1998.12.14
◆タマのアンプ◆

朝起きて、自宅の2階からの階段を降りる途中でふいに突然、累積状態の私的懸案事項群が竜巻のごとく一斉に頭の中を渦巻いて、それ以来気分は急激に萎え萎えとなり、へろへろの鬱週間の気配である。先週のリバウンドかも知れぬ。
いつもの事ではあるけれど、こーなると、なんだかみーんな空しくなってしまうのである。

ところで気を取り直して、頼んでいた管球アンプのキットの話しである。
昨日の昼前に我が手に届いたのであって、電話番号しか知らなかった販売店の市外局番093は遠く九州博多の局番であった。
改めて、♪はーるばるきたーあぜ・・・♪という雰囲気なんである。黒猫さんごくろうさま。

早速組み立てを行った。
たっぷり半田付けをやって、久しぶりにリード線の皮剥きもやって、間に散歩をさせろと騒ぐ2匹の犬の散歩を挟んで正味3時間のお楽しみで完成であった。
俺って天才?
やってることの意味も分からず、ひたすら半田付け労働者に徹しただけなんだから、ひとえに組立説明書をつくった人が偉いのである。

一応これが組立前の部品群と、チープでレトロっぽい梱包の箱。実は日本語文字は左から書いてるところがご愛敬。


そしてこれが完成後、オプションのノイズ低減コンデンサ含み税込み送料共21,800円也の可憐なお姿である。


電源を入れると2本の真空管にホンワリと明かりが灯っちゃって、2本のスピーカーからちゃんと音が出た。
真空管といえば、昔ムカシの幼少のみぎり「赤銅鈴ノ助」を聴いたラヂオや、高校生の時使ったステレオポータブル電蓄のイメージで、スイッチを入れたあと暫くしてからブーンとハム音が聞こえて来るもんだと思っていたら、ブーンもフーンも無く、CDのソースが鳴り出するまでは組立失敗したかと思ったほどS/N比がよろしい。これも技術の進歩か。

とはいっても所詮2W/ch、音の力が不足で重心が高く、特に低域が物足りない。
そのかわり中高域はなかなかしっかりした音が出る。
それではってんで、12帖居間から部屋を移動して、アタシの3.75帖巣窟状態の隠れ部屋で鳴らしてみたら、これがなんとも艶っぽく、信じられないほど透明で張りのある良い音を奏でるのであった。中国製の真空管侮り難しである。
旧ソビエトでは真空管でジェット戦闘機を飛ばしてたって話しだしな。
いずれ、こーいった器具は、それなりの特性に適した使い方をすれば、かなり魅力的な実力を発揮する事を再認識したのである。

オーディオはCDプレーヤーの普及で趣味という市場を失った。と思ってるけど、アタシの持論としてもう一つ、アンプのスイッチング電源の利用が普及価格帯の見せかけの音質向上を実現し、オーディオ不況を決定的にしたと思っている。

一応解説すれば、スイッチング電源というのは半導体技術をつかった電源強化技術で、詳しい事は昔そっちを仕事にしていた友人から説明を受けたけどもう忘れてしまった。
とにかく、大きく高価な電源トランスを使わなくても必要充分な電力を回路に供給出来るって技術であり、オーディオアンプで利用すれば、安価小型でパワフルな低音が得られる願ったりかなったりの技術なのである。
ただし、当然旨い話しには裏があるし、効く薬ほど副作用が強い訳であって、コレを使うとその特性としてパルスノイズの発生という問題を抱え込むこととなり、高級オーディオ等のクリティクルな世界ではそれによって音の濁り等の問題が出るため、結構毛だらけとはいかないのである。 とはいっても、まああんまり細かい事を議論する必要の無い音楽を聴くための、実用品としての道具の場合はその恩恵は大なのである。

昔は安いアンプといえばヘナヘナシャラシャラした音しか出なかったけれど、今じゃ安モンのアンプでも電源強化の恩恵で、見事締まった低音が出せるようになってドガスカシャラシャラになってしまっている。
おかげで、ドンシャリであれば魅力的に聴こえる音楽を支持する大多数の消費者をすっかり満足させることとなり、音質向上思考的購買意欲の殆どを失わせたところである。

