床の構成
 和室を茶室としてのみ使うのであれば苦労はありませんが、日常の生活空間も兼ねるためには押し入れ、物入れの確保が必要となります。
 私の場合、四畳半はお茶をメインにし、八畳は生活空間をメインとした構成としました。このため、八畳の床を枡床とし、押し入れを付けています。
 八畳の床は最後まで迷ったところで、押し入れを左に持ってきて右に一間床を付ければお茶の稽古(花月等)には良いのでしょうが、変化をつけるためにもこのようにしました。

床 柱
 四畳半は赤松、八畳は杉と紅白の取り合わせで変化をつけるように決めていました。
銘木屋へ見に行って驚いたのは、「良いものは箱入りだ」ということでした。天然絞りの丸太は箱に入って数百万の値段がついていました。もとよりそんな高価なものは対象にしていなかったのですが、驚きました。もう一つ驚いたのは心材を姿よく加工し、赤松の皮を張ったものがある事でした。これは本物?偽物?どちらになるんでしょうね。

 四畳半の赤松を選ぶ際に注意したのは太さです。太すぎると床のバランスが悪くなります。
 八畳の杉は、天然絞りですが上部が曲がっているため売れずにいたのを安くしてもらいました。それでも10万弱でしたが。

使用材料
 使用材料は下表のとおりです。
 四畳半の床框は落し掛けとして売っていた物を使用
 八畳間の床框は床柱の古材を転用
 落し掛け(竹)を前面に出し、窮屈さを感じさせないように考慮

床天井の高さ
 最近の床天井の高さは室内と同じにしているのが一般的です。我が家の場合4~5寸下げていますが、最近の軸は長いものが多いので、下げないほうが軸のバランスが良いと思います。

床の材料と畳寸法
部屋種別床柱落掛け床 框高さ奥行き
四畳半台目床赤松杉(なぐり)7尺4尺6寸1尺8寸
八畳枡床えんじゅ7尺1寸5分2尺9寸5分2尺3寸5分

釘の高さ(床框から)
部屋花生釘中 釘床框の高さ
四畳半3尺5寸4分3尺4寸3分3寸
八畳3尺5寸8分3尺5寸1分3寸1分
四畳半の床正面八畳の床正面