ヤミと帽子と本の旅人    (うまのふんさん&氷室さんのレビュー)    評価: 7.5〜8.5 
▼ タイトル ヤミと帽子と本の旅人
▼ ブランド ROOT
▼ 対応OS Win95/98/XP/Me/2000
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \5,800
▼ 発売日 2002/12/20
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  なし
【 メッセージスキップ 】  あり(未読既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  なし
【 ヒント機能 】  あり(中盤以降、アルカディアでリリスがヒントを出してくれます)
【 セーブ数 】  3個 (ノーマル・リリス・初美の3つ)


<キャラクター紹介>
主人公
 何かが原因となり、本の世界(主人公が元いた世界)から飛び出してしまった存在らしい。
 ヒロインを探さなければ、とはじめから強く思っているが、それ以外の元の世界の記憶を無くしている為、現在の状況をつかみかねている様子。
 元の世界に戻るためにさまざまな本の世界を旅するはめになるのだが・・・・・・。

ヤミ
 図書館の管理者らしい。図書館世界の中心部にいて、普通は誰も会うことすら出来ない。
 外見年齢は14歳位でお子様な体型。頭が良くよくしゃべる。
 完璧主義者で、悪気はないの だが、どうしても話し方は偉そうになるようだ。

アーヤ
 好奇心が強い、ちょっと不思議な存在。何故か色々なところで主人公に出会う。
 図書館世 界と本の中の世界を、自由に行き来している様子。
 COREブランドの作品「トーラス・ゼロ」に 登場するアーヤと同一人物。
 ヤミとは深い関係があるらしい。着ぐるみが好きなようだ。

制服の少女
 主人公が彼のいる世界から、怪しい図書館の世界へ落ちる直前、彼の目の前に現れた少女。
 この世界の学園の制服を着ているが、世界の裂け目から現れ、そして巨大な竜と戦っていた。
 主人公が世界からこぼれ落ちた原因に大きな関係があるらしいがそれ以外のことは何もわかっていない。

藤姫
 かぐや姫が去った後の庵に住んでいる少女。おしとやかで純粋で、とてもやさしい。
 かぐや姫がこの世界に置いていった数々の品が埋められている藤の木の精霊である。
 その姿はかぐや姫のそれにとても似ているらしい。

皇蓉子
 第一次大戦中のとある東洋の島国から某国の大使館に派遣されていた二等書記官。
 が、武道を重んじる良家の子女として育てられていたので、個人戦闘は極めて強く、武官扱いの身分だった。
 清廉潔白で義や勇という言葉を実行しようとする。

謎の女性と子供たち
 主人公が図書館世界の中を走る汽車で会う三人。いつも三人一緒にいる。
 どうも本来いる世界からこぼれ落ち、その世界をさまよっているらしいが・・・・・・。

セイレン
 謎な感じな女性。藤姫や皇蓉子のような、本の世界の住人らしい。
 歌がうまいということ以外は秘密のベールに包まれている。

こげちび
 図書館世界でよく見かける体長10cm程度の生き物。本体は帽子(というより服全体)。


このホームページはROOTより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はROOTに帰属します。



氷室さんのレビュー
<音楽・音声>
 音楽については「BGMを使わない」という斬新な試みですが、やはりゲームを盛り上げる音楽は必須と考えている私にとっては、ちと残念でした。

 音声と効果音はゲームを盛り上げ、良かったと思います。


<感想>
 何といっても、キャラクターが非常に魅力的です。
 癒し系が幅をきかせる昨今、小悪魔キャラなリリスはとても新鮮でした。
 Hシーンが少ない(1回だけ)のが非常に残念でした。
 「顔のない月」の鈴菜なみに多ければ文句なしだったんですが…。
 (まぁ、値段も値段ですけど…)

 ヒロインも魅力がありましたが、男キャラも面白く、話を盛り上げてくれました。
 ケンちゃんや少佐との会話に、深夜、独りでニヤニヤしたり…アブないですね^^;

 シナリオそのものに関しては、ちょっと辛めな評価です。
 序盤から、次から次へと様々な世界に飛び込んで、中途半端なところで出ることになるので、頭を切り替えてついていくのが大変です。
 お話に没頭し始めたところで、別の世界に連れていかれてしまいます。
 中盤以降のための布石とはいえ、もう少し説明があっても良かったんじゃないでしょうか?