その結果、大半の大手家電メーカーのオーディオ商品は壊滅し、唯一残った低下価格帯商品は音質の勝負による差別化は二の次となり、機動戦士ガンダム風や安物インテリア家具風の風貌勝負となってしまっているのが現状。
音質で直球勝負するぞ的純情可憐純朴な違いが分かる大人をくすぐる製品はこの価格帯には殆どなくなっているのである。

そんな世の中だから、今回のアンプは、オールマイティーな性能ではないけれど、使う条件さえ限定すれば市販品には無い強烈な魅力を発揮する逸品であると思って結構惚れてしまったのである。
これってなんだか、人物評価との同義性を感じてしまう話ではあるな。

ところで、真空管アンプの事を球のアンプといいまして、相対するトランジスタ等半導体アンプを石のアンプと言うわけですが、タマに対する石って膀胱や腎臓に貯まる石の事かい、と人間ドック帰りのアタシとしてはつい連想してしまう訳である。
ちなみに今回組み立てたアンプ、ちゃんと玉は2個であった。

この世界踏み込んでしまって、なんだか癖になりそな気配で危なくなってきた。

1998.12.12
◆PHSの事と新たな道楽の事◆

大枚はたいてカードで買ったビジネスフォン変換アダプターの「Mobile Konnector」はこのところさっぱり使われていない。
正確に言えば、さっぱり使い物にならないということである。

導入時は結構使い物になるかなと思って多少遅いのをがまんしてもそれなりに使っていたんだけど、最近さっぱり繋がらなくなってしまった。
おまけにたまに繋がったと思えば2400bpsなんていう紀元前のスピードだったりして全く先に進まないのである。

これは、アタシの秘密のどーらくを邪魔しようとして、内線回線に新たな暗号コードを砒素混ぜたりしただれかの陰謀かもしれぬ。でもうちの職場に「林」っていないぞ、白蟻駆除業者とのおつきあいはあるけどな。

そのかわり活躍しているのがPHSである。捨てる紙あれば疲労狼ありだ。
女房からは、必要な時に使えない役立たたず、と罵られ無能のレッテルを張られているPHSではあるが、実は親父のどーらくでは立派に役に立っていて、データ通信機能は速くてタフでなかなかに使い心地が良い。
ついでに通話料金も立派なものになってるかもしれん。

職場からのメール確認はもちろん、出張先の陸前高田のホテルからでもインターネット出来たり、サービスエリアが狭いと言われながらも最近では鴬宿の山ん中の温泉でも電波が通じたりと、有能な実績を地道に積み上げているのである。

PHSの電話機能自体はケータイに押されっぱなしで、ガキどもにさえ相手にされなくなってるらしいが、電話会社はもうそろそろ女子コーセーの不純異性交遊支援ツールとして売るんじゃなくって、大人のデータ通信機器として、そのアドバンテージを全面に出して売ったらいいのになーと思うこの頃である。

ところで話し変わって、アタシの少年の時からの夢、うーん甘酸っぱい響きだ。
そう、ちょっとした夢の一つだったんだけど、それを実践することとした。
それは真空管アンプの作成。ジャーン!!

高校生時代、友人の成果品をみて羨ましがって以来、今までも幾度となく実行を思いつきながらも結局実現までたどり着けなかった未知のどーらく。

とはいっても、高級オーディオ製品みたいな立派な物を作る訳ではなくて、1ch-2Wh程度のちっぽけなステレオアンプで、値段も送料込みで21,800円という代物。
でもコレがかっこいいんだなー。
旨く出来上がった暁にはこのページで、そのチャーミングな姿と魅惑の音(多分)についてご紹介したいと思っております。

ちなみにこれはイーケーオーディオ製(エレキット)のTU-870という製品。
買ったのはオプションのノイズ低減コンデンサー含み。
メーカーから紹介された「トライシンク」(tel:092-413-3121)というshpoから代引き通販で申し込みました。
実はこの製品を知ったのは、たまたま本屋で立ち読みした"MONOマガジン"に記事として出ていたからでありまして、メーカーの電話番号さえあれば、と本も買わずに番号を暗記して、本屋を出てからメモした番号を頼りに辿りついた結果です。
週末はハンダごてを磨いて待つこととしよう。

