HEART&BLADE    (タケ・ユタカさんのレビュー)  評価: 5 
▼ タイトル HEART&BLADE
▼ ブランド シーズウェア
▼ 対応OS Win95/98/2000/
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2000/9/29
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  なし
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 セーブ数 】  10+オート1

 
<ストーリー>
 留学先から帰国した主人公・天良修(てんら・おさむ=固定)を待っていたのは家督相続や許婚、
 そしてアメリカから修を追いかけてきた女の子達だった。
 その女の子達に追い回される日々にうんざりしていたとき、修は自身が待ち望んでいた思い出の女の子に再会した。
 しかし、その少女は、記憶の中の姿そのままだった。
 そんなとき、修の目には化け物や妖怪が映るようになり、剣を振るって御神木を守ることになった。


<ヒロイン紹介>
頓宮 春奈子(とんぐう・はるなこ)
 修の許婚で、箱入り娘の世間知らずなお嬢様。
 修との縁談になんの疑問も持っておらず、一途に修を思い続けている。
 見た目は楚々としたお嬢様だが性格は割と強引。
 家は歴史のある富裕な名家で、天良家とも縁戚。

アリサ=エバグリーン
 修のアメリカ留学時代の同級生。
 東洋文化にかぶれていて、一度修の剣術を目にしたときからそのエキゾチックさに一目惚れ。
 今回の修の帰国にあわせて、自らも日本に留学してまで追いかけてきた。
 いかにもアメリカ育ち、開放的な性格で、自分の好きなことを好きなようにやるタイプ。

間納 隆美(まのう・たかみ)
 修の従姉。間納家も天良家の縁戚で、剣術を受け継いでいる。
 修の母・雪美ととても仲が良く、天良家に雪美が嫁ぐことに最後までだだをこねていた。
 しかし雪美が若くして亡くなったことで、修の父・昌隆に対して恨みを持っている。
 ゲームで個別エンドがあるのは春奈子、アリサ、隆美の3人。

秋谷 穂澄(あきたに・ほずみ)
 修の通う学園に勤める教師。趣味で郷土史の研究をしている。
 そのため、天良市をひらいた一族の家系である修にはかなりご執心。
 お気楽な性格で、人見知りというものをしない。

柏 未央(とまり・みお)
 修に密かに思いを寄せる新体操部の少女。
 小動物のように気が弱く、春奈子とアリサという分厚い壁に阻まれて修になかなか近づけない。

布施英理子(ふせ・えりこ)
 天良市を調査にきたという大学教授・間宮の秘書。
 何かと修に親切にしてくれ、優しげな微笑みを常に絶やさない。
 大人の女性という感じの人。


<システム>
 上記参照の他、ウィンドウ/フルスクリーン表示選択可。
 マスター・BGM・SEのボリューム調節可。
 フォントカラー調節可。
 フルインストール(要280MB)すれば起動時CD不要。
 細かいところですが、ゲーム中メニューから戻ると必ず一つ文章が進んでいるというのがネック。
 (特に戦闘シーンなどで)


<音楽/音声>
音楽:フルオーケストラ風で全15曲、場面に合ったBGMがちゃんと用意されてます。
   特にOP曲はじっと聴いてると実はすごくいい曲だと思ったり^^;
   シーズはいつも音楽だけはいい仕事してるんだけど・・・

音声:女性キャラのみフルボイス。
   ボイスだけボリューム調節なかったから無いのかと思ったよ^^;
   演技はテキストに忠実で、上手いと思います。特に隆美役の人。
   Hシーンは・・・判断材料となるテキストが短すぎるヽ(;´Д`)ノ


<ゲームシステム>
 場所移動型のADVに、途中から1日1回コマンドバトルが加わります。
 戦闘と通常ADVシーンを進めるにあたって、「P.C.S.」というシステムが存在します。
 これは実際に行動を起こす前に、選択可能な行動コマンドの中から自分の選びたいコマンドをあらかじめ複数入力できる、というシステム。
 戦闘シーンでは8種類のコマンドの組み合わせで必殺技が出るようになっています。

