ツバメのピッピとチッチの子育て日記のページ(含む観察日記)
※画像は近日中に掲載します。只今、準備中です。
今年4月の中旬頃、2羽のツバメが自宅の玄関先の玄関灯の上で営巣しているのを見つけました。最初は何故家を選んだのか不思議でたまりませんでした。
ヒナが産まれるまでは、事あるごとに、「ピピッピピッピピッ!!!」と鳴いて、文句を言っていました。
ある日、母が近所の人と話をしていると、2羽が道路の真ん中に降り、「ピピッピピッピピッ!!!(これでは私たちがいつまでも巣に戻れないじゃない
の!!)」と文句を言っていました。
その後、ゴールデンウィーク中に東京に旅行(4/28〜5/3)に行き、帰って来たら、なんと藁が敷いてあったところに立派な巣が出来上がっていました。
通常、ツバメの巣の形は半円形ですが、家の場合は、営巣場所が玄関灯の上と場所的に広く安定している為、正円形になっています。
また、営巣場所が玄関灯の上のため、フンをされるたび、玄関灯が見るに無惨に汚れ、そのたびに母が濡れぞうきんなどで拭いています。
玄関灯の直下は、フンで玄関タイルが汚れるのを防止する為、フンよけのトレーを設置しています。(それでも、たまに汚れていることがあります・・・。)
1回目の抱卵中は、夜になると2羽が仲良く寄り添って居ることが多く、私たちはそういう姿を見るたび、心が和みました。
そして、いつまでもこのつがいをオス・メスと呼ぶ訳にもいかないので、オスをピッピ、メスをチッチと名付けて見守ることにしました。
やがて、チッチが卵を4個程産み、抱卵が始まり、ヒナが産まれるのも時間の問題となったある日、母が玄関タイルの上に卵の殻が落ちているのを見つけました。
これをよく見ると、なんと・・・・・・・・・(衝撃!)
産まれる直前の1個が巣から落ちてしまっていたのです。当然・・・・・、中のヒナは死んでしまっていました。
母はこのヒナを不憫に思い、門の近くの植木の下に埋めてあげていました。
でも、残りの3羽は元気に産まれ、順調に育ちました。この間、ピッピとチッチはヒナの食欲を満たす為、餌取りに大忙しでした。
この3羽のヒナも、今月20日の早朝に巣立って行きました。その前日の19日には、まるで自分たちを育ててくれた巣と営巣する場所を提供した私たちにお礼を
言うかのように、1羽ずつ巣に向かって飛んで来て、「ピピピピピ・・・!!(僕たちを育ててくれてありがとう!)」と鳴き声を上げながら、周辺を行った
り来たりしていました。
これにはさすがに、ツバメにも感情があるのかと母も私も感動してしまいました。(ウルウル・・・・涙)
さて、1回目で産まれた子供たちが、元気に巣立って行き、これで子育ても終了かと思いきや、チッチが4個程卵を産み、再び2回目の抱卵を始めました。
関連サイトを観ると「3月から8月にかけて営巣、1シーズンにつき2〜3回抱卵する」と書かれていたため、それでなんだと納得しました。
6月28日現在、チッチは日中の暑さに耐えながら懸命に抱卵を行っていましたが、このほどヒナが1羽誕生しました。
7月15日現在、3個の卵のうち1個が孵化し、産まれたヒナの食欲を満たす為、ピッピとチッチは餌取りに大忙しの状況です。
あと2個の卵が孵化していないので、孵化するのかどうか気がかりですが、折角産み落とされたのだから、出来る限り孵化してほしいです。
でも・・・・・、最近の日中の30℃以上の暑さの中で、孵化するかどうか心配なところもあります・・・・・・・・。
・・・・・・気候的に温かいから、温めなくても自然に孵化するのか・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・夜、チッチが巣に戻っていないことも気がかりでならない・・・・・・・・・・。
・・・・・・こんな様子で、残りの2個の卵が孵化するのか・・・・・・・・・・。
・・・・・・産まれたヒナも無事巣立てるのか・・・・・・・・・・・。
・・・・・ということで、巣の中の様子を見たいのですが、日中はピッピが近くの電線に留って監視しているのでなかなか見ることが出来ません。
こんな心配をよそに、日中ピッピとチッチが代わり交代でヒナにエサを与え続けており、ヒナは順調に育っている様子です。
先日、母が弱ったカナブンを拾って巣に入れようとしたら、チッチがけたたましい声を上げて、文句を言って怒っていました。
・・・エサを入れてあげているのだから、そんなに怒らなくてもいいのにと思いました。
・・・でも、入れてあげたエサを巣から捨てることなく、食べやすいように柔らかくしてからヒナに与えた様子でした。
時折ですが、1回目で巣立った3羽の子供たちが、巣の周辺に集まり、飛び回っていることがあります。10日朝には、ピッピとチッチを合わせて5羽、13日
朝には、ピッピとチッチを合わせて8羽も集まっていました。まるで、兄妹の誕生を祝福しに来ているかのようでした。
子供たちが巣立ってから1ヶ月近く経過しますが、母も私も子供たちが育った場所を決して忘れてはいない様子に感慨深げでした。
13日には早速ながら、子供たちが早くも相手を見つけて自分が産まれた場所に連れて来たのかなと感慨深げに見ていました。
残る2個の卵も早く孵化し、既に産まれているヒナと共に元気に育ち、巣立ってほしいと願ってやみません。
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