2000.2.29
きかれる、と切れる時もある?

最新のFEPというかIPメソッドというか、先日我が家にもバージョンアップ版が届いたばっかりのMac版「ATOK13」は、特定の環境で「きかれた」「きかれる」と打って変換しようとすると、アプリケーションごと落ちてしまうそうです。
実際やってみました。
ちゃんと落ちました。朝は。
システムが落ちないだけマシだけど。
でも、夕方やったらなぜか落ちません。
これは不思議なバグであります。
JustSystemで現在原因究明中だそうです。
代金は今日送金したけど、とにかくさっさと直せよなあ。

PS2をFireWierで複数台繋いで、その超コストパフォーマンスCPUチップ性能を利用した外付け3DCG処理作業専用マシンにしちまおうという商品企画の情報が出てました。
終わりまで読んだら実は殆どガセネタなんだけど、発想自体は面白そうです。
PS2のFireWier端子(家電メーカーでは「Fire」という言葉は漏電火事を連想させる御法度単語ということでsonyでは勝手にi-rinkなんて名前に代えてますけどね。)をMacに繋ぐという発想は何か新しいオモチャの可能性が生まれそうで、ちょっと面白そうな話しなんですけどね。

結局1$≒107円のレートでVISAカードから引き落としの通知がきました。
一応ラッキーと思うべきでしょうかね。
でも、その間またチョット値下がりもしたらしいです。
まあ、250MHz買った後1年後の価格ほどの大暴落ではありませんから・・・。

ダイエーからは一応確認の電話が来たらしいのですが、次男が受けてアタシが不在である事を確認した結果、その後e-mailでの確認の連絡が来てました。
なに?間違いがなければそのまま返事は要らぬだと?
メール送りっぱなしですますような確認だったら、はなからそうした方が良いと思うけどね。

PB2400のバッテリーは現在実質的に入手不能らしいです。
だからリフレッシュサービスなんてビジネス始まったんだ。
ただ、Appleでは近日中に入手可能にしたいとの意向も有るそうです。
その時には、一応手に入れとくかなあ。

今日は暫く寝ていた理性が目を覚ましつつあるのです。
本日のnewPowerBookG3導入インセンティブ指数40%。
今朝起きたときは75%くらいだったのに。

明日からいよいよ解禁。
周囲の雪景色を見ると、どうもまだまだその気にはねえ・・・。
ということで、ああ、2月も今日までか。

2000.2.28
春はまだか〜?

無事週明けであります。
手元には、新しいPowerBookG3がビンビン・・・、なんてことは有るわけもなく、OAシステムプラザの有る鬼門方向には決して近寄らず、じっと我慢の週末でありました。
外出時に、コートのポケットに銀行印を忍ばせるところまではいったんですけどね、実は。
しかしまあ、これも時間の問題かもしれません。
同病の各siteで紹介されている暴挙の顛末の数々を読ませられながら、「数ある飲み会の内、毎月一回の飲み会を潔く蹴れば言いダケじゃん」という無謀な発想に侵されつつありますから。ははは〜(なんとなく力無い)。
iMac購入以降は月1回の宅配ピザを諦る事にもなってるんです。(元々やってないって) なんでここまでやっちゃうんだろうねえ???まったく・・・ブツブツブツ。

ということで、物欲に翻弄されながらもいよいよ今週から弥生3月花模様。
いつもなら明日から3月なのに、今年はうるう年だから一日遅れの春ということです。
ところで、忘れかけていたコンピュータ・クライシスDayの明日29日はどうなることでしょう?

♪もうすぐは〜るです♪のに、盛岡はこのところ数日周期で10cm以上の雪降り。
すんません忘れてましたあ〜って感じの、つじつま合わせ的天候であります。
屋根から雪がもろに落ちる「仕様」の我が家の駐車スペースに停めている愛車は、先週からの度重なる雪で、使おうとした週末には上から下まで完全凍り詰め状態。
たまの週末しかクルマに乗らない実態なので、1週間分落ちて貯まった雪が日中解けては再び凍って氷の固まりと化してクルマの後ろ半分を、ボディーラインの曲線に合わせながらにびっしり覆い尽くしておりました。
お風呂の残り湯バケツ3杯を掛けてようやく解凍剥離。

まめに雪をどけてやれば良さそうなものですが、すると今度は家の屋根に残ってた硬い氷化した雪がクルマのボディーを直撃して屋根上をへこましてしまうので、結局一番楽な放置状態が無難と今日に至っているのであります。
いずれコレも全て、我が家を設計した間抜けな一級建築士の責任なんですが・・・。
おい!こら〜っ!・・ハイ〜ッ!

