私に今夜☆会いに来て2 (タケ・ユタカさんのレビュー) | 評価: 6.5 |
▼ タイトル | 私に今夜☆会いに来て2〜お嫁さんは姫巫女☆〜 |
▼ ブランド | せ・き・ら・ら |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2002/10/18 |
【CG観賞モード 】 | あり |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり |
【 オートモード 】 | あり |
【 セーブ数 】 | 30 |
<ストーリー>
奉納の舞を踊る&姫巫女を目指して、三人の巫女さんは修行中!
主人公・月影健助(=固定)も次期宮司として、彼女達と一緒に修業開始!
で……、
「姫巫女と宮司は神様の前で契りを結ぶので、それまでに相手をちゃんと決めておくように」と祖父は言うのだが…。
ど、同居中にそんなこと言われたら、とっても気になっちゃう!?
可愛い巫女さんの部屋に忍んで行ける、嬉しい状況なんだけどね。
<ヒロイン紹介>
花屋敷こるり(はなやしき・こるり) CV:大花どん
月影神社に姫巫女になるための修業に来た女の子。年下の主人公が可愛くて仕方ないらしい。
おっとりとしておだやかな性格。純和風的なタイプ。
鳥嶋奈々緒(とりしま・ななお) CV:桜杏子
主人公の幼馴染にして同級生。アルバイトで月影神社の巫女をしている。
こるりの登場でこれまでの幼馴染みとしての関係から一歩前に進もうとしているらしい。
風宮椎菜(かぜみや・しいな) CV:大橋小夜子
奈々緒の親友で、主人公の幼馴染で同級生。明るく元気な性格。
こるりの登場で急に主人公を男性として意識し始める。
みなみを同性として、巫女として尊敬している。
月影みなみ(つきかげ・みなみ) CV:岬ゆうか
主人公の叔母(叔父の元に嫁いできた)にあたる、現・月影之姫巫女。
副業で教師もしている。ちょっとおっとりとしたタイプのグラマー美人。ちなみに酒乱。
このホームページはせ・き・ら・らより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はせ・き・ら・らに帰属します。
<システム>
上記参照の他、ウィンドウ/フルスクリーン表示選択可。
BGM・ボイス・SEのボリューム調節可。
キャラ別音声on/off可。
メッセージ・オートのスピード調節可。
フルインストール(要300MB)しても起動にはCDが必要。
CG枚数は66枚+パターン違い。
<音楽/音声>
音楽は全11曲。エンディングがベース1本のみの演奏に聞こえたのは私だけですか??Σ( ̄□ ̄;)
音声は女性のみフルボイス。
前作は結構ツボをついた豪華声優陣を揃えてましたが…今回は見慣れない人ばかり。
演技もちょっと大人しめ。Hシーンではこるり役の人以外フェラ音なし。
SEはHな効果音等はなし。残念^^;
<感想>
2001年8月に発売された前作の第2弾。
前作は老舗の料亭が舞台でしたが、今回は由緒ある神社を舞台にヒロインは全員巫女さん。
…といえば目新しいですが、いつものトラビュランスもといせ・き・ら・ら作品です。
もはやそれだけで語り尽くした感があります^^;
ヒロインが順番に登場する共通イベントを繰り返しつつ、自由行動で特定のヒロインを選び個別イベント、ルートが固定したあとはHシーン7回をはさんでエンディング。
で、全員クリアした後はお約束のハーレムルート(o゜▽゜)o
前作の頃はそんなでもなかった気がするのですが、発売時期が近いトラビュランスの「教えてあげちゃう」と比較してみると、せ・き・ら・らのソフトは限りなくトラビュランスの作品に近いことがよくわかります。(ま〜一緒って言えば一緒なんですけどね^^;)
しかもヒロインが1人少ない、OPデモや主題歌がない、ノーマルエンド、ヒントモードがないなど、中身が小型に感じられる出来です。
こうなるとテキストや原画、Hシーンの実用性などで勝負するしかないわけですが…。
とりあえずライターはおなじみ裏小路猫麿氏。
今回は神社を舞台にしているということで、専門知識やうんちくに関しては相変わらず律儀に勉強していらっしゃる感じです^^;
この「私に今夜☆」シリーズには一応ゲームに目的といえるものがあり、今回は奉納の舞の特訓とそれを躍る姫巫女(結婚相手)を決めることが同棲の目的になっています。
ご都合主義&なし崩し的に恋愛をしてHしまくるトラビュランス作品とは違って、ハッキリとした動機付けがなされているのはいいのですが…。
