少女人形〜愛と飼育の日々〜 (タケ・ユタカさんのレビュー) | 評価: 7 |
▼ タイトル | 少女人形〜愛と飼育の日々〜 |
▼ ブランド | ぷちDEVIL |
▼ 対応OS | Win95/98/Me/2000/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \7,800 |
▼ 発売日 | 2002/08/30 |
【CG観賞モード 】 | あり |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり |
【 オートモード 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 8 |
<システム>
上記参照の他、ウィンドウ/フルスクリーン表示選択可。
BGM・ボイス・SEを自由にボリューム調節可。
エフェクト・アンチエイリアスon/off可。
メッセージウィンドウの透明度を調節可。
フルインストール(要360MB)すれば起動時CD不要。
総CG枚数はバリエーション込みで120枚程度。
それにしてもセーブ数少なすぎです。
また、頻繁にセーブ&ロードを使うのにも不便な仕様。
シーン回想は各イベントCGごとに再生可能となっていて、ちょっと珍しいですね。
もちろん調教シーンは全て再生可。
使い勝手はそれほど悪くないシステムですが、コマンドを選択してOKを押すまでの一連の作業が面倒。
選択肢で右クリックを使うのも珍しいかも。
<音楽/音声>
音楽:全12曲。内容はろくな世界観じゃないですが、BGMはいたって普通。
音声:名前のある女性キャラのみフルボイス。演技はテキストに忠実でGOODです。
卑語はなし…残念ヽ(´Д`)ノ
SE:Hな効果音あり。エンドレスではなく、すぐ終わるのが残念。
<ストーリー>
主人公・田中善晃は人付き合いが嫌いな引きこもりの青年。
待ちに待った恋愛ゲーム発売日の早朝、彼は自転車に乗って外に出かける。
ところが家を出た先の路地裏で、通りがかった一人の少女をはねてしまう。
あろうことか彼女は激突のショックで記憶を喪失し、おまけに精神が子供帰りした様子。
善晃は警察に通報されて事態が面倒なことにならないように、とりあえず少女を家に連れて帰る。
もともと善晃にその気はなかったが、少女を自分の部屋に連れて行ったところで、発作的に彼女を犯してしまう。
少女の記憶はなぜかHのとき絶頂に達することによって回復するらしいと気付いた彼は、彼女を家でしばらく「飼う」ことにするのだった・・・。
<キャラクター紹介>
田中 善晃(たなか・よしあき)
主人公(名前変更不可)。
めったに外出せず人との交流もない、典型的な引きこもり。
家族と同居しているが、妹とボケた祖父以外とはあまり話さない。
幼少の頃に両親を亡くし、養子として田中家に引き取られてきた。
つまり、家族の誰とも血が繋がっていない。
そのことで祖母タネや義父(故人)から疎まれており、屈折している。
白羽 彩夏(しらはね・あやか) CV:みる
善晃の自転車ではねられたうえに彼の部屋で軟禁されることになった不運な少女。
記憶を失って子供帰りしている。エッチで絶頂に達すると記憶が少し回復するらしい。
未来(みく) CV:芹園みや
善晃の義妹の女子校生。
とても人懐っこい性格。しっかりしているが、兄には甘えることが多い。
ヒマさえあれば兄の部屋に出入りしようとする。
小さい頃に危ない目から救ってくれた、という経緯から兄が大好き。
