朝の来ない夜に抱かれて     (ラブリーダックさんのレビュー) 評価: 7 
▼ タイトル 朝の来ない夜に抱かれて ETERNAL NIGHT
▼ ブランド F&C・FC03
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/06/28
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(既読未読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 オートモード 】    あり
【 セーブ数 】  25個+5個
【 エンディング数 】  2個


<ストーリー>
 幼少の頃、バス転落事故に遭って奇跡的に助かった時に「山ノ神」より「神降ろす器」としての宿命を与えられた主人公「八雲 辰人」は、幼なじみの「草馬 美空」を救うために邪神をその身に呼び込んでしまい、異世界の魔物との長い戦いに引き込まれていくのだが・・・。


<キャラクター紹介&感想>
「八雲 辰人」 CV:ルネッサンス山田
 無類の女好きで、おまけにもてる!まさに18禁主人公の王道!
 その身に邪神「無貌の神」を宿し、異世界の魔物との戦いに身を投じる悲劇の色男。
 と、言う設定なのだが、どう見ても「もてない、むさ苦しい男」にしか見えません(特にメガネが)
 主人公には珍しく料理が得意(ヒロインの美空よりも上手)

「草馬 美空」 CV:かわしま りの
 主人公の幼なじみでヒロイン。
 主人公にベタ惚れで、家も隣同士なので何かと世話をやいてくれる今時めずらしい大和撫子タイプ。
 (って現実世界では珍しいけど(つ〜かいね〜よ)、この世界ではいて当たり前^^;)
 と、言う設定なのだが、ぜんぜん控えめではありません(主人公殴られっぱなしです)
 父親が居合の師範で、彼女もかなりの腕前。

「吾妻 珠姫」 CV:鳩野 比奈
 主人公の後輩で準ヒロイン。
 母親の仕事のせいで転校ばかりのため人付き合いが苦手だが、主人公の破天荒な言動に惹かれていく。
 絵が得意で、美術部所属。

「華蔵 都子」 CV:草柳 順子
 邪神を宿した主人公を導くために現れた「異界の図書館」の司書。
 毒舌家で生意気な雰囲気の少女。
 おもいっきりロリキャラです^^;

「パトリシア ストローフィールド」 CV:水都 いずみ
 主人公の通う学校の古典教師で爆乳!(^0^)
 超常現象大好きの「あっけらかん系女性」

「石船 ゆかり」
 CV:三重野 亜未
 主人公の従妹。
 実家の民宿「石船」(まんまやんけ!)の跡取り娘だが料理が苦手。
 主人公曰く「歩く雪崩式ボケ製造機」

「八雲 泰造」 CV:東 十条
 主人公の父親。
 元大学教授で現在はバス事故で死んだ妻(当然主人公の母親)の跡を継ぎ神社の宮司をしている。

「草馬 優子」 CV:歌織
 美空の叔母。
 躾にきびしい「いかにも」日本女性のモデルのような人。
 主人公の父親「泰造」に惚れてる。
   

<音楽・音声>
 むっちゃエ〜で〜!
 音楽担当はDOORS MUSIC ENTERTAIMENTですが特にボーカル曲3曲がサイコ〜!
 キャスティングもお馴染みのイエローテイル/ロックンバナナで、声優の皆様も大熱演!
 本編のシリアス演技もさることながら、「おまけシナリオ」でのギャグが笑える×2


<感想>
 学園を舞台にした伝記もの(かな〜)ADVです。
 システムはベーシックなコマンド選択式でサクサク進めます。

 昔話(と、言うと伝承者の方は嫌がるそうですが)の逸話になぞらえた異界の魔物から、ヒロイン達(皆いろいろな悩みを持っていて、その心の隙間が魔物を呼んでしまう)を主人公が助けていく過程を章仕立てで描いていきます。
 1章ごとにヒロインが分かれている形式です。
 しかし、話のつながりもしっかりしていて「シリーズ物OVA」を見ているようです(演出もソレっぽい)。

 後半のクライマックスの盛り上がりもナカナカの緊迫感で主人公への各ヒロインの想いがよく出ています。
 (ネタバレ)なんたって死んじゃった主人公を皆で協力して黄泉の国(で、イイのかな)から連れ戻そうってんだから、普通の人にはムリだわな^^;(ネタバレおわり)

