2011.12.30
■暮れに届いた予期せぬ贈り物■

■今年の年末は、第九がやたらとはまり過ぎます。
なんとか、踏ん張って、良い年を迎えなくてはなあ、という気持ちになります。
そんな気持ち、悪くないとは思います。

■ここ数年、もっぱらiPod touchばかり使っていて、その結果机の引き出しに死蔵されたままだった初代iPod nano4GBでしたが、先月末のバッテリー事故リコールのご案内を受けて一応送り返すこととし、一昨日、ようやく交換機が帰ってまいりました。
なんと、ぐっと小さく、容量は倍のiPod nano 6th 8GBに変身して!
初代nanoの値段は27,800円。今回交換になった6thは10,800円。
でも、万歩計、時計、FMラジオなどの機能が備えられ、touchとは異なるコンセプトで仕上がった商品として、あきらかに初代を超える魅力を備えています。
6週間程度の交換期間ということで、初代がそのまま部品交換されて帰ってくるものだと思い、どうせ交換になっても使い道は無いかもと思っていたので、全く嬉しい誤算。
今となっては、亡きMr.Jobsからのプレゼントだと思って、宝にしたいと思っております。


■今年の前半は全く心の余裕がなくて、道楽全般に関わる意欲を全く失っておりました。
後半ちょっと心に余裕がでてきたら、堰を切って音楽を求めていたようにも思います。
いつもの成り行きで、オーディオ環境改善にも波及してしまいましたが、自分的に納得できる再生環境のリフレッシュを数十年ぶりにできたことは、とりあえず一つの成果だったかもです。

■ということで、今年手に入れたモノ
○iPad2/G3:毎月soft bankにG3通信費を払っていますが、実は殆ど使っておりません。保証期限切れて直ぐ液晶不具合が出て新品交換した、初代iPadの方ばかり使っております。なぜなんでしょうかねえ?
○iPhone4s:満足です。soft bankにはちょっと不満感じる時もありますが。
○B&W-805S:中古で手にいれました。手持ちの昔スペックJBLとは異なる音場再現能力と繊細な音に、今更目から鱗、耳から・・・。
○ビアンキのクロスバイク:乗ったのは今のところ10日間に満たない程度。雪が解ける春まで冬眠中。
○その他:チェリダッケのBOXセット3箱、まあ、その他今更ご紹介できない諸々もありましたけどね。

■stereo誌1月号の付録アンプの件は、どうせなあ、と思ってパスするつもりでしたが、たまたま立ち寄った本屋で在庫を見つけて、つい買ってしまいました。
iPodを音源に手持ちの使っていなかったスピーカーにとりあえず繋いでみましたが、低域が全く不足な反面、繊細な高域再生音は、なかなか魅力があって、結構楽しませてもらってます。


上等なラジオの音というところでしょうか。
あれこれ手を加えれば、さらなる魅力も引き出せるとのことで、2,800円分以上の価値は、しっかり感じております。

2011.12.14
■a remark you made■

■なぜか、フト、思い出して聴きたくなりました。
weather reportのオリジナル演奏はCDで買い足して持っていますが、カバーバージョンの演奏も聴いてみたくてiTunes storeで探して見つけた中で、コレが一番気に入ってアルバム買い。
初めて存在を知ったミュージシャンで、オリジナルと異なるリリカルな演奏も良いが、一緒に入っていた他の収録曲もかなり好みでした。
なんとなくヨーロッパ系かと思ったら、やはり北欧のミュージシャンだとか。
こんな出会いがあるから、iTunes storeはやっぱり素敵だ。
で、なんとなく、気がつけばつい、a remark you madeのメロディを口ずさんでいるこのごろ。

■今日、siteで目に留まったコトバ
・中国人は道徳心が無いから儒教が生まれた。
・日本人は勇気がないから武士道が生まれた。
・アングロサクソンはずるいからフェアプレーの精神が生まれた。
人は自分に無いものを欲しがる。言った人間の得意げな顔が見えるようで、素直に感歎できないけど、まあ、そうかもしれないなあと思うところもあるね。
ちょっとした飲み会ネタではあります。

2011.12.12
■師走の思い■

■あれよあれよと言いいながら、今年も残りあとわずか。
振り返るにはあまりに気が重くなりすぎる今年でありました。
年ごとの幸、不幸などあるハズが無いと、一応理系の頭で思ってみても、とりあえずの区切りが、好転への切欠になって欲しいと願わずにはおられません。
もし震災が無かったら、世の中も、自分も、今頃どんな年末を迎えていたか?と、フト思ってみたり。