(ま〜なんというか・・・それはないでしょ普通^^;)
和江(かずえ) CV:Yuki−Lin
善晃の義母。彼には「カカァ」と呼ばれている。
忍耐強い性格で、姑のタネとは確執があるらしい。
善晃にあれこれうるさく言ったりせず、彼の顔色を伺いつつ世話をしている。
なるべく早く善晃が社会復帰してくれる事を願っている。
<ゲームシステム>
基本的には育成・調教SLGですが、実行できるコマンドが多すぎ^^;
女の子にストレスを与えないように、トイレ、風呂、食事、着替え、散歩、睡眠などを適度に取らせつつ、買い物や洗濯、掃除、整頓を済ませます。
目的はHでイカせることによって女の子の記憶を回復させることにあるので、女の子の体の調教・開発も必要。
外出したり風呂やトイレに入れようとすると、時間帯によってルーレットが発生し、止まったマスによって妹、母、祖母に怪しまれ不信度がアップ。
溜まりすぎると見つかってBADエンドです。
最終的には女の子の記憶を回復させたうえで、愛情度と倒錯度がMAXかどうかによってエンド分岐。
義妹、義母とのエンドもあり。
<感想>
完全なヒッキーの主人公が、自分好みの少女を家に略取・軟禁して30日間・・・よく言うと「生活」、ゲーム言葉で「飼育」するというSLG。
いかにも現実にありそうな内容ですが、その少女は記憶を失っている上に、実は主人公のことを・・・というスーパーご都合主義があるのが美少女ゲーですね^^;
わりとリアルに調教・飼育をシミュレートした結果、パラメータ管理が面倒で、難易度がけっこう高めのゲームになっています。
慣れないうちは、どうバランスを取って一緒に生活するか考えただけでウンザリです^^;
最初は日常の家事しかやれず、それすら効率的にこなせないため「こんなことでHしてるヒマあんのか??」と思いました。
でも、ある程度無理やりに調教時間をつくらないといけないゲームなんですね、これは。
システムがいまいち使いにくいことをのぞけば、それなりにやり込みがいのあるゲームだと思います。
アイテムも豊富だし、それらを集める楽しみもあります。
ただ、ゲーム期間とコマンドの多さの関係から、アイテム収集とCG回収に関してはけっこう繰り返しプレイを必要とされるので、飽きっぽい人はコンプ前にくじけるでしょう^^;
HシーンのシステムはU−Meソフトの「ももこちゃんfor me R」によく似ています。
声優さんもかぶってるし。(←関係ないか^^;)
ただし、あれよりもさらにコマンドが多いです。要するにメチャクチャ細かいってことです(−−;
システムを簡単に説明すると、前戯コマンドをバランスよく入力してイカせる寸前までもっていき、挿入シーンで男女両方イクというもの(笑
「ももこちゃん」との違いは、なんと前戯が3段構えになっていて、しかも挿入シーンに入ってもイカせるためのコマンド入力が必要ということです。
さらにこの挿入シーンの方のコマンド入力はリアルタイム入力になっていて、スピードを上手く調節しないと興奮度・快感が高められなくなっています(ショぼいアニメつきなのが泣かせます^^;)。
どの段階でも途中で彩夏の体力が尽きてしまえば、調教が終了してしまうというシビアさ。
それら4段階をクリアして初めて通常Hシーンが見られるというのだから、Hシーンにここまでゲーム性を付加したゲームも珍しいでしょう^^;
まあ、やってみればそんなに難しくもないし、それなりに面白いのではないかと思います^^
ただね〜、主人公のしゃべり方はなんとかならなかったのかな〜?