 全編にわたって安定したCGの出来栄え、丁寧でこだわった演出、シチュエーションこそ少ないものの、そこそこのエロ度のHシーン、CVの皆様のハマリ具合と熱演、と基本的には大満足です。

 しかしっ!あえて言ってしまうと締め切りや、容量の関係かもしれませんが、これだけ魅力的なキャラを揃えているにもかかわらず「各キャラ攻略」がなし!
 選択肢によってHできるキャラは変わるが、どういうルートを通ろうがEDは同じになってしまいます。
 (ハッピーエンドかダークエンド)これは寂しすぎるっ!ぜひマルチエンドにして欲しかった・・・。

 おまけに「外伝シナリオ」がElogin9月号の付録CDでのみ入手できるようになっています。
 せめてユーザー登録をしたら貰えるとかにしないと不親切ではないかと・・・。
 (私はしっかり買いましたが・・・)


<10点満点での総合評価>
 7点 (個人的には8.5点ぐらいあげてもいいんですが・・・)
 ひさしぶりに「パケ買い」をしてしまったソフトでした^^;
 でも、期待していなかった分(失礼!)満足できる出来栄えでした。


おすすめキャラ:草馬 美空(最後にはしっかり主人公にHにされてしまいます)結佳
最後に一言:「続編でたら絶対買うヨ〜!」











  ”Hello,world.”     (まろまろさんのレビュー)    評価: 9 
▼ タイトル ”Hello,world.”
▼ ブランド ニトロプラス
▼ 対応OS Win95/98/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/09/27
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  なし
【 メッセージスキップ 】  あり(未読既読判定あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 オートモード 】  あり
【 セーブ数 】  60個
【 エンディング数 】      11個


<ストーリー>
 時はハイテクよりも少ぉし未来の話。
 情報が氾濫して基準なんてドコにもないそんな時代。
 “僕”は『皇路学園』で彼女たちと出会った。
 人付き合いに不慣れな“僕”を、ごく自然に受け入れてくれる彼女たち。
 いつしか、僕の心の中で彼女たちへの気持ちが、大切なものに変わり、大きく膨れあがっていく。
 そんな穏やかな日々が続くある日、僕達の想いを引き裂く“忘れられない事件”が起きる。


このホームページはニトロプラスより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はニトロプラスに帰属します。



<はじめに>
 私はどちらかというと陵辱モノより純愛モノの方が好きです。
 この事を念頭に置いてご閲覧していただければ幸いです。
 あと修正ファイルがありますので、ご注意を。


<グラフィック>
 個人的にキャラはあまり好みじゃありませんでした。
 しかし、実際にプレイしていると『結構いいかも』と思うようになりました…塗りも悪くないと思いますし^^;
 メカ等はさすがニトロプラスといった感じで、とてもよくできていました。


<音楽・音声>
 女性キャラのみフルボイスです。
 音声はあまり問題なかったですが、あえて言うならば、一部サブキャラの音声に違和感を感じました。
 BGMやSEはその場その場に適したモノが使われており、臨場感ばっちりでした。


<感想>
 とにかく長い!!恐ろしいくらいに長いです。
 ノーマルの選択肢型ADVでありながら、一人のキャラをクリアするのに20時間以上かかりました。
 しかし、次から次へと発生するハラハラドキドキなイベントと魅力的なシナリオのおかげで、初回プレイ時には、その長さを忘れさせてくれました。

 プレイするまではこんなに極端な方向転換して大丈夫なのかと心配していましたが、プレイ後は、今までのニトロプラス特有の燃えと今回新しく取り入れた萌、この二つがうまく融合されていたのを実感し、とても満足しています。

 エンディングはヒロイン5+1人に対して全部で11個あります。
 内訳としては前者5人にはノーマルとトゥルーの2つ、後者の1人に1つのエンディングがあります。
 ある条件を満たした後、トゥルーはエンディング間際まで一直線(多少の違いはありますが)。
 それに対してノーマルはキャラごとに独立した個別のストーリーが展開されます。
 もう、最後まで一切手抜きなしです。

