Sultan    (Mr.Tさんのレビュー) 評価: 8 
▼ タイトル Sultan 〜The Lovesong is Forever〜
▼ ブランド light
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/07/26
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(既読のみ可)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 オートモード 】  なし
【 セーブ数 】  30個
【 エンディング数 】  6個(除バッドエンド)

 
<ストーリー>
 遠い昔、彼方の国の物語――
 かつて、大きな大きな国がありました。
 砂漠の中に、陽炎のようにゆらめく都がありました。
 その国の王様は、世界で一番偉い人でした。
 人々は、自分の国のことが大好きで、誰もが平和に楽しく暮らしていました。

 そんな王国の片隅に、一組の兄弟が暮らしています。
 お父さんとお母さんは死んでしまったので、近所の幼なじみの家に居候をしています。
 その街での生活は、ささやかだけども楽しくて、それなりの幸せを感じることが出来ました。

 ところがある日、彼らの前に、兵隊達の一団が現れます。
 彼らを率いているのは、この国――ルキア王国の宰相閣下。
 兄弟の姿を見つけると、宰相閣下は丁寧なお辞儀をしながら言いました。
 「殿下、お迎えに上がりました」
 兵士達は、二人をそのまま王都まで連れていきました。
 謁見の間で、年老いた王様が静かに言いました。
 「君達に、この国を継いでもらいたい」

 実はこの兄弟、いわゆる王子さまだったのです。
 王様の娘が2人の母親で、兄弟は王様の実の孫ということでした。
 続いて、側近の大臣が若者に提案します。
 「殿下に私の娘を嫁がせましょう」
 いわゆる政略結婚です。気の弱い若者に、この申し出を拒むことは出来ませんでした。
 こうして、若者は出会ったばかりの少女と結婚してしまいます。

 幸い(?)にも、新妻になった女の子は、ちょっと抜けたところはあるものの、美人で気だてがよくて、とても優しい女性です。だから、国中の誰もが、若者のことを羨み、祝福してくれました。

 他にも、宮中で彼を取り巻くのは、そろいもそろって美少女ばかり。
 新しい生活に、若者自身もまんざらではありません。

 でも、彼にはたった一つの心残りがありました。
 それは、離ればなれになった幼なじみの少女のこと。
 幼い日の事といえ、二人は秘かに将来を誓い合っていたのです……


このホームページはlightより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はlightに帰属します。



<グラフィック>・・・10点
 原画は今パソパラの表紙を描いてたりするくすくす氏です。
 どのキャラも可愛いですね^^;
 塗りも綺麗で女の子の柔らかさというのをとても巧く表現していると思います。
 服装はなんとなくディズニーのアラジン風味(除メイド服).雰囲気が大切にされていてかなりの好印象です。
 特にロリ系キャラが絶品!(私がロリグルメだからか?)(ぇ
 立ち絵の表情もバリエーション豊富で見ていて飽きません。
 背景も細かく丁寧に書かれていて街を歩く人でさえ手は抜かれていません(脇役兵士は手抜きでしたが)(ぉ

 ただ、このゲームをして一つ思ったことがあります。
 この人達にはボーイズゲーは作って欲しくないなぁと
 何故なら道を踏み外しそうだから(ぉお
 「ロッタ(主人公の弟)が可愛いんだよ!!」
 「なんで攻略可能な義妹(義弟^^;)じゃないんだよぉ!!」
 何て本気で枕をぬらしてました(ぇ
 ってわけで絵は文句なしですよ!っていうか買いです。


<音楽>・・・8点
 曲数はOP・EDテーマあわせて全部で26曲。
 どの曲も綺麗なメロディーラインで非常にいいです。
 私のお気に入りはエッチシーンで流れる"祝福の月光"と言う曲です。
 ピアノメインで自分でも弾きたくなりました。っていうか耳こぴして弾いてます(ぇ
 ほとんどの曲はほのぼのとしていて音楽鑑賞だけでマターリできます。
 ただ少し物足りないと感じる曲もありましたね。
 緊張する曲もあるのですが作品の雰囲気が壊れない程度に抑えられた物でした。
 ここら辺が難しいんでしょうね。
 EDはもう少し盛り上がる曲がよかったです。