ヒッキーらしくギャルゲーに狂い家族に思いっきり嫌われるタイプの性格はわからんでもないですが(^^;)・・・。
語尾に「〜なんだヨ!」と付けるのはやめてーヽ(´Д`)ノ
Hシーンの最中も、嫌がる女の子に「だめだヨ。気持ちいいヨ」とか・・・イタすぎる(´Д⊂
<総合評価>
7点。Hシーンはなかなか良いですし、声優さんも十分。
ゲームとしてやり込みがいのあるところも評価しました。
ただ、次はもっとCG枚数を増やした上で、システムを使いやすくしてほしいなぁ。
おすすめキャラ:白羽彩夏
最後に一言:「意外と拾い物かも」
EVE TFA The Fatal Attraction (ラブリーダックさんのレビュー) | 評価: 4 |
▼ タイトル | EVE TFA The Fatal Attraction |
▼ ブランド | シーズウェア |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2001/12/14 |
【CG観賞モード 】 | あり |
【 アニメシーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり(OP,EDの曲は未登録) |
【 メッセージスキップ 】 | なし(Ctrlでスキップ可能) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり |
【 オートモード 】 | なし |
【 セーブ数 】 | ∞(ただしフラグが立つごとに更新される) |
【 エンディング数 】 | 1個 |
<はじめに>
この作品は「EVE」シリーズの完結編として制作されたため、単独では「なんのこっちゃ」になります。
このストーリーを理解するには、「EVE」全作をプレイしている必要があります。
しかし、ADAMはこの作品の前半(ていうか8割^^;)と同じストーリーなので、 あえて必要ありません。
ただ、シリーズ唯一の18禁なので興味のある方(全員だろっ!)はどうぞ・・・実用性(何に^^;)は低いけど。
<システム>
おなじみの「マルチサイトシステム」です。
プレーヤーは「天城 小次郎」と「法条 まりな」の二人の視点を任意に入れ替えて、ゲームをすすめて行きます。
(片方で行き詰まったら、もう一方で話をすすめる様になっている)
進め方はオーソドックスなマップ移動と、各画面中のアイテムをクリックして調べたり、考えたり、会話をしたりしながらフラグを立てていく方式です。
<ストーリー>
町外れの寂れた港の倉庫で探偵をしている「天城 小次郎」のもとに、「栗栖野 亜美」と名乗る女性が仕事の依頼に訪れる。
依頼内容は「わが社の社長“安藤”のボディガードをして欲しい」と言うものだった。
一方、イギリスの特殊部隊「SAS」での研修を終えてアメリカで羽を伸ばそうとしていた内閣調査室の捜査官「法条 まりな」は急遽日本に呼び戻される。
「プリーチャー」と呼ばれる世界的に有名な殺し屋が起こしていると思われる連続猟奇殺人の捜査にあたらせるためだ。
一見、何の関係も無いように見える二つの事件は複雑にからまってやがて一つの真実に繋がっていく・・・。
<キャラクター>
「天城 小次郎」 CV:小安 武人(!(^^))
寂れた港の倉庫で小さな探偵事務所を開いている本編の主人公。
女にだらしなく一見頼りなく見える(見せている?)が、その的確な推理でいくつもの難事件を解決している。
「法条 まりな」 CV:三石 琴乃(!!(^0^))
内閣調査室の捜査官に復帰したもう一人の主人公。
明るく直情型で直感勝負タイプに見える(見せている?パート2)が、任務成功率99%を誇る一級捜査官。
「桂木 弥生」 CV:本多 知恵子
小次郎がかつて在籍していた「桂木探偵事務所」の所長で小次郎の恋人。
気が強く、ヘビースモーカーで酒豪だが、母性が強く小次郎にはとことん尽くす。
「氷室 恭子」 CV:松井 菜桜子
小次郎のアシスタント。
burst error事件で小次郎と知り合って以来アシスタントを務める様になる。
腕利きのハッカーで、小次郎に惚れている。
「甲野 三郎」 CV:野沢 那智(!×∞)
まりなの(元?)上司で今回の連続殺人捜査の指揮を執る。
口髭が特徴で自称「ダンディなおじさま」
「栗栖野 亜美」 CV:玉川 沙己子
小次郎にボディガードの依頼に来た「安藤商事」秘書。
「安藤 左衛門」 CV:西村 知道
小次郎サイドの事件の発端になる人物。
「安藤商事」社長。
「プリーチャー」 CV:若本 規夫
世界的に有名な殺し屋。
今回ある目的のために殺人(拷問)を繰り返していく。
「藤井 ユカ」 CV:堀江 由衣
プリーチャーに両親を殺されてまりなに保護される事になる。
※他にも10人以上の登場人物がいます。
<音楽・音声>
BGMは毎回安定した出来栄えです。
特にEDのスタッフロールで流れる曲にメロメロ(死語?^^;)
フレーズの一部を自分の曲に使った程です。
音声は言うまでもありません!上記の声優陣をご覧下さい!!