 中盤、影人の街「アルカディア」に到着し、リリスと合流すると、各世界に自由に行けるようになります。
 各世界のイベントを好きな順序で攻略でき、ゲームの全容も見えてくるので、面白くなってきます。
 色んな世界を旅する、という実感が出てきますね。

 ただ、シナリオはほぼ一本道なので、2周目以降は物足りなかったです。
 各世界についてもっと掘り下げても良かったのではないでしょうか。

 あとは、エンディングがあっさりしすぎなのも物足りなかったです。
 甘えんぼなリリスをもっと見たかった…。


おすすめキャラ:リリス
最後に一言:「全てを可愛いリリスちゃんのために!」





うまのふんさんのレビュー
<システム>
 ゲームの動作は凄く軽く、システム的なバグも今までのところ見当たりませんでした。
 セーブファイルは100.20ファイルを5頁に分けてあります。
 クイックセーブ、オートモード、既読スキップとひとそろえしてあります。
 履歴(音声対応)やメッセージをホイールで動かせ、キーモードも充実しています。
 文句のつけようも無くすばらしいです。


<音声・音楽>
 まず最初に言っておきたい事がひとつ…。
 このゲームは環境音を楽しむためにあえてほとんどBGMを使ってません。
 その試みを否定はしませんが、そういうことはマニュアルかどっかに書いといて下さい。
 あんまり鳴らないからバグかサウンドドライバエラーかと思ったじゃないですか。

 そのかわりに初回版には絵本(これもかなりお気に入り)の中に、サウンドトラックが入ってるわけですが、これが素晴らしく良いです。
 少なくとも、女の子にこれを聞かせても「趣味良いね」といわれることはあっても、エロゲのサントラだとは決して思われないと思います。
 でも実際に聞かして、「誰なの、この人のもっと聞きたいー」とか言われても責任持てんけど…。

 このゲームのBGMを使わないという試みだけど、決して大成功というわけじゃないと思ってます。
 確かに静かな世界での汽車や時計の針の音、夜中の虫の声など、とても良い演出だと思うけど、訪れることの出来る世界のほとんどが静かな世界で、うるさい世界(歓楽街とか)が無いので、結局、ただ音が無いだけになっちゃってるような気がするのです。
 演出的にうるさくてしょうがない世界を入れておくことで、他の世界の環境音をもっと効果的に聞かせられたんじゃないかなぁと。

 音声については、会話の掛け合いが面白かったので男の声も欲しかったなと。
 それ以外には特に不満は無し。


<グラフィック>
 この宇宙にあると、他の宇宙にあるを問わず、私達を団結させる言葉はひとつである!
 CARNELIAN先生万歳!
 と、いうわけで、グラフィックについては少しも心配しなくて言いと思います。
 HCGも相変わらずとても美しくてやらしいです。
 CG鑑賞モードのサムネイルの数は68。
 少なく感じられるかもしれませんが、代わりに顔ウィンドウはころころ変わるし、イベント時に効果的に挿入されるので十分だと思われます。


<Hシーンについて>
 さすがに前作、「顔の無い月」に比べると落ちます。
 もともとそう言うゲームじゃないから仕方ないんですけど。
 ただ、CGの美麗さと声優サンの熱演で十分エロくなってると思います。
 シーン数は11。
 少なく感じられるかもしれません・・・ええー私もそう思います。


<感想>
 5.800円という値段とは思えないくらい面白い作品です。
 メイン以外の登場人物は過去、もしくはこの先でる(予定の)キャラの様です。
 笑いもあれば泣きもある正統派のコメディが十分に味わえます。
 このゲームのテーマは旅らしいです。「ゲームの中で旅をする感覚」は確かに感じることが出来ました。
 だからこそ、このゲームをもっと練りつめてやれば、今年最高のゲームと呼ばれたはずなのにと、少し残念なのです。

 エンド数は3つですが、ほとんど一本道といって良いでしょう。
 「旅」のゲームなんだから、もっとエンドやルートを増やしても良かったんじゃないかな?
 各世界に永住してしまうエンドとか、Wヒロインとのハーレムエンドとか欲しかった^^;
それと、クライマックスが少しばかり淡白に思えます。