<音声>・・・9点
 声優さんに拍手(ぇ
 上手いです!(超豪華声優陣ですし!))
 時々セラ役の金田まひるさんのカツゼツが気になりますがどのキャラも満足のいくできでした。
 男性キャラの声優陣も上手いし。
 ピアナが泣いている時の声など声優さんマヂで泣いてないか?何て思いました。
 ロッタも甘える声が(;´Д`)ハァハァモノ(ぉ
 後現国王陛下の声優さんもおじいちゃんっぽくてグー!
 ロッタの"おじいちゃん"発言で悶えていた時なんて哀愁が伝わってきます^^;


<演出>・・・7点
 凝ってますね。
 少なくとも私は時間毎にゲーム起動時の音声が変わるゲームなんて物は初めて見ました。
 朝だと「おはよう」と言ってくれるし夕方だと「こんばんは」深夜になると「もう眠いよ」などなど・・・。
 時間変わるごとにちょっと驚いてました(^^;
 ロード時にルートに入っているキャラの音声で迎えてくれるのもいいですね。萌えます(ぉ
 ただ、画面切り替えの効果が微妙に邪魔。
 マシンパワーにもよりますが一昔前のノートパソコンだと間違いなく重いでしょうね。
 もうちょっとスパっと変わる方がいいです。
 これだけは邪魔でした。
 

<キャラクター>・・・9点
 このゲームはキャラクターの魅力が非常に大きい所を占めています。
 ロリキャラも可愛いし泣き虫だしもうもうもう・・・・・ハッ!?
 猫耳娘もこれがモノホンのネコ娘だ!みたいな気がしてなりません^^;
 一言で言うなら基本に忠実なんですね。
 音声と絵も大きいですがキャラ使いがいいです。
 妻も幼馴染もネコミミも義妹もどのキャラもかくあるべき!という姿で表現されています。
 いやぁ、他のメーカーさんも見習って欲しいですね。


<システム>・・・6点
 上記参照の他、セーブは随時可能。
 セーブ可能数もまぁ妥当です。
 ただスキップもロードもセーブも一度右クリックしてからというのがちょっと面倒でした。
 後は画面切り替えの有り無しなどが指定できると嬉しいですね。
 後、スキップが他の窓を開く度に止まるのは何とかして欲しいです。
 リプレイ時に一度見た場面スキップするときに延々とその画面を見続けるのはちと苦痛です。


<シナリオ>
 少し押しが足りないかもしれません。
 ほのぼの宮廷恋愛アドベンチャーでもほぼ全てのシーンがほのぼのしてると感動する前にちょっとダレます。
 もう少しメリハリのあるシナリオにして欲しかったですね。
 しかしキャラクター同士の触れ合いは非常に上手く表現されています。
 ぽつぽつと見られる名言が良かったです。
 一番私が好きなシナリオは"フェレースシナリオ"と"ロッタ(弟)シナリオ"(ぇ
 フェレースシナリオはなんと言うか一番Sultan!って感じの物語風味なシナリオでした。
 ロッタシナリオはもうプレイヤーに「Boysやれ!!」って言ってるようなもんですよ^^;
 最後のロッタの台詞にはたとえその気がなかろうが胸がときめきます(T▽Tゞ
 light様反則・・・・ぐふぅ.
 (ちょいネタバレ?)
 全キャラクリアしたら見れるハーレムシナリオのオチもよかったですね。
 歴史の裏に女あり〜(笑)

 (ここまで)


<10点満点での総合評価>
 8点ですね。
 設定と雰囲気を大切にされた秀作です。
 シナリオがもう少し力強ければ名作だったと思うんですが・・・。


おすすめキャラ:「・ピアナ(義妹)とロッタ(実弟)・・・・頼む・・・何も言うな(涙)」 
最後に一言:「ものには・・・限度ってものがあるとおもうの・・・。」 byピアナ嬢











  探偵少年A     (タケ・ユタカさんのレビュー) 評価: 5 
▼ タイトル 探偵少年A
▼ ブランド フォスター
▼ 対応OS Win98/Me/2000/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/07/19
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  なし
【 BGM観賞モード 】  なし
【 メッセージスキップ 】  あり
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 オートモード 】    あり
【 セーブ数 】    12


