Revolver357MAG    (タケ・ユタカさんのレビュー)    評価: 6 
▼ タイトル Revolver357MAG
▼ ブランド PIL
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \6,500
▼ 発売日 2002/08/30
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  なし
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 オートモード 】  なし(※)
【 選択肢リターン機能 】  あり
【 ヒント機能 】  あり
【 セーブ数 】  100+オート1個


<システム>
 上記参照の他、フルスクリーン/ウィンドウ表示選択可。
 メッセージスピード・各種音量などを5段階から調節可。
 フルインストール(要600MB)しても起動にはディスクが必要。
 ※オートプレイは“なし”と書きましたが、メッセージスキップに関してかなり細かい調節がきくので(スキップのスピード、スキップ中の音声on/offなど)、スキップをオートプレイに代替させることが可能です。
 
 コンフィグから戻ったあといきなり落ちることはあったものの(^^;)、システムが重いと感じたことは一度もなかったです。
 「四方に配置されカーソルを合わせることで出てくるコマンド」という形式も、慣れれば使いやすい。 

 
<音楽/音声/SE>
 音楽:全17曲。場面に合った曲は用意されています。
    女性らしい曲作りですね。

 音声:女性のみフルボイス。なにげに1人2役やっている声優さんはそれを感じさせません。
    でも、FS製作なのでPIL作品でおなじみの声優陣とは違うようです。演技もあまり弾けてないですね^^;
    Hシーンが・・・(↓感想参照)ヽ(;´Д`)ノ

 SE:Hな効果音はなし!
   スパンキング音…割れてますよ(−−;
  

<ストーリー>
 ゲームは複数のシナリオで構成されています(要はオムニバス)。
 最初に選べるシナリオは1つだけですが、特定のエンディングを見ていくことで新しいシナリオが追加されていきます。

 各シナリオのタイトルは次の通り。
 1.官能ミステリー編
 2.女教師陵辱編
 3.宇宙SF編
 4.伝奇ホラー編
 5.魔羅尾伴内編
 6.レイプマン編
 7.“魔”編
 8.カッパ旅情編
 9.りぼるばー編
 10.小説家編


 構成的には1、2のシナリオがメイン(キャラクター紹介の設定が出てくる)で、3〜9のシナリオは1、2をコンプリートすることによって進むことができるおまけシナリオ(出てくる女の子の名前だけが同じで、設定は全く違う)。
 もっとも、長さでいったら4の「伝奇ホラー編」が一番長かったりするのですが^^;
 10は全てのベストエンドを見ることによって見られる、キャラを女優に見立てたスタッフロールです。
 ついでにいえば、各シナリオにはそれぞれキャラを俳優に見立てた映画風のエンドロールが付いています。


<キャラクター紹介>
深見晶子 CV:由貴
 私立高山学園の教師。担当は英語。
 同じ学園の教師である主人公、結城智一の婚約者。
 おとなしい性格で、高校時代はよくいじめられていた。
 でも、控えめで思いやりのあるその性格に、結城は惹かれたらしい。

夏樹潤子 CV:繭
 私立高山学園の教師。体育を教えている。
 男っぽく活発な性格で、男子にも女子にも人気がある。
 毎日体を動かしているため、プロポーションは抜群にいい。

桜井恭子 CV:中原ありす
 都内の大学に通う大学生。
 高校時代は真面目に過ごしていた反動か、大学生になってから自由に遊びまわっている。
 明るく、友達も多い。
 私立高山学園OG。

氷上美智恵 CV:Kana
 私立高山学園に通う女子学生。
 主人公、結城智一の担任するクラスの学生。
 明るく能天気で、自由奔放。
 遅刻中抜け常習犯という、典型的なギャル。

坂本みか CV:ほのか
 都内の某大学に通う大学生。
 体型や服装や喋り方や仕草まで、すべてにおいて子供っぽい。
 見た目だけではなく、内面もかなり子供っぽい。
 私立高山学園OG。