道楽実態を振り返ってみれば、去年の釣り三昧の日々から一転、今年は音楽の年だったように思います。
実態環境の中での、消去法で残った唯一の道楽という意味だったようにも思えますが、音楽による癒しの効果と、その限界も感じた一年でした。
来年は、釣りも、カメラも、音楽も、映画も、心置きなくたっぷり楽しめる年になればいいなと思っています。とりあえず。

■先月末に、職場繋がりの飲み友達だったSさんが突然亡くなり、今も心にポッかりと穴が開いたまま。
私より5歳若いにも拘らず、職場で倒れて、発見が遅れたせいで心肺蘇生も間に合わず、人知れず旅立っていたとのこと。
改めて数えてみると、付き合い始めてて9年という比較的短い期間でしたが、彼との飲み会は、職場の愚痴話を超えた洞察力に富む幅広い話題で明日への活力を生む、私にとって数少ない有意義な、生身の人間関係の場であったことを改めて認識。
今年は震災の関係もあって、沿岸地方に赴任していた彼を交えた飲み会は、振り返ってみればたった2回だけ。もっと、色々なことを語り合い、楽しい時間を共有したかったと、先に立たない後悔の中に身をどっぷりと浸しております。
当たり前の幸せが、運命の悪戯で、有無を言わさず突然に奪われてしまうかも知れないことは、先の震災で理解したつもりでいましたが、その場に立ってみれば、ただうろたえて悲しむしかないようです。
結局今回も、失って初めてその重さを知ることとなり、その気になればいつでも手に入ると思っている、ごく普通の平凡な幸せこそを大切し、それを支えてくれている多くの人達に日頃から感謝せねばと、せめての反省として思っております。

人を失って、自分の心の中で湧き上がる悲しみの理由を、何度も自問自答した今年。
喪失感と、哀れみの気持ちなんだろうなという結論に。
対象それぞれに、配分の割合は異なるとして、喪失感という、言ってみれば所詮のエゴが、多くの悲しみの理由を占めていることがなんとなく情けないと思う反面、故人の素晴らしさが喪失感の大きさに比例すると思えば納得するものの。

2011.11.16
■違いが判らないという幸せ■

■ものへのこだわりは、ある意味自己アイデンティティーの証だと思っていたのだが、こだわるための違いの判別能力となると結構怪しい。
580円のワインも、ビットレート128kbpsのAAC音源も、意外に悪くないと正直思ってしまうこの頃である。

料理用に近所のディスカウント酒屋で買ったワインを念のため味を確かめてみたら、ネット通販で仕入れた一応お墨付き数千円のワインと比べて、実は大差なく旨かったりしている。
いや、やはりちよっとは違うぞ、と無理やり再考を試みるのだが、どうにも内心に渦巻く先入観や意地のバイアスを否定できないところ。
つまるところその程度の舌だったということだ、わはは、と開き直りたくもなる。その方がいっそ気持ち楽だし。

音については、加齢が進むにつれて、特に高域が聞こえにくくなるそうである。
五味康祐先生も嘆いておられたことを、「音楽巡礼」という文庫本で読んだ記憶がある。そんなことが他人事でしかなかった頃の記憶であるが。
MP3やAACなどの不可逆圧縮音源は、ビットレートが下がるほど、オリジナルの情報が失われている訳だが、特に高域周波数の劣化は、波形データーを見れば明らかで、128kbpsビットレートで再生される音なんて、スペック的にもはや程度の良いラジオ並みとしか思えない。
それでもiTunes Storeで購入した128kbpsの音源についうっとりしてしまう自分。感覚の劣化効果。正直複雑である。

そんな思いを抱きながら、ここ数日、暇を潰してせっせとCDのリッピングし直しに励んでいる。
オーディオ用音楽サーバーのMac miniのHDDを160GBから500GBに換装したのを契機に、iTunesに貯め込んだCDのAACリッピングファイルを、ファイルデータが大きい可逆圧縮音源フォーマットのApple losslessに入れ替えている。
128kbpsデータの音質劣化も判らない耳で、貴重な時間を費やしている自分。アホかと思いながらも殆ど自己満足の世界である。
とはいえ、入れ替えたデータの音を聴くと、やっぱり良いのである。
無意識に感じる嫌な音がしない、音がより自然でリアリティーが高い、柔らかな余韻を感じる。そんなところだと思う。
でも、圧縮条件の違う同じ音楽ソースを聴き比べてみても、多分コレという違いはきっと分からないのだと思う。
違いが判っても、分からなくても、幸せを感じる機会が増えることは、人生を楽しくしてくれるのだから、それで良いのだ。と、まあそんなところのバカボンのパパ的日々なのである。