1998.12.11
◆after note◆

くどいけど昨日の続きだ。

内容はともかくとして怒涛の更新した後は、白髪頭の矢吹ジョーというか、大政奉還後の徳川慶喜というか、一週間分の宿便を流し終えた淑女のような気分である。

例の本はその後、謹慎蟄居、隠遁生活を送りながら職場の机の下に潜んで(気持ちの話しね、)読み続けてあっと言う間に読み終えた。

いやはや笑いをこらえるのに苦労したんである。
幸い他の衆は殆ど出払って留守だったから良かったものの、神聖な職場で口元の筋肉を不自然に歪めながら痙攣を続けるひょっとこ面の中年を見つけた人間は、ついに壊れたアブナイ存在だと思ったであろうこと疑いの無いところである。

絶妙の比喩による抱腹絶倒パソコン講座、あの作者フツーじゃ無いぞ、全く。
実家の刈谷クンにはなんとしても読んで欲しいもんである。
(なんだか文体にも影響を受けてしまってるなー。)

っと、今月はもー一ヶ月分の更新やってしまったって感じなので、明日から冬眠に入るか。

1998.12.10
◆プレファブメーカーのシェアに世の無情を考える◆

アタシはこれでも一応社会的には建築技術者ということになっております。多分ね。
なので、憂さ晴らしを目的に自腹切って開いているこのページで、事も有ろうに建築的話題を取り上げるなんてことは公私混同も甚だしく、それだけは決して有ってはならぬ事なのじゃ!と、無節操かつ悦楽嗜好の生活の中での数少ない生活信条の一つとして心に誓っておったのです。
そんなアタシがこのページで近頃建築関連の話題を載せているのは、まあ、それ程までに更新ネタが無いということもあるけど、公的部分における建築の位置付けがついにそこまで頭の毛同様薄くなってるってーことかも知れませぬ。
確かに実態は、具体的な建築技術などとは別の世界で殆ど口先で世の中を渡っている状態でありまして、これを称して建築サ技師というと言っていた先輩もいましたな。

ということで、今日のテーマなんだけどさ。

コンピュータ関連図書第3弾「マイクロソフトシンドローム」を今読んでます。
建築のテーマと関係ネーじゃネーかだって?そこはそれ、おいらのsitなんだからさ。
ここんとこ、その手の本ばっかしですなー、でも読みようによっては人生の示唆に富む内容が有るのでありますよ、その中にね。
マイクロソフト憎しで買った本だと思うでしょ?ちがうんだなそれが、アタシャこの間「アップル」上下2巻を読んで以来、一つ大人になったんだからね。是々非々路線ってやつに転向したんだから。

ドックの検査待の時間を使って読み始めたんだけど、これがかなりおもしろいのですな。
この本はインターネット上の2つのMicrosoft辛辣評価sit「がんばれゲイツ君」と「窓ト林檎ノ物語」を開いてるお二方が書いてる本で、出版の土壇場になてってMicrosfotから圧力がかかって出版社が見つからなくなったという曰く付きの本なんですね。
で、そこまでMicrosfotを怒らせた位にMicrosfotを罵倒しまくる過激な内容かというとさにあらず。
専門的知識をベースに、しごくまっとーな内容と理論で、世のパソコンをめぐる状況、つまりはMicrosfotを中心とした現状を面白おかしく書いてる本です。
この程度の事でヒステリーを起こすMicrosfotっていかにもそれらしくって可愛い訳ですが。(それほど真実を突いてるってことか)

本の内容は、1社のOSだけが殆どを占める現状は、今や社会の機能のほとんどを実質的に依存しているコンピュータ社会という特性上、やはり危ないって事。
ビル・ゲイツって人格的にもやはり危惧が有るって事も含みでね。
そこいらへんの危機感って必要だと思いますね。
ライバルを潰すためのソフトはタダにして、ライバルいなくなったジャンルのソフトを高い値段で売りさばくって会社、信頼して、財産や命や人生預けられますか?
消費者にとってタダのどこが悪んだって、本気で思ってる奴も未だいるみたいだけど。

ユーザーにとってはOSが何であろうと、アプリケーションごとのファイルの互換性が保たれれば良い訳で、それって既に一部実現済みだし決して出来ない事では無いんですね。
一番使われているワープロソフトだからって、わざわざMS-Wordのフォーマットで他人にメール送る馬鹿が居るって話も有るんだそうで、かってに何でかんでも統一すれば良いって訳じゃないってこった。
競争原理が活かせる状態であることと、リスクを分散させることが必要なんだね。