 感覚的にはコマンド総当たり式のADVの中で正しい順番にコマンドを押していかないと先に進まない、という制約を付けているようなものです。
 率直に言ってこのシステムに何の面白みがあるのかいまいちわからず、イライラしてしまいました。


<感想>
 一息に言うと、主人公は某藍青の薫のように許婚やら金髪のガールフレンドやら親戚のお姉さんやらに囲まれて幸せそうなのに、ラブ○な的思い出の女の子を自宅の庭の木のそばで見かけてからは、1日1回突如として出現し襲いくる魔物と戦いつつ、何がどうなってるんだと思いながら脇役ヒロインと次々にHして、そのうち何やら悟って事件の黒幕を倒すわけなんですが、そのときコイツはメインヒロインか思い出の少女か誰のために何のために戦っているやら今ひとつわからんのでラストシーンにもぜぇんぜん感情移入できない作品でした。

 要するにゲーム期間が11日と非常に短いのにキャラをいっぱい出していろんな要素を詰め込んでいるため、終わってみて消化不良も感じないくらいシナリオがスカスカです。
 しかも肝心のエロが薄い
 (ここんとこ、すんごく薄いですよライターさん^^;)
 なんで1シーンにCG6、7枚も用意しておきながらセリフは1枚につき一言くらいで終わらせますか(怒
 せっかくフルボイスなのに。
 CGも一枚一枚塗りが丁寧ですごく好みなのに。

 上でも書いたけど、P.C.S.とかいうシステム要らないです。
 “先行コマンド入力によって未来が変わる”みたいなキャッチコピーは良かったけど、通常ADVシーンにそれが取り入れられてる場面は何個もないし。
 そのせいかコマンド総当たりの部分が正解以外は手抜きの文章になってるのが致命的。

 戦闘シーンもせっかく8個からのコマンドがあるのに、組み合わせのためだけに存在するというのも×。
 こちらの攻撃がかなりの確率で外れ、当たったとしてもダメージがランダムなため
 戦闘中のセーブ&ロードは必須、というバランスもひどいものです。

 で、結論としてはかなり勿体ないゲームだと思います。
 頑張っているCG・背景スタッフさんがかわいそう。
 ゲーム期間をせめて1ヶ月くらいにした上で、シナリオライターさんがもっと頑張って、プログラマーさんがヒネくれたゲームシステム作らなければ良作になってたんじゃないでしょうか・・・。


<総合評価>
 5点。
 甘い採点です。
 人によってはもっと下がるでしょう。
 このへんの失敗がパラレルハーモニーとかに生かされてるのかな??


おすすめキャラ:間納隆美
雅樹さんから一言:「CGはいいのにー。」









  Milkyway2    (明日香 我道さんのレビュー) 評価: 7 
▼ タイトル Milkyway2
▼ ブランド Witch
▼ 対応OS Win98/Me
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2002/06/28
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  なし
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり
【 オートモード 】    なし(実に惜しい!)
【 セーブ数 】  100個(うちNo.99はオートセーブ用)



<音楽・音声>
 Witchさんが一押ししているUnder17が恐ろしい程電波入ってますが(汗)さ、さすが桃井はる子(笑)
 音楽はイントロが聞こえた時点で「あ、このキャラのだ」と分かるほどメリハリが効いてていいと思います。
 イージーリスニングには厳しいかも…思い出し笑いしそうで(苦笑)

 音声に関しては女性キャラのみフルボイスです。
 七瀬 晶    吉田皐月
 沢木祐美    岩田由貴
 結城 藍    鳥居花音
 坂本 礼    杉沢結花
 犬塚ありす   MIKAKO
 神月沙耶   奥田香織

 七瀬 倫       綾有蘭
 鷹梨千尋       うさぎ
 鷹梨恋水&恋文  御園円
 工藤亜由美     春日アン
 御影咲夜      日向裕羅
 東条 悠      近西洋子
 高坂久遠&繭   杉沢結花
 楠本さゆら     藤城さらさ
 島奈緒美      夏野向日葵
 もう、文句無しの豪華キャスト!!