次男が探してる(結果その親ばか親父及びおカカが探している)GameBoyColorは、盛岡の玩具屋さんにも不定期少数で入荷してはいるらしいのですが、それが少数過ぎて予約はできないとのこと。
たまたま入荷した時に店で遭遇しないと買えないというのが実態らしいです。
過日の秋葉原探索でもダメだったので、結局流通状況改善を待つという、実質諦めモードだったのですが、ふと!インターネットで探してみれば?と思いつき、探したところ、あった、あった、ありましたがな。
ダイエーの通販siteで、なんとちゃーんと在庫個数を表示しながら受け付けているじゃあありませんか。
クレジット・カード決済で、ということですが、まあしょうがない。商品発送まで最大2週間程度とのこと。
ただし、電話で申し込み内容を後日再確認ってのが、ネット取引のメリットを失ってる感じ。
日中不在が多い我が家では、手に入れられるまでの今後の顛末にまだまだ不安があるのでありました。

インターネットでアップグレードを申し込んでいたATOK13が到着。
早速インストールしたけど正直言って、特に何処が良くなっているのかは今のところ解りません。
確かに、Windows版同様に手書き入力というかマウス書き入力が新たに出来るようにはなりましたけど、だからどうなの?と、これがどの程度の意味なのかは今のところ?
いずれ、アップグレード追っかけ症候群的満足感という複雑な気分。

SDRAMが暴落中とか、128MBが9,000円?
でも、もう入るとこないんだけどね。

昨日は先日無くなった叔父の法事。
今度の週末はアタシの母の23回忌の法事であります。
さらに、来月は母方の祖父の何回忌だかの法事もあるそうです。
続くときは続くもんです。
改めてルーツみたいなモンを感じながら、年月の流れと人生のはかなさも感じるところです。

2000.2.25
Thanks for your payment

と言うわけで、だいぶ弱気になったあたりの今日ようやく、シェアウエアのレジストレーション完了のメールがはるばる海を渡ってやって来ました。
郵送だと1ヶ月は覚悟すべしということですか。
送られて来たパスワードを入力して、晴れてようやく「Kaleidoscope」正式ユーザーになった訳ですが、考えてみれば途中暫く使わなかった期間が有ったとはいえ、「Aron」時代からズーットタダで使ってたんでした。
ごめんなさい。
このソフトは機能拡張に入るソフトだから、多分MacOSXになると使えなくなる系カスタマイズソフトなんだとは思いますが、まあ、今まで使った分も支払ったと思って納得です。

ソーテックのA4サイズのノートパソコン「e-note」が128,000円で発売されるそうです。
例によってe-oneの時と同様、Microsoftの石毛社長、intelの傳田社長に、今回はjustsystemの浮川社長を抱き込んでの鳴り物入りの発表だったそうな。
ソーテックは、e-one騒動で結果知名度が上がって調子良いらしいです。
今回は訴えられる心配もないだろうし・・・。
液晶は13.3inchでDSTNのようですが、TFT仕様のやつもちゃんと用意して有って、こっちは168,000円だそうです。それにしても安いです。
重さは3kgということで、まあモバイルに使えるような重さじゃないんですが、省スペースディスクトップマシンとして、ちょっとインターネットでもかじってみっか、というお方にはお値打ち価格かもしれません。
iBookの198,000円と比べれば、同じTFT仕様でも付加価値の殆どない分が安いという感じであります。
もっとも、Windows使える事が一番の価値だと考える人の方が世間では多いのでしょうが。

ということで、こんなアタシが今一番欲しいのがPismo。
(注釈:先日発売されたばかりの新しいPowerBookG3の事でありまして、CPUが400MHzでDVDドライブがついて、298,000円!と、高いと言えば高い、でも安いといえばべらぼうに安い、だってこの間まで、殆ど同じスペックのヤツが43万円の値段で売られていた訳ですから・・・)
ベッサR熱もPismo熱にゃかなわないという訳で、つくづくアタシはMac馬鹿。(いやだねえ、この病気ったら、ついこの間まで物欲がどうのと言っていたのはダレ?)
手に入れて、その後どうするという具体的目的もないのに、じわじわと物欲だけが沸いてくるのでありました。

