こんなアタシでも・・・ (FEMC-No8さん&analystさんのレビュー) | 評価: 4〜8 |
▼ タイトル | こんなアタシでも・・・ |
▼ ブランド | WINTERS |
▼ 対応OS | Windows 95/98/Me |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2001/07/27 |
【CG観賞モード 】 | あり |
【 シーン観賞モード 】 | あり |
【 BGM観賞モード 】 | あり |
【 メッセージスキップ 】 | あり |
【 メッセージ履歴機能 】 | あり |
FEMC-No8さんのレビュー
<ストーリー>
東雲真冬(しののめ・まふゆ)。黒髪ロングストレートを一本の三つ編みにした正統派美少女。十八歳。
誰にでも優しい性格。そんな彼女に、同級生の遠井敦規(とおい・あつのり)は恋をする。
悪友のプッシュもあって、やっとのことで告白するが、彼女のセリフは、「ごめんなさい…」。
だが、どうしても彼女を諦めきれずに、再度アタック。
真冬は言う。「どうして?…そんなにあたしが、いいんですか?」
真冬は、悩み抜いた挙げ句、主人公にマンションの鍵を渡す。
「この中にいる、あたしを見て…それでもあたしのことが好きだったら…あたし、あなたと付き合う…」
そこでは、複数の男と乱交にふける真冬の姿があった。
隠しカメラ。隣の部屋で乱交プレイ。何人もの男と激しくディープキス。中出し、顔射…。
こんなにまで破綻している真冬を、敦規はどこまで愛することができるのか…。
<キャラクター紹介>
東雲真冬(しののめ・まふゆ)
ヒロイン。 真性の「ラブレスセックス願望女」。
複数の男に調教されまくっているが、それは全て「真冬が望んだこと」である。
真冬から男達に「調教して欲しい」とせがんだのである。
葉川有香(はがわ・ゆか)
主人公・遠井敦規(とおい・あつのり)の幼なじみ。 処女。 ショートカット。
スポーティな雰囲気。 口調はボーイッシュ。
敦規に対して、少なからず好意を抱いている。
湖北洋子(こほく・ようこ)
二十歳。セックスという行為を毛嫌いしている。
遠井敦規のバイト仲間。 全国チェーンの古本屋で働いている。
けっこうきつい性格。 潔癖症。
体力は、三人の中で一番無い方。 体育の授業を休みがちなタイプ。貧血気味。
このホームページではWINTERSより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はWINTERSに帰属します。
analystさんのレビュー
<概要>
好きになって告白した清楚な女の子が、なんとセックス依存症。
とにかくヤルことしか頭にない彼女を愛の力で救えるか。
<画力>・・・6
原画はまあそれなりです。
キャラデザも特徴はそれほどありませんが、無難なところでしょう・・・巨乳ばかりですが^^;
塗りは標準かそれ以下です。
綺麗という印象は受けませんでした。
背景はちょっと手抜きという気がします。
というか、これって前作の使い回しが混じってます。
まあ、このメーカーは金なさそうですし、仕方ないんでしょうか。
CG枚数は60枚程度とちょっと少な目です。
やはり、文章と乖離してしまっている部分が見受けられました。
しかも結構気になる水準の乖離なので、あと少しCGを増やして、こういった部分をなくして欲しかったものです。
精液描写は結構上手な方でしょうか。
透明なのが難ですが、量もそれなりにかかっていますし、粘度もあります。
顔射が多いというのは素晴らしいです。
フェラの後は必ず顔射です。いいことです^^;
<ストーリー>・・・6
かなりとんでもないストーリーです。
告白してみたら、いきなり、真冬が他人とやるところを見せられます。
で、その後も、何度も何度も何度も何度も、不特定多数とやってるところを見せられます。
まあ、とにかくヒロインの思考回路がぶっ飛んでます。
なにしろ、ヤルこと以外なにも考えてません。
ちょっとでも主人公が会うことを疎かにしていると、すぐに他の男を連れ込んでやっちゃいます。
さらには主人公までその道に誘い込もうとし、主人公のまわりの女の子まで巻き込もうとします。
それにしても、精液の味や粘り具合で、誰の精液かを当てることができるヒロインなんて、はじめて見ました。
しかし、現実感がないかというと、そうでもなく、こういった女性って現実にいそうです。
かなり現実的なの話のように思えます。
そういう意味では、少々鬱になりそうなストーリーでもあります。
そもそも、こういったヒロインの設定だと、真冬がセックス依存症になるきっかけとなったトラウマがあり、それを主人公の愛の力で癒し、更正させるという展開を期待しますが、結論から言うと、このゲームはそんなに甘くありません。