■過日、大船渡市に出かけた時の1枚。
こういう種類の桜なのでしょうか?コレって春にも咲くのでしょうか?
桜の花に感動するのは、冬の寒さを乗り越えた後で咲くからかもしれないなあ。

いずれ、iPhone4sのカメラはなかなかである。

■home page開設以来使い続けてきたFTPソフトのFechであるが、手持ちバージョンではLion OS環境で動作しなくなったので、AppStoreで買えるTransmitに乗り換え。
今までコレといった不便も感じないままFechを使い続けてきたけれど、Transmit、さすが最新バージョンで、軽快で使いやすく大満足。
FTPソフトの性能が上がっても、更新頻度が上がるわけではないのですが・・・。

2011.10.27
■諸刃の情報■

■もう〜ムショーにMacを改造したくなった。まっ、いつもの病気なんだけど。
今回のターゲットはMac mini。
現状160GBのHDDを500GBにして、公式上限2GBの現状RAMを、非公式3GBにUPさせてやろうかという魂胆。
ヤフオクで手に入れて未だ使っていない、開腹用スクレーパーも試してみたいし。

ということで、こういうトキのアタシは、とりあえずAmazonで候補のブツを探してwish listに登録し、一旦頭を冷やしたうえで、再度購入の最終決断をすることにしております。
一応慎重です。
今回は、タイの洪水でHDD供給に影響が出るらしいというニュースに背中を押されて決めました。不謹慎かも知れませんが、渡りに船とも言えるわけですが。

ということで、あらためてHDD購入の手続きをしようとwish listを確認したら、登録してた時より値段が上がってる!数百円だけど。
こういう経験は前にもあって、グズグズしている間にタイミングを逃してしまった自分が馬鹿だったと後悔してしまうのですが、一方で、ちょっとした疑問が。
Amazonのwish listに登録すると、これは売れるなあと判断した売主が、需要を見込んで意図的に値段を吊り上げているんじゃないか?とね。
一歩譲って、値段を操作するしないはともかくとして、消費者の買い物メモ代わりを装って用意され、実際便利に使っていたwish listって、実は売主側にとっては、需要を把握するためのシステムだったんだなあと。Amazonが考え付きそうなコトではあるね、確かに。
なので、今後は、特に価格が変動しやすい商品をwish listに登録するのは止めようと、明確な根拠はないものの、とりあえず思っているところなのであります。
一旦wish listに登録した商品が、購入しようとした時に値段が下がっていたケースって、逆に無かったようにも思うし。
とりあえず、今回の出品業者から、全く買う気も無い商品を選んで、wish listにめちゃくちゃ登録して、様子をみてみようかなあ、などと思ってみたり・・・。
ちなみに今回は、メモリカードを良く買っている風見鶏/楽天市場さんから、500GB/7200rpm/16MBキャッシュの日立トラベルスターを、当初予定価格かつ送料無料で調達できました。
めでたしめでたし。

2011.10.17
■このところ、更新の狂い咲き・・・■

■内なる声が、吐露する先を探していると思ってくださいませ。
で、フト思い出して、PlalaのHPサーバー容量を久しぶりに確認してみれば、どうやら50MB契約が実態らしく(それすらすっかり忘れてますた)、そのうちの約35MBが消費済みという状況。
まあ、10年分が35MBであれば、残り15MBは、更新頻度も激減してるし、マダマダ余裕かなとも思いますが、コンピュータのHDDの残容量と同様に、ちょっと不安にもなります。
今までは、必要に応じてAppleのiDiskも併用していて、そっちはかなりの余裕だったのですが、AppleのiCloud移行に伴って、来年7月以降はサービスが廃止されて使えなくなるらしく、それまでに、身の振り方をちょっと考えねばと思っています。

