■日差しも雲も、ああもう夏なんだあ、と思わせるの昨日でありました。
昨日は、例によって釣り。県内一、遊魚料の高い稗貫川に行ってきました。
とはいっても、一日たったの1,200円ですから、釣った魚の数で割り替えそうなんてオバカなコトを考えない限り、一日飽きるくらい川で遊べると思えば安いもんです。
もちろん、遊魚料に比例して魚が釣れる訳ではないので、坊主の連続だった年もあれば、2年前には念願の30cmのヤマメを釣った川でもあるのです。
今シーズン、なぜかルアー竿ばっかりを手にとっているアタシなのは、実はフライへの自信を喪失中で、内心確実に釣れることを期待してしまっているからでしょう。でもって昨日もルアー。
川は日差しを照り返して、かすかに生臭い川特有の空気が蒸すようにさえ感じる暑さ。
魚達も活性の季節を迎えていたと見え、ピンクのアワビ模様のスプーンにいきなり30cmをちょっと下回るくらいのイワナが食いつき、次は23cmくらいのヤマメが、と午前午後で結局計6匹の魚を釣り上げた上々の釣果でありました。
とまあ、素直に結果を喜べればいいんですが、釣りは好きだけど、魚も好きというあたしは、釣った魚は姿を眺めたら逃がしてやりたい。でも家に持って帰って家族に見せて自慢もしたい、という、釣れたら釣れたでいつも川の中でジレンマに悩むこの頃なのです。
そもそも大きなフックで魚を傷つける釣りをやっておいて、楽しんだ後は逃がしてあげたいなんて言うこと自体が偽善的自己満足なのは解ってるつもりなんですけどね。
これが開高先生言うところの絶対矛盾的自己同一なのか?(そんな低レベルの話じゃ無いのか?)
とにかく、釣れなくて不満、釣れても心は晴れない性分には全く困ったものだと思うのであります。
![](02yamame.jpg)
小さな神社の裏側が崖になっていて、その下がいかにも魚が居そうな暗くて深そうな淵を見つけて、下流側にかろうじて降りられそうな降り口を見つけて淵の側まで辿り着きキャスト。
ミノーでは反応が無く、白いアワビ模様のスプーンに換えた一投目が水中に落ちると同時に、繋がれていたナイロン・ラインがぐーっと川底近く引き込まれ、竿の先をしならせながらリールで巻き上げて姿を見せたのは、小振りながらとても綺麗なヤマメ。
しかし、口の奥深くエラにまで刺さったフックはなかなか外れず、難儀してようやく外した頃には自力でネットから出ていけそうもないまで弱らせてしまって、結局今シーズン初の持ち帰りに。
ちょっと後味の悪い思いが区切りとなり、未だ日没にはかなりの時間を残して竿をたたむこととなりました。
せめて、フックが小さくてリリースしても比較的ダメージの少ないフライに、これを機会に転向するかあ、と、思ってしまった釣果でもあったのです。
■釣りの途中、枯れ枝を踏む物音に気づいて振り返れば、カモシカが。
おまけに、アルビノ?!
こっちを警戒しながら暫く目を合わせてから、川を横切って渡っていきました。
ちなみにこちら、釣りsiteではありません。うふ