それと、なーんも考えないで、比較もしないで、ただみんなが使っているからっていう理由でOS選ぶのって寂しいぜってことも書いてあって、我が意を得たりって心境です。
まあこの間の「木造ねっとわーく」で、阪神・淡路の震災以降神戸ではプレファブメーカーの住宅だけが建ってるって話があったけど、Windowsの普及も同じ根っ子の話だなーと思うわけです。

あー大人になったハズのアタシがまたもやこんな事書いてる。

でも、コンピュータってのは、とんでもなく色んな事が出来るキカイなんであって、ワープロと表計算機能を使ってサービス残業するだけのために身銭をはたいて買う道具ではないんだって事をやっぱりアタシも言いたいなー。
数え切れないいろんな可能性を楽しくサポートしてくれるマシンとして、広く検討し納得いく物を選択した結果、その人の感性に一番合ったマシンがWindowsPCであるならば、それはそれでいい選択な訳だとも思うんですよ。
でも、相変わらずそうで無い人って多いし、それを相変わらず虎視たんたんと狙って将来の粗大ゴミを売りつけようとしているメーカーも有る訳です。

わが社の某団地での住宅の構造別シェアは、在来木造1/3、ツーバイフォー1/3、プレファブ1/3ときれいに3分割されておりますが、さらに在来工法の住宅を整理すると、殆ど部材の部品化と組立の合理化によって、プレファブと大差無い構造の物や、ツーバイフォーの技術をつまみ食いしたはっきりいって良くわかんない住宅などが含まれており、純粋在来工法なんてー物は数える程しか無いのが実態なんであります。

いくら、伝統工法による住宅の良さを再認識して貰おうと努力しても、消費者の選択はセールスマンの口車とラミネートされた建材ののっぺりとした美しさに流されているってのが実態なんですなー。

在来工法の住宅も、ツーバイフォーの住宅も、プレファブ住宅も、裏から表からぜーんぶ検討して、これがいい!といってプレファブを選ぶんならそれも大正解。

ただ、本質的な比較がないまま、数や上っ面の見栄えで選択され、その積み重ねで世の中の体制が決まってゆくと言うことの理不尽さを感ずる訳であります。

ゴーインに建築とコンピュータシェアをくっ付けてみたけど旨くまとまんなかったです。反省して明日から当分更新休むかなー。謹慎蟄居。
そうそう、今回の「マイクロソフト・シンドローム」まだ読み終わってないけど、途中で思わず大声上げて笑いたくなる内容もありました。 Macシンパの皆さんはもちろん、パソコンの事を色々知りたいと思ってる方も、筋金入りのWin-Userにもぜひ読んで頂きたいお薦めの本。
外崎則夫、梅津信幸共著「マイクロソフト・シンドローム」オーエフ出版社/1,200円(税別)でありました。
こんな馬鹿sit見てるよりずーーーっと面白いざんすよ。

1998.12.9
◆人間ドック◆

人間ドック帰りである。
なんとか娑婆に戻ってこれた訳であるが、あちこち検査を受ける度に、小心者のアタシは気持ちはどんどん病人になっていった2日間でありました。
いまのところで、はっきり分かった病気は「デブ症候群」。
これを克服すれば、検査値の殆どが改善されるでありましょうことを再確認。
これから来る正式の判定結果通知が恐いけど、当面、犬に散歩に連れていって貰ってまじめに痩せなくてはと思う今日この頃。コレがホントの人間ドッグなんちゃって。

ところで、どうやら視力が低下しているようです。老眼だけじゃなくて近視傾向にもなっているみたい。
もっとも、左右1.5だった視力の右目が1.0〜1.2程度に下がってるってことで、女房に言ったらそんなの元々が見え過ぎだって、はっきり馬鹿にされましたわ。アタシにとっては結構ショックなんですけどね。ははは。
心当たりはコンピュータディスプレイの見すぎ。