<感想>
 前作が、店の再興に関する話で、経営者自身のストーリーだったのに対して、今回は出来上がって有名になってる状態から話が始まる部分が異なり、主人公もバイト募集として内部に入る…と言う点が大きな違い…
 ただ、個性的な従業員に囲まれるドタバタコメディというツボは変わっていません。

 前作から4年経っている設定と言う事で、既存のキャラクターが結婚してたり愛人になってたり(笑)と言う事で電撃姫に「Milkyway1.8」と言う前作と新作の穴埋め的な話が付録CDとして付いたのですが、それはあえて商品に添付しても良かったのでは?と思います。

 前作はEDに関しては「社員旅行」でパラメーターの高いキャラクターが落ちる…のに対して今回はそういうイベントが無いだけに、店内での行動がキャラクターの好感度を高めるのか!?と言う感じ。
 また、前作で脇役でも素晴らしいシナリオと演出が用意されていただけに、ちょっと期待せずにはいられないのです。


<作画>
 文句無いです!
 特にデフォルメに関しては激しくバリエーションが増えてますし(笑)Hシーンになるとまた気合いが(笑)
 しましまぱんつでハアハア出来るのはこの作品だけでしょう(爆)
 設定に関しては制服がやはり前面に出てしまいますが、普段着の色使いやデザインはかなり秀逸です。
 どうせなら他のデザイナーも見習って欲しい位「恥ずかしく無いデザイン」と色使いをしてます。


<システム>
 うぃずぼいすよりも軽くなってます。
 おまけにLOG、SKIPなどはメイン画面右横に用意されていて、プログラマーの苦労をひしひしと感じました。
 メーカーHPにてVer1.13aパッチが上がってるので、それをキチンと当てて置く事ですね。
 あと、ジョイスティックにも対応…物凄く改善されてます。


<音声>
 これも前作より音が良くなってます。
 圧縮技術は変わらないと思うのですが…となるとミキシングディレクションの違い!?
 サンプリングレートは絶対上がってるはず!
 細かい吐息なんかもはっきり聞こえます。


<10点満点での総合評価>
 7点
 総合で見ても高得点は出せます。
 のっけからズボンを下ろしたい人は他を当たった方がいいでしょうけど(汗)


<お気に入りのキャラ>
 亜由美…と書きたいけど、問答無用で「晶」です…ええ、前作は主人公の妹ですからトーゼン「攻略から外されざるを得ない」キャラでしたので…
 ただ、「祐美」も捨てがたい!立場は逆転するであろう可能性大!

 決してお気に入りでは無いのですが…犬耳のありす…このEDだけは見ておいて損は無いです。
 むしろありすのEDに関してだけ言えば「10点」俺は出します。(色々な意見はあるでしょうけれど)


<最後に一言> 
 制服物は大御所が存在する為、この作品は模倣、大御所フォロワーとして軽視されてしまうと思います。
 でも、作品でキャラが活きていなければいけないし、それを更に魅力的にするためのCV。
 そのバランスがとてもとれている一作だと思っています。
 敢えて気になるのはDisk1にあるDon'tread.txtの文中の「御影 咲夜」
 「私的にVOICEはあんまりイメージと合ってません、適任って誰なんでしょうかね」
 あまりに無責任な言葉を商品に書いてるよなぁ、と感じるのですが…これに関しては同感^^;
 日向さんでは「わざとらしい」んです。もっとあのボケを「マジ」にやれる人…がいいんでしょうけれど。
 ディレクションはきちんとやって欲しいな、と言うのがCV導入賛成派の意見です。









  学園お嬢様奇譚      (タケ・ユタカさんのレビュー) 評価: 7.5 
▼ タイトル 学園お嬢様奇譚
▼ ブランド C's ware
▼ 対応OS Win95/98/2000/
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \8,800
▼ 発売日 2000/08/25
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり
【 メッセージ履歴機能 】  なし
【 セーブ数 】  16