 CGはパターン違いを含まないで400枚以上、キャラごとの個別イベントもしっかりしています。
 CD枚数4枚組・制作期間2年は伊達じゃないです。
 まさしく大作!!というか、やり過ぎ!?^^;


<10点満点での総合評価>
 10点!と言いたい所ですが、あまりにも長すぎます。
 途中でリタイヤする人が出てくるかも?
 時間に余裕のある方か、覚悟がある方がどうぞ^^;
 それと少し違和感の残った会話部分(シナリオ)があったので9点てとこでどうでしょうか。


おすすめキャラ:愛原奈都美…天然最高!!
最後に一言:「燃えながら萌えるゲームといったらこれ!!」











  PrincessHoliday〜転がるりんご亭千夜一夜〜    (左京民さんのレビュー)    評価: 7 
▼ タイトル PrincessHoliday〜転がるりんご亭千夜一夜〜
▼ ブランド オーガスト
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/09/27
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 エンディング観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  80個
【 エンド数 】  8個


<システム>
 メッセージスキップは、選択肢のたびにスキップが解除されてしまい、少々不便でした。
 未既読判別スキップと、オールスキップ両方あり、中々便利なシステムです。

 ヒント機能が無いので、バッドEDにも何回かお眼にかかることに…。
 ヘタレゲーマの僕は、速攻で攻略をDLしました^^;
 微妙な難易度なので、攻略を控えた上でストーリーを楽しむのもいいのではないのでしょうか?


<音楽・音声>
 ボーカル曲は一曲です。メインヒロインの声優である鳥居花音さんが歌っていらっしゃるようです。
 僕はこの曲にベタ惚れしまして、しょっちゅう聞いてます!
 ロングバージョンが聞けたのは、何よりの幸せです。
 ただゲーム中でリュートによる演奏で奏でられるのですが、ポップス過ぎです。
 思いっきり不自然です!
 そこを除けば僕的には10点満点、すばらしい出来ですね。

 BGMはなかなかのものです。
 僕はEDの二曲がお気に入りでした。

 声ですが、文句なし、言うことなし、かわいい、以上!


<ストーリー>
 旅の吟遊詩人、クリフ・クラウドは妹のシルフィからの手紙をうけ故郷のシンフォニア王国に戻ってきました。
 ちょっとした事件で、彼は一人の家出?少女と出会います。
 彼女を連れて、我が家に戻ってきたクリフは、妹シルフィ、そして彼の姉代わりのレイチェルと再開します。
 レイチェルとその父が経営する飲み屋「りんご亭」に家出少女レティシア・アップルと名乗る少女は働くことになりました。
 店じまいの時間に、レティシアはクリフのリュートにあわせすばらしい歌声を披露して、皆を楽しませていました。
 その時、一人の女性が入ってきました。
 彼女はエレノア、クリフの幼馴染です。
 彼女は、クリフとの再会に驚きつつも、少女に呼びかけます。
 「姫」と…。
 なんと、レティシアはこの国のお姫様だったのです。
 「国民の生活を知りたい」それを名目にしてりんご亭に居ついたレティシア、護衛として寄り添うエレノア、りんご亭の看板娘のレイチェル、お隣の教会の妹シルフィー、謎の魔法使いラピスも登場して、話は幕をあけるのでした…。


<キャラクター>
クリフ・クラウド
 この作品の主人公、旅の吟遊詩人。
 かつては剣の道を歩もうとしていたが、現在はあてもなく諸国を放浪する吟遊詩人である
 妹シルフィの手紙を受け取り、故郷のシンフォニアへ戻ってきた。
 *主人公です、あまりヘタレではありません。
 また、ニブチンというわけでもなく、積極的です。
 但し、妹に関してはゲキニブお約束朴念仁+シスコンですね^^;