今回は目的が達成されたときの感動が今一つというか、淡々として盛り上がりに欠けていた気がします。
奉納の舞があるまで共通イベントが多く、ルート固定されたという感じがしないため、最初のヒロインをクリアしてしまえばどのヒロインでも話は同じという感覚があったからでしょうか^^;
アピールすべき「夜這い」という要素も前作にまして使われず、全く付随的なものになってしまっていますし…。
ストーリーに「これは特徴的で良かった」と思えるものがないために、結局「いつもの〜」としか評価できなくなってしまいます。
あと、上に書いたお手軽Hゲーのフォーマットに則っているため、構成的に変に思えてしまうところがありました。
例えば主人公がこるりと仲が険悪になってしまうイベントの直後にラブラブなHシーンがはさまれ、その後に仲直りイベントがある、といったもの。
このあたり、スタッフさんが誰かおかしいと指摘してもよさそうなものです(−д-)y─┛~~
Hシーンの描き方も何となく変わってしまっていて、私は前作の単調ながら擬音を交えた描写の方が好きでしたよ^^;>猫麿氏
声優さんの大人しめの演技と相まって、実用性の点でもCGの威力に頼ることになってしまった感じです…。
原画は前作と同じ、Maruto!氏。
枚数もほぼ同じですが、内容は着実にレベルアップしていると思いました。
前は女の子の腕が細くてアンバランスに感じられる絵もありましたが、今回はどの子もふっくらして柔らかそーな感じがよく出ていてGOODです。
どうでもいいですが、どの女の子も胸がちゃんとあります。前作でもロリなのに胸があるキャラとかいましたが^^;
Maruto!氏はペッタンコな女の子は好きじゃないんでしょうね…
<総合評価>
6.5点。
前作はHシーンが好みだったのと豪華声優陣のため8点付けましたが…
あれも今思えば7点くらいだったかな^^;
かなり不満気味に書いてしまいましたが、もうこの系列のブランドはこれでいいのかな、という気も^^;
おすすめキャラ:花屋敷こるり
最後に一言:「せ・き・ら・らゲームのレビューはもういいか(/。\)」
ネジレ (タケ・ユタカさんのレビュー) | 評価: 5 |
▼ タイトル | ネジレ |
▼ ブランド | えん |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2002/10/04 |
【CG観賞モード 】 | あり |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり |
【 オートモード 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 10 |
攻略の参考メモ付けときました^^;
<ストーリー>
世界がネジレる…。
僕の見ている世界がネジレ始める。
それは、衝撃的な言葉だった。
湯煙学園(ゆけむりがくえん)で学生生活を送っていた僕の前に突然現れた、玉虫夕鶴の言葉。
彼女の説明によると、この世界にはネジレという未知の力が存在していて、その力がごくまれに人間の強い感情と結びつくことによって、その人の思い描いた世界が広がっていき、やがてそれが歴史を作っていく。
そして世界を巻き込みネジレていった結果、人間が次の進化へと進むステップとなるのか、破滅へのステップとなるのか…それはまだ解っていないらしい。
それを調査している組織、マレビト。
夕鶴はネジレを「戻す」べく組織から派遣された捜査官で、この縁川(えにしがわ)で6つのネジレの存在を確認し、その能力者の疑いがある女の子たちを調査するから協力してほしいという。
僕が選ばれた理由は、僕にネジレの力があり、それが特殊なものだかららしい。
彼女から言い渡された期間は、一ヶ月。
それを越えると、僕を含めネジレを持っているとされる候補者全員を、殺さなければならない…今のところそれが、ネジレを防ぐ一番の方法らしいから…
でも、ネジレと結びついた感情の起源が解れば、もしかしたら、ネジレを解くことができるかもしれない…それにかけてみたい、と彼女は僕に言った。
こうして僕と彼女の一ヶ月限定の奇妙な同居生活が始まった。
<キャラクター紹介>
虹川捻(にじかわ・ねじ)
本編の主人公(名字・名前変更不可)。
学園の男子寮に住んでいる。
超能力や超常現象、オカルトに強い興味を持っていて、一人で謎研を作っている孤独なオタク少年。
好きなことには周りの迷惑を顧みず没頭する性格。
自分の持つ特殊なネジレのために、学園に通うネジレ能力者の調査を行うことになる。
玉虫夕鶴(たまむし・ゆづる) CV:かわしまりの