これで悪くなる筈がありません。
しかし、金持ってんなーC's ware・・・。
<感想>
burst errorから始まった(始まってしまった)「EVE」シリーズ・・・。
今回このレビューの前にもう一度順番通り(発売順ではなくストーリー順)に全作をプレイしましたが、「burst errorで終わった方が良かったんじゃナイノ・・・」
ここで全作の一口レビュー!
「EVE ZERO」
展開は「・・・・」だが、この作品のおまけにある技術考証のおかげでEVEがおとぎ話ではなく、SF作品になりえる(反対意見もあるでしょうが)作品となった存在意義のある作品。
(4枚目に入っている「ラジオ ストーリー」爆笑)
評価:技術説明のための前置き。
「EVE burst error」
いまさら説明の必要もない程の名作。
EVEの全てがここにあります・・・。
評価:これが「EVE」本編です。
「THE LOST ONE」
名前に「EVE」を使っていないので分かる通り、これはEVEの舞台を使った「外伝」です。
まりなは脇役だし、小次郎にいたっては「チョイ役」です。
評価:ファン ディスク パート1
そしてこの作品ですが、主人公達のその後の日常を描いた「ファン ディスク パート2」だと思えば腹も立ちません。
つまり「EVE」は何も進展していないのです。
これは「完結編」ではなく「ファン ディスク パート2」と言える作品です。
前述していますが、ストーリーの8割は、おそらく「完結編前編」として作ったと思われる「ADAM」と同じです。
プレイした方はご存知だと思いますが、「ADAM」のEDは「後編に続く!」という感じの作りになっていて、これからの盛り上がりを期待させてくれました。
当然私も「今作品」が後編にあたる「クライマックス」を描いてくれると思って購入したのですが・・・。
「なんじゃこりゃ〜〜!」(松田 優作風に)
追加部分は後編として考案されたとおぼしきエピソードを回想形式で「コマ切れ」に見せてくれるだけ・・・。
おまけに、このストーリーが全然盛り上がらず、「EVE」に対して何も進展がナイ!
これじゃあ「EVEファン」の10人中12人(^^;)が納得出来ないでしょう・・・。
他の方がレビューを書かない気持ちも分かります・・・。
おすすめキャラ:そんな、いまさら・・・。
最後に一言:「ファン ディスク パート3」出ても買いません・・・。
GeNOME (ラブリーダックさんのレビュー) | 評価: 1 |
▼ タイトル | GeNOME |
▼ ブランド | AST |
▼ 対応OS | Win95/98/2000/Me |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2002/05/31 |
【CG観賞モード 】 | あり |
【 シーン観賞モード 】 | なし |
【 BGM観賞モード 】 | なし |
【 メッセージスキップ 】 | なし(ただしイベントスキップ有) |
【 メッセージ履歴機能 】 | なし |
【 選択肢リターン機能 】 | なし |
【 オートモード 】 | なし |
【 ヒント機能 】 | あり |
【 セーブ数 】 | ? |
【 エンド数 】 | 7個 |
<ストーリー>
主人公は大学3回生になって、いよいよ自分がやりたかった「遺伝子研究」に携わることになる。
この大学には研究テーマ別に7つの「研究室」があり、そのどれか1つを選んで卒業までの2年間を過ごすことになる。
<システム>
プレーヤーはまずどの研究室に所属するかを選びます。
(クリアするごとに選択できる研究室が増えます)
すると、「研究パート」に移って与えられた何種類かの「動物」の遺伝子を掛け合わせて、新しい「動物」または「遺伝子」を作り出していきます。(研究室ごとにクリア条件である「テーマ」が違います)
どの組み合わせを試したかは、「図書館パート」でいつでも確認できます。
<音楽・音声>
一応「音楽」「音声」共に入っていますが・・・。。
音楽は確認していませんが3曲ぐらい?