主人公も真冬を更正させようと頑張りますが、どんなに頑張っても、ミイラ取りがミイラになるだけです。
真冬エンドは本当にトゥルーエンドなのか、理解に苦しむところでしょう。
普通のエロゲーだったら明らかにバッドエンドです。
とにかく徹底的にエロに特化したストーリー。
性欲の前では愛なんてもんがいかに無力かを嫌になるほど教えてくれます。
ある意味、素晴らしいストーリーといえます。
<音楽・音声>・・・7
キャラとの適合性や演技力などは十分です。
しかし、録音状態があまり良くありません。少々耳障りの悪い声になってしまっています。
演技がなかなかいいだけに、これは残念です。
卑語などはあまりありませんが、壊れたセリフもしっかりと演技しています。
音楽はそれなり。
BGMとしては十分な出来といっていいと思います。
<システム>・・・7
バグなどは全くありませんでした。
機能的には、未既読管理無しのスキップ、バックログ参照、エッチシーン・CG鑑賞モードなど一通り揃っています。
スキップも未既読管理がないので、少々使いづらかったですが、結構なスピードで飛ばしてくれるので、ストレスはたまりませんでした。
エッチシーン回想は、絵ごとに登録され、シーンがバラバラになっているので、少々使いづらいです。
ゲームとしては普通の選択式ADVです。
難易度も大したことはなく、何度かやれば、簡単にコンプリートできます。
<実用度>・・・9
なんとも素晴らしい実用度です。
なにしろ、最初から最後までエッチシーンだらけ。その数、60です。
ボリュームの少ないこのゲームにおいて60ですから、ホントにエッチシーンしか無いと言っても過言ではありません。
まあ、60といっても、繋がってるシーンもあるのでシーンとしてはその半分ぐらいですが・・・。
基本的に、一つのエッチシーンで1枚のCGですが、さすがにこれだけ多いと、不満はありません。
シチュエーション的にも素晴らしいの一言。
多人数プレイが基本になってきますが、まずやることは、必ずフェラ、顔射。
それも2本、3本とくわえます^^;
さらにその顔射時の文章による描写が優れています。
顔だけでなく、髪の毛にもかけまくり、さらに、かけられた精液を髪の毛に塗り込んだり、顔全体に広げたり・・・。
しかも悦びながらです!
顔にかけただけで、その後の描写もなく終わってしまうゲームが多い中、これは異色の出来です。
当然のごとく、アナルもあります。
多人数プレイなのでサンドイッチは当然ありますが、なんと、アナルフィストまであります。
アナルの中に手を突っ込まれて、グーチョキパーなんて、現実では絶対できないとは思いますが^^;
真冬の場合、できても不思議はないような気はしました。
さすがの真冬も浣腸は初めてだそうですが、「浣腸はバージン」だなんて言われても嬉しくもなんともないでしょう。
他にもデートをすれば、喫茶店でオナニーするわ、映画館ではパイズリするわ、公園では立ちションするわ・・・。
まあ、とにかく変態的なシチュエーションがてんこ盛りです。
選択肢の選び方によっては、真冬のおしっこを飲むか否かでその後の展開が変わったりします。
こんなゲームはじめてです。
ということで、これでもかというくらいの変態的シチュエーションの数々。
多くのエロゲーをこなしてきた猛者でも満足できること請け合いです。
絵がもう少し良ければ、十分満点を付けられる出来でした。
<総合評価>・・・8
エロのみに特化した特異なストーリー、特殊な性癖にのみアピールするエッチシーン、ちょっとヘボいイベントCG、前作の使い回しの背景と、まさにB級エロゲーですが、私にとってはクリティカル・ヒットでした。
多人数プレイを扱ったゲームは今ひとつなものが多かったんですが、これは最高です。
その手の性癖を持つ人なら、買って損はありません。
まあ、ボリュームのなさが少々残念なところではありますが。
このメーカーには今後ともこの路線で作っていって欲しいものです。
おすすめキャラ:東雲真冬
こういう壊れまくったヒロイン、大好きです。
さっぱり更正しないどころか、積極的に主人公をその道に誘い込むというのは今までになかったですね。
母娘どんぶりフルボイス (analystさんのレビュー) | 評価: 6 |
▼ タイトル | 母娘どんぶりフルボイス |
▼ ブランド | び〜にゃん |
▼ 対応OS | Win95/Win98 |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \7,800 |
▼ 発売日 | 2001/01/26 |
<概要>
3組の母娘と宜しくやってしまおうというゲーム。
母娘だと、近親相姦にはならないのだろうか?