シルフィー・クラウド
 クリフの妹、神官をしている。
 とてもお兄ちゃん子で、ブラコン。
 博愛精神をもち、町の子供の先生代わりを勤めている。
 性格はおとなしめ。
 愛称:フィー
*お約束の妹キャラです、妹属性ならば出会って10秒で撃沈されますね^^;
 うをぉぉぉぉ! 萌え 萌え 萌え!
 …ともかく、かわいいです、ナイスです、愛してます!
 主人公が旅に出てからもずっと、一途に兄を思っているようで、ほとんど恋愛感情と変わらない思いを抱いています。
 ちなみに、攻略可能なので、当然かもしれませんが「義」です。
 (ありがとうオーガストさん)
 どこで判るかはプレイしてみてください。
 興味をそそることは、EDが二つあることです。
 一つはお約束の義妹ED(H付)ですが、もう一つは妹EDです。
 義理の関係が発覚せず、ほのぼのとしたEDになっています。
 CGもあり、なかなか面白い趣向ですね。

エレノア・フォートワース
 主人公の幼馴染、レティシアの護衛役。
 女性ながら剣の達人である。
 昔は主人公と共に修行していた。
 愛称:エル
*女剣士です。キャラとして特徴はありませんが、裸エプロンというなかなか通好みのシチュがあります^^;

レイチェル・ハーベスト
 主人公の幼馴染、姉代わり、「りんご亭」の看板娘。
 貴族、王族が大嫌いで、レティの正体は秘密。
 愛称:レイ姉(主人公のみ)また主人公は「クリ坊」
*お姉さんキャラです。このゲームでは貴重な巨乳です^^;
 年上属性の方ならOKかな?僕からは特にありません。

ラピス・メルクリウス・フレイア
 「湖の魔法使い」と呼ばれる、とんがり帽子に黒マントという服装。
 難しい本を読んでいる。
*僕はてっきりこのキャラはHが無いものと思って購入しました。
 なぜって?それは…見れば判るのですが…一桁じゃないの…このキャラ(爆)
 ロ体形が多いキャラの中でも、これは最強だよ、やばいよ!
 大丈夫なのか…まったく…。
 どうも年齢は215歳だとか…僕は2+1+5歳でも高いと思うのだけど…(以下自主規制)
 ちなみに恋愛に関して相当鈍いです。
 呼称はラピスたん…というと本人が激怒するのでナシ(笑)
 でもラピスたんだよ、ラピスたん…^^; 

レティシア・アップル<町娘>(レティシア・ラ・ミュウ・シンフォニア<王女>)
 「りんご亭」に突如やってきた少女。
 正体はこの国の少女。
 王族とは思えないほど気さくで腰が低い。
 愛称:レティ
*服装からして微妙にあるものを喚起させるのですが、気にしない^^;
 活発系のキャラですね。
 町娘版と王女版、どちらが好みか分かれるかもしれませんが、ちゃんと両方とも用意してありますので心配なく。

 ここで問題なのが胸の大きさですが、レティ、フィー、ラピスの大きさは間違いなく「ロ」ですのでご注意を。
 ほぼ間違いなく妹系をターゲットにしています。
 まあ気にはしていたんですよね^^;
 あるサイトのこのゲームの説明に、「ぷに」なる分類がしてありましたから…。


<感想>
 ファンタジー世界らしく、明るいCGが使われていますね。
 登場するキャラともマッチして、いい感じです。
 一人一人キャラを攻略するのですが、特にシナリオに問題なしです。
 ゲーム後半に立て続けにHが3つ…。
 これがちょっと急展開かな?という程度で、全体の話の流れとしては、眼に余る急展開はありませんでした。

 苦言を呈するならば、EDへの展開なのですが、ラピス以外全部が同じパターンです。
 すこし捻りが欲しかった…ヽ(´Д`)ノ

 すべてのキャラを攻略しても、CGが埋まらないです。
 TRUEエンドがありますので、そちらもご確認を…。
 このエンディングは、ほかと少々違いまして、SFが混じったものとなっています。
 なぜにわざわざこのEDを作ったかが疑問でしたが、EDのBGMがよかったので問題なしとします(え?^^;)
 そのあとのオマケシナリオがあるのですが、フルボイスでなかったのが本当に残念です!
 内容はTRUEエンドの後日談やSSみたいなものでしょうかね。