DVDの映画ソフトも見られるし、無線LANのAirMacも使えて、どこでもMac用には最適なんだけど、しかしそのためには家庭内コンセンサスが前提として絶対必要。
隠れて使ってたんじゃあ持ち味を活かせないですから。
とはいえ、「去年はiMac1台しか買ってないから、」なんてとっても理由として採択されそうもない訳であります。
夕べはつい作戦を、眠りにつくまで考えてました。月一回の飲み会を自粛して・・ZZZ・。
あっちこっちのMac siteの方々が、買った、買ったと騒いでいるのを見るにつけ、ついつい煽られて、連られそうのになる今日この頃なのであります。

あ〜あ、この悩み、これはこれで当分楽しめそうであります。

2000.2.23
定年ゴジラ?

ここのところ、疲れております。
身体の疲れというよりは、気持ちの疲れでありまして、結果としてやはりカラダもだ〜るいのであります。
あと数年で50だものなあ、と、つい溜息をつくのであります。
そんなこんなで今日は仕事をなんとなく休みたかったけれど、結局休む事も決断できず、QPゴールドを一錠飲んで出勤したのでありました。

先日、かつての赴任地でその当時お世話になった、主に自営の関連業界の皆様方と再会の機会を得たのですが、皆様本当にお変わりなく、このご時世いろいろと大変なのはどこでもそうなのでしょうが、数年前の当時と同様明るく溌剌として仕事をしていらっしるようでなによりでございました。
つい心が癒され、励まされる心境となったところでありまして、後ろ髪を引かれながら帰ってまいりました。

考えてみれば、自営業の方々は終生現役。
アタシの方は、あと10数年で現役引退。その後はただの人に成るわけです。
リタイヤした後の社会での存在意義、社会への貢献の役割を考えると、なんとも勤め人の悲哀を感じない訳にはいられないのであります。
NHKで「定年ゴジラ」というドラマが放送されるそうですが、なんとなく人ごとでは居られない心境になってきたのでありました。

久しぶりにMac系メーリング・リストに入ってみましたら、ごそごそと沢山メールが来るようになりました。
しかし、来るメール全てが自分にとって興味を引く話題でもないので、それら一つ一つに目を通しながらより分ける作業もこれはこれで結構煩雑なのであります。
ML加入もほどほどにしないと。

シエア・ウエアフィー受け取りのメールは、ひと月を経過した今も到着せず、結局どっかで事故ったのでありましょうか?
現金送付が事故原因か?組織内処理が事故原因?、いずれこの世界はやはりまだまだリスキーだと思わざるを得ない訳です。

愚痴めいてしまったところで、また次回のココロでしょうか。

2000.2.21
ハリー・ポッターと賢者の石

週末一気に読み切りました。
ピーターパンシンドローム的スピルバーグファンなら、まさに夢の世界の情景、お好みのステレオタイプのキャラクター総出演、はらはらどきどきにちゃんとどんでん返しもあって、勧善懲悪のハッピーエンドで、と大満足の世界でしょう。
もちろんアタシもその一派です。全く単純なんです。
8歳から108歳までのファンタジーファンね。800万部のベストセラーねえなるほど。
ベストセラーに対する偏見と、大きめ活字にふりがな付き、と50を目前にした親父が読むには老眼という身体的障害を棚に上げて、ちょっと気恥ずかしい気分もありましたけどね。
なに?全7刊の予定、あと6冊も楽しみが待ってるなんて、なんて素敵だ。
こんな時代だからこそ、忘れかけていた世界に戻ってのひとときの安らぎ、多くの人たちが求めていたお話なんでしょう。
今は女房が夢中になりかかりながら熱心に読んでます。

2001年にはワーナーから映画化されるそうですが、どんな映画になるんでしょうか?
今は「ヤングシャーロック」と「ネバーエンディングストーリー」の情景を連想してしまっています。
こちらも楽しみです。

好きな小説の映画化って、実際裏切られることがほとんどで、こんなイメージじゃないはずだよ、とはよく思うのですが、結局自分の思いこみの世界と比較してるんだからギャップはあたりまえなんですね。
むしろ、ギャップがあるからこそ小説の世界の深さだと思います。

