &テキストを読ませるゲームで誤字、誤用、変換ミスが多いのは致命的かと…。
 もう少しバグ取りをしてから発売して欲しかったですね。
 とりあえず、修正ファイルVer.1.07を使えば殆どの不具合は改善されます。

 ゲームシステムはオーソドックスな選択肢AVGです。
 既読スキップ、未読スキップ、オートプレイに巻き戻し、文字速度、スタイル選択など一通りの装備はあり、キーボードからでも操作可能と、インタフェースと操作性は文句なく抜群。
 SAVE&LOADの際も画像が出るのでわかりやすいです。
 こちらは一転、文句なしです^^;


<CG>
 原画はRけん氏。一言でこのヒトの絵柄を表現するなら「淡白」でしょうか。
 キャラクターと画面全体に地味ながら落ち着いた感じが出ていて個人的には好感触。
 特に立ち絵はオーソドックスにすっと入り込める絵柄ですね。
 ただ、背景が一部手抜きっぽいのはなんとも…。
 クラスメートたちサブキャラの扱いには涙が…^^;


<感想>
 前作「Wing&Wind」から不評だった、一つでも選択肢を魅するとBADEND行き、という難易度設定は多少ました。
 しかし、相変わらずノベルゲームとしてはやや高い難易度のような気がします。
 一見関係なさげな選択肢でも間違えてはダメなときもあるので、その点は注意です。

 シナリオ自体ですが、上記のように主人公は人工生命なんです。
 人工生命なんですよぉ?…なのに、なのに、(以下ネタバレ)
 一部ヒロインではその意味が全く無いストーリー展開に入ってしまいます。
 折角のおいしい設定を料理しないでどうするのってのは正直感じました。
 また、その設定を使用しているシナリオでも、結局解決せずに先延ばしになっているだけのような気がします。
 えっ?ここで終わっちゃうの?って言う感は受けました。
 確かに相思相愛になってますけど、それって問題は解決してないのでは?と思ってしまうのも残念な点。

 (ネタバレ終わり)

 ただ、日常シーンのテキストは非常に魅力的です。
 主人公が非人間的な存在から人間になって行く…その過程としてのコミュニケーション。
 すなわちヒトとヒトのふれあいというのは良く表現されていると思います。
 「萌え」のテキストにシナリオ内で意味付けしているといっては褒め過ぎでしょうか?
 しかし、テキストは良くても誤字誤用の嵐では覚めてしまいます。
 それ以外にも細かい設定にも無理を感じさせる部分もありますし…。
 特に、(ネタバレ)それまでは朴念仁なのに、Hシーンになると突然饒舌かつ経験豊富な語り口になる主人公とか、樹里先輩の「色覚障害」という設定など(女性では殆どないこともあって、展開上不自然な部分もあり)、(ネタバレ終わり)など不自然さを感じさせる描写もあったりします。


<10点満点での総合評価>
 4点
 修正ファイル投入で、6点まで上昇。


<最後に一言>
 それぞれ欠点はあるものの、テキストは良いし(除く誤字誤用)、シナリオも良い、音声も良いし、音楽もいい。
 なのに、その整合性が全くないってのはとても残念…。
 大量のバグと、シナリオとテキストなどそれぞれの要素間の整合性に気を使っていただければ「名作」になれたかも知れない「原石」ですね。


おすすめキャラ:瓜生 樹里