ドックの中日はグランドホテルANEXの9階ツイン部屋に一人で宿泊。
先だっての高田のキャピタル1000に続いてまたもや一人でツインですぜ。もったいないといっても、遊ばせておくよりは良いわけですね。ホテル経営もたいへんだ。
一応ちゃんと2人分のティーバッグ、念のため貰ってきたけどさ。
盛岡市街地でのホテルには今回始めて泊まる機会を得ましたが、9時以降の水分補給禁止かつ禁酒の夜だったのと、チェックイン直前の眼底検査後の後遺症で目の焦点が合わない状態だったので、さすがに何処もうろつけず、夕食のステーキを喰って部屋に戻ってテレビでやってた昔の映画の「シンドバッド」を見て寝ました。
「シンドバッド」って、ルーカスのインディージョーンズシリーズにかなり影響与えてるなー、ほとんど「レイダース」じゃないか、あっ反対だ、と再認識。
指令に従ってホテルで検便取ったけど、洋便器でこれやるっての結構アクロバティックでしたねー、他のお仲間もちゃんと翌日持って来たようですが、みんなはどうやったんだろ?へへ

ドックの仕上げはいつものバリューム流し、下剤効果が断続的に続いておしりヒリヒリさせながら一日が終わったって感じの昨日でした、まる。

1998.12.6
◆休日◆

昨日3日分くらいの量の更新をしてしまったので、今日は休もうかと思ったけど勢いにまかせてちょっとだけ更新。
昨日は久しぶりの模様替えを伴う更新だったけど、つい更新分の場所の前後間違ってしまってた。新しいのが上ね、訂正しました。
今日は午前中庭の土木作業をやって、午後はこのところさぼりにさぼっている2匹の犬の散歩をやって、もう体が痛いし疲れた。
2匹目のルーク・スカイウオーカーは、甘やかしてしまったせいか、権勢症候群状態になりつつある気がしました。
ビシッとやらなくっちゃね。ビシッと。と思って散歩をしていたら、気が付けばずーっと眉間にしわをよせて歩いていたアタシでした。顔も疲れた。

明日は人間ドック入り。前の日突然に健康的な生活やったっていい結果出るってもんでも無いのは分かってますって。でも今日は酒飲むの休もう。

岩銀DCカードさん、ゴールドカードのご勧誘は名誉ではありますが、引き落とし不能の連絡かと思い込む相手にそんな電話したって無駄というもんですぜ。
でも日曜日なのにごくろうさんです。

今日もiMac買いに行けなかったなー。家の工事の借金の額が決まらないと、2,300円とはいえ新たな借金に踏ん切れない小心物です。

1998.12.5
◆模様替え◆

巷の歳末商戦に便乗するかのごとく、我がsitも模様替え。(とりあえず今月だけのつもりですが)
色々工夫してみましたが、うまく行かないところも(リングが切れるんだなークソッこんちくしょうめ!)
中身の方も、今回、「えーっ!」と思うような人達にも存在が知れてしまってたのを知ったので、気合いを入れ直してみるかなー。
気仙の皆さん、お久しぶりでしたー。相変わらず元気そうでパワーみなぎっていてなにより、なにより。

ここ数日あたりから、寒さがまた本格的になってきました。やっぱり今年の冬は厳しいのでしょうか?
我が家は、入居8年目にして今年あたりからようやく2階を使う習慣がついて、つい各部屋のドアを開け放しているもので、ストーブの能力が不足気味となって寒いです。果たしてこの暖房体制で今度の厳冬を無事越えられるか?

昨日、一昨日は陸前高田市へいってめーりやした。
初日の夜は、キャピタル1000ホテルの一室で、このホームページの芳醇な更新文書を海を眺めながら一人静かに紡ぐ予定でCometを肩に担いで行ったのですが、予想通り、深夜12時ヘロヘロに酔っぱらって部屋にもどった後、風呂にも入らず寝てしまったのでした。

今回の高田旅行の目的は以前にも紹介済みの「木造ねっとわーく」参加。
ああいう深く研究している方々のお話を聴くと、日常の現実から離れて原点に立ち返ってひらめく物を得られる訳ですが、結局大事な事は、それによって得た濃厚なエッセンスを日常の中に自分なりにどう薄めて取り組むかって事だと思うんですね。
人それぞれの考えや立場で、どの程度の濃度で利用できるかって事なんで、非現実的だと受け入れないのも、100%原液のまま服用するのも、どっちも危険な事だと思いました。
ただ、今の住宅を構造的な視線で見直す事は大変重要かつ必要な事だと思います。
阪神淡路の教訓も忘れて、相変わらず見せかけの意匠やアメニティだけを売り物に、人の金使って危険な住宅設計している無責任な馬鹿野郎が、特に都市部にはまだ多く居るようなので・・・。
そういった意味でも、今回のテーマでもあった地域の住宅文化の創造というローカルな視点だけでなく、普遍的に理念が普及する事を期待したいと思ってます。(実は我が家の住宅も、設計が悪くて充分危ないのですが、ちゃんとアタシが借金払ってるもんね。オーン・リスクってやつね。)