 ただ、こんな感想を抱くのも私がこのゲームにはまってしまった証拠です。
 恐らく続編や追加シナリオとか出たら迷わず買ってしまうでしょう。


おすすめキャラ:リリスちゃん
最後に一言:「リリスちゃん万歳!」









  尽くしてあげちゃう4    (みやさんのレビュー)    評価: 6 
▼ タイトル 尽くしてあげちゃう4〜私たちの蜜月〜
▼ ブランド トラヴュランス
▼ ジャンル 恋愛AVG
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/12/06
▼ 購入 
/ オリジナル特典 Getchu.com
 あり
【CG観賞モード 】
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  あり
【 セーブ数 】  50個
【 エンディング数 】  --個


<シナリオ>
 僕の名前は耕司。まぁどこにでもいる平凡な学生さ。
 両親が別居中の為、レストランを営んでいる変わり者の叔父が父親代わりという感じかな。
 最近じゃその叔父の店を手伝うのが楽しくなってきたとこなんだよね。
 そんなある日、幼馴染の姫子との学校帰りに…僕は車に引かれてしまった……。
 気がついたときには、僕はアメリカの病院のベットだった。
 奇跡的に助かった僕はリハビリののち担当医の女性に最終診察(H)をされ無事日本へ帰国。
 迎えに来てくれた叔父さんの好意?で叔父さんの家で暮らす事になったんだ。

 「おかえりなさぁーい」一人二人ではない何人もの声に僕は驚いてしまった。
 中を見てみると幼なじみの姫子と千鶴さんの二人がいる。元気で素直な姫子と、近所のお姉さんの千鶴さんだ。
 他には…同じクラスで従妹の鷹乃。そしてこのレストランで住み込みで働いている玲緒までいるじゃないか。
 ありがとうみんな心配してくれてたんだ。
 …えっ何?…みんな僕のことが好き!?……えっ?ええぇぇぇぇ〜!!
 …そのとき僕はこの同居生活の始まりが“みんなに尽くされる同居生活”の始まりだとは想像もしていなかった…。


このホームページはトラヴュランスより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はトラヴュランスに帰属します。



<音楽・音声>
 音楽は普通です。それ以外言いようがないです^^;
 音声に関して言えば、一部のキャラでは少しあってないような感じを受けることもありなすが・・・。
 ま〜人によりけりでしょうし、まあまあ良いのでは。


<感想>
 やってくれましたなトラヴ〜〜〜!!(あまりよくない意味で)
 やっぱトラヴ〜と言えばとことんなまでのご都合主義&ストーリー性が全くない(さすがに言い過ぎm(. .)m)展開!
 といったはずだったのが・・・、今度はなにやらストーリーらしきものを作っております。

 掲示板でもしやと思っていみしたが、何とハーレムプレイ(とりあえず3P以上のHシーン)がない!!
 名ばかりのハーレムがありますが、そんなのはセガ〇ターンでもやっとれ!!ぐらいなもんです。
 多分、これまでたくさんのゲームを出してきて、さすがに毎回超ご都合主義ではやばいとおもったのかもしれません。
 しかし、それでいいんです、トラヴ〜は!!
 完全懲悪の水戸黄門が日本からなくならないように、超ご都合主義のトラヴ〜はパソゲ−業界からなくならないのです!^^;
 大丈夫よ、ユーザーはそれを期待して買ってるんだから!
 別にストーリーは悪くないんですよ。
 ただ、これぐらいのレベルのストーリ−なら他のレーベルからも出るんだからどうせならトラヴ〜の売りをもっと前面に出して欲しかったです。

 Hシーンは各キャラにつき多くもなく少なくもなくといったところです。
 ここら辺は普段どうりだと思います。

 かんじんの今回のストーリーですが・・・、ま〜こういうのを好きな人もいると思います。
 ただ、・・・(上の感想を無限ループ)・・・なだけです。
 とりあえず4人のヒロインにつき4種のストーリーがあります。(もしかしたらバッドもあるかもしれません)
 (以下ネタばれ)
 まず姫子のストーリーは愛は奇跡を起こす的な純愛系の王道ともいえる都合主義となっています。
 予想外のエンドといえは鷹乃はファンタジー系、玲緒はバイオレンス系のエンドとなっています。
 そして自分が一番好きな千鶴エンドは悲しい系のエンドとなっております。

 (ネタばれ終わり)
 というように微妙にジャンル(?)が異なるエンドが各ヒロインごとに用意されていて、それなりに楽しめるようになっています。
 そのため過去のトラヴ〜作品をやってなければそれなりに楽しめるのでは?