世界各地で起こっているネジレを戻すために組織されたマレビトの捜査官。
捻の家に転がり込み、学校にも潜入して、この町で起きた大規模なネジレの調査に乗り出す。
基本的に冷めていて、いつも冷静で理論的だが、捻を見つめる視線は決して冷たくはない。
コーヒーで酔っ払うという特技を持っている。
藍田七葉(あいだ・ななは) CV:かわしまりの
しっかり者で世話好きな捻の従妹。
クラスでの受けも良く、得意な恋占いを頼みにくる友達が多い。
捻とは学校で出会うまで見知らない間柄だったが、彼のことを「アニキ」と呼んで好意を寄せている。
白鳥千春(しらとり・ちはる) CV:西田こむぎ
小さくて童顔、見た目は子供のような先輩。
いわゆる成長不順の病気のため、見た目は幼いまま。
その病気の影響で、心臓も弱っている。
無邪気で明るい性格で、捻のことも大のお気に入り。
山吹八重(やまぶき・やえ) CV:松永雪希
転校生のメガネっ娘。
学校の裏山にある神社に住んでいて、巫女さんの恰好をする時も。
とある事件からクラスで孤立しており、人と話している所を見かけない。
捻はささいなことで彼女の信頼を失っている。
春咲美智流(はるさき・みちる) CV:神宮前あさこ
学園で出会った無表情な女の子。
いつもキーボードを抱えていて、喋ることができないためかリアルタイムで携帯にメッセージを伝えてくる。
なぜか捻に好意を寄せており、彼の言うことは何でも素直に実行する。
若草エリス(わかくさ・えりす) CV:神田みこ
学園のアイドルで、イギリス人と日本人のハーフ。
ケイとは双子の兄弟で、ブラコンでヤキモチ焼きな性格。
ケイと捻が仲良くしているのが気に入らず、竹刀で襲い掛かってくるほどだが、ケイの前では大人しい女の子を演じている。
若草ケイ(わかくさ・けい)
テニス部のエースで、女の子達の憧れの存在。
エリスの双子の兄で、気さくな少年。
捻の後輩で、なぜか彼をすごく気に入っており、謎研にもときどき顔を出す。
捻のオカルトの話を真剣に聞いてくれるため、とても仲がいい。
このホームページはえんより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はえんに帰属します。
<システム>
フルスクリーンモードのみの起動。
メッセージスキップは判別なし。
BGM・SEのボリューム調節可。
フルインストール(要650MB)すれば一応CDレスプレイ可能ですが、音楽は付きません。
総CG枚数は126枚で、その内パターン違いは20枚程度。
<音楽/音声>
音楽:CD-DAのみで全20曲。
音質も良く、推理ものっぽい雰囲気がよく出ていると思います。エンディングは歌あり。
音声:女性のみフルボイス。BGMとの音量バランスが悪く、小さすぎかも。
演技はとくに問題ないように思いました。
SE:特筆するものはなし。
<感想>
ブランド「えん」のデビュー作。
調査SLGという変わったジャンルで、学園を徘徊しつつ調査対象の女の子と会話し、会話の中からキーワードを集め、それらをまとめることで調査対象の「ネジレ能力」を推理するゲーム。シルエットクイズみたいなものですか^^;
主人公は流行遅れのパソコンを使い続け、オカルト・超常現象を一人黙々と研究する根暗な少年。
…とても感情移入できそうにないです(/。\)
1回目のプレイでは、あっさりとゲーム期間が終わったあげくパートナーに撃たれてしまったので、「ムズいよこれ〜」と思ってたんですが、推理の進行状況を引き継いで再スタートしたのでビックリというか拍子抜け^^;
これなら時間をかければ誰でもクリアできますね。
移動時・選択肢にセーブできないとか、女の子との遭遇・朝夕のイベントがランダムだとか、キーワードは自分でクリックしなければ登録されないとか、狙ってそうしたのであろうシステムはことごとく不親切に感じられて×。
スキップも止めづらく、メッセージの巻き戻しも使いづらいです。
つまりシステム面は次回作を作るとしたら大いに改善してほしいところ。
ストーリーの方は…う〜ん、ちょっと構成・演出のツメが甘いのでは?という感じ。
全体にほのぼのとした世界観のなかにカッコつけとしか思えない要素が点在していて、通して読んでみても何を描きたいのかわからない印象を受けました。
だいたい自分を含む数名の命が今月中に消されるというのに、主人公が緊張感ないこと甚だしいです(−−;
命がかかってるならもうちょっと必死に調査しろっちゅーの。
パートナーの夕鶴が校内をブラブラしたり怪しい発明をしてるだけで、パートナーとしての描かれ方が「?」なところもどうもダメ。
