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コース 麦草峠〜赤岳〜美濃戸

赤岳
(3180m)

日本百名山

横岳
(2922m)
日本百名山


硫黄岳
(3033m)

天狗岳
(3101m)


〜トレイルランナーを目指そうと張り切っていってみるが、その道は険しく

日時:2004年06月19日(土)
天候: 晴れ
同行者:単独

<ルート、通過時刻> 

通過時刻 ポイント名 コメント
5:12 麦草峠出発
8:43 夏沢峠
9:27 硫黄岳
10:09 横岳
11:15 赤岳
11:40 赤岳出発
12:37 行者小屋
13:48 美濃戸
 
 参考までに
 駐車場: 麦草峠にはいっぱい トイレあり。
 温泉:  稲子湯に入った。

山行の計画
このコースは10年以上前、3回にわけて歩いたことのある道。前半はやさしい原生林、中盤の硫黄岳まではなだらかな稜線、後半は行者小屋から爆走のつもりが・・・・・

自分の脳内妄想では対コースタイム比0.6を目標にいたのだが・・・


山行の記録計画

自宅麦草峠
仕事が終わり、スクーターを積んだりして家を出発したのが10:30。途中、スクーターを降ろすのを観音平にするのか美濃戸にするのかいろいろ考えたが、美濃戸に決めた。
美濃戸山荘近くにスクーターを降ろし終わったのが12時過ぎ。そこから麦草峠までがとにかく長かった。霧で視界がまったくなく眠くなってしまうし。
1:30には着くが、あたりは光がまったくなく暗闇状態だった。この時間で酒を飲んでは残りそうだし、すごく眠かったのでそのまま寝ることに。
3:30に起きる。あたりは眠るときとまったく同じ状態で20m先も見えない。もう少し寝て4:30に起きる。支度をして5時過ぎに出発する。

★麦草峠→34分(60分)丸山

準備を整え、出発する。足元がくるぶしまで漬かるようなひどいぬかるみ状態。木が倒してあるのだがその上を歩くとつるつる滑る。
出発直後、腹が痛くなる。かなり差し込んできていて脂汗。

★丸山→16分(15分)高見石小屋
このコースはコースタイムよりかかっている。ちょっとした出来事があったためだが、これ以降なぜか腹痛はおさまり体調は絶好調となる。

★高見石小屋→43分(70分)中山
ところどころ走ろうとするも激しい泥濘にはばまれる。木が倒してあるのだが乗ると滑る。

このような状態。どこを走れば・・・・・
展望台は霧の中。何も見えず。ペースがまったくあがらない。


★中山→21分(25分)中山峠

下りなのでで走ろうと頑張るが、石がゴロゴロしていたり泥濘が続きまったくペースがあがらない。

★中山峠→48分(70分)東天狗岳
天気がよくなってくる。北八つの原生林は中にいたときは風が通らず蒸したが、上から見ると気持ちがいい。
家族に電話したりする。景色もよい。黒百合ヒュッテ方面からの道も気持ちよさそうだ。10数年前はあちらの道を通ったんだな。

★天狗岳→22分(30分)根石岳
天狗岳。さっきまでよかった視界も山頂付近にいたときはちょうどガスにおおわれていて蓼科山方面は見ることができなかったが、赤岳のほうまでこれから進むルートがはっきり見えてわくわくどきどきしてくる。



10年くらい前、本沢温泉にテントに泊まりここの
コースを歩いた。

★根石岳→27分(40分)夏沢峠
7分休憩 カロリーメイトとウイダーでエネルギー補給。今日はじめて他のパーティーと出会う。本沢から登ってきたようだ。

★夏沢峠出発8:50→37分(60分)硫黄岳
ここは足場もよく、ぐんぐん高度を稼ぐ。どうもジグザグの急登がおれは得意みたいだ。気持ちがいい。

★硫黄岳→42分(70分)横岳
ここも調子よく登る。足に疲労を感じはじめる。

★横岳→66分(90分) 赤岳。25分休憩
ここのルートはキツかった。鎖場やはしごが続き、ペースがまったくあがらない。
こういう高度感のある山は久しぶりで、おっかないので慎重にこなす。トレイルランナーはこういうコースをどうやってタイムを短縮するのだろうか?
赤岳への登りはけっこうつらかった。思わず2度ほど立ち止まって息を整えた。疲労を感じてきたようだ。
頂上小屋でぶらぶらして、下りにそなえ靴のひもを結びなおしたりカロリーメイト食べたりする。

★赤岳出発11:40→57分(90分)行者小屋

ここはつらかった。泣きが入った。登山靴だとガンガン下れそうだが、トレイルランシューズでは止まらなくずるずる滑る。転倒や足首捻挫が恐いのでゆっくり逝くがどうやっても滑るのでつらい。後半は鉄製の階段がでてきて歩きやすくなる。下りはじめのとこから、目の前にキレットや編笠、権現方面が立ちはだかる。けっこうな厳しさに、美濃戸に降りる予定にしておいて良かったと思った。(w

★行者小屋→71分(100分)美濃戸
ここはかなり快調に、走る寸前の早歩き状態だったがタイムはあまり縮まっていない。こういうところは走らないとコースタイムの半分には短縮できないのかな。沢の水を汲もうとしているバカを発見する。暑くなってきていて困っているようなので、1.5L入りのペットボトルをあげた。軽くなる。
下ってきて念入りにストレッチを行う。美濃戸山荘での水は最高にうまい。

★美濃戸
→麦草峠

スクーターで麦草峠に向かう。道に迷ってしまい一時間半以上かかってしまう。途中の道で麦草峠方面から赤岳方面まで一望でき、この距離を歩いたのかと感慨深くなる。こんなに長い時間スクーターに乗っていたのは高校生以来か。ツーリング気分になる。

対コースタイム比、0.71という惨敗の数字となりました・・・