<10点満点での総合評価>
 他のレーベルなら7点ですが・・・。
 しかし、トラヴ〜なので6点にしときます。
 (イメージが違いすぎという点で)


おすすめキャラ:千鶴
最後に一言:「トラヴ〜作品だと思わずにやろう!」
TITANSより一言:「「この内容で“尽くしてあげちゃう”タイトルつけんな」と思います。今までのイメージは?」









  はじらひ    (タケ・ユタカさんのレビュー)    評価: 7 
▼ タイトル はじらひ
▼ ブランド ブルーゲイル
▼ 対応OS Win95/98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/09/20
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【既読メッセージの再表示】  あり
【メッセージスキップ】  あり(未読・既読判別あり)
【オートプレイ】  あり
【 セーブ数 】  19+オート1


<ストーリー>
 都会で休みなく働いていた主人公は疲れていた。
 会社に期待され、任された大きなプロジェクトに失敗してしまったのだ。
 上司に促され、失意のまま遅い夏休みをとろうと荷作りをしていた時に、ふと目に止まった1枚の絵ハガキ。
 それは大学在学中の貧乏旅行で知り合った老人から送られたものだった。

 ”田舎ですが、ぜひ一度遊びに来て下さい”

 住所をたよりにローカル線で向かった先は、残暑がきびしい小さな村。
 疲れがたまっていた主人公は、道の途中で倒れてしまう。

 目を覚ました時、覗き込んでいたのは三人の美しい姉妹。
 主人公が運び込まれたのは探していた老人の家だった。
 都会人にはない初々しさと恥じらいをみせる三姉妹の姿に胸を高鳴らせる主人公。
 少女達と心……そして身体を触れ合わせる中で、主人公は忘れかけていた大切なコトを思い出していく……


<ヒロイン紹介>
穂乃香 CV:宇佐美桃香
 神社を切り盛りする三姉妹の長女。
 恋愛に関しては妹達の手前、感情を押し殺して積極的になれないところがある。
 しかし、恋愛ドラマを毎週欠かさず見ている程、内心では恋に恋している状態。

逸美 CV:伊藤瞳子
 快活で運動神経抜群な三姉妹の次女。
 過去の失恋経験から、恋愛には臆病で、
 男性に対して強い不信感を抱いている。
 素直になりたい気持ちとは裏腹な行動に出てしまうことに内心悩むことも……

琴里 CV:岩泉まい
 勉強は得意だけど、運動が苦手な三姉妹の三女。
 無邪気で何にでも好奇心旺盛、その上かなり無防備で、天然系の不思議な魅力がある。
 性に関する知識は、ほとんど皆無に等しく、異性の身体がどんな風なのか興味津々。

瑞恵 CV:カンザキカナリ
 逸美の同級生で、品揃え豊富な雑貨屋「中野商店」の一人娘。メガネッ娘。
 探究心旺盛で、嘘も真実も全て情報として吸収しているためかなりの耳年増。
 村にやってきた主人公にそのとんちんかんな知識を披露することに。

泰子 CV:紫苑みやび
 都会から村にやってきた女教師。
 大学を出て教師になったあと、田舎暮らしに憧れ、この村へ赴任して来た。
 優しく柔和な面と、どこかクールな雰囲気とを身にまとっている。
 都会育ちの主人公に親近感を抱くが……


このホームページはブルーゲイルより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はブルーゲイルに帰属します。



<システム>
 上記参照の他、ウィンドウ/フルスクリーン表示選択可。
 フォントを4種類から調節可。
 スキップのスピードを3段階から、オートモードのスピードを5段階から調節可。
 BGM・SE・ボイスはon/offのみ可能で、調節は不可。
 Windowsのコントローラーを使いましょう^^;
 選択肢では必ずオートセーブされるのがいいですね。バックスクロールと同じに使えます。
 フルインストール(要520MB)すれば音楽MIDIで起動時CD不要。

 CG枚数は115枚+差分。
 修正ファイルをあてないと、「つくつくほーしつくつくほーしつくつくほーし…(゜д゜) 」てな感じで延々とSEを聞くはめになります。
 Hシーンで主人公が発射する5クリック前から表示してくれる「カウントダウン」はなかなか面白い試み。
 目障りならoffにできるしね^^;