<画力>・・・5
残念ながら、原画があまり巧くありません。
キャラデザ的にも、私の許容範囲は、静さん、ともえ、はるみの三人だけでした。
また、立ち絵や一枚絵でも、かなり危ういものがありました。
ときどき、魅力的な絵があるんですが、もう一歩というところでしょう。
塗りは平均レベルといったところです。
それから、精液描写が弱すぎます。
静さんのフェラシーンぐらいでしょうか?
これはなかなか良かったのですが、それ以外に精液描写がありませんでした。
全く残念なことです。
<ストーリー>・・・7
なかなか馬鹿々々くて、良いお話でした。
なんというか、登場人物全員がエッチに対してやたらとあっけらかんとしていまして、なかなかいいです。
特に良いのは静さんでしょう。お風呂場での娘の体を使っての性教育は最高です。
見事なまでの貞操観念の無さは、奥さんキャラとしてはちょっと残念ですが、それもまた良し。
このゲームでは、いい味だしてます。
<音楽・音声>・・・5
音声はまあまあでしょうか。
ま〜演技力が無さ過ぎのような気がしますが・・・ほとんど棒読みです。
聞くに耐えないということはありませんが、最後まで聞かずにさっさと先に進んでしまうことが多かったです。
要するに、あまり魅力的ではありません。
音楽も特に個性的ではないです。
まあ、フツーのエロゲー音楽という感じです。
<システム>・・・7
システム的な不満点としては、スキップが遅いこと、選択肢が出ている状態でセーブが出来ないこと、キーボードでの操作が出来ないこと、バックログが見られないこと、などが挙げられます。
特に、スキップの遅さと、選択肢でのセーブが出来ないことがかなり致命的でした。
というのも、選択肢が出てしまうとセーブが出来ないために、その選択肢の直前でセーブしなかった場合、もう一度最初から始める必要があります。
が、スキップがのろいため、やたらと時間が掛かってしまいます。
これは大きな問題です。
キーボードでの操作もできるようにしてもらいたかったです。少なくともメッセージ送りぐらいは。
バックログが見られないのはそれほど困りませんでした。
流し読みで十分なテキストですので・・・。
<実用度>・・・7
初めてエッチしてからは、毎日のようにやってくれることもあり、結構使えます。
中でも良かったのは、やはりお風呂場での性教育でしょう。
娘の体を使って、息子に女の体を教える母親というのはなかなかのモンです。
次点は静さんと最後のエッチとして、アナルの処女をもらう奴です。
もう最後だからということで、アナルの処女をくれる静さんに萌えました。最高です!