でも、映像のイメージはともかく、時間の制約からか、小説の柱の部分というか、主題が歪曲された映画化はやっぱり許せないというか、がっかりしますね。
まあ、映画だけを見れば十分評価される映画だとしてもね。
前にも書いたけど、こんな事をに触れると、いつもキューブリックの「シャイニング」を真っ先に思い出すのであります。
あれはキューブリックの「シャイニング」であって、キングの「シャイニング」じゃないですよ。
同じキューブリックがその路線で逆に成功した「2001」とは対極の作品だというのが、一応アタシの持論なんですけどね。

2000.2.20
昔の名前で・・・

ということで、結局こうなりました。
なんの事はない元々の名前ですね。たははは。
こんなにコロコロ変えて、一方で前の奴は残したままにしてるから、プロバイダさんのHP容量がそろそろ心配。
おまけにちょっと重くなってますねえ・・・。

なんだか暫く忘れかけていた思いが沸々と・・・。
新PBG3/400MHzが欲い。DVDも見られてあの値段だったら!
先立つものの目処は全くないけど、月1回分の飲み会を削れば・・・。(あはは、とうに本来飲めないハズの状態なんじゃないの?)
いずれ、MacOSXが動く自分専用マシンをそろそろ欲しいぞ、という気分になってきちゃった。
今ある奴はどうすんだ?
うーみゅ。

日曜日の床屋は込んでました。
結局Uターン。

ああそういえば、女房に「リ・インカーネーション」をCD焼きしてやる約束だったんだ。

本物釣り師まで到達していないアタシは、もうすぐ解禁なのに、なんだかいまいちその気分になれない今日この頃。

明日はいつもの月曜日。
なんだか、ちょっと、鬱の周期に。

2000.2.19
模様変え

又かえました。
本当は、もっと、がらっと、変えたかったんですけどね。
でも、一番変えたかったのは看板の名前だったんですけどね。
どうもね、今の名前はいまいちすわりが良くない。
でも、いざ考えると、どうもその代わりが見つからない。
と言うことで、まあ、そのうち変えるつもりなので、もうチョットだけ使い続ける事にしました。

てなことで、MacWorldExpoTOKYO最終日にこんな事やって過ごしたってことで、結局今年はいきませんでしたね。
まあ、アタシのような田舎暮らしでは、タマに秋葉原廻ったって、まんまMacWorldExpoですから。

ちょっと醒めて考えると、新しいPowerBookG3/400MHzって、かなりイカス存在になっちゃったと今思っているところです。

2000.2.18
便りがないのは不通の知らせ?

えーと、Windows2000発売おめでとうございます。
とはいっても、NTのバージョンアップだそうなので、あんまり恩恵を受ける人は居ないのでしょうか?
アタシが知ってるNT使いはS君1人だけ。あれって結構高いみたいですしね。
まあ、そのうち98系の新しいバージョンも出るんでしょうから、一般コンシューマの大多数の皆様はそちらを期待されていることと思量されまする。

円建国債の国際評価格付けが下がった結果、円安が進んでいるそうな。
アノ時からついに5円も安くなってますぜ。
まだ、精算済んでない身としては、ほんとにトホホの状況になってきたのであります。

ところで今アタシは、海外から来る予定の1通のEメールを待ちながら、毎日メーラーを起動しているのであります。
先月末エアメールで送ったシェアウエア・フィーの返事として来るはずの、シリアル・キーの通知メールです。
はや3週間を過ぎようとしても返事がないと、ホントに着いたのかいな?、途中で現金抜き取られたかも?と、じわじわ不安になってくるのです。
前回やった時もやはり一ヶ月くらいは掛かったんですが、あの時はクリスマスと年末年始をまたいでの時期だったので、今回はもうちょっと早いのかなあ、と期待していたんですが・・・。
インターネットの迅速性がつい世の中のあたりまえと思い込みつつある今日この頃、たまに使う郵便というレトロな通信手段とのギャップを感じてしまっている訳です。
とはいっても、そのためにクレジット番号を送信するような勇気も無いし、シリアル・キーが届かないからと言って使えないというソフトでもない訳なんですが。

とまあ、いつもだったらこんな事を話題にしているあたりに、お目当ての結果が訪れるというパターンなんだけど、今回はいかに?