<ゲームシステム>
 オーソドックスなマルチエンディングADV。
 1ヶ月のゲーム期間にヒロインの三姉妹の好感度を上げていき、それぞれにエンディングがあります。
 外に出て村の店に行ったりすればサブキャラとのHシーンも発生。
 次女の攻略が難易度高し。


<音楽/音声>
 音楽は全15曲+主題歌2曲。
 OPテーマ:I've「僕らが見守る未来」…バラードで素直にいい曲じゃないか(;´Д`)
 (ダウンロードできるよ^^;)
 EDテーマも同じくI've。こっちもバラードでキャッチーではあるが特に印象なし。

 音声は女性のみフルボイス。
 いつものごとくアトリエピーチ系の声優さん+αで、演技は十分と思います。
 長女役は「蜜柑」の希役で印象的だった声優さんで萌え萌えなボイスです。
 三女役の声優さんの演技もすごく可愛いと思います。

 SEはシステムで書いた蝉の鳴き声を初めといして豊富。
 Hな効果音等はなし。テキストでズッチュズッチュいってるだけに、あれば効果大でしたが(;´Д`)


<感想>
 都会の生活に疲れた主人公(フルネーム変更可)が、桃源郷のような田舎の村で美人3姉妹とまったりと過ごす1ヶ月を描いた恋愛ADV。
 出てくる女性キャラのうちヒロインは穂乃香・逸美・ことりの巫女さん3姉妹のみで、あとはHシーンだけのサブキャラのようです。
 明らかに次女は高○生、三女は中○生なので、平気でHしまくっている社会人の主人公こそ「はじらひ」を持て(゜Д゜) と言いたくなりましたが…。

 ストーリー展開は秋祭りというイベントを挟むものの、それがメインとなっているわけではなく、淡々と田舎の日常を描くだけです。
 かなりの頻度で挟まれる、田舎という設定を生かした懐かしネタがゲームの特徴の一つ。
 テレビで放送している「太陽に萌えろ」「ルビーの竹輪」「レシーブ・トップワン」あたりは元ネタが想像つくけど、「正解が3問以下なのでイスが回ります!」とかいきなり言われてもわからんて^^;

 要するに毎日がテレビ番組、週間漫画、プラモデル作り、料理教室、釣りなどの平和なネタで過ぎていき、それが毎週繰り返されるだけといっていいので、1ヶ月過ぎる頃には飽きてしまう可能性大。
 ただ、こういったストーリーに起伏の無いまったりゲームをプレイしたいという人にはうってつけの作品といえるでしょう。

 ゲーム中Hシーンは意外といっぱい(42シーン)用意されているんですが、どれもテキストがあっさりとしていて短いです。
 始まって10クリックくらいしたら主人公が「うっ…もうイキそうだよ」などとヘタってカウントダウン開始^^;
 ↓ちなみにこれはカウントダウンの1つ。
 「(´_`)→(´ε`)→(゜ε゜)→(´Д`)→(゜д゜)→(゜∀゜) 」(笑

 ただ、最初と最後のHシーンだけはやたらと気合いが入っていました。
 初Hはフィニッシュも「発射→着弾」の2段構えになっている上に精液をふき取るCGが使われ、ラストは2回戦突入もあり。
 あと、なぜかコスプレH&着衣Hが多かったのが印象的でした。
 巫女さんはデフォルトとして、セーラー服、浴衣、ブルマ、猫耳などなど。
 3P4Pもありましたが、申しわけ程度ってやつです。終わったらバッドエンドみたいなことが匂わされるし。

 Hシーンの中で一番頭にきたのは、三姉妹にそれぞれ朝フェラが用意されているにもかかわらず、発射させずにおあずけを食らわされたこと(爆
 主人公も「なかなか刺激的な朝だった」とかいって満足してるし、中途半端な描写は止めい!(゜Д゜)
 
 それと、Hするたびにアソコから「桃の香りがする」とかいう主人公のことを最初はなんて変態的なヤシだと思ってましたが、3人を攻略してから入れるハーレムルートでそうでもないことがわかりました(--;
 いきなりファンタジーに持っていくとは思いませんでしたが、これははたしてスタッフの意図した本編なのか、単なるおまけのストーリーなのか。
 それはさておき、バイブやローターを女の子たちの部屋にこっそり置いて去り、使う様を覗いて「いいものを見た」と愉しむあたりは主人公やっぱり変態だろう^^;