しかし、いかんせん、一回ごとのエッチシーンが短すぎます。
描写も淡泊といっていいでしょう。
もっと執拗な描写をしてもらいたかったところです。
それから、画力の所でも触れましたが、私の許容範囲内に3人しかいなかいというのがつらかったです。
栄・まゆみ母娘などは、ゲームのタイトルそのままのシーンが多く、かなりそそるシチュエーションでやってくれますが、絵的にそそられず、あまり使えませんでした。
<総合評価>・・・6
なんとも惜しい作品ではあります。
もう少し煮詰めれば、もっと良い作品になったことでしょう。
このゲームのノリなどは結構好きですし、エッチシーンでのテキストにもっと練り上げれば、かなり使えるものになったことでしょう。
それから、母娘丼が少ないのが残念でした。
特に静・ともえ母娘はもっと多くして欲しかったものです。
いくらなんでも、1回しかないのは少なすぎです。
おすすめキャラ: 赤沢静
これだけ美人で、天然ボケな義母だったら是非とも欲しいものです。
お風呂場の性教育はエロゲー史上に残る、名シチュエーションでしょう。
しっぽのきもち (analystさんのレビュー) | 評価: 5 |
▼ タイトル | しっぽのきもち |
▼ ブランド | ケージ |
▼ 対応OS | Win98/2000/Me/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2002/06/21 |
<概要>
お嬢様のペットが嫁さんを探すはなし。
<画力>・・・5
まず、なんといっても、身体全体のバランスが悪すぎます。
顔がでかすぎ、肩が細すぎ、足が太い…。
立ち絵で特に顕著ですが、一枚絵でもやはりバランスの悪さを感じます。
おかげで、いまいちエロティシズムの漂ってこない絵になってしまっています。
また、顔のバランスも悪く、キャラに魅力がありません。
一応、微乳のロリキャラが何人かいますが、全く萌えません。
塗りは標準以上の水準を保っていると思いますが、原画の出来の悪さを補うほどではありません。
CG枚数は64枚。かなり少ない方でしょう。
ストーリーにボリュームがないので、絵が足りないということはありませんが、やはり物足りなく感じます。
精液描写はなかなか。量も多めですし、質感もしっかりしています。
ただ、しっかりと着地してくれないのが、残念でした。
<ストーリー>・・・4
特に面白味のない話です。
ストーリー自体大したものではありませんし、テキストにもプレイヤーを引き込む力はありません。
それにしても、このゲームの登場人物は何歳なんでしょうか?
普通に酒を呑んでますし、学校に車を運転してきたりします。
絵を見る限りは小学生みたいですが、設定的にもストーリー的にも全くロリでもなんでもありません。
<音楽・音声>・・・7
音楽は特筆することはなし。
オープニングソングは電波臭が漂ってきていますが、それほどの衝撃もなく、何度も聞きたいと思うような曲ではありません。
音声はほぼ全員が演技に問題もなく、安心して聞いていられる出来です。
キャラともそれなりに適合しているといえます。
なお、このゲームでは男キャラにも音声が付いています。
私としては、男声はなるべく切ってやりたいので、男声のみを切る機能は欲しかったところです。
<システム>・・・8
バグはなし。
機能的にはしっかりと揃っています。
スキップは未既読管理有りで、相当なスピードですっ飛ばしてくれます。
コンプリートには試行錯誤が必要なゲームなので、これはありがたかったです。
また、メッセージ履歴もホイール対応。
巻き戻せる量は非常に少ないのですが、このゲームではそれほど必要ないとはいえます。
シーン回想も使いやすいものでした。
ゲームは普通のADVですが、「しっぽシステム」というものが付いてます。
これは、お嬢様に逆らうような選択肢を選ぶためには、「しっぽポイント」を消費しなければならないため、「しっぽポイント」がなくなると、不本意な選択肢しか選べなくなってしまうというものです。
が、実際には巷に溢れる普通のADVと全く変わっていないように思えます。
難易度は中程度。
コンプリートするためには要所要所でセーブをして、試行錯誤を繰り返す必要があります。
<実用度>・・・5
実用性はいまいちです。
エッチシーンの数は登録されるもので36シーン…それほど多いとはいえません。
1シーンの尺も長くはなく、終わってみると、36シーンもあったっけ?という印象でした。
エロテキストもいまいち淡泊。
それなりの描写はしてくれますが、あまり実用性に繋がってきません。