<ストーリー>
 物語の舞台は、街に古くから根付いている「しろくま探偵社」。
 街には毎日様々な事件や、人には言えない悩み事が渦巻きます。
 
 主人公は何の変哲もない、ちょっと根暗な男の子。
 失踪した叔母の書き置きにしたがって現れた2人の「アシスタント」に拉致られてその日から「しろくま探偵社」の所長にされてしまいます。
 
 アシスタントに小突かれながらも、一応頑張って探偵業をこなす主人公。
 クセのある人々に翻弄されながらも、叔母の言葉どおりに一人前の探偵を目指します。


<メインキャラクター紹介>
雛形アキラ(ひながた・あきら)
 本編の主人公(名字・名前固定)。
 小さな頃から暗くて、現在もそんなに社交的とは言えない少年。
 友達も少なくいつも一人で遊んでいたが、今回失踪した叔母には懐いていて様々なことを叔母から学んでいる。
 …が、そんなことは関係なく、突然「所長見習い」にされたことに腹を立てている。

照山紅葉(てるやま・もみじ) CV:茶谷やすら
 探偵社のアシスタント。どちらかと言えば理知的でクールなキャラ。
 役回りとしては、ゆかりが調子に乗ったりした時たしなめたり主人公に有無を言わせず何かをさせたりといった感じ。
 実質探偵社を切り盛りしてるのはこの人かも。

西園寺ゆかり(さいおんじ・ゆかり) CV:よっすぃ〜
 チョコチョコと動き回り、事態を複雑にしていくタイプ。
 よく紅葉に怒られているが、ふくれるばかりで言うことはあんまり聞かない。
 最初から主人公にラブラブビームを出していて、主人公の言うことは結構聞く。
 頭の回転は悪くなく、様々な技能(探偵っぽい)を有しているので依頼の解決には欠かせないキャラ。
 探偵社での役割は特攻隊長。

木下雪子(きのした・ゆきこ) CV:桃谷うさぎ
 主人公の同級生で見た目普通のお嬢様風。
 普通の優しい女の子の部分と冷たい仕事人的部分(?)を兼ね備えたキャラ。

菜々(なな) CV:松井キララ
 しろくま探偵社に出入りしてる小学生の女の子。
 時々電話番したりするような大人びた所のある賢い女の子。
 賢すぎて頭でっかちな所があるが、主人公と接することで子供に戻ったりする。

 その他、主人公の幼馴染の女子高生、近所のキャバクラ嬢、イメクラ嬢(^^;)などサブキャラクターも豊富。


このホームページはフォスターより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はフォスターに帰属します。



<システム>
 上記参照のほか、ウィンドウ(800×600の大きめサイズ)/フルスクリーンで表示選択可。
 セーブ&ロードや画面切り替えなど全体的にシステムが重かったです。
 スキップも止めづらいヽ(´Д`)ノ
 あと、この手のゲームでシーン鑑賞モードがないのはイタいでしょう。
 フルインストール(要190MB)すれば起動時CD不要。


<音楽/音声>
 音楽:可もなく不可もなく。
    BGM鑑賞すらないからね〜^^;

 音声:男女ともにフルボイス。
   ただしアイテムを手に入れることによって見られるボーナスHはボイスなしの仕様。
   あまり聞かない声優さんばかりですが、演技はそんなにまずくないです。
   でも本多透って声優さんは名前変えてほしいね。(−−; 字違うけど(´-`)


<ゲームシステム>
 マップ徘徊型のADV。
 町を歩き回って、時間内に特定の場所へ行けばイベントが起こります。
 特定のアイテムを手に入れないと起こらないイベントもありますが、物語の本筋には関係ありません。

 ゲーム中出てくる選択肢は2つだけです。
 1つは間違えるとバッドエンド直行。
 もう1つはどちらを選んでも結果に変わりはなく、見られるCG・イベントが違うというものです。
 バッドエンド分岐の他にも、全ての依頼を完遂すれば所長エンド、取りこぼしがあれば見習いエンドと一応分岐があるようです。


<感想>
 まあ、容量が200MBそこそこなのにフルボイスという時点で不安ではありましたが・・・^^;
 やっぱり短い&物足りないですね。
 ストーリーもシリアスなんだかラブコメなんだか、少なくとも探偵モノに必須の緊張感は皆無です。
 ある意味でエロゲーしてるとは思いますが。