<ストーリー>
 陰陽師である主人公を育てながら、下僕である美少年を自在に操って可愛い女の子達を即GET!
 そして、官能の渦に飲み込まれてゆく椚原女学院の裏側で暗躍する謎の組織、神道会の目論見とは!?
 厳格な先生が、巫女さんが、電波系の美少女が、次々と主人公の手によってエッチに淫らに堕ちてゆく‥‥‥。
 「まっててね‥‥‥私の仔猫ちゃん」
 椚原女学院、最悪の30日間が始まる‥‥‥。


<キャラ紹介>
御門沙絵(みかど・さえ) CV:葉月ユカ
 幼稚園から中学まで、名門女子校をエスカレータの最前列で上ってきた、
 頭脳明晰、容姿端麗、才色兼備、眉目秀麗、空前絶後、豪華絢爛、絶対無敗の超絶天才お嬢様。
 御門家に代々伝わる陰陽師としての力が使える。
 CVはかなり声色変えてるけど、「淫内感染」の城宮明日香役の人。

各務(かがみ) CV:MAYO
 沙絵の創った傀儡人形。一見すると女の子にも見える美少年。
 人形でありながら実に表情豊かで、何時も笑顔が絶えない。
 言い換えれば能天気とも言う。
 CVは「Parallel Harmony」の都役の人ですね。「あう〜〜」「なの〜〜」可愛い・・・^^;

川野真美子(かわの・まみこ) CV:高天唯
 沙絵の毒牙に掛かる、被害者第一号。
 妹の久美子がおかしな宗教に手を出していることを心配する、心優しい姉である。
 自分が沙絵の慰みものになるという条件で、沙絵に久美子の救出を依頼する。

川野久美子(かわの・くみこ) CV:Yukie!
 真美子の妹。「神道会」という新興宗教に陶酔している、ちょっとあぶない女の子。
 イニシエーションと称してステロイド系のお香を焚き、ハイな状態でエッチをするのがお気に入りという、根っからのエッチ好き。

科木美和(しなき・みわ) CV:山野美嶺
 椚原女学院の二年生。
 何となくで進学をして椚原女学院に通っているが、自分が将来何をすべきかが決められず、色々と焦っている。
 「淫内感染」の杉村弘子嬢ボイスですよ(^^)

水無月圭子(みなつき・けいこ) CV:治美
  椚原の三年生。男装の麗人。
 最近彼氏と喧嘩別れしたばかりの超理屈屋。
 常に自分の中の理想通りの行動を心がける、極度の夢見娘でもある。

久留米彩(くるめ・あや) CV:四谷わかば
 椚原で国語科の教師をしている。
 厳格で清楚というイメージを目指しているらしく、常に楚々とした態度と行動を取る。
 沙絵の傍若無人な発言と行動に強く反感を抱いている。

土屋菜緒(つちや・なお) CV:小暮美貴
 日本から仏教やキリスト教を駆逐し、日本古来の「神々」への信仰心を取り戻すべく立ち上がった、新興宗教団体「神道会」の教祖。
 彼女も沙絵同様、超常能力を扱うことが出来る。
 沙絵とはいとこ同士で、昔から沙絵の才能に嫉妬している。

土屋菜美(つちや・なみ) CV:昭子
 菜緒の妹であり、神道会の幹部。
 沙絵や姉同様超常能力を扱うことができ、しかも姉より筋がいい。
 しかし、極端な妄想癖がその能力の半分も発揮させないので、姉よりもずっと扱いやすい。
 本人に自覚はないが、かなりの淫乱。加えてやおい好き^^;

芦屋鈴(あしや・すず) CV:木月祥
 沙絵の執事、公一郎の娘。
 御門家のコネで椚原女学院の付属学園に通うことになったが、基本的におバカ。
 頭の回転は決して悪くは無いのだが、基本的な思考回路がどこかぶっ飛んでいる。
 ボソッと喋る電波系の女の子^^;