■今朝職場に着いて、免許証や定期の入っているケースを忘れてきたことに気づいたのですが、10時頃私宛に電話があって、落し物として預かっているとのお話。
昨日、温泉に行った時、脱衣場で落としたらしく、温泉施設の事務所で預かっているとのことで、中に入れていた身分証明書から辿っての、そちらからの電話でした。
中には、クレジットカードも2枚入っておりました。
仕事から帰って、女房の運転で受け取りに行き、無事手元に帰ってまいりました。どなたかはわかりませんが、お届け頂いた方に深く感謝の念を感じつつ、また一歩ボケが進んだかと、かなりショックな週明けの一発。

2011.10.16
■林檎の日々■

■先週のApple関連の怒涛のアップデートで、提供当日では処理しきれなかった残り手持ちデバイスの各種アップデートと設定の続きをあれこれとやった週末。
一方で、4GB RAMが2千円を切っているのを知ってしまって、MacBookPro15inchの8GB化もついでにやっちゃったし。

今回は、なんと言ってもiCloudがらみの大掛かりなアップデートだったせいか、対応機種によっては途中色々とトラブルもあり、結構手こずるヤツもあったりしましたが、あれこれやってようやく一段落。
アップデート後の新しい環境を試してみれば、iCloudが、単なるデータの同期システムではない、個人の情報環境を大きく変える凄い変革であることを実感しています。
これだけのアップデートの無料提供は、死を悟ったSteve Jobsが遺産として我々に与えてくれた、未来を示す最後のメッセージでもあったのかと、改めて感謝感激。ホントに涙でちゃうほどに。
アップデート途中のあれこれのトラブルも、悲しみを一時忘れさせてくれるために、予め用意されていた演出の一部だったのでは?などと考えながら、懐かしく楽しませて貰いました。

でもって、も一つ懸案のiPhone4sは、昨日の午前中に無事手に入りました。
店舗では、前日からのシステム不調を引きずっていて、入力手続きが出来るかどうか、やって見ないとわからないし、時間も2~3時間を覚悟して欲しいという、かなり気が重くなる事前の話でしたが、始めてみれば幸運にもスムースに完了。
3Gsからの2年ぶりの機種変更は、性能の格段な向上に驚きつつ、美しいデザインにとても満足してます。


ということで、一旦Lionにアップデートしてみたものの、多くの昔からのソフトが使えなくなることが嫌で、元に戻してアップデートを見送っていたメインマシンのiMac25inchでしたが、新しい環境を前にして、やはり前に進むしかないのかと、ついに観念しつつあるのでありました。

2011.10.14
■ということで、 ■

■昨日の帰宅後は急がしかった。
とりあえず、4台のMacをアップデートし、さらに手持ち4台のiOSデバイスのシステムアップデートをやろうと思ったら、しょっぱな1台目のiPod touchで、例の「原因不明のエラー」。
アレコレ手間取った結果、電源ボタンと正面の丸ボタンを一緒に長押しして、一旦iPodの電源を切ってやり直したらうまくいきました。
次のiPhone3Gsは、エラーは出なかったものの、音楽データのバックアップでやはり時間がかかって結局日付が変わり、残り2台のiPadは翌日回しに。
iCloud移行に伴って、家のシステム全般の見直しを、現在思案中です。

■iPhone4s(for steve)は、結局soft bankに。
変更に伴うアレコレが面倒くさそうだったのと、孫さんがらみのやや感傷的な気分の成り行きから。
予約初日の7日は、仕事終わって一目散、脇目もふらず帰路途中のSoft Bankショップに。
25番の整理券もらって、手続き完了まで待ち時間を含め1時間程度。
色は直前まで悩んだ末の、白の64GB。
14日に入手できるかどうかは分からないとの言い訳を聞きながら、とりあえず、Amazonから、ケースや保護シートなどを調達して準備。
という経緯で、ついに14日を迎えたけれど・・・。

夕方5時にようやく電話がかかってきて、モノは届いているけれど、システムダウンで機種変手続きが滞っているので、明日にして欲しいんだとさ。
はいはい。すっかり水を差しやがった、なるほどのSoft Bank・・・。
2年後の次回は、ちゃんと考えさせていただきましょう。

2011.10.13
■Stay hungry, stay foolish ■

■週末はまあまあの天気で、喪失感に浸りながら家に篭って陰々滅々として過ごすには絶好の3連休でしたが、ようやく、最終日に重い腰を上げて、今年初めての、いつもの東根山に登ってきました。
とりあえず、汗なのか、涙なのか、鼻水なのか、区別がつかない水滴を山道にポタポタと滴らせながら、身体的苦痛に耐えるのも、今の精神状態にとって悪くない判断のような気がしまして。