 ありがちに1話完結とかで1個ずつ依頼を遂行していくのではなく、同時に複数の依頼を念頭において行動しないといけないという構成は成功だったかどうか?
 リアリティーがある点はいいと思いますが、何せゲーム期間が10日間とあまりに短く、そのわりに登場人物がけっこう多いためにプレイヤーをちょっと混乱させてしまうところがあると思います。

 加えてマップの不親切さには不満あり。
 プレイ開始時に町の地図をもらえるのですが、何がどこにあるのか建物の名称の記載がないので地図の意味をなしていません。
 そして移動時にはイベントが起こる建物以外は入ろうとしてもメッセージすら出ず、やみくもにただ広いだけのマップを歩き回らされるストレスがあります。
 そうはいっても非常に短いお話ですから、つまるということはまずないのですが^^;
 あと、システムまわりが重いのはこういったマップ徘徊系では命取りなところがあると思います。

 CG枚数は65枚+パターン違いで、パターン違いの量はそれほど多くありません。
 ただゲーム本編が短いため、少ないという印象は受けませんでした。
 原画はフォスターではおなじみのスカイハウスさん&ちゃーるず☆舞論尊さん。
 目がパッチリしているのと淡いライトな色使いが特徴的です。
 立ちキャラCGもとても綺麗で、CG面はこのゲーム唯一といっていいほど不満はないです。

 Hシーンもそれほど少なくないです。20シーン以上はあります。
 1回に使われるCGも1〜3枚と悪くありません。
 ただ、はさまれるテンポは悪くなくても、いかんせんどのシーンも中途半端に短くて実用性は高くないです。
 そのうちボイスがないHシーンは5個くらいですが、ボイスがないのをいいことに卑語を連発してるのがイヤミですヽ(´Д`)ノ

 内容は和姦:陵辱=2:1くらいかな??
 まあ、陵辱スキーな人に到底満足できるものとは思えないですが^^;
 陵辱は主人公以外の男性キャラが担当するのですが、このゲームに関していえば変態オヤジやチンピラ、ホストなどの声は要らなかったと思います。
 ホスト悪ノリしすぎ^^;

 女性キャラの声優さんにも上手い下手があります。
 フェラシーンは結構あるのですが、ちゅぱ音を出してくれてる人は半分くらい。
 個人的にはお気に入りの西園寺ゆかり役の人がなかなか上手かったので満足です。
 あと、男性器に白く光るモザイクをかけるのは止めて欲しいのですが・・・女性のは普通なのになぜ??

 一番の不満点はやっぱりシーン鑑賞モードがなかったことかなぁ。
 ゲームの内容自体に達成感があまりないのだから、これくらいはしっかり押さえておいてもらいたかったところ。
 CGだけ見られても、また起動する気にはなれんですよ。


<総合評価>
 5点。これまた甘い評価ですが(−−;
 スカイハウスさんのCGが好きで、マップ移動のイライラに耐えることができる人なら特攻もありでしょう。
 しかし、とりあえず定価で買うのはちょっと・・・。


おすすめキャラ:西園寺ゆかり
最後に一言:「ふ・は・つ・だ・ん」











  Lost Passage   (左京民さんのレビュー)    評価: 5 
▼ タイトル Lost Passage
▼ ブランド DEEP BLUE
▼ 対応OS Win95/98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/06/28
【CG観賞モード 】  あり(不備有り)
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 リターン機能 】  あり
【 オートモード 】  なし
【 セーブ数 】  20
【 エンディング数 】  14個(真エンド1)


<システム>
 まずはアップデートもお忘れなく!
 CG観賞モードに不備有り…CGがすぐ閉じてしまいます。
 いくつか開いているうちに、治りましたが妙に気になりました。

 オートモード無いのは痛いですよ〜。
 はい、大変です、実用するとき(?)もう一本腕が欲しくなりますね^^;

 ヒント機能が無いので詰まった方は、ネットをまわって攻略サイトから情報を落としましょう^^;
 サイトによっては、情報が違うので注意!