浴衣みたいな制服で萌え〜なオーラを発している女の子たちと、その子たちが理由もなく主人公に好意を持っている、という設定は美少女ゲームのお約束で許容できるにしてもね〜^^;
クリアした女の子は世界から抜けていき(ゲームに登場しなくなる)、何度もスタートに戻ってはパートナーの夕鶴自身の推理が進行し、徐々に真の背景が明らかになってくる、というゲームの構造自体は面白かったです。
よく考えると変な話ですが、ゲームとしてはやり込みがいがあります。
しかし、最後に夕鶴をクリアすると始まったネタばらしは「なんじゃこりゃ〜!?」という内容で萎え^^;
HPのストーリー紹介とかキャラ紹介を見ても、なんだかゲーム本編とそぐわない所があるし(っていうかあれ書いた人!真面目に文章がおかしいよ)。
どうもスタッフの個人的な妄想をぶちまけたストーリー・設定という見方でしか評価できず、せっかくのキャラがもったいないと思いました。
Hシーンはお決まりのごとくヒロイン1人につきエンディング前に1回だけですが、ラストの推理が合っていたどうかで内容が純愛か凌辱かに分かれます。
中身は「CGはやたらに多いがテキストはやたらにあっさり」という古典的な純愛ゲーの典型。
いかにも18禁だから付けましたという感じで、どのシーンも「そもそもこのオタク主人公がその場面で女の子とHする必然性があるのか?」と思えてしまいます。
ということで実用性は皆無。
ライターさんは18禁であることをもうちょっと考えてほしいです。
あ、ゆうろ先生が描かれるライトノベルの挿絵みたいなCGは好きです。
たまに変な構図で同じキャラの顔に見えないCGもあったりしますが、アップになったり表情がコロコロ変わる立ちCGが良かったです。
<総合評価>
5点
エロの薄さからいえば「ダマされたー!」と3点つけてやりたいところですが、ゲーム自体はそこそこ面白かったです。
おすすめキャラ:白鳥千春。ロリだからじゃないよ^^;
最後に一言:「一発野郎…ってことはないよね?」
Private Nurse (analystさんのレビュー) | 評価: 8 |
▼ タイトル | Private Nurse |
▼ ブランド | AngelSmile |
▼ 対応OS | Win95/98/ME/2000 |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8.800 |
▼ 発売日 | 2001/06/15 |
<概要>
病弱な主人公の元に突然やってきたプライベートナース、まりあに癒してもらうゲーム。
体を使って癒してもらうのかとばかり思ってました^^;
<画力>・・・8
良いです。キャラデザも塗りも上々です。
背景もしっかりと描き込まれており、好感が持てます。
ただ、私としてはみんな巨乳なのが残念といえば残念でした。
彩乃なんかは、立ち絵では結構微乳っぽいのに・・・。
立ち絵でアクティブ・キャラクターというシステムが採られていますが、これがなかなか良い効果を発揮しています。
立ち絵のパターンも多く、文章にあった絵が表示されるというのも良かったです。
アップになったり、隣の部屋から顔だけ出したりと、ただの立ち絵におわらせていません。
精液の出るシーン自体は少ないのですが、描写はしっかりしていましす。
粘度もありますし、質感も精液っぽくて良かったです。
黄色味がかっていればもっと良かったんですが・・・。
<ストーリー>・・・9
非常に良質のストーリーでした。
このゲームのテーマどおりに、プレイヤーを癒してくれることは間違いありません。
童話を読んでいるような、非常に優しいストーリーでした。
結構長い話であるにもかかわらず、文章力が高いこともあり、最後まで一気に読めてしまいます。
まりあと彩乃の双方のルートにおいて、選ばなかった方のキャラもストーリーに絡んできており、全く独立しているわけではないので、好感が持てました。
やはり、どのようなゲームにしても、一人のヒロインと結ばれた後、他のキャラと交流が無くなってしまうのは寂しいです。
キャラの造型も上手いです。
すべてを包み込んでくれる、理想の母親のようなまりあはもちろん、幼なじみの彩乃も魅力的に描かれています。
また、ツインナースや宮森親子といった脇役もいい味だしてます。
ぺらぺらの早口が面白かったです。
また、コミックディスプやアクティブ・キャラクターといった映像的な演出もストーリーを盛り上げるのに一役買っています。
沙生先生のストーリーがやや蛇足に感じましたが、まあバッドエンド的なものなのでしょう。