本多みなみ CV:菜津樹
 レイプなどの性的な精神障害を専門としているカウンセラー。
 テレビや雑誌などで美人カウンセラーとして大きく取り上げられている話題の人。
 未婚だが、私立高山学園に通う子供がいる。

林原冴子 CV:みんみん
 私立高山学園の教師。女性教師の中では最年長。
 ずばずばと物事を言うが、さっぱりしているというよりは、ねちねちとしつこい性格をしている。
 学生に人気のある若い女性教師が嫌い。
 立場を利用して、いろいろと嫌がらせをしている。

涼風さとみ CV:由貴
 私立高山学園に通う女子学生。
 主人公、結城智一の担任するクラスの学級委員長。
 何事にも物怖じしない性格で、言いたいことはずばずば言う。
 しっかりしているのだが、意外におっちょこちょいな一面もあり、大きな勘違いをすることもしばしば。
 男子や教師にも一目置かれている存在。

宮村由香 CV:かすみん
 私立高山学園に赴任してきた新任教師。担当は英語。
 明るく親しみやすい性格のため、学生たちに人気がある。
 悩み事があるのか、ときどきすごく暗い表情をすることがある。

川上ゆり子 CV:みんみん
 私立高山学園に通う女子学生。学園でも一、二を争う巨乳の持ち主。
 おとなしい性格で、いつもクラスや部活でいじめられている。
 涼風さとみの親友で、よく涼風の自宅へ遊びに行っている。

 キャラの名前は98年頃に人気だった声優さんから組み合わせてるんだろうなあ・・・。


<ゲームシステム>
 98年にPILから発売された「Revolver」のリメイク版。
 変更点はCGの完全リメイク、新シナリオの追加、システムの向上など。

 内容は一般的なビジュアルノベルです。
 ただし、複数のキャラの視点で物語が進行し、一つのストーリーを複数視点で見ることで全ての謎が解かれます。
 また途中で出てくる選択肢によって、一方のキャラクターのストーリーに影響を与える事もできます。
 1つのシナリオをクリアするごとに次のシナリオへ分岐する新たな選択肢が増えるという構成。

 一度シナリオを終えると「解答」というシステムでフラグを全てバラしてくれるので攻略いらず^^;


<感想>
 前作や同じFS作品である「贖罪の教室」「傀儡の教室」は未プレイ。
 プレイし終えてみて、ゲンガーや開発元が同じなのでこのページの「贖罪」「傀儡」のレビューを見てみると・・・。
 なんと、これから書こうと思っていたレビュー内容そのものが書かれているではありませんか!!(爆
 えーと、つまりこれは・・・^^;
 PILの作品のリメイクではあるものの、「教室」シリーズの一つみたいなものなのかな??
 まあ、とりあえず自分なりにレビューしてみることにします^^;

 ノベルとしては及第点といったところ。
 十分なボリュームで満足感ありですが、ちょっと長すぎに感じられるシナリオもありました。
 個人的には「“魔”編」や「カッパ旅情編」あたりのショート・ショートが丁度いい感じなので、本にすると100P以上ありそうな「官能ミステリー編」「伝奇ホラー編」の長さにはまいりました。
 読んでも読んでも続きが出てくる〜って感じで、タルいし眠い^^;

 1つのシナリオに複数エンドあり、エンディングを1つ見ただけではでストーリーがイマイチよくわからないが、全エンディングをクリアするとシナリオ全体がわかる、という構成。
 これはFS作品の典型のようです。
 各エンドを読む順番なんかも考えられていて、選択肢によって他の人物の視点のシナリオが変わるというのはなかなか面白いです。
 しかし、“それぞれに補い合うキャラ視点”というのは、言い換えれば1キャラ分だけ読んでも非常にわかりにくいものになっているということです。
 「1人目のシナリオが意味不明なうえに長くてタルいから」と途中で飽きられてしまう危険性もあると思います。
 また、やたらに視点が変わりまくるシナリオもあって、登場人物への感情移入はしにくい・・・っていうかそれが原因でかなりストレスを感じました。