<Hシーン>
 薄くはないです。
 この系統のゲームには、たいていオマケ程度のCGが載っているにすぎないのですが、この作品では一人3回、レティは5回もあります。

 精液描写もあり(どろっとしています)、フェラの時に口がついていないのですが、まあいいでしょう(え^^;?)
 しかし、レティ、フィー、ラピスとのHシーンは、異様な罪悪感が伴うのですが、これは狙いなのですかね?
 僕は萌えで満足してしまってましたが…。

 まあ、選択肢でブラが先か、ショーツが先かのようなものがあるのですが、それは愛嬌ということで…。


<10点満点での点数>
 基本的にターゲットが萌え属性に限られた方にのみ、破壊力を発揮するゲームでしょうね。
 妹属性、ロ系の方には、大うけでしょう。
 僕としては、妹で萌え萌えさせて頂いたので、かなり満足しています。
 とくにこれといって良くも悪くもない及第点ですね。
 7点といったところでしょうか。


おすすめキャラ: シルフィー・クラウド、レティシア・ラ・ミュウ・シンフォニア!
          妹系キャラ萌えぇぇぇぇぇ!

最後に一言:「萌えたいなら“お勧め”です。エロゲとしては、ストライクゾーンを確認してください。」











   あしたの雪之丞2    (あとさん&JWBのビュー)    評価: 9 
▼ タイトル 勝 あしたの雪之丞2
▼ ブランド エルフ
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/09/27
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 エンディング観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声再生あり)
【 オートモード 】  あり(スピード調節可)
【 ヒント機能 】  一部エンドにあり
【 セーブ数 】  96
【 エンド数 】  25+α


あとさんのレビュー
<ストーリー>
 前作より約半年。
 数ヶ月に及ぶ意識不明状態から回復した久保勝だが、出席日数が足りず留年してしまう。
 更にボクシング禁止を医者から言い渡され、スポーツ特選科から普通科への編入を余儀なくされる。
 ボクシングと雪之丞を失ったことで、生活が変わってしまった勝。
 勝はボクシングにかわる新しい何かを見つけ出すことができるだろうか。


<ゲームシステム>
 ドタバタ学園アドベンチャー。
 副題が「あしたの雪之丞2」となっているとおり、あしたの雪之丞の続編です。
 (↑まんまやんけ!)
 前作同様、シナリオ選択&マップ移動タイプのAVGです。
 マップ移動時には、ミニキャラがキャラクターの有無を表示しています。
 
 4月下旬から5月上旬の前半パートと10月から11月までの後半パートの二部構成。
 (前半部分で終わってしまうエンドもあり。)
 全体的に前作を補完している作品です。
 前作プレーは必須でしょう。


<システム>
 上記のほか、画面切り替え可能、音量調節可能、音声ON・OFF機能あり。
 随時セーブ&ロード可能。セーブ時コメント入力可能。
 選択時、既に選んだ選択肢は赤で表示されます。
 さすが業界大手、システム面に関しては不満ありません。

 ただし最小インストールで1GB(フルで1.5GB)というのはツライものがあります。
 3〜4年前のノートで頑張っているユーザーはどうしたらいいんでしょうかねぇ??

 バグが無いのも評価できます。
 本当はバグがなくて当たり前なんですけど…。


<キャラクター>
水島あきら
 久保勝のクラスメイトにして、補講仲間。
 勝の人の良さにつけこんで、色々奢らせている。
 いつもダルそうな話し方で、勝からダル女と呼ばれる。

桜瀬由美子
 久保勝のクラスメイトで、あきらの幼馴染。
 喘息持ちでちょっとした事で発作を起こしてしまう。
 幼い頃両親と死別し、現在は叔父と暮らしている。

三枝マキ
 涼月学園の卒業生で現在大学3年生。さる財閥の跡取り娘。
 3年前、勝と付き合っていた。
 わがままで自分勝手、生活能力0という典型的なお嬢様。

藍川ちはる
 新入生でボクシング部の新マネージャー。
 父親がボクサーだったことから、大のボクシングファン。
 勝と雪之丞のいきさつを知らない。

久保晶子
 久保勝の実妹。雪之丞との恋に破れ鹿島町から戻ってきた。
 以前の性格を取り戻しつつあるが、未だ心の傷は癒えていない。
 性格優秀、容姿端麗、料理上手、お掃除好きとパーフェクトな妹。

