昨年、石井達也プロデュースで若干の観客増があった。
今年は前夜祭をTRFがダンスで盛り上げたらしいが、レースはカワサキ・井筒への期待で盛り上がっていた。井筒は昨年の8耐終盤に激しい追い上げで、一躍名を上げた選手である。今年は現在、全日本選手権SB(スーパーバイク)にて連勝中で、ランキングもトップ。鈴鹿に集まった観客の期待はライムグリーンへと集まっていた。
小生も以前はカワサキ乗りだったため緑色を応援していたが、昨年はVTR1000(FireStorm)に乗り換えたため応援チームをモリワキやモトバムに代えていた。今年はVTRの最高峰SPWがホンダの主力マシンとなるため、優勝の可能性が非常に高いと考える。しかし、心の片隅ではライムグリーン(井筒/柳川組)の久しぶりの優勝を期待していた。
今年の鈴鹿は風が強く、昔(10年くらい前)ほど混雑していない。逆バンクの日陰へと移動ができるため観戦はずいぶんと楽だった。レース中のコース周りは昨年同様の混雑具合(すき具合?)でTRFの集客効果がどれほどであったかは、来年のOFFICIAL PROGRAMのデータを楽しみにしたい。
昨年で3連勝中のホンダはVTR1000SPW X 3台,RVF/RC45 × 1台のワークス態勢でカワサキを迎え撃つ。今年から全日本選手権へ参戦し、スプリントでは実力が証明されているVTR1000SPWには、岡田/伊藤組,宇川/加藤組,C.エドワーズ/V.ロッシ組を乗せ必勝態勢で臨む。しかし、最も期待されていた岡田/伊藤組が、岡田の予選および決勝前の練習走行での転倒により、第三ライダーへ交代となってしまった。
伊藤/VTR1000SPW
レースが始まると有力チームのヤマハ・吉川/芳賀組,ホンダ・伊藤/鎌田組,C.エドワーズ/V.ロッシ組が次々に転倒してしまい、序盤から波乱の幕開けであった。今年の転倒は130Rに多く、まさに魔の130Rとなった。
そんな中でレースを盛り上げたのは大治郎(加藤)と井筒であった。レース開始から3時間たったのにも関わらず、毎周トップを入れ替える激しいバトルで、8耐の主役が代わったことが再認識された。しかし第2ライダーの宇川と柳川になると、徐々に差が開き、トップホンダとの2位カワサキの差は30秒以上に開いていった。
井筒/ZX−7RR
終盤、昨年のような井筒の追い上げを誰もが期待していたが、6時間を過ぎたあたりで井筒がS字で転倒。その後は宇川/加藤組の独走状態で8時間のゴールを迎えた。結局、マシン&ライダー(つまり予算)が充実しているホンダの4連勝となった。毎年タイムは良いが、転倒で結果を出すことのできなかった大治郎が安定した走りをしたことが勝因だったのかもしれない。
レース結果
1位 ホンダ VTR1000SPW 宇川/加藤組 周回数:215
2位 スズキ GSX−R750 梁/北川組 周回数:214
3位 カワサキ ZX−7RR 芹沢/P.ゴダード組 周回数:212