内容的にも非常に平凡です。
主人公が雪乃のペットということで、既存のエロゲーとは毛色の違うエッチシーンがあるかと思ったのですが、期待はずれに終わりました。
雪乃へのご奉仕といっても、せいぜいクンニ程度。
期待していた、お嬢様のおしっこを飲ませられるというシーンも冒頭に出てきましたが、描写も淡泊ですし、あっという間に終わってしまうということもあり、とくに使えるというものでもありませんでした。
また、全てのルートで女の子とセックスするとエンディングなので、エッチの発展性もありません。
せっかくこういう設定にしたのなら、雪乃が主人公と女の子にいろいろな「交尾」をさせ、それを楽しみながら眺めるという展開が多くても良かったと思います。
もちろんそういうシーンはありますが、それほど量もなく、内容的もフェラや普通のセックス程度で終わるのでいまいちでした。
アナル関連は主人公にのみありました…。
まあ予想はしていたので、それほどショックではありませんが、女性陣にも欲しかったところです。
さらには、裸エプロンまで主人公のみというのはどうなんでしょうか…。
<総合評価>・・・5
絵、ストーリー、実用度とも低水準で、ボリュームもありません。
設定は面白そうでしたが、ただそれだけで終わっています。
もうちょっと練って欲しいものです。
おすすめキャラ:希美
絵的に一番良かったです。この娘のルートがなかったのが、残念でした。
失格医師 (analystさんのレビュー) | 評価: 7 |
▼ タイトル | 失格医師 |
▼ ブランド | MBS TRUTH |
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP |
▼ メディア | CD-ROM |
▼ 定価 | \8,800 |
▼ 発売日 | 2002/02/28 |
<概要>
短期海外出張した兄に成りすまして、兄の勤める病院で働きつつ、看護婦や患者に手を出すゲーム。
<画力>・・・8
いまいちキャラの描き分けができていないような気はしますが、女の子達は皆魅力的に描かれていると思います。
私的にはかなり好みでしたし^^;
塗りもかなり水準が高く、原画の良さを引き出せています。
また、背景もしっかりと描き込まれています。
精液描写は上々。質感もあり、量も多めです。
欠点はいつまで経っても着陸してくれない精液があるということでしょう。
ちゃんと着陸してくれないと、どうにも落ち着きません。
<ストーリー>・・・3
一応劣等生の弟が優等生の兄に成り代わって、兄を困らせるというようなことになっています。
しかし、最初からもうそんな設定はどうでも良くなっています。
劣等生の割にはしっかりと診察もこなしているみたいですし、果ては兄より愛想がいいので、兄よりも評判が良くなったりします。
兄の評判を落とさなくていいんでしょうか?
まあ、兄の婚約者を襲ったりしているので、それなりに復讐らしきことはしています。
ただ、あるエンディングを見ると、それも徒労だったらしいことが分かりますが…。
結局、主人公がやっているのは、女の子に手を出すことだけです。
兄を困らせるなんて目的はどこへやら。
一癖ありそうな院長や同僚の医師もいますが、なんかありそうなところを匂わせておいて、なにもなく終わってしまいます。
ドラマ性がないといえば言葉が悪いですが、あまり気にせず、エッチシーンだけを楽しむゲームのような気もしますので、期待さえしなければそんなに悪くはないように思います。
<音楽・音声>・・・8
音声はほとんどのキャラが適合しており、演技もなかなか上手く、聞いていて危ういところはありませんでした。
十分以上の出来でしょう。
このゲームでは卑語の消し方がちょっと変わっていて、「ま」の部分を消していました。
私としては「ん」を消してもらった方が良かったりするんですが…。
音楽はI've。
主題歌はさすがに安定した出来で、私の好きな部類に入ります。
初回特典で音楽CDが入っていたのも良かったです。
ゲームの雰囲気にもあっています。
ただ、安定しすぎて、少々マンネリの域に入っているような気がしないでもありません。
BGMは曲数が少なすぎます。
ずっと同じ曲がなっているような気がしました。
音楽鑑賞モードがないため、はっきりとは分かりませんが、6曲程度しかありません。
まさにBGMで特筆すべきことはありません。
<システム>・・・5
特にバグはないようです。
システム的には揃っていることは揃っていますが、少々使いづらい点もありました。
まずスキップは未既読管理有りで、既読文章を飛ばす設定にしておけば、何もせずに飛ばしてくれるので、非常にありがたかったです。
