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コース 中房温泉〜表銀座〜槍ヶ岳〜南岳〜上高地

槍ヶ岳
(3180m)

日本百名山

大天井岳
(2922m)
日本百名山


南岳
(3033m)

大喰岳
(3101m)



〜絶好の天気に恵まれ最高だったが、後半、達観は捻挫、おいらは山道具を置き忘れ・・・

日時: 2006年09月22日(金)〜09月23日(土)
天候: 晴れ、文句なしの快晴。
同行者:達観

<ルート、通過時刻> 
通過時刻 ポイント名 コメント
1日目
6:00 中房温泉 けっこうな登り。足場はよし。
8:42 燕山荘 15分ほど休憩
11:10 大天井ヒュッテ 10分ほど休憩
12:55 ヒュッテ西岳 喜作新道は楽しいね。槍に続く道がイイ!
14:55 ヒュッテ大槍 東鎌は恐竜の背びれのようだが。そんなに難所でもない。
15:35 槍ヶ岳山荘 槍の穂に続く道。
2日目
4:50 槍ヶ岳山荘 人が多ければたいへんかも
5:10 槍ヶ岳山頂 ご来光は大感動
6:50 槍ヶ岳山荘 ゆっくりご飯食べて出発
8:20 南岳 いくつもの3000m峰が続く
10:10 天狗原分岐 けっこう長く感じる
達観捻挫槍沢ロッジで大休止&昼飯、横尾で治療&ビール、徳沢でビールと大幅にタイムロス。徳沢からは0.7くらいで歩けたと思う。
15:50 上高地

燕山荘〜大天井ヒュッテの間がとんでもなく時間がかかっている・・・そんなにゆっくりだったかなあ??喜作新道、東鎌尾根の約0.5は、けっこう頑張ったか。
 
 参考までに
 
駐車場: 中房温泉に30台ほど
温泉: 時間がなくて入れなかった。


山行の計画


山行の記録

--1日目 --
朝3時には達観の家へ。新島々へスクーターを降ろし中房温泉へ。支度をして6時ちょうどに登り始める。

達観は中房温泉への道で車酔いをしてしまい合戦尾根では調子があがらないようだ。「おえー」とか言って登っている。前回単独の時はは合戦尾根を2時間17分で登ったが、今回は2時間42分かかってしまった。

燕山荘からはすばらしい景色が。今年一番の天気だ。今から行く道のりがはっきり見えるがかなり遠いな。槍ヶ岳までの直線距離はわりと近いのだが東鎌尾根から大きく回りこんでいるのが見える。本当に今日中に辿り着けるのだろうかと思う。

北鎌を見ていつの日か登ってやるぞと決意する。その時はガイドをお願いする必要があるかな。ルートファインディングにまったく自信がないからなあ。

大天井ヒュッテには 11:10 到着。やばい!思いのほか時間がかかっている。燕山荘で人の良さそうなおばさんと話こんだり、稜線上では達観に山の解説をしていたせいか。また、ここの区間では歩いているときも通常ではない眠さが襲ってきて頭が働かずボーっとしてしまっていた。なんだったんだろ?高山病?最近ダイエット期間だったからか?昼飯はウイダーで補給するだけにし先を急ぐことにする。

喜作新道はいい道だ。槍に向ってぐんぐん近づいていく。

ヒュッテ西岳をすぎ、いよいよ水俣乗越へ。つらい下りを覚悟していたらけっこう早く着いてしまった。





このへんで撮ったか??(記憶にないが・・)

楽しみの東鎌尾根の登りはいくつもの小ピークを越えていく。途中何箇所かはしごや鎖があるが危険な箇所は少ない。ラスボス前に怪獣が襲いかかってくるかんじで、いくつかの小ピークを越えそろそろ飽きてきたころヒュッテ大槍へ着く。

達観は「今日はここに泊まって早くビールを飲もうぜ」とうるさいが、まだ時間は3時前なので我慢してもらい槍ヶ岳山荘へ。ここまで絶好調でまったく疲れがなかったおいらだがここの登りで息が酸欠状態になる。これも初めての経験。空気がやけに薄く感じる。金魚みたいにパクパクだ。

