日時: 2007年07月28日(金)〜09月29日(土)
天候: 1日目:晴れのちガスのち暴風 2日目:快晴
同行者:達観
<ルート、通過時刻>
通過時刻 |
ポイント名 |
コメント |
1日目 |
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7:28 |
馬場島 |
思っていたよりキツくない。整備されている。 |
10:42 |
早月小屋 |
10分ほど休憩 |
13:52 |
剣岳山頂 |
山頂には5分ほどいた。 |
16:30 |
剣山荘 |
カニのヨコバイでは暴風雨、岩が滑る滑る。 |
2日目 |
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6:04 |
剣山荘 |
別山から見る剣は端整だ。 |
8:25 |
大汝山 |
最高の尾根歩き。歩きやすく快適な登り |
8:48 |
雄山 |
360度の絶景が。南へ向かう道がおいらを呼んでいる。 |
10:10頃? |
室堂 |
紅葉最盛期。多くの人で賑わう。 |
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参考までに
駐車場: |
馬場島登山口付近に10台、ちょっと下のキャンプ場に30台ほどか |
温泉: |
みくりが池温泉600円 かなり白濁した湯は臭いもキツい。3日は臭いがとれないぞ |
■山行の計画
シーズン初めから楽しみにしていた剣岳、当初は9月14、15で行くはずであったが天気は悪そうだし、どうせ行くなら紅葉の剣を見たいので延期にした。後で聞くところによるとその日は14、15は天気はよかったようで・・・
今週も天気はよくないようだが、この機会を逃せばなかなか泊まりでの山は行けそうもないので突撃することに。計画では夜の7時30頃家を出て、ETCの通勤割引に間に合わせれば安いし早い時間から登り始ることができるけど、いろいろあって夜中出発とした。
一日目は天気が悪そうだ。行ってみた様子で予想を超える悪天候ならアルペンルートで室堂に入って、剣沢小屋まで行って宿泊。翌日剣岳往復。登っている途中で悪天候なら早月小屋に泊まって翌日剣をピストンするか、そのまま進むかは行った様子で判断するしかない。雪ならためらわず引き返そう。
■山行の記録
1日目
2:30には達観をお迎えに行く。白馬周辺では満天の星空で天気はダイジョウブそうだ。日本海へ出て北陸自動車道を走ると剣岳が見える。朝日を浴びて美しい。天候次第では室堂からの入山も検討していたのだが、その心配はなさそうだ。
上市駅にスクーターを降ろし馬場島へ向かう。支度をして7:28に登山開始する。
そんなにペースはあがらないものの、まあ順調に登っていき10:43 早月尾根小屋到着する。
このへんから紅葉も盛りになってくるが徐々に天気も悪くなってくる。空は明るいのに進む方向はガスの中。
けっこう視界はよかったのだが・・・
標高2800m地点で12:50頃だったか、これなら目標としていた6時間での登頂は余裕のようだ。しかしここからいきなり悪天候に捕まってしまう。雲の中に入ってしまった感じか。
カッパを着たり雨対策をしてから登りだすが、支度に手間どったりペースがあがらず剣岳山頂まで約1時間かかってしまった。
剣岳山頂では何も見えず、すぐに下山開始するが、ここからが本当の『試練の山』になった。
カニのヨコバイでは濡れた石が滑る滑る。よりによって一番の難所で悪天候に捕まってしまうとは・・・。もの凄い強風で顔に当たるのはみぞれ、風上を向くと顔が痛い。足を滑らせば危ないので一歩一歩慎重に足を運ぶ。達観もメガネが曇ったり苦労しているようだ。達観曰く、「自分の家で飼っているミニチュア・ダックスフントが階段を登ったがいいが下れなくて困っているのと同じ状態」だそうだ。
結局下りはコースタイムよりかかってしまったがいたしかたない。
16:35に剣岳荘に到着。当初の予定ではここよりは空いているであろう剣沢小屋までの予定だったが、今から向かえば17:00を過ぎてしまいそうなのでここまでとした。
雪で倒壊したが、再建なった剣岳荘はきれいでシャワーも暖かい。この日は50人ほどが泊まっているそうだ。おいらたちは次の日の出発は早くないので食堂で飲み続ける。
1日目
朝は半分くらいの人は早立ちで剣岳に向かっているようだ。この日は天気がよく剣岳がよく見える。見れば険しいものの、たいした距離ではないのだが昨日は下山に時間がかかったなー。
人の流れと逆行で、剣沢方面に向かうのはおいらたちだけ。別山乗越まで登ると、おお!いい景色だな。
楽しみにしていていた別山、真砂岳、大汝山の稜線は気持ちがいい。室堂方面、後立山方面も展望よく楽しめた。雄山からは360度の絶景が。五色ヶ原、薬師岳のほうの眺めが特にいいね。次はそちらに行ってみたいな。
さて、一ノ越から室堂へ下山するがもの凄い人の数、室堂の紅
葉が一番いい時期だもんな。
おいらたちは人の流れとは違うので混雑はまったくないが、土
曜日の小屋や室堂の午後なんて凄い人で大混雑だろう。
10:00前には室堂に到着、観光客、多くのカメラマンで賑わっている。
みくりが池温泉へ入り汗を流すが、ものすごい硫黄臭で肌に染み付く臭いだな。
11:20の高原バスに乗り、ケーブルカー、立山駅から電車と乗り継ぎ上市駅へ
富山地方鉄道では常願寺川の鉄橋の上で電車が停止するサービスもあったな。通勤、通学時間にも毎回止まるのだろうか?
上市駅で一杯やっている達観をおいて、おいらはスクータで車を取りにいく。距離は片道20キロ以上あるものの、道はよく飛ばせるので思ったより時間はかからない。
行きと同じルートで帰るのもつまらないので岐阜県側から帰り19:30頃 達観宅に到着した。やっぱり富山は遠いなあ・・・。もうしばらくはいいや・・・
行ってみて
試練と憧れ
これは馬場島の早月尾根の登り口の碑に書いてある言葉だ。 ここから見る剣岳は遥かかなたに遠く、標高差もあり、まさに『試練と憧れ』という言葉が似合いそう。登ってみると、コースも整備されていて危険なところもなく、楽勝かと思ったのだが、悪天候に捕まって『試練の山』となり、『岩と雪の殿堂 剣岳』を充分味わってしまった(w
芸能ニュース関係にまったく疎いおいらは、今回剣岳に行ってみるまで新田次郎氏の名作が映画化されることをまったく知らなかった。蔵書にあったはずなので探して読んでみた。
映画は2009年度に公開のようだ。まだまだ先だが公開になったら映画館に見に行こう。
あとで知ったのだが、おいらが剣山荘に泊まった日、同じところに香川照之さんを含む撮影隊が泊まっていたようだ。そういえば登山者とは違う集団がいたようだが、気にもとめなかった・・・。
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