「週末は行くんでしょ?」「いってきたらあ〜」「ついでに"こちかめのきんつば"買ってきて」と女房。
「うーんでも金無いし・・・月末には法事に呼ばれてしまったし・・・。」
(キャノンのデジカメのローンもあるし、この間買ったG3カードの支払いがいよいよ来月だし、おまけに申し込み当時に比べて円がどんどん安くなってるし・・・ここらの事情は決して口に出せないのでありました。)
さらに、(MACWORLDExpoに行って手ぶらで帰ってこられるはずも無いしなあ・・・)。

グラファイトカラーのiBook、ファイヤーワイヤーが付いたPowerBook、+50MHzアップしたG4と、それぞれ決して魅力を感じない訳ではないけれど、物欲低下状態のアタシにとってはインパクトはいまいち。

そうそう、最近物欲低下状態が続いておりまして、これがこの先ずーっと継続すれば我が家の経済状況も随分と快方に向かうかと思うのですが、まあ、それは多分無理でしょうね。
しかしこうなってみると、物欲中心で今まで続けてきたこのsiteが、その間堅実な精神をお持ちの皆様方の目にはどのように映っていたのか?と、今更ながらふと気がかりになっているのでございます。

直ったかに見えた風邪が昨日から再発?
幾分復調の気配はあるものの未だ体調ちょっと悪し。
今回は、皮膚がサラサラと痛くなって、おなかが気分悪しでありました。
いつもの事ながら風邪薬を飲むと無性に眠くなりまする。
職場のFさんに頂いた秘伝の焼きおにぎりと、出前ワンタンの組み合わせ昼食はまさにB級グルメの世界。
余韻に良いながらの午後の一時、その眠いことといったら・・・Z・Z・Z・・・・・・。
でした。

2000.2.16
窓際を巡る冒険(タダに釣られた失敗の巻き)

近頃は、かって知ったるMacの世界を彷徨うことにもチョット飽きてしまい、ついあの未知の世界、Windowsの世界を彷徨する機会も多くなっているのであります。

ヴーチャルPCというMacをPC機にするソフトに、Windws98を載せるという、親亀の上に子亀を乗せて、さらに孫亀を乗せて親亀こけたら皆こける状態の、まるで野球グローブで孫の手掴んで痒くもない背中を掻くような、不条理の世界でインターネット接続が出来たことに気を良くしたアタシは、次の目標として最初っから入りっぱなしだったWindows版インターネット・エクスプローラー3.01を、具体的不都合もないまま単に新しい方がいいだろう、という安易な気持ちだけで一気に5.0にバージョンアップしようと企てたのでありました。

Mac版最新ブラウザの入った雑誌付録のCD-ROMは(もっともIEについては、こっちは未だ4.5が最高だけど・・・)腐るほど部屋に散らばっているのですが、ウィン版となると、当たり前の話ながらアタシの環境には皆無状態なのであります。
しからばと、インターネットで落とそうと思うも、アレもそれ、インストールまで行き着くにはどうやらウィン・プラットフォーム上でしか落とせない仕組み。
まあやってみはしたけれど、さすがに途方もなく遅くて途中断念。
そうなりゃ雑誌の付録CD-ROMと思っても、アタシにとっては買っても読みたい情報の全く無いウィン系雑誌を買うことに大きな抵抗もあったりして。

う〜ん・・・と諦め境地になりかけたあたり、買い物ついでにインクジェットプリンタのインクの補充に立ち寄った電功堂で見つけたのが、通信会社系プロバイダ勧誘用のCD-ROM付きパンフ。
NTTと日本テレコムとDDIのプロバイダ3社分のがご自由にお取りくださいと置いて有ったのを見つけて、これだ〜!と全部をポケットに詰め込んで家に持ち帰ったのでありました。