音声は各エピソードの最終イベントのヒロインのみ・・・。
まっ、この程度ならあってもなくても評価は変わらんナ。
<感想>
数ある「地雷原」の中でも特に有名な「AST」の作品です。
この作品も十中八九「地雷」だと分かっていましたから、ショックは小さかったです。
それでも購入した理由は、“やっぱりこの「CG」がスキだから”です。
つまり、(少ないと思いますが・・・)購入を検討中の方は「CG集」として納得できる価格でお求め下さい。
さて、私はレビューを書くときにネタバレがない様に注意していますが、今回はその心配はありません。
なぜなら・・・。
「内容がナイよう〜〜(TT)」(さむっ!)
1話完結のストーリーが全7話ありますが、各ストーリー中イベントは3つぐらいしかありません。
しかも、「研究パート」も組み合わせを「総当り」するだけで終わりです。
「総当り」といってもせいぜい8種類の動物を掛け合わせるだけなので、ゲーム期間の3分の1ぐらいで条件クリアしてしまいます。
肝心のCGもたったの「59枚」(Hシーンのみではなく全体で)、この中身でも「価格8800円(税別)」(ウソだろ・・・)
「Riddle in Riddle」以来の大型地雷でした・・・(やっぱり)
<10点満点での総合評価>
1点。
CGが好みでなければ0点。
おすすめキャラ:キャラの名前も覚えてないヨ・・・。
最後に一言:「パッケージにはご注意を・・・。」
魔法少女アイ2 (あとさんのビュー) | 評価: 9 |
▼ タイトル | 魔法少女アイ2 |
▼ ブランド | Colors |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2002/09/27 |
【CG観賞モード 】 | あり |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読既読判別あり) |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり |
【 オートモード 】 | あり |
【 ヒント機能 】 | なし |
【 セーブ数 】 | 20 |
【 エンド数 】 | 8 |
☆修正ファイルがあります。必ずアップデートしましょうね。
<ストーリー>
前作から3年。秋俊は記憶を消された反動から、人生の目標を見出せずに、なんとなく予備校に通うだけの生活を送っていた。
そんなある日、秋俊は公園で化け物と妙な服装の少女の戦いに出くわす。
化け物を倒した後、リンと名乗る少女は秋俊の記憶を消し、去っていった。
しかし秋俊の記憶は消えていなかった。その事実に愕然とするリン。
リンは「監視」と称し、秋俊の部屋に転がり込んだ。
こうして秋俊とリンの共同生活が始まった。
<ゲーム内容>
触手陵辱ノベル。
ゲーム性は極めて低く、面倒なフラッグ立て等は皆無。
ポイントとなる選択を間違えた場合は、BADEND直行となります。
エンドロールが流れるのはHAPPYENDとDARKENDのみ。
前作と異なり、基本的に一本道です。
<システム>
上記のほか、随時セーブ&ロード可能。セーブファイルに画像表示。
画面切り替え可能。音量調整可能。キャラ別のテキスト表示色指定可能。
表示枠色彩調整可能。表示フォント指定可能。オートモードのスピード調整可能。
と、てんこ盛りの機能がついており、満足できるものと言えます。
欲を言えば、オートモードのスピードをもっと早くして欲しかったのと、既読部分の音声再生機能をつけて欲しかったですが^^;
<キャラクター紹介>
●リン CV:笠原准
「あっちの世界」からやって来た魔法戦士。なぜかメロンパンが好物^^;
プライドが高く、我侭で、自分勝手で、才を誇り、口が悪いという
某セカンドチルドレンを彷彿とさせる人格の持ち主。(…前にも書いたな…(^^ゞ)
●アイ CV:阿谷ほのか
再び「こっちの世界」にやって来た「あっちの世界」の魔法戦士。
秋俊のことを忘れられないが、自らの手で記憶を消したため、気持ちを押し殺し、一緒に暮らしている。
某ファーストチルドレンを髣髴とさせる台詞回し。
●望月 紫 CV:野上奈々
秋俊の予備校仲間。現役女子校生。
秋俊のことを好きなのは明らかなのだが、気づいてもらえない。
●宮広美景 CV:白井綾乃
秋俊の高校の同級生。
大学を休学し、叔父が社長を務める化粧品メーカーのプロジェクトに勤務している。
●加賀野愛(メグ) CV:瀬野摩紀
秋俊の住むアパートの1階に引っ越してきた美人の管理人。
実はリンやアイの先輩で、「鬼神」と称される最高級魔法戦士。
<音楽・音声>
BGMは良好!
