2000.05.09
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怪しい駅前食堂
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胃の調子が悪い。このあいだなんか夜中に胃が痛くて目が覚めたくらいであります。
そんな時は、アタシの場合決まって背中の筋肉がギンギンに凝っているのであります。
どっちが原因かは分からないものの、キャベジン飲みつつ背中に湿布薬を貼って出勤。
電車に乗ったとたん、どっかのガラクタ女子高生に「臭い!」と言われてしまった。
歳を忘れたおばさんの、雲古臭い香水よりはましだろうがよと思いつつ、今日一日、アタシの周りに居た人はやっぱりこいつは臭いゾと思ったんでしょうな。
きっとデブの腰痛だと思ったことでしょうが。
今日は久しぶりにPowerBookを背負って出勤。現場に行っての空き時間にチョイ仕事をしましたた。それだけ気分はせっぱ詰まっているんであります。
バッグの中にはデジカメやヘッドフォンも入っていて、なんだか完全武装した気分。
装備万端で秘密基地に立てこもろうとするガキの気分になってちょっと満足。
モバイルの潜在意識に訴える魅力ってコレだな!きっと。
一つ足りないのは音楽再生ポータブル機器だなあと、またぞろおばかな物欲が目覚めそうになったのでありました。
現場の帰りは近くの田舎駅から電車で帰ることにしたのですが、駅に着いたら乗る予定の電車は火曜日運休で今日は来ないそうな。
さらにあと30分待つこととなり、又戻るのもしゃくだし、ちょうど時間も12時前ということで、機転を効かしたつもりで駅前に有った食堂で昼飯を喰うことに。
駅前食堂といえば蒸気機関車の時代から、ここを往来した幾多の人々の人生ドラマの舞台を演出し、古い歴史を刻んで手垢にまみれながらも、こざっぱりした店内にキビキビした対応のおばさんが安くて旨い食事を、というイメージを勝手に持って入ったのでありましたが、実際開いた扉の向こうは、雑然として埃にまみれた店内に汚い親父が一人、暇をもてあましながらめったに来ない客を、出涸らしのお茶をすすりながら待っていて、アタシの姿をみて迷惑そうに調理場に立つ、というちょっと腰が引ける世界なのでありました。
アタシ以外の客は、その後入って来た常連の病院通いの帰り道らしい、おばあさんただひとり。
アタシが座ったテーブルの上の割り箸立てには、2本の割り箸が立っているだけ。
客が多くて、箸が無くなったのにも気がつかなかった、ということでは絶対無いことは一目瞭然。
注文した後で後悔しつつ、出てきたみそラーメンを A型肝炎を心配しながら食べて、東南アジアの屋台もこんな世界であろうかいな?と連想。
5,000円札で払おうとしたらお釣りが無いと言われ、乗り遅れると又30分待たなければならない列車時刻を気にしつつ、50m程先のスーパーにペットボトルのお茶を買いに走って、息を切らして戻って崩したお金で支払い。
普段なかなか出来ない印象的な経験とはいえ、こんな経験は一度で十分だなあ。
ただし、ラーメン自体は不思議に(?)不味く無かったのが救いであるし、むしろちょっと満足。
これも一つの旅だったのかもしれないなあ、なんて思える心の余裕が残ったのでありました。なんたってこれで更新1本書けちゃったからねえ。
MacOS9.0.4と同時に出たUSB Card Support 1.4.1の組み合わせは、今まで不安定だったkeyspanのUSB Cardに繋いだCFカードリード&ライターが、見違える程安定かつ俊敏になって如実な改善効果に最近感動しております。
USBスロットを未だ持っていない皆さん、こりゃあ、お勧めでっせえ〜。
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