 「レイプ」をテーマにした作品とあってダークで陰惨なお話ばかりかと思いきや、メインの「女教師陵辱編」「官能ミステリー編」以外のシナリオはほとんどライトかバカっぽいテイスト。
 「陵辱官能ミステリーノベル」という看板を掲げるのにふさわしくない内容です^^;
 「女教師」「ミステリー」もハッピーエンドを見たら「なんだ、いい話じゃんかよ」って思えるくらいですし。
 バッドエンドの中にも救いがあったり・・・何でしょうねこれは^^;

 CGについては、なんでもリメイクにあたって起用された新しい原画家さんが叩かれているらしいですが、前作をプレイしていないと特に問題はないように思われました。
 私はどちらかといえば「357」の真木氏の方が好みです(全シナリオを終えると前作のCGも見られるようになっています)。
 ただ、プレイ中に立ちCGが全く出ないのはハッキリ言っていただけないです。
 特に「官能ミステリー編」「伝奇ホラー編」では人物の背景がほとんど描かれていないうちに新キャラがポンポン出てきますから、CGがないと誰が誰なのか混乱します。

 ほぼすべてHCGのCG104枚(+パターン違い)、総Hシーン数は全74個、とエロは豊富な感じですが、CGの使いまわしがメチャクチャ多い(伝統?)うえに、テキストが官能小説っぽくて女性のセリフが少なすぎる、総じて単調で短いシーンが多いと欠点が目立つため実用度はそこそこ。
 シナリオのKeNさん・・・もちろんテキストも重要なんですが、喋らなければフルボイスにリメイクした意味がないでしょ^^;

 特に頭にきたのがフェラシーンでのボイスが皆無であること!!
 これは多くのゲーマーを落胆させたことと思います。
 もともとボイスなし仕様のノベルなら全然オッケーですが、ボイスが付いているのにフェラ音の有無を判定させるだけのボイスすらないというのは、エロ重視のゲーマーのニーズを理解してないというしかヽ(;´Д`)ノ
 その点、「“魔”編」のライターさんだけはよくわかっていらっしゃったと思います(笑

 レイプがテーマのゲームにしては、全体的にやたらと和姦が目立つような気も(「りぼるばー編」なんて同意Hばかり^^;)。
 陵辱シーンもやたらと“過激”のキーワードを売り物にしていたゲームのわりには拍子抜けって感じでした。
 だってほとんどの女性が途中から感じまくっていて悲愴感が全然ないから^^;
 (伏字)ZYX(伏字)みたいな中途半端は期待しておらん!!


<総合評価>
 けっこう叩きましたが、6点。
 いたってノーマルなノベルでした。
 これだけのデキでこの価格なら7点でもよかったですが、エロシーンが趣味に合わなかったことと長すぎるシナリオのストレスにつき減点^^;


おすすめキャラ:涼風さとみ
         正統派のメガネっ娘委員長からちょっとズレてはいますが、強い女の子なのがいい感じ。

最後に一言:「過激には程遠い!」











  BEAST21 〜凌辱の館〜     (タケ・ユタカさんのレビュー)    評価: 6 
▼ タイトル BEAST21 〜凌辱の館〜
▼ ブランド バーディーソフト
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/08/02
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり
【 メッセージ履歴機能 】  なし
【 オートモード 】  なし
【 セーブ数 】  20個


<ストーリー> 
 前作「BEAST」から十年後の物語。
 青年は、毎晩悪夢に悩まされるようになる。
 彼は、それが10年前に起きたという、ある惨劇と重なり合事に気づき、その惨劇の関係者だったというある男を問い詰める。
 しかし、男は、頑なに話そうとはしかった・・・
 何も聞き出せなかった彼は、オカルトゼミの仲間とともに自らの手で悪夢の正体を突き止めるべく、惨劇のあった洋館があるという森の中へと足を踏み入れる。
 しかしそこには、深く複雑で、険しい道、そして急に降り出した冷たい雨が彼らを待ち受けていた。
 迷いつつもようやく辿り着いた先には、悪夢の中に現れた洋館があった。
 戸惑いつつも二人は、この運命の扉を叩く・・・