鏑矢信也(かぶらや・しんや) CV:大倉正章
 御門家とは昔から懇意にしている、術者筋の血統を持った青年。
 沙絵とは、両親が決めた許婚の間柄であり、信也当人もそれに不満は無い。
 本人は一切言及しないが、沙絵と同等か、それ以上の超常能力を扱うことができる。
 いい人・・・以外の評価を受けなさそう・・・。


<システム>
 上記参照の他、フルスクリーン/ウィンドウ変更可。
 フルインストール(要490MB)すれば起動時CD不要。
 このへんを「Parallel Harmony」にも引き継げばいいのに・・・^^;

 メッセージウィンドウの右側にある装置で音量調節可。
 (もちろんコンフィグモードに入っても調節可)
 ただ、いまひとつマウスの使い勝手が悪く、キーボードと両方操作する必要があるのが難点。


<音楽/音声>
音楽:全12曲、うち2曲はOPとEDだからちょっとさみしいですね。
   音質がイマイチですが内容はなかなかバリエーションあっていいです。

音声:メインキャラのみ男女フルボイス。
   とりあえず、主人公の御門沙絵役の人のちゅぱ音はすんごい。
   ジュルジュルと舐めまくりです。某さっちゃんとは思えない(汗
   が、舐める対象が女の子のみでは威力も半減(−−;


<ゲームシステム>
 キャラクターの成長要素を加味したADV。
 30日間の間に「修行」コマンドで主人公の沙絵と傀儡人形の各務を育てつつ、学園を見回って女の子をゲットしていきます。

 基本的に朝の行動決定のあとは沙絵と各務は別行動ですが、女の子のいると思われる場所に各務を行かせて、あとで沙絵をそこに移動させるとイベントが起こったりします。
 女の子のいる場所は日によってコロコロ変わるので、面倒な人は攻略HPを見たほうがいいかも。


<感想>
 C’sの隠れた人気作??←根拠なし
 とりあえずHシーンのテキストは単調ながらエロい。
 おかずゲーと呼ぶにふさわしいです。
 シーン数では及びませんが、実用度的にはCronusの「Brightia」と似たタイプかも。
 声優さんもまあまあノリはよく、卑語もあり。
 ただ、フェラシーンに限っては慣れていないためか、かなーりイマイチという人が多い・・・
 ZYX作品経験者とそれ以外がハッキリわかるところです^^;

 ところで・・・
 タイトルなどからこのゲームのメインは“レズ”だろうと思ってたんですが・・・。
 実のところ、お嬢様の沙絵がタチになって女の子を可愛がるシチュエーションは意外に少ないです。
 全Hシーンの半分もないくらい^^;
 むしろ、“ショタ人形”の各務君を使って挿入Hするシーンが多かったです。
 Hは基本的に和姦(隷属姦?)ですが、敵の組織の男どもに女の子が××されるシチュエーションもあり。

 ゲームの内容は・・・
 陰陽師のお嬢様という設定はひと捻り効いているとは思うのですが、シナリオの流れがいまひとつテンポの良さに欠けていてる感じ。
 基本的に主人公の沙絵と各務のパラメータによって起こるイベントが決まっていくので、各イベントがつながり的にバラバラで、ストーリー性はあまりない感じですね。
 (ネタばれ)でもまあ、このゲームの本当のストーリーは最後の戦いに負けた後はじめて語られるみたいだから、それまでのどーでもいいお話につながりがなくても全然オッケーって気もします^^;(ネタばれ終わり)

 あと、ゲットした女の子は夜に自分の部屋へ呼んで調教Hっぽいことができるのですが、何回か会っただけの女の子に説明も与えず速攻で術をかけてHするのはいかがなものかと^^;
 しかもやっちゃった事については記憶封印することもあるし^^;

 お手軽さという点ではいいですが、女の子が堕ちる過程を見たいって人には物足りないかも。
 川野真美子・久美子姉妹とは同意を得てHしているのですが、もう最初のHで沙絵の虜になってるし^^;