「音声が再生中はBGMのボリュームを下げる」という設定が可能ですので、BGMで台詞が聞こえないといったこともありません。
音声は女性のみフルボイス。キャラによく合っています。
演技も良好で言うことありません。淫語もバッチリです。
特に美景役の白井綾乃嬢の破壊力は抜群です。
<グラフィック>
原画は黒木雅弘氏。
触手スキーの皆様にはたまらないCGがてんこ盛りです。
欲を言えば、もう少し粘膜のねとねと感が出ていたら言うこと無しなんですが…。
CGは102種(表情違い含めず)。
半分の51種がHCGで、ほとんどが触手モノです。
そして、1回あたりのCG数は3〜5枚。
十分な量が配置されていると思いますが、一部ここでCGが欲しかったなぁと思わせる場面はあったのが残念です。
立ちグラフィックは固定。テキスト表示枠のところに表情のグラフィックが出るタイプ。
表情は多彩ですが、一部表情のデッサンの出来が今ひとつと感じられました。
<感想>
私は基本的に陵辱がダメな人間なんですが、この作品はコンプしてしまいました。
特に前半部分はテンポよく進み、いい意味で先を読ませないシナリオ展開です。
お約束の共同生活のドタバタ場面、ゆらぎとの戦闘描写もなかなかです。
圧倒的な力を持つゆらぎを前にした時の主人公秋俊の無力感もいい感じですし、ゆらぎ側の情報を小出しにすることで、受身である主人公側とシンクロしやすくなっているところもGOODです。
ただ、後半の展開が性急で、一部「どうかな」と思える部分があったのは残念です。
(ここでネタバレ)
で、HAPPYENDでは美景、メグも救われているんですが、あそこまで堕ちてしまった人が簡単に普通の生活に戻れるんでしょうか??
美景が救われず、メグも敵の手に落ちたままで、リンまでが外道に堕ちてしまうDARKENDの方が全体の雰囲気に合っていたと思いました。
それと、最終的な決着がついていないので、来年にでも「3」が出ることになるでしょう^^;
(ネタバレ終了)
<Hシーン>
エロいです。実用性バッチリ過ぎて困っちゃいました(^^ゞ
触手の全穴攻撃&催淫効果の前に乱れまくるヒロインたち。
堕ちまいとする精一杯の努力も空しく、快楽の前に崩れ落ちる様は、愚息を昇天させるのに十分な威力を持っています。
「陵辱モノは堕ちる様を描いてナンボ」と考えている貴方には、お勧めの一本ではないかと。
ボイスもエロさ爆発!堕ちていく時は、まるでケダモノのようです。
気の強いリンや無表情なアイが、淫語を連発し、呂律の回らない口調で、おねだりしまくる様はリビドーを刺激して止みません。
あまりにエロすぎて、エンド回収時はボイスオフにしないと耐えられませんでした(^^ゞ
<10点満点での点数>
9点。
純愛スキーの私には辛い作品でしたが、客観的に見れば9点をあげられる作品です。
減点は属性(触手・陵辱属性がないと辛い)を選ぶ点と後半部分の展開です。
しかし、陵辱が全くダメな私に最後までプレイさせた出来は素晴らしいです。
おすすめキャラ:宮広美景。エロさ爆発!!もっとHシーンが欲しかったなぁ。
最後に一言:「高確率で“3”が出ると思います。陵辱スキーな方はデフォ買いしましょう!」