<ゲームシステム>
 洋館の中を歩き回り、アイテムを見つけて謎を解いてくアドベンチャーゲーム。
 また、ゲームの冒頭で連れて行く恋人を二人の中から選択可能。
 冒頭で選択したパートナーの女性によりストーリーが大きく変化。
 クリアすると10年前のPRESENT STORYをプレイできます。
 また、前作の「BEAST」のリメイク版(WIN98、2000、Me、XP対応)もプレイ可能。


このホームページはバーディーソフトより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はバーディーソフトに帰属します。



<システム>
 上記参照のほか、ウィンドウ/フルスクリーン表示選択可。
 BGMはGM/GSの選択可能なだけでボリューム調節はWindowsのコントロールを使わないと不可。
 ボイス・SEも同じくボリューム調節不可。
 ホントに最低限のシステムだけしかない感じ・・・(−−;
 フルインストール(要510MB)すれば起動時ディスク不要。

 発売から一ヶ月以上たつというのに、いまだにメーカーのHPでサポート・ダウンロードのコンテンツが建設中なのはどうかと^^;
 メールセンドフォームかBBSくらい付けてもらいたいものです。


<音楽/音声>
 音楽は全13曲。どうもうちのPCとの相性が悪いようで、ほとんど音楽が鳴りませんでした。
 ときどき思い出したように鳴っては10秒くらいで切れるといった感じ。
 WAVE FileからMedia Playerを起動して聞いた限りでは、結構ちゃんとしてる感じの曲だったですが・・・

 音声は女性のみフルボイス。由香里役の声優さんの演技力がちょっと気になりましたが、あとの人は普通に上手い思います。
 Hシーンの演技も上々(^^)

 SEはHな効果音等はなし。せいぜい雷の音とかくらい。


<キャラクター紹介>
諫早美由紀
 おせっかいな主人公の幼なじみ。主人公と同じオカルトゼミに在籍している。
 主人公との仲を進展させるべく今回の調査に同行する。
 ちなみに主人公とは既に経験済み。

近江静香
 主人公のゼミ仲間で、学園一の優等生。
 家がわりと厳格なのだが、主人公への好意も手伝って今回の調査に同行する。

三沢雪子
 BEAST21に登場する館の女主人。

山下夏子
 PRESENT STORYに登場する館の女主人。
 容姿はほぼ雪子と同じ。

三浦亜紀子
 優雅な振る舞いをする冷静な性格の女性。
 屋敷では雪子の秘書・身の回りの世話をしている。

相模麗子
 3人のメイドの中で一番の古株のお姉さんメイド。
 落ちついた性格とは裏腹に、男性に対しては純粋で一途な行動を見せる。

駿河由香里
 舌ったらずなしゃべり方をする子供っぽいメイド。
 いちおう真紀の先輩だが、そそっかしさでは真紀より上。
 いつも明るく笑っているが、ふと寂しい表情を見せることもある。

一宮真紀
 スラリとした体型の新人メイド。
 おとなしい性格から屋敷の使用人に陵辱されている。

若狭美奈
 PRESENT STORYの主人公、宗人の友人。
 愛くるしく、行動的な女性。
 宗人とは友達以上恋人未満な関係だが、既に彼とは経験済み。


<感想>
 人里離れた洋館を舞台にした館ものサスペンスADV。
 ノリとしてはちょっとマイナーですがZYXの「サナトリウム」と似ています。
 私のエロゲ歴はせいぜい5年といったところなので、当然ながら前作は未プレイ^^;

 ストーリー自体は淫魔に関わる10年前の事件がどうこうと言っていますが、ハッキリ言ってちっとも深くないです。
 けっこう真面目に読んでいたんですが、結局なにが言いたかったお話なのかわかりません。
 メッセージ性0です。
 館の中を無遠慮にうろついているうちにほとんどの女性キャラとなし崩しにHしたあげく、拾ったアイテムで敵を倒して終わり^^;

 ゲーム期間が3日間と非常に短く、オチもすぐわかります。
 つまるところこのゲームのプレイ時間のほとんどは、3階層ある館の部屋を調べてアイテムを見つけることに費やされます^^;