アフターダイアリーもなかなか楽しかったです。
特に野球拳が良かったです。
立ち絵で上からだんだんと脱がしていってくれると、より良かったんですが、さすがにこれだけのために、絵を描くのは無理だったんでしょう。
<音楽・音声>・・・9
音楽はピアノを中心としており、ゲームの雰囲気にぴったりとマッチしています。
また、単独の音楽としても十分なクオリティを持っています。
主題歌も、歌手の歌唱力が高いこともあり、満足できる出来でしょう。
音声は有名どころの声優を使っているようで、どこかで聞いたことのある声ばかりですが、その分、演技力もあり、安心して聞いていられます。
まりあの声が少々高くて、残念でした。もう少し落ち着いた声を期待していたんですが・・・。
エッチシーンでも手を抜かずに演技しています。
フェラ時のしゃぶる音もさせており、なかなか興奮します。
<システム>・・・6
バグは無いようですが、システム的にはかなり不満があります。
まず、キーボードが全く使用できないというのは問題です。
基本的にメッセージ送りだけなので、キーボードが使えないと非常に疲れます。
完全にキーボードに対応してくれとはいいませんが、せめてメッセージ送りぐらいはキーボードでさせて欲しいものです。
次にバックログ参照がありません。前の文章を読み返したいと思うことが多々ありました。
またセーブのシステムも問題です。
セーブした時点から再開することができず、その日のはじめからになってしまいます。
これはいかんでしょう?セーブした時点から始められるようにして欲しいものです。
スキップは未既読管理有りですが、演出効果を無効にできないので、スキップが非常に遅いです。
既読文章は一気にとばせるようにして欲しいものです。
ゲームとしては普通のノベルチックなもので、特に目新しいものはありません。
難易度もそれほど高くなく、適当に選択肢を選んでいても、エンディングにたどりつくことができます。
まあ、ストーリーを読ませるゲームですので、これでよいと思います。
ただ、エッチシーンにランダム要素があるので、コンプリートには時間がかかります。
<実用度>・・・7
純愛系としてはなかなか使える方でしょうか。
文章力があるだけに、エッチシーンの描写が上手いです。
また、声優もしっかりと演技しています。
まりあと彩乃は複数回有りで、アフター・ダイアリーでなんども見ることができます。
このゲームではランダム・リアクションというのがエッチシーンの売りになっていますが、あんまり良くありませんでした。
シーンの前後に矛盾が出てくるところもあって、興ざめすることもありました。
それから、絵のパターンが少ないため、テキストが変わってもあまり違いが感じられませんでした。
このシステムは失敗ではないかと思います。
やはり、一つのエッチシーンを完結させて書いて欲しかったです。
シチュエーション的にはオーソドックスなエッチだけです。
とりあえず、顔射などもありますが、そのくらいでしょうか。変態的なエッチはありません。
まあ、このゲームであんまり変態的なことをやってしまったら問題ですが^^;
半脱ぎが基本なのは良かったです。
それから、キスが異常なまでにねちっこいです。
これほどキス描写に力を入れているゲームは初めてです。
キスだけでも使えるかもしれません。
<総合評価>
8点
ストーリーはほぼ最高レベルといっていいでしょう。エッチシーンは少々物足りないですが・・・。
やはりパターンの少なさが問題でしょう。今ひとつ使いにくかったという印象です。
とはいえ、描写は優れており、それなりのレベルにはあります。
癒されたいと思ってる人にはお奨めです。
おすすめキャラ:宮森彩乃
前向きな性格で、ひたむきに主人公のことを想っており、何ともいい娘です。
まりあルートでは身を引くことになるわけですが、それでも主人公のことを考えており、なかなか感動しました。
それにしても優乃・由乃親子とできたら良かったのに・・・。
まあ、できちゃったら、この世界観が破壊されることは間違いないですが^^;
ベルせんせいのトゥルトゥルBOX (analystさんのレビュー) | 評価: 5 |
▼ タイトル | ベルせんせいのトゥルトゥルBOX |
▼ ブランド | Rune soft |
▼ 対応OS | Win95/98/ME/2000/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \5,800 |
▼ 発売日 | 2001/12/21 |
<概要>
RUNEのファンディスク。
<画力>・・・8