バックログ参照もしっかりとあり、こちらも問題はないかと思います。
問題は回想モードとフルスクリーン・ウィンドウモード切替にあります。
回想モードには「CD1」と「CD2」に分かれており、一人の女の子のエッチシーンでも2つに分かれてしまっています。
おそらく最小インストール時のことを考えてこのようになったのだと思いますが、かなり使いづらいです。
それから、システム設定が階層構造になっており、フルスクリーンとウィンドウモードの切り替えるために3回ほどクリックしなくてはなりません。
この程度のものはショートカットを割り当てるか、第1階層に置いておいてもらいたいものです。
ゲームデザインの方もかなり問題有りです。
3日目の午後まで、病院内を徘徊し、多く会った女の子のルートに入るようになっていきます。
これは多くのエロゲーで採用しているものであり問題はありません。
そして3日目午後からはルートに入った女の子に会うだけでストーリーが進んでいきます。
これが問題で、病院のマップから女の子がいる場所を探して、会いに行かなければなりません。
どこに誰がいるかは分かるのですが、1日に10回程度繰り返す必要があります。
しかもルートに入らなかった女の子に会い行った場合、時間すら進みません。
初回プレイではここに相当戸惑います。
さらに、そこでのイベントは非常に短いもので、何の意味があるのか分かりません。
これならルートに入ってからは、一直線にエッチシーンのみでやってくれた方が良かったように思います。
<実用度>・・・7
パッケージやゲームの紹介からは陵辱系のゲームかと思いますが、実際にはほぼすべてのエッチシーンが和姦です。
エッチシーンの数は40強で、抜きゲーとしては一般的な数といえます。
一つ一つのシーンの尺もかなり長い部類に入ります。
ただ描写が少々弱いように思いましたし、女の子の喘ぎ声も多用しすぎでしょう。
もう一つ興奮度が足りないような気がしました。
ただ全体的には一つ一つのシーンで十分な実用度は持っていると思います。
内容的には、本格的な医療プレイというにはほど遠いですが、利尿剤を使っておしっこ出させたり、クスコで膣の中を覗いてみたり、ギプスプレイ(?)やら、裸で夜の病院内徘徊など、変態的なプレイは十分にあるので、結構満足はしました。
また、精液描写がかなり秀逸で、顔射時など、絵だけでもかなり使えます。
さらに、瑞穂に関しては、輪姦されて、身体中を精液まみれにしてくれます。
残念なのが、テキストによる言及が少なかったことでしょうか。
やはり、絵だけよりは、テキストでも精液について書いてくれた方が使い勝手がよいです。
このゲームの最大の問題はアナル関係の中途半端さでしょう。
最初の方のエッチシーンから「アナルを弄る」といったような選択肢が出てきます。
多いときは1シーンに出てくる選択肢すべてにアナル関連の選択肢が入っていたりします。
私としては当然ごとく、条件反射のようにその選択肢を選びます。
そして、その後に当然来るであろう、アナルセックスに思いを馳せるわけです。
と〜こ〜ろ〜が、これだけ期待させておいて、このゲームにはアナルセックスというものが存在しません。
さんざん、アナル弄っておいて、なぜか入れるときは前!
んで、フィニッシュになると、唐突に「アナルに出す」などという選択が出てきて、精液だけは注入することができます。
多くのエッチシーンでアナルに言及していますし、指で弄ったり、バイブ入れたり、クスコで覗きながら弄ってみたり、舐めてみたりと、全体的に見て、アナル方面に力は入れてます。
なのになぜ、アナルセックスをやらないのでしょう?
これでは画竜点睛を欠くと言わざるをえません。
やはり、前戯としてだけでなく、ちゃんと本番も入れておいて欲しいです。
おかげで、次こそアナルセックスが来るだろうと期待しては失望に変わり、どうにも抜きどころがつかめませんでした(こんなの私だけかもしれませんが…)。
<総合評価>・・・7
エッチシーンはなかなかでした。
内容的にもほぼ期待通りで、実用度はかなりのものです。
しかし、ストーリーやゲームデザインはかなりの欠点になってしまっていると思います。
とはいえ、はっきり言ってストーリーやゲームデザインの欠点など、私にとっては些末な問題です。
最大の問題はアナル関連の中途半端さ!
期待させるだけさせておいて本番がないなんて、ほとんど生殺しです。
最後までやらないんだったら、最初から期待なんてさせんじゃね〜〜!
おすすめキャラ:田中めぐみ。こういうおつむの弱い女の子が大好きです。