 要はしらみつぶしに部屋に入ってはカーソルを動かしあちこち物色するのですが、次に進むためのアイテムを見つけるまでが結構もどかしいです。
 引き出しやクローゼットの中とかベッドの下とか一応それらしい場所にあるのですが、カーソルのHit範囲が狭く、既に調べたと思っているところに重要なアイテムを忘れていたりして・・・。
 なので、そういうのを苦手な人や時間をかけたくない人は攻略を見ましょう(どこかにあるかな??)。
 まあ、こいういった要素も楽しみようですね。

 ところでこのゲームには主人公が2人出てくるのですが、2人ともそろって性格がイタいです。
 相手の気持を考えない無神経な言動、後先のことを考えない行き当たりばったりの行動、それでいてクールで思慮深い性格を気取っているところなど、こんなヤツが現実にいたらまず嫌われ者です(笑

 とりあえず1階で目の前の女の子とヤりたいがために「好きだよ」といってヤった後、速攻で2階に上がりこれまたヤりたいだけの理由で他の女の子にも「愛してる」とか言いやがります。
 しかも本人はいたって真面目に恋愛に取り組んでるつもりなんだからアホとしか言いようがありません。
 なにげにHの最中は調子にのって鬼畜っぽい性格になりますが、大したことはやりません。
 イタい性格もここまでくると、本人のせいじゃないですが「記憶喪失気味で絶えず頭痛に悩まされている」という設定もウザったく感じられます。
というわけで感情移入も不可。

 つまりシナリオとしてはどーかと思えるレベルです。
 リメイクにあたっては、変に前作を引きずることなく完全に新作ストーリーを用意して臨んでほしかったかと。

 CG原画家さんはパパイヤ純さん。
 女の子は等身が高くてみんな胸がおっきいです^^;
 HCGと立ちCGで顔が微妙に違うのが気にならなければ、十分美麗なCGといえます。
 HPのサンプルCG以外はどれもカスだったということはないです。
 ただ、奥さんのデザインだけはちょっと怖かった(−−;
 それにひきかえ男性キャラは相当投げやりなデザインになっています^^;
 なぜかHシーンのCGしかCG鑑賞に登録されないので、総CG枚数は不明。
 HCGだけ数えれば53枚+パターン違いといったところです。

 あと肝心のHシーンですが、タイトルに偽りあり!
 陵辱の館ではなく和姦の館です。
 陵辱シーンなんて1、2個しかありません。
 主人公が見境のない野獣であることに異論はないですが^^;
 内容はほぼしゃぶらせるか挿入するかのどちらかしかないというのが残念。もっとHのバリエーションがあっても^^;

 テキストも非常に単調なのですが、声優さんがなかなか熱演しているので実用度はけっこうあります。
 もちろんフェラシーンでのちゅぱ音も完備!
 テキストはどのシーンも判で押したように「チュバ、チュバ、チュバ、チュバ」だけですが・・・(爆

 総Hシーン数は内容がほとんど同じものを除けば25個くらい。
 1キャラにつき2〜3個といったところです。

 最後に、前作の「BEAST」もフルボイスで丸々1本入っているのですが、あまりの古臭さに途中で挫折(−−;
 なんかフルアニメとか称してイタいパラパラ漫画みたいのが入っているんですが・・・(笑
 最近のフルカラーCGに慣れてしまうと、なかなか色数の少ないCG見たさに時間をかけようとは思えませんね。


<総合評価>
 6点。
 シナリオはほぼ評価できるものはありませんが、とりあえず実用度があれば甘く評価しますから^^;
 ミニゲームや前作をプレイできるなどのオマケ要素もあって、ゲームとしてはそれなりに良作なのかも。
 