野々原氏の絵はいつも通りなんじゃないかと。
スタッフルームで言っているとおり、昔のキャラがいまいち違うような気がするというのはありますが・・・。
ユピアもちょっと違うような気がしました。
白凪氏の絵はまあまあです。
精液は「ゆぴあだいありぃ」がかなり凄いです。
ユピアの顔が精液まみれになってくれます。
<ストーリー>・・・5
ゆぴあだいありぃ
最初から最後までエッチだけなので、ストーリーらしいストーリーはありません。
このゲームで最も重要なのは主人公とユピアの関係でしょう。
一応主人公は「俺」という名前になっていて、ユピアが小さい頃から「お兄様」と呼んでくれる、とぼかしてるつもりなのか、ぼかす気もないのか、どう見てもクロスです。
ぴヨピコで実の兄妹ということになってますので、このゲームでは実の妹とエッチすることが出来るようになっています。
一応、このゲーム内では実の兄妹であることを明言してませんが、微妙にやばいような気はします。
とりあえず、ナイスです^^;
それはいいとしても、やはり短すぎでしょう。
いくら、ショートストーリーだといっても・・・もう少しボリューム欲しかったです。
ずっと・・・ね
お互い好き合っているのか曖昧な幼なじみと平和に暮らしているところに、積極的な後輩が告白してくる、という典型的なラブコメになっています。
その後の展開も予想をはずれることなく進んでいきます。
テキストもそれなりにテンポがよく、なかなか楽しめますが、何度もやろうという気にはならないゲームでしょう。
<音楽・音声>・・・7
音声は「ゆぴあだいありぃ」と「ずっと・・・ね」にあります。
「姉妹打ち」ではPracticeでベル先生が喋ってくれる以外は音声なしです。
「姉妹打ち」でもフルボイスにして欲しかったんですが、残念です。
あとはキャラクターボイスとして、いくつかのシステム関係の音声とエロシーンらしきものが収録されてます。
音声の質は十分高いです。演技力も高く安心して聞いていられる出来です。
ただ、ユピアの音声がどうも慌てすぎていて、エッチシーンの音声としてはちょっと問題有りに感じました。
セリフのせいでもあるんですが。
音楽は大体、過去作品の使い回しです。
今回はすべてPCMになって、CD-DAはないようです。
新曲もそれなりの出来でしょう。
<システム>・・・6
バグはないようですが、パッケージに記載されている機能が一部ないなどの問題があったようです。
これはいくらなんでもまずいでしょう?
今回、一番不満だったのが、CDレスで起動できなくなってしまったことです。
ちょっとやりたいなと思っても、CDを入れないと起動できないというのはかなり面倒です。
ゲームとして評価できるのは「姉妹打ち」だけです。
タイピングソフトですが、初心者向けチュートリアルが全くないので、練習ソフトというよりは、本当にタイピングゲームです。
選択肢までタイピングで選んでいかなくてはならないので、なかなか難しいです。
とはいえ、タイピングに慣れた人なら、全CGを集めるのは大した手間ではないと思います。
ストーリーはそれほど面白いわけではありませんが、コンボがどれだけ繋がるかや点数を競おうとすれば、それなりに遊べるような気がします。
<実用度>・・・5
ゆぴあだいありぃ
最初から最後までエッチシーンのみです。
一応、実の兄妹ということになってますが、かなり明るくやってるので、背徳感の欠片もありません。
内容もなかなかで、テキストもぴヨピコの時のような薄いものではなく、リトルモニカ並のラブラブ濃密エッチになっています。
さらに顔射ではかなり量の精液をかけてくれます。
1回顔にかけて、さらに2回目も顔にかけると、ちゃんとCGでも反映されているのは嬉しいかぎりです。
描写としては今ひとつでしたが、アナルもしっかりとありました。
一つ一つのシーンではそれなりに満足できますが、やはり短すぎでしょう。
普通に読むだけなら30分程度で終わってしまいます。
やはり、もう少し量が欲しいです。
ずっと…ね
エッチシーンはヒロイン二人にそれぞれ1シーンずつです。
また、その両方ともが処女喪失の軽いもので、実用度はかなり低いです。
テキスト的にはなかなかだと思いますが、量的にもシチュエーション的にも今ひとつです。
<総合評価>
5点
良くも悪くもファンディスクです。
まあ、ファンディスクとしてはこの程度のものが一般的でしょうが、値段を考えても、やはりもっとボリューム感が欲しいです。
おすすめキャラ:ユピア
お兄さまにラブラブです。エッチも表面的に嫌がりながらも、結局やってくれるナイスな妹です。