翌日となった昨日は伝統工法(?!)住宅の振動実験を見学。
今回の会の首謀者達が手がけた住宅で、この事は昨日今日のNHK-TV盛岡のnewsでもやってましたね。
よく見たらアタシの後ろ姿も写ってましたよ。わはは。
実物は、TVで見せただけの内容では無くって、全くとんでもねー住宅でした。
施主さん、設計した人、造った人、関わった人達全員を尊敬してしまってますぜ。
あんな住宅を個人の財産にしてしまうなんて、そりゃーゼータクってもんですぜ。まったく。
着実に成果を築き上げつつある地域の特性を生かした住文化の創造の現場を目の当たりにしつつ、いつか詳しくその内容が公にされる日を楽しみにしたいと思っております。
いくら長く使えばいいったって、あれでは木の使い杉、なーんちゃってさ。
総括
相変わらず元気な気仙軍団と、特にもパワフルな今回の首謀者達に感謝とさらなる発展をご期待申し上げます。
今回参加できなかった方には、「いやー残念でした、ほんとーに惜しい機会を逸しましたね!」の言葉を進呈(嫌みだなー!)

ところで、アタシの人生の楽しみの一つに、宿屋の朝飯というやつがあるわけですが、昨日の朝は不覚にも目の前に並んだ数々のおかずを前にしながら、番茶と梅干し2個、焼き魚少々、温泉卵1ヶだけしか食えなかった。
普段の朝飯なら、それでも充分なんだけど、イカの刺身、めかぶ、納豆、サラダ、なんだかの野菜の煮物、みそ汁、海苔、香の物等々の正しい日本の朝食を前にして、いくら一口ごとにムカつく体調であったとはいえ、それらにいっさい手を着けられなかった悔しさは、しばらく後をひきそうだ。
宿屋の朝食というやつは、おかずの数も感動的だけど、万が一(絶対あり得ないけど)同じおかずが明日の我が家の朝食に出たとしても感動は味わえないでしょうね。
あの感動には、非日常的シチュエーションが不可欠なのでありますぜ。

今日の更新は不本意にもちょっとテーマが偏ってますねー。まるで某業界組合誌のテーマそのまんまだぜ。てへっ。

今回の会場で、インターネットは必需品だーっ!と吠えていたn-netの社長さん、なんかついこないだの、Windws95使えないと窓際族的脅迫PRであまりいだだけませんなー。 システム壊れてメール使えなくなったり、インターネット始めるのは難しそうなんデー、なんて声が相変わらず有る中で、そこいら辺を解決する努力の認識が薄いね。
自分でメンテできないコンピュータの選択は、本来の可能性を生かせない組み合わせだと思います。
そんな人には月2,300円でiMacお一ついかがかな?
ははは。(エバンジェリストしてしまった。)


1998.12.2
◆師走◆

いよいよ師走であります。
ちょっと、クリスマスっぽくしてみたつもり。

いつものことなんだけど、人と会って面と向かってこのページの話題をされると、なんとも恥ずかしくなって、思わず話題をそらそうとしてしまいます。
2重人格?どっちがホントの俺?

明日は例の会で陸前高田市に行って来ます。どうやら予定の100人は突破したらしいです。飲み過ぎないようにしようーっと。(おまえは何しにいくんだ!)

今日、事故を起こした本人が父親とともに謝罪に来た。24歳といってもまだ子供で、心の傷の方がかなり深そうでした。うーん・・・。

やはりこの時期は、ついこの1年を振り返ってしまいますね。
個人的にはとにかく、身の回りでいろんな補修の必要な出来事が多発した年でありまして、結構しんどい年でした。
ん!まだ一月弱残ってるんだ、もうしんどいのはいいいかげん勘弁して欲しいなー。

でも、給湯ボイラーの腐食がかなり進んでいるらしいし、愛車のマフラーもそろそろ限界らしいし、来週はアタシの人間ドックもあるし・・・。