 フルスクリーンの切り替えがめんどくさいです。
 ちょっと、操作性は低いかな…。


<音楽・音声>
 主題歌はOPとEDがあります、僕はEDが好きかな?
 どこぞのI○サウンドと違って、落ち着いた曲です。
 こんなのもいいんじゃないかな…^^;
 
 BGMですが、良くも悪くも無く、ただずっこけた雰囲気が流れる曲はいい感じでしたね

 音声に関してですが、あえぎ声が掠れてる…。
 お風呂の声がくぐもっているのには笑えました^^;
 本番時に、水音(?)はしませんがその代わりあえぎ声がすごいです。
 痙攣してます。マジで笑えました…^^;


<ストーリー>
 主人公、三崎彰は大学生。
 教育実習として京都の出身校に戻ってきました。
 そこで会ったのは、かつての幼馴染が二人無邪気な従妹と、がらりと雰囲気が変わってしまったメインヒロインです。
 主人公は、従妹の旅館に泊まることになりますが、そこには、大学の女友達と、交換留学生も泊まっていました。
 追い討ちをかけるように、主人公の担任の先生はなんとかつての恋人!
 戸惑う主人公、そして、巫女であるメインヒロインの付人も加えて一つの物語が始まります…。

 ご都合主義満載で、ゲーム開始時に主人公の元恋人が1人、主人公に思いを寄せるヒロインが3人、残り二人もすぐに主人公に篭絡(失礼)されてメロメロに(死語)なります。
 主人公を中心として、イヤになるほど女の子がよって来ますね。


<キャラクター>
三崎 彰 (みさき あきら)
 日本史の教育実習生で、京都に来ている。
 見た目は相当カッコイイ。
 もちろん、女の子にはモテモテ^^;
 相当天然のスケベ、コスプレ好き^^;
 それはどこであろうとも発揮される!
 ナース服や巫女服を見てしまうと理性のタガが外れてしまう。
 (でも、女の子は笑って許してくれる…うらやましい)
 わりあい鈍感で、付き合っているヒロインがいても、別のヒロインと帰宅したりしてます。
 てぃたさん! 殺していいですか?
 (TITANS:是非お友達に…ごほん…いやOKです!)

宇佐 観月 (うさ みつき)
 宇佐神宮の宮司で、「月読の巫女」。
 学業とともに、神職も勤めている。
 幼馴染であり、主人公を慕っている。
 「にいさま」と呼んで、そばによって来る。
 また、主人公が買ったものを、マネして買ったりする。
 大和撫子で、とてもしっかりした性格である。
 鈴○に似ているとは、口が裂けても言えない…^^;

山吹 沙雪 (やまぶき さゆき)
 旅館「山吹」の一人娘である。
 学年は観月の1つ下。
 年は同じだが、病弱なため一年留年している。
 主人公に恋心を抱いており、「お兄ちゃん」と呼んで、まとわりつく。
 何気に、観月をライバル視しているが、それよりも3人一緒に遊べることが嬉しいようだ。
 名前聞いてピンと来た人は、この物語を高得点で楽しむことができますよ♪

藤森 めぐみ (ふじもり めぐみ)
 宇佐神宮の巫女で、観月の付人である。
 付人となる家柄でもなく、大抜擢されて周囲の人間から反感を買っている。
 物凄く人のいい性格だが芯はしっかりしていて、言うべきことは言う。
 その性で、余計に反感を買っています。
 加虐心をそそるタイプです、はい^^;

 以上3人のヒロインが、この物語の真実に関わります。
 歴史上の人物に、なぞらえて表すことができます。
 誰かはネタバレなので、書きません。

 ところが、この話には外にもヒロインがいます。
 ライターさん、がんばってくださいよ〜。
 せっかくの面白い設定を、半分しか生かせてません。

エリナ・レミンカイネン
 フィンランドからの交換留学生で、旅館「山吹」に宿泊している。
 陸上部に所属し、すばらしい才能を持つが朝起きが苦手であり、二度寝の名人。
 オオカミの「タロ」を飼っていたり金魚にやたら詳しかったりする。
 お約束ですが、日本語使用を間違えて主人公と「同棲している」とか言ってます。

綾小路 育美 (あやのこうじ いくみ)
 学園の、日本史の教師で生徒からの人望も厚い。
 昔、主人公と恋愛関係にありそれが原因で一騒動になりました。
 何気に、女の子にもてる主人公に嫉妬しています。
 可愛いですね、年上という感じがしないです。

夏越 理乃 (なつこし りの)
 主人公の大学の友人でサークルが同じである。
 主人公と同じ学校に、古文担当として教育実習に来る。
 主人公にアプローチをかけていますがまったく気づかれないで、やきもきしています。
 また、主人公の幼馴染との関係をみて、かなり気が気ではないようです。
 さり気に男子学生の人気の的で嫉妬を受けたりしています。

 彰、育美、理乃の三人は、学園の人気トップ3の教師です。


<シナリオ・設定>
 ゲーム開始
 お・も・し・ろ・い!!!