鷲淵権造
 4月22日に転入して来る訛の激しい時代錯誤な大男。
 晶子に惚れたがゆえに、勝に頭が上がらなくなる。
 某大物政治家の嫡男。訛と容姿を除けばいい男かも。


<グラフィック>
 相変わらず優秀。さすがエルフです。
 ただし、今回はシャギーが目に付いたような気がします。
 今回も使い道不明な「アソコアップモード」を標準装備してます。
 総CG数は400枚超。CGモードの表示数138。
 (HCGは1割程度なのですが…。)


<音楽・音声>
 主人公以外フルボイス。演技は上手いですね。
 当たり前ですが、前作に登場したキャラは前作の人があてています。
 主要キャラクターごとに音声ON・OFF切り替えが可能です。


<感想>
 続編は1作目よりショボイことが多いのですが、ちゃんと前作よりパワーアップしてます。
 前作同様、フラッグ管理が厳しく、メモ取り無しでトゥルーエンドに辿り着くのは大変です。
 何度エンディングNo.1、No.2を見てしまったことか…。
 
 前半パートと後半パートで5ヶ月空くんですが、高校3年の恋人同士が夏休みの間にHしないとはどういう事なんでしょう!?
 鹿島祭をストーリーに絡めるための非常手段なんでしょうが、他の部分が妙にリアリティあふれる話が故に、その部分が非常に嘘臭く感じられてしまったんですけど…。
 まあ、こんなの気にするのは、私だけなんでしょうか?
 
 今回のヒロインはみんな重いもの背負ってます。
 勝の背負ってるモノも重いんですけど、それ以上です。
 「それ背負ってるのに、学費のかかる私立の高校通うか?」って思う私は変ですか??
 しかし、重さを感じさせつつも、台詞回しや狂言回しキャラを活用することで重過ぎないシナリオにしているのは流石です。
 (ネタバレ)
 ヒロイン5人のトゥルーエンドをクリアすると、おまけシナリオが登場します。
 おまけシナリオを読めば、色んな意味で一気に不満が解消します。
 メインヒロインのあきらはメインヒロインの名に恥じない活躍をみせているのですが、おまけシナリオを読むと、MASARUの真のヒロインは晶子なんだなぁと感じてしまいます。
 あきらがちょっと可哀想ですね。
 前回ほとんど登場しなかったボクシングシーンはおまけシナリオで堪能できます。

 (ネタバレ終了)
 あと、純愛エロゲにしては珍しくまともに主人公の家庭が描写されています。
 日本の父と母です。
 ここまで立派に父と母をやってくれる親がどれぐらいいるんでしょう??


<Hシーン>
 Hシーンは各キャラ1回です。前回の強姦⇒BADENDは存在しません。
 前作買ったのは純愛スキーな方々が多かったんでしょうね、きっと。
 (私も純愛スキーで鬼畜ダメな人間ですが。)
 ボリュームはそこそこあるんですが、全体に占める割合は非常に低いです。
 HCGも全体の1割以下だし。
 マキシナリオはHたっぷりかと期待したんですが、そんな事もなく、がっかりしました。
 まぁ、エロ目的でこのゲーム買う人間はそんなに多くないだろうから、いいんでしょうけど。
 (ネタバレ)
 晶子シナリオでは妄想×2回、しかも挿入無し。ユーザー舐めきってますね。
 まあ、実妹だから勝とやっちゃうのは拙いってのはわかりますが、『実は血が繋がってませんでした』という荒業(ご都合主義)を望んだユーザーは多いのでは??