おすすめキャラ:一宮真紀が好みなんですが、出番があまりに少ないヽ(;´Д`)ノ
最後に一言:「和姦の館」











  Eye's     (あとさんのレビュー) 評価: 5 
▼ タイトル Eye's 〜あなたの瞳にうつるもの〜
▼ ブランド エスクード
▼ 対応OS Win95/98/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 1998/10/23
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  なし
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読既読判定なし)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 オートモード 】    なし
【 ヒント機能 】   あり
【 セーブ数 】      8個
【 エンディング数 】  9個


<ストーリー>
 担任の教師に呼び出された主人公。
 教師は3枚の女生徒の写真を示し、「一週間の間に、この中の一人と知り合いになってほしい」という。
 主人公は疑問を持ちながらも依頼を引き受ける。
 主人公は少女と知り合いになる事でどう変わっていくのか…。

 選択分岐式のADVゲーム。
 校舎内で移動場所を選択する場面がありますが、時間概念がないので総当りでもOKです。 


<システム>
 修正ファイルがあります。OHPからダウンロードして下さい。

 システム回りは1998年の作品にしてはまずまず。
 随時セーブ&ロードが可能。
 音楽鑑賞モードは、移動場所選択モードでCDを拾わないと使えません。
 表示方式は全画面モードのみ。
 SKIPは、十字キーの↓キーかマウスを押し続ける必要があり、速度もそんなに速くありません。


<キャラクター>
橘 さつき  (CV:鮎川ひなた)
 主人公のクラスメイト。3年生になってから登校拒否になっている。
 茶髪のメガネっ娘。 

春日 夢  (CV:クンクン)
 進学クラスの委員長。才色兼備だが、言動が奇妙。
 ニーソックス&リボンを標準装備した巨乳娘。

樹 美代  (CV:秋月桃子)
 病弱な妹を持つ控えめな図書委員。
 黒いストッキングを標準装備した黒髪の大和撫子。

神野 智陽  (CV:杏露花梨)
 橘さつきの親友。竹を割った性格の体育会系。

一風堂 春名 (CV:比未子)
 樹美代を慕う下級生。ロリキャラ。

酒井麻美  (CV:R☆うさぎ?)
 主人公の担任教諭。極端なたれ目のお姉さまキャラ。

井出孝弘
 主人公の10年来の友人。
 ある意味、非常に辛抱強い男。


<グラフィック>
 原画は皇裕介氏。デビュー作のため、作画が安定していません。
 立ちグラフィックもデッサンが狂っているところが見受けられます。
 2〜3のキャラクターのイベントCGは巨乳すぎて変です。
 (巨乳好きにはたまりませんが^^;)
 塗りはさすがに古い感じが拭えません。
 背景も上手とは言いがたいレベルです。


<音楽・音声>
 音声あり。演技はまずまずです。
 音楽は単調なものが多く、評価できませんでした。
 ゲーム中でアイテムを拾わないと鑑賞モードが使えないってのはどうでしょうね?


<感想>
 全体的に説明不足です。
 なんで主人公が進学コースからドロップアウトしたのか、なぜ主人公に妙な依頼をしたのか、井出孝弘とは何者なのか等をきちんと説明してほしかったです。

 それとPLAYする時は美代又はさつきシナリオからやった方がいいと思います。
 夢シナリオは変なので、最後にやった方が世界観が崩れなくていいでしょう。


<Hシーン>
 1回あたり3枚。樹美代のみHシーンが2バージョンあります。
 グラフィックもテキストもそこそこ。実用性は低いですね。
 処女なのにイっちゃうのは,ゲームなのでしょうがないんですが、興冷めです。
 (ネタバレ)夢シナリオで観覧車の中でやっちゃんてるんですけど、観覧車が一周する間に前戯含めて全て済ませてしまうってのは、さすがに時間的に無理があるんじゃないんでしょうか??
 まぁ、主人公が三こすり半野郎なら可能でしょうが…。
(ネタバレ終わり)


<点数>
 5点。ありふれたレベルの作品。
 キャラが気に入ったなら買ってもよいのでは?