 ゲーム中盤
 うごっ! ちょっと重いかも…。
 なんかツギハギだしな、まとまるのかな?

 終了
 えっ!? もう終わったの?
 全員クリアしても、広げた風呂敷がおさまってません!勿体無いです。

 シナリオは大きく二つの性質に分かれまして観月、沙雪、めぐみがファンタジー。
 エリナ、育美、理乃がラブコメ路線です。
 物語には「歴史」という共通認識があり、ラブコメでは物足りないところです。

 この「歴史」認識が厄介です。
 源平文学、縄文・弥生時代考古学、神話時代文学に深い知識がないと、主人公が勝手に先に進んでいってしまいます。
 高校レベルでは、「わかる」程度で、考えが進みませんね。
 そのあたりでこのゲームは評価が二分します。

 また、ある程度の文学、考古学をかじった人間ならば、「へ?」という強引な展開付けも気になります。
 勝手な歴史解釈で話が進むのですが、僕はそれは「エロゲー」だから、と笑って見過ごしました。
 多分ライターさんは、国文科か歴史学科の教育実習経験者です。
 単位の話がリアルなので、そう思いました。

 しかし、頼むからもっと話を絡めてくれ…!
 沙雪シナリオと、真エンド(観月)との関係が薄い!
 両方ともかなり面白いのに、そのあたり適当ですねヽ(´Д`)ノ
 それと、三人のラブコメエンドは納得できないぞ!
 さらに、真エンドでは主人公にまつわる、ある「設定」がまったく出てこなくなります。消化不良です!

 とまあ、難しい話をしましたが m(_)m
 各ヒロインのエンドは、だいたい一度BADを見てから普通のエンドが見られるようになります。
 ファンタジー系のBADは痛いです…。
 ラブコメ系のBADは鬱です…。
 ともかく、真エンドはすべてのエンドをみれば、見ることができます

【心の叫び】
 うお〜ハーレムED作れや〜!!
 ヒロイン達は、もっと嫉妬しろや!
 ということで、重要な話は……。


<Hについて>
 エロいっすよ、はい。保証です。
 冷静に考えてみて、「教え子とのH」ですから、背徳感いっぱいの雰囲気です。

 「堕ちる」とかいってますし^^;
 ヒロインは淫乱になるし^^;
 場合によってはBADに直行しますが…。

 主人公がハッキリスケべ?なので、面白いです。
 「兄さまのエッチ」「お兄ちゃんのエッチ」… ぐお〜
 「俺は教師なんだ…」 ぐお〜
 たまらん! たまらんですたい!
 (一応、学園で純愛なので、鬼畜ではありません、あしからず。)

 すべてのCGが、覗きやコスプレなんかがないと埋まらないのも面白い趣向です。
 というか純愛か^^;!?

 でも、感動のシナリオに、Hシーンが強引に入りすぎ…。
 もっとエレガントにって、エロゲーなんだからいいか…^^;

【心の叫び】
 つるつる… 何に入れてるの?
 空気をつかんで、何をしゃぶってるの?
 書け!!!(怒)
 ちなみにHシーンは、観月6、育美4、沙雪3、理乃2、めぐみ2、エリナ2です。
 HシーンでないCG(覗き、パンチラ、ブルマ)なんかもありますよ。

 ともかく制服のデザインが絶妙ですね。
 ロングソックスに、白いリボン… 最高ですか?(最高で〜ス^^;)


<10点満点での総合評価>
 本当は9点なんですが、シナリオ未完成で-1、つるつるで-1、鬱、痛いの嫌いだから-1。
 さらに操作性×で-1ですから、5点です。
 歴史訳分かんないなら、さらに-1で4点でしょうか?
 惜しいです、本当に惜しい、ハーレムがあったら、10点でもいいのに…^^;


<禁句>
 「顔の無い○」とそっくり、巫女、赤リボンポニテ……。(以上^^;)


おすすめキャラ:妹コンビ、宇佐観月、山吹沙雪です。
最後に一言:「エロゲーならこんな難しい設定はいらない…。」