 要するにエロいはエロいのですが、どの女の子も1パターンで毎回ヨガりまくっているだけな印象があります。
 正しいおかずゲーのあり方だとは思いますが^^;
 ありがちに一晩一人ずつとかじゃなくて、呼べる女の子の数だけHできるというシステムは良かったですね。
 使えます!←何に?
 加えて、イベントHもけっこう豊富。

 CG枚数は114枚+パターン違い、総Hシーン数は65。
 グラフィックは発売当時は美麗といっていいものだったでしょうが、後発の「蜜柑」「黒と黒の黒の祭壇」などと比べるとやはり1ランク落ちてしまうかも。


<総合評価>
 7.5点
 エロ度とそれなりのゲーム性で判断しました^^;
 レズゲーとしては・・・どうなんかな。


おすすめキャラ:ひいきの声優さんということで科木美和。
        それにしても、各務君の可愛さはヤヴァいな・・・^^;
タケ・ユタカさんから一言:「とりあえずエロいゲーム。」









  UP!      (kskさんのレビュー) 評価: 9 
▼ タイトル UP!
▼ ブランド メイビーソフト
▼ 対応OS Win95/98
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 \7,800
▼ 発売日 1998/07/10
【CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  なし
【 BGM観賞モード 】  なし
【 メッセージスキップ 】  あり(未読既読判別無し)
【 メッセージ履歴機能 】  なし
【 オートモード 】  なし
【 セーブ数 】  20個くらい(すいませんm(_)m)
【 エンディング数 】  1個


<音楽・音声>
 音楽は・・・特に印象に残りません。
 流石メイビー・コンプリーツ系というか、テキトーです。
 人物の精神状態に合わせて盛り上げたりとか、場面が切り替わったら他の音楽にしたりとか、あるいは登場人物によって音楽を分けるとか、そういう気の利く小細工はゼロです。

 そんなだから、当然「声」も無しです。
 ま〜昔はこれが普通でしたが・・・。


<感想>
 結論から言いまして、ショタです。
 コレ系がダメな人は、もうこの下は見る必要は一切ありません。

 どんなゲームかというと…
 「メガネをかけた、気の弱い、どっちかというといじめられたり弄られたりしやすそうな、小学生みたいな美少年の主人公が、義理の母親やら、同級生やら、不良少女やら、先輩の母親やら、女体育教師やら、保健の先生やら、女の先輩数人がかりやらに、一日に何度もひたすら迫られ、強引にエッチに持っていかれ、また可愛い顔にも似合わずとんでもない精力の持ち主の主人公は、もう何も出んくらいまで搾られても必ず復活し、女に主導権は握られっぱなしというシチュエーションは保ちつつ、もーイチからジュウまで犯られまくってくれるゲーム」です。

 オーソドックスなアドベンチャーゲで、システムもどシンプル。
 攻略もへったくれもあったモンじゃありません。
 小学校を卒業出来る学力がある人なら、誰でもコンプ出来ます…。
 はい、説明終わり^^;

 ・・・つか、コレ系に目覚めている人は、
 120%ヌけます!

 まあもう少し真面目に書くと、テキストが他のショタゲと比べてもエロい方です。
 イラストも(これはその人の好みで分かれるんでしょうけど)ショタゲの中では可愛い方です。
 「やおい」方面から出てきたボーイズラブゲとは違い、カッコつけたり美しかったりは全くありませんが、可愛くはあります。


<お気に入りのキャラ>
 桶川 和己(おけがわ かずみ)
 要するに、主人公です。
 うらやましい・・・。


<最後に一言> 
 えー、書いてて自分がどんどんイヤになるレビューでした。(T_T)
 ・・・でもっ! オレはっ! それでもっ! 敢えてメイビーソフトに言いたいっ!
 「なんで(主人公の)声入れんのじゃあぁっ!!(TへT)」
 (↑血の叫び)
 だから9点なんだよ・・・あと1点だったのに・・・。


TITANSより一言:「私、主人公の声いらない派の人なんですが^^;」