おすすめキャラ:酒井麻美。。こんな極端なたれ目キャラ見たことない。
最後に一言:「ランドのデビュー作なんだから、もうちょっと気合入れて作って欲しかったなあ。」











  ぱちFile     (うまのふんさんのレビュー)  評価: 6 
▼ タイトル ぱちFile
▼ ブランド 創美研究所
▼ 対応OS Win95/98/2000
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \6,800
▼ 発売日 2002/09/06


<ゲーム概要>
 創美研究所が送るファンディスク第一弾。
 おなじみのキャラクターたちが登場する、色物嗜好のミニゲームなどを堪能することができる。
 ゲーム内で稼いだお金でガチャガチャを楽しもう。


<内容>
 システムはあんまり使い勝手はよくないですが、今回Hシーンとミニゲームにボイスがつきました。
 CD内のHTMLを開くと、過去の創美作品の設定画、没絵、テレカ絵、HPの隠しURLにあった画像、壁紙、ぱちもそとコズミックマンの各キャラのシステムボイスなどがあります。
 
 創美研究所のCGは外れがないから個人的に嬉しかったです。
 古野将士、カシワギケイタロウ、北本鴻巣といった良原画家に、優れたグラフィッカーの美しい塗りがよく映えます。
 割とぶっ掛け描写あるんですけど、ここのが一番精子っぽく見えてエロくて好きです^^;


【コズミックマン第九話】
 ゲーム本編でタイトルのみ登場した幻の第九話「チ○ポ」。
 その禁断のストーリーが いよいよ明かされる!
 ミニノベルその1。
 本編のほうでは8話→10話になっていて、ウル○ラマンのパロディとしてわざと省いたものを登場させた話です。
 …なんというか、いかにもやっつけで作ったような話です。
 それでも、たった一つのHシーンである、ヒロイン4キャラとの5Pはめちゃくちゃエロいです^^;
 シーンもかなり長くて豊富にCGを使っていて、声優サンが大活躍してます。
 夢オチだけどね^^;

【大短編ぱちもそ】
 突然、現れたもじ太の父親はベニー、珠緒、みるかの3人の中からもじ太に花嫁を決めるように迫るのだった!
 ミニノベルその2。
 たぶんメインコンテンツ。本編ベニーエンドのその後の話。
 ハーレム状態のもじ太の気持ちを確かめるために、触手親父と未来ダッチワイフとともに3人にアタックするのです。
 かなりベタですが、コメディとしても面白かったし、話もまとまってました。
 Hシーンもラブラブばっかりですけど(一人一回)濃くていい感じです。
 何より女の子たちのもじ太に対する、けなげな思いがすごく萌えました。
 …現実にもじ太がいたら刺してやりたくなるだろな。

【エロカノイド】
 ブロック崩しの要領で玉を当てると女の子の服が削れていくぞ!
 ミニゲームその1。
 プレイしてみましょう!
 カコーン、…、カコーン、…、カコカコ、カコーン、…、
 ………
 遅いわ!
 簡単なんだけど、つい眠くなってクリアできない罠。

【バチャバチャコップ】
 画面上を逃げ回る女の子キャラを水鉄砲で撃つと服が透けていくのだ!
 ミニゲームその2。
 プレイしてみましょう!
 ………。
 つまらん!
 その割りに腹立つ。ミニゲームの癖に俺を馬鹿にするな!!
 結論…。
 創美研究所はもう変なミニゲームや変なシミュレーション(コズミックマン)を作らないでください。

【劇空間エロ野球拳】
 「神父のオシゴト」のキャラと野球拳で対決して勝つとムフフなCGが!!
 ミニゲームその3。
 でもこれは結構面白かった。
 「やぁきぃうぅー、すぅるなぁらぁー、」の掛け声が漢の心を萌え起たせマシタ。
 メインヒロインが登場しなかったのは残念でしたけど。


<10点満点での評価>
 「コズミックマン」「ぱちもそ」「神父のお仕事」…これら3つって、形は違えどハーレムげーですね。
 ぱちFileはファンディスクとは思えないほど実用的で、かなり良いもんなんじゃないかと思います。
 定価6800円じゃなければ…。
 ということで6点…この内容じゃーちょっと高いかな。


最後に一言:「今、ファンているんだろか?」