家に帰ってそれらをさらっと眺めれば、やはり目論み通りそれぞれにブラウザソフトが入っていて、コレを使えばIE5.0がインストールできそうな気配。
長嶋ばりの直感で、良くも見ないで、(コレが過ちの始まりなんだけど)とりあえずNTT系OCNのCD-ROMをつかまえて、なになに、最初にIE5.0 をインストールして、再起動後にオンライン・サインアップね、だったらとりあえずIE5.0を入れておいて、再起動後は、気が変わりましたとサインアップはお断りすれば良いじゃん、と考えて、これも結構時間掛けながらインストール。(これってエミュレーションが遅いせい?なんかシステム関係いじると、ずいぶん時間と手間の掛かるOSなのねえWindowsって?)
さあ新しいIEの画面は?と期待しつつようやく出てきた画面は、ななんと!!IEのブラウザ画面ではないOCNのサインアップ用の画面。
あっち〜っ!!な〜るほどねえ、胡散臭い商売だねえ、と思いつつ、この時はどっかの設定をちょいと変える程度で解決する、さほど面倒くさいトラブルではないとたかをくくっていた脳天気なアタシだったのでありました。

MacOSなら、初期設定ファイルを捨てるとか、こんな姑息な魂胆簡単にぶっ飛ばせるはずなのに、なんといってもここは名だたるWindowsの世界。
無い知恵しぼって、いざあちこちのウインドウを開いてはみたものの、それらしい解決の糸口は見つけられず、結局潔く昔の3.01に戻すことが無難と判断して勇気有る撤退、またまた時間を掛けてアンインストールの儀式。
これがMacだったら、つまんでポイなんだけど。
おまけに、アンインストールの度にブリキの太鼓みたいなのを延々と見させられちゃうしねえ。

ということで、元に戻すのにも手間と暇を掛けて、ようやく昔バージョンに戻ったIEを、念のため試しにもいちどを起動してみれば〜、、、、ななんと、現れた画面は決してIEの画面ではなく、やっぱりあのおぞましいOCNのサインアップ画面!!
サインアップするまではこの先いかせへんでえ〜という、なんとも姑息、なんとも強引、商工ローン並のえげつなさであります。
ふ、ふ、ふざけるなあ〜〜〜っ!!!と切れかかったアタシは、結局解決のための為すすべもなくバーチャルPCごとWindws98をフォルダごときれいさっぱり、ゴミ箱へ捨てたのでありました。
こんどはMacアプリとしてなので、つまんでポイ、一瞬にして消去となったのでありました。

うーん、まさにRPGでボスキャラを倒す目前にバグ発生、バックアップデータを一気にみんな吹っ飛ばした心境。
顛末のばかばかしさにあきれつつ、それでもここでめげるのを潔しとせず、再建を目指したアタシ。
とりあえず手っ取り早い方法として、PowerBookに入れていた別のバーチャルPC+Windws98をフォルダごとコピーし直して、又インターネット接続設定して、セカンドバージョンの修正ファイルを落として、オフィス97を入れ直して、DDIの勧誘CD-ROMにプレゼントソフトとして入っていたIE5.0(はなからコッチを選らんどきゃあ良かったものを・・・)を追加インストールして、ようやく目指していた環境を実現したのでありました。
そこまで辿りつくまでに費やした時間は、連休2日分。
得られた実体は、3.01と変わりばえしないIE5.0の表示画面だったのでありました。

結論としては、OCNの勧誘CD-ROMはけしからん、ということであります。
ブラウザをインストールした時点で、OCNに入らない限りIEが使えなくなるなんて、これがPC初心者だったらと思うと、根負けしてサインアップしないかぎり、インターネットの道は永遠に閉ざされることこと請け合いの悪どさであります。
あのやり方は悪徳サラ金業者の蟻地獄勧誘、あるいは昔漫画で読んだ開き直りの押し売りキャラクターそのものではありませんか!
これが日本の一流企業のやることでありましょうか?
IEが有料ソフトで、それをこっそりタダで使おうとした代償だ、というなら未だ理屈も立つかもしれないけれど、あのソフトって、ネットスケープを潰すためにMicrosoftがタダで配ってるヤツであり、ましてやNTTが作ったソフトでもなんでもない訳であります。
説明書にもこんな顛末を向かえるなんてえことは、どこにも書いてないぞ全く。
それともナニかい?こんな顛末は単にあたしがトーシロだからってのかい?
でもアタシ以外にもトーシロと名乗る人は世間に腐るほど居ると思うんだけどね。
こんなことがありまして、NTTのOCNは真から嫌いになって、反対にDDIのDIONがなんとも良心的でけなげに思えるようになったのでありました。
もっとも、いまさらプロバイダを乗り換えようと言う気はさらさら無いのではありますが。

ということで、窓際を巡る冒険はさらなるドタバタを予感させながら、まだまだ続くのでありました、まる。