槍ヶ岳山荘に着くと、しっかりストレッチと着替えをして16:00前には山荘前のテラスでビールで乾杯!!!うめええ!目の前の槍の穂を眺めながら芋焼酎も飲みしばし至福の時。








17:00すぎには食堂で芋焼酎をチビチビやりながらおかずを食べ、従業員が片付けはじめた頃に最後にご飯を食べるいつものパターン。嫌われる客の一歩手前か。

外にでて笠ヶ岳方面に沈む夕日や、夕日に染まる槍の穂を見てここでもチビチビ飲む。こうやって山へ行かせてもらえる家族に本当に感謝する。
その後も談話室でチビチビ飲んでそのあとさらにビールを飲みながら夜空を見る。これは大失敗で寒くてしかたない。部屋に戻り19:00には就寝した。


--2日目 --

4:30には起きる。頂上でご来光を見るためだ。多くの人が起きているようだ。槍の穂の登りは遅いおばさんに先を行かれたら追い越すのも困難なので急いで出発したが、先に上っているライトは一つだけ?みんななにやってんだろ?

4:50 山荘を出発して 5:10 には山頂についた。あれだけ山荘に人がいたのに山頂には同室だった兄ちゃんと外人4人組とおいらたちだけ。てっきり渋滞するものと思っていたのだが拍子抜け。






夜明け前の山頂の景色はすばらしい。張り詰めた空気が徐々に柔らかくなり色も変わっていく。外国人グループのリーダーは一人だけ日本語が堪能で山にもすげえ詳しい。ガイドだろうか。

ご来光を見て降りようとしたらおねえさんが3人登ってきた。おねえさんたちが感動して万歳三唱をしていたら外国人グループ、これが気に入ったようで何回も繰り返していた。

山荘に戻り朝飯をお腹いっぱい食べた。達観のご飯には「槍ヶ岳盛り」をしてやった。

6:50 出発。南岳までは気持ちいい稜線闊歩。達観は「もう下るのかあ。もったいないな」なんて言っているのだがここからが長いのだよ。氷河公園までの下り、日差しも強く達観は苦手そう。慎重に降りる。



天狗池、写真でみるとすげえいい池に見えるが行ってみると水たまりのあんちゃんっていったとこか。キャンプ禁止なのは残念。涸沢よりもいい景色に見えるが。

槍沢ロッジちょっと上で大アクシデント発生!!達観が大転倒でひどい捻挫。ロッジまでゆっくり行き、冷やしたりするがよくならず横尾まではかなりつらそうなトボトボ歩きとなる。

横尾でガチガチにテーピングしてバファリンを飲んでビールも飲んでいたら徳沢付近ではだいぶ痛みが緩和されたようだ。徳沢でもビールを補給。ペースをあげる。

上高地からバスに乗り新島々までいく。ここからおいらはつらいスクーターの旅が始まる(涙 達観は余っている芋焼酎300ccとビール2本で立派な駅の待合室で熟睡だ。おいらは空腹で寒く、有明荘の横を通ると夕食時のようで楽しそな人たちがうらやましい。

「縁結」へはよれず「はねだや」でラーメン食べて帰りました。

おまけ 〜道具受難の旅〜

いやあ今回は参った。ホント凹んでいるぜよ・・・山は天気もよく、疲労も感じずに最高に楽しかったんだが。
登山の道具においては受難の旅だった。

まずは、東鎌尾根のどこかで地図をケースごと落とした。
次に、下山して着替えた服をどこかに置き忘れた。長袖シャツ、吸水性の下着、くつ下が一式入っている袋だ。
バスの中かスクーターのある自転車置き場しかないのだが、新島々駅問い合わせてもないそうだ。

最後に、脱ごうとしてCW-Xは破れる・・・無償でメーカーで直してくれるとの情報を見た記憶もあるが今から問い合わせてみよう。

いったい被害総額いくらなんだろ、ああ頭痛てえええ。全部お気に入りの品なのに・・・。

しかも家に帰って体重を量ったら増えてるってどういうことよ!(怒
 (これは道具とは関係ないですがw。)