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コース 白馬大雪渓〜後立山連峰〜扇沢(の予定が・・・)

白馬岳
(2,899m)

日本百名山




 歴史は繰り返す・・・

日時: 2009年8月28日(金)
天候: 曇り 稜線は暴風 
同行者:達観

<ルート、通過時刻> 
通過時刻 ポイント名 コメント
4:07 猿倉 大雪渓
7:48 白馬岳山頂 視界3m
8:30頃 白馬岳山荘出発 立派な食堂で達観感動
10:00頃 鑓温泉分岐 役20分間、行こか下ろか悩む
14:33 猿倉着 途中くたびれた
 
 参考までに
 
駐車場:
温泉: 入っていない。


山行の計画

今回の行程はこんな予定。

   猿倉出発  4:00頃
   白馬岳   8:30頃
   五竜山荘 16:30頃
   
   五竜山荘 05:00頃出発
   五竜岳、鹿島槍通過
   冷池
   扇沢   15:30頃

初日に五竜山荘まで入っておけば二日目は余裕だろう。もし初日に唐松岳頂上山荘までしか入れない場合は、二日目天気が良いようなら3時頃に早立ちすればいいし、天気が良くなければ遠見尾根を下ればいいだろう。今年の山はいつも天気が良くなかったので今度こそはいいだろう。根拠はないが。

20年ほど前だろうか、8月上旬に白馬大雪渓〜行けるところまでと2泊の予定で出かけた。当時は急行『アルプス』だったと思うのだが、それに乗って白馬駅まで行き、バスで猿倉まで入った。出発するまで酒を飲んでいたし電車では寝付けなかったので、結局一睡もせずに大雪渓を登り始めたんだけど、この日は雲一つない青天で、夏の強い日差しと睡眠不足でバテてしまい初日は白馬山荘泊まりだったっけ。
次の日は朝から物凄い暴風雨。体をもっていかれるような強風と強い雨。風が強すぎてカッパに水滴がまるでつかないほど。斜め45度の方角に歩かなければ真っ直ぐ前に進まない状態だったので、これ以上縦走を続けるのは無理と判断して鑓温泉から下山した。

まさかこの時と同じ運命をたどることになろうとは・・・


山行の計画

予定では夜7:30出発なのだが、妻が仕事上のアクシデントで帰ってこない・・・
ドタバタしながらもようやく9:00過ぎに出発できた。本来ならご苦労なく山へ行っている場合ではないと思うのだが・・・

扇沢のちょっと下、柏原新道入口にスクーターを降ろし、猿倉へと向かう。
眠くて頭もボーっとしている。このままならアルコールは飲まなくてもすぐに眠れそうだ。今夜は久しぶり(数年ぶり)の休肝日といこう。12時すぎに就寝した。

3:30起床。朝食を詰め込み出発する。素早く準備をしたのだが、立派なトイレの前でしばらく達観に待たされる・・・寒い・・・。
ヘッドランプをつけ4:07本当に出発した。全力早足で歩きはじめる。やはり酒は飲まないほうが調子がいいね。予定どおり白馬尻小屋に着く頃には明るくなってくる。さあ大雪渓へ突撃だ。




昨年大規模で崩落が起きたし、落石には充分注意しながら上を見ながら行く。幸い一つの落石もなかった。途中では『パラグアイが・・・』と達観に待たされる。
大雪渓では良かった天気も稜線近くになると完全に雲の中に入ってしまった。強い風とガスで視界は20mほど。

7:48 山頂着 何も見えない。ただ寒いだけ。




7:58 白馬山荘の立派なレストランで20分ほど休憩する。気持ちが盛り上がらないね。ここでもさらに達観に待たされる。

杓子岳、白馬鑓ヶ岳と過ぎる。ガスがとれて視界が開ける瞬間が2度ほどあった。素晴らしい景色だったのだが、あとは足元の道しか見えない。
10:00頃、鑓温泉分岐の地点に着く。このまま突撃するか諦めて下山するか達観と20分ほど休憩しながら話し合った。結論は下山とした。ここまで調子もよく、想定タイムを大幅に上回っていたので下山するのは残念だが、このまま続けても楽しくない。心配ごともある。また来よう。







10:23下山開始
鑓温泉、昔に通ったときは登山道のすぐ脇に露天風呂があった記憶があるのだが今ではすべて屋根がかかっているのだな。




これは足湯

昔下ったときも鑓温泉から先でかなり苦労した記憶があったが、今回もけっこうキツかったね。小日向のコルへ登り返しがけっこうたいへん。脚も動かなくなり前を行く老夫婦をなかなか追い越せない。




このへんで撮ったか?

コルからはすぐ。14:33 猿倉に到着した。

今回は達観のトイレ休憩3回や白馬山荘での大休止、鑓分岐での悩んでいる時間、鑓温泉や途中での休憩など、いつになく停滞している時間が多かったにもかかわらず、休憩こみで設定したタイム0.75よりけっこう早かった。ここのコースタイムはけっこう甘いのかな。という印象を受けた。

スクーターを回収後、18:00すぎには帰宅できた。
翌日も、いろいろとたいへんなことはさらに続き・・・