 (ネタバレ終了)


<10点満点での点数>
 9点 
 (ネタバレ)おまけシナリオなしだと8点かなぁ。(ネタバレ終了)
 機能は充実してるし、シナリオは面白かったけど、Hの少なさが足を引っ張りましたな。
 純愛スキー、学園モノ好きな方にはお勧めの作品です。


おすすめキャラ:桜瀬由美子・・・正統派の魅力。
最後に一言:「男性キャラも音声ONにしましょう。聞かないのはもったいないです。」





JWBさんのレビュー
<概要>
 まずこのゲームの概要から。
 前作を知っていれば問題ないのですが、今作から始める人は多少人物相関図などを理解しておいた良いかと思います。

 それでは大雑把ですが・・・。
 主人公の久保勝、涼月学園に通う学生。
 前作の主人公、雪村雪之丞との戦い時の事故により意識不明になる。
 もちろん今作では目を覚ました元気な状態。
 しかし単位が足らずに留年することに・・・。
 同級生のみんなからは「さん」付けで呼ばれる事に。
(前作のクールな主人公とは違って久保勝は明るい性格で、食う寝るが趣味の様です。)


<ゲーム内容&システム>
 システムは全く持って問題有りません。
 もちろんバグも無し。
 一回選んだ選択肢を判別出来るようにもなってます。
 安心して遊べる設計ですね。
 一人一人のキャラクターの音声の有無切り替えが出来ますが、有りでやった方が断然楽しいです。
 もちろん立ち絵の無い人物までも音声付き。(これぞフルボイス!)
 エルフファンクラブの会報によると『音声収録量がエルフ作品過去最高量』になったそうです。
 納得・・・^^;
 主人公(久保勝)と雪之丞には音声はありません。

 ゲームは選択肢を選んで進めていくアドベンチャーとマップ移動型の2つがあります。
 マップ移動は移動先にキャラクターが表示されています。


<感想>
 前作より全然良いです。
 2作目だし前作から1年しか経ってないからどうかなー、とは思ってたんですが、遊んでみればボリュームが多いのなんの。
 とにかくテキスト量が膨大に増えてます。(1.5倍くらい?)

 このゲームは学校生活をテーマにしたゲームです。
 でもってその学校生活のおいしいイベントを取ってきてるんですね。
 修学旅行、学園祭・・・。
 ゲーム前半は修学旅行のある春です。
 でもってそこをクリアーすると後半の10月に突入です。
 学園祭に行けるかどうかはプレイヤー次第ですが・・・。

 キャラの立ち絵もバリエーションも他のゲームに比べるとイキイキとしてます。
 もちろんゲームそのもののグラフィックも文句なし。(エルフだし)

 ストーリーですが、ただの学園アドベンチャーで終わらせるはずありません。
 重荷を背負ってるんですよ。
 それはココには書けないような悲しい出来事・・・。

 それと主人公の家庭ですが、ここまで良い家庭を描画してるゲームも珍しいのでは無いでしょうか?
 とくに母親です。
 良い母さんしてます。
 あ、妹の晶子もね^^;

 上に【 エンディング数 】25+?と書きましたがこれ重要です。
 自分では実際の数字分かってるんですが、ネタバレになるのでこう書きました。
 「?」は本当にこのゲームがやりたかった事じゃ無いでしょうか。
 1作目2作目通してこの「?」がやりたいが為に・・・と思いました。
 熱くなりますよ、そして終わったあとはスカーっとします。
 「よかった・・・ここまで遊んで良かった」
 こう感じるはずでしょう^^;


<テキストに関して>
 テキストが前回の暗いイメージと違い明るく書かれます。
 何か吹っ切れたような・・・。
 凄い良い感じですね。
 主人公の性格に会わせたのでしょうか?
 久しぶりに「くんかくんか」を見ました。
 クラス全員で「ジーク・ジオン!」も良かった。


<エロに関して>
 あります一応・・・。
 でも前回より減ったでしょうか?.


<クリアーのコツ>
 ※このゲームは難易度高めです。
 96個あるセーブ箇所をフルに使用して選択肢毎にセーブしましょう。
 自分はそれでがんばりました。


<10点満点での総合評価>
 9点
 「エロが少ないのって以外と気にならないのね」と思ったです。


<お気に入りのキャラ>
 晶子!
 本当の妹と言う物を見せてくれました。
 他のゲームには無い実に妹らしい妹を演じてくれてます。
 兄の世話を焼き、スネて、悲しみ、そして泣く・・・。
 晶子を攻略するためにこのゲームを遊んでも良いでしょう。
 (もちろん前作から^^;)


最後に一言:晶子:「お母さん、お兄ちゃん私のプリン食べちゃったんだよぉ」