<総合評価>
 6点…と思ったけど、ボリュームや装飾からいって7点付けてもいいかな。
 声優さん上手いし。


おすすめキャラ:穂乃香・琴里
最後に一言:琴里タンの『今日は何の日、うっうぅ〜〜♪』が耳から離れない(;´Д`)









  ぱにっく!!けろけろ王国    (高坂さんのレビュー)    評価: 6 
▼ タイトル ぱにっく!!けろけろ王国(キングダム)
▼ ブランド ぱじゃまソフト
▼ 対応OS Win95/98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/09/20
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  なし
【既読メッセージの再表示】  あり
【メッセージスキップ】  あり(未読既読判別なし)
【オートプレイ】  なし
【選択肢リターン機能】  なし
【 セーブ数 】  オートセーブのみ
【 エンディング数 】  いちおう2種類


<ゲーム概要>
 簡単に言うと脱衣落ち物パズル。
 マップ上を移動してコース上にいる相手と会話、パズル、Hというスタイルです。


<音楽・音声>
音楽
 軽快で聞きやすくて落ち物パズルのBGMとしては合っています。
 ただ、印象に残るような音楽というのはありません。
 それとOP曲は歌付きなんですが…ちょっとコメント不能ですね、テンションが高すぎて(^^;

音声
 主人公以外フルボイスですが20数名のキャラがいるので一人4役ぐらいで使い回してます。
 それでも絵との違和感はあまりないし結構上手いので良いのではないかと。


<感想>
 パズルの部分自体は良くできていると思います。
 スーパーボールのように跳ねるカエルがガンガン降ってくるのを積むという今までに無いパズルです。
 まぁ、カエルが画面内でぴょんぴょん跳ねまくるので慣れるまではやってて酔いますケド。
 他にもある程度消すとゲージが溜まってキャラ固有の必殺技が使えたりとけっこう作りこんでて遊べます。

 それとこのゲームの一番の特徴として、女性キャラクター20数名がほぼ全員原画絵師が違います。
 絵師さんは「七尾奈留」「西又葵」「原田たけひと」「天津冴」「かんなぎれい」などなど。(敬称略)
 CGは各キャラ4枚(登場1枚、HCG3枚)で、Hの内容はまずまずです。
 絵師さんによる内容の差が激しい(苦笑)ですが全体的にけっこう綺麗です。

 で、こっからダメなトコ。
 難易度に関してはEasyとNormalがありますがEasyだとHシーンが途中で終了&ラスボスにも会えません。
 よってCGフルコンプのためにはNormalでクリアしなくちゃいけません。…何のためのEasyだ…。
 ついでにHシーン回収では途中打ち切りのEasyとNormal別扱い(内容は同じ)なので結局両方クリアしなきゃいけないとけっこう面倒。

 ゲームのシステムではストーリーモードのほかに対戦モードもあります。
 ゲーム本編では主人公しか使えないので他のキャラを使える唯一の機会なんですが、この対戦モードはvsCPU戦がありません。
 …コレ作ったヤツらは世の中に18禁落ちゲーを友人と二人パソコンの前で並んでプレイする人間がどれだけいると思ってるんでしょうか?(笑

 せっかくキャラごとに技必殺技あるのにちょっともったいないです。
 てゆーか、この機能が無いので「ちょっとだけやろうかな」というのができなく、一度クリアしたら積みゲーの運命を辿ります。

 それと、結構魅力的なキャラが多いのに本編ストーリーとの絡みが無く、ほとんど「途中であった人」になっているのが残念です。
 また、絵師さんが全員違うため中には「コレじゃぁぜってぇ萌えられない」というキャラがいたりするのもイタいです。

 3時間でフルコンプリートできるので、ちょっとゴーカな同人ゲームってカンジがぴったりでしょうか。


<10点満点での総合評価>
 
 対戦モードとかをもうちょっと作りこんでくれてれば+1だったけど…。


おすすめキャラ:紫萌 カルア ぺん子
最後に一言:好きな絵師さんが参加してるなら買い。そうでないならワゴンセールを待て^^;