一週間経過しましたが、頭の中心にはいつもSteve Jobs氏がいて、心の中には大きな穴が開いたままです。
自分の感情を整理しようと試みていますが、想定外に大きな喪失感の中で、いまいち混沌としています。
あえて言えば、80歳になってようやく会長に退いたSteve Jobs氏と、時間を共有し歳を重ねていくのが願いだったように思います。

母は56歳で亡くなり、Jhon lennonは40歳、開高健は58歳、Steve Jobs氏が56歳。
今の自分は、それらの歳をついに越えてしまいましたが、自分にとってかけがえない無い存在だった人達が、何も無ければ約束されていた未来を非情にも失われたことの悔しさに、つい感情移入していることが、悲しみの大きな理由のように思います。
そして、Macという製品に注がれていた、SteveJobs氏の哲学であり心のメッセージが、Macを使い続ける中で知らず知らずに心に染み込み共鳴し、会ったこともなければ言葉での具体のメッセージも届いていない、いわゆる有名人に対しコレほどまで心酔させてくれたマジックに、単身赴任先での夜の暇つぶしに選んだPerforma520との出会いの偶然あるいは運命を含めて、改めて感謝しているところです。

かつて、もしMacと出会っていなければ、手元にウン百万円の貯金ができていたかも知れないなと思ったことがありました。
今は、その金額を超えてあまり有る糧を、知らず知らずに得ていたことを確信しております。

2011.10.06
■「残念だが その日が来た」■

■会長就任ということで、まだ時間はあるもの、もしかすると復帰すらあり得るかと、今となって無邪気に期待しておりましたが、CEO退任からさほどの月日も経たず、現実のこととなってしまいました。
十数年来のjobs教末端教徒の一員を自負する身でありますが、じわじわと深まる悲しみの中に身を置いております。
人間だれしも永遠の命は持ち合わせていないとはいえ、世界に与えた存在の大きさからも、やはり早過ぎた死。さらに進化したjobsのmagic worldをまだまだ見せて欲しかった。
いや、それよりも、Macを切っ掛けに色々な本で知った彼の波乱な人生は、有る意味jobs哲学との出会いでもあり、生き方、考え方にも強く魅力を感じて憧れる存在を失ったことの悲しみの方が大きいように思います。
きっとまだまだ成し遂げたいことが有ったに違い無い。改めて人生、理不尽であることを思います。
巨星が落ちて、世界を照らす未来に向けた大きな光を失った思い。
これほどまでに多くの人に愛され、尊敬された会社経営者は居なかったのではないでしょうか。
個人的にも、沢山の楽しさと、人生の可能性を与えてもらいました。本当に有り難う。
これからも発表され続けるであろうAppleの新しく画期的なプロジェクトに、あなたの残り香を感じ取りながら、少しずつ悲しみを癒したいと思います。
合掌

2011.10.01
■SoftBankかauか■

■iPhone3Gsの2年割賦もようやく完了し、噂のiPhone5への乗り換えも目前という今日この頃。さてどうしたものか。
いつまで経っても電波の頼りないSoftBankから、この際auに乗り換えちまうかと思いつつ、発売時期を含め、アレコレの噂への判断材料が不足。
ところで、過日、コレをポチリ申し込みました。知ってそのあとどうするんだ?という問題もありますが。
しかし、国民がこんなモノを個人で所有しようとする国って、改めて不幸だ。

■この間、NHKのBSをつけたら、開高健のドキュメンタリー番組をやってました。
亡くなってもう23年を経過しているのですねえ・・・。
58歳で亡くなる前年の姿をビデオ映像と、生前付き合っていた方々のコメントを交えた構成でしたが、いみじくもその中の一人が言った、「老境となった開高先生の姿を見てみたかった」というコメントに、強く同感してしまいました。
博識でユーモアがあって人間性豊かな魅力溢れる姿に、ほぼ同じ年齢になった自分の現実の姿を(無謀にも)比較してしまい、つくずく情けなく思えてもしまうのでありましたが。
親父の死と、今回の津波被害は、自分にとって、改めて人間の命とその間の生き方を考える大きな動機になっていましたが、この番組もまた改めて心に響く内容でありました。

2011.09.28
■この季節の恒例ではありますが、■

■盛岡市内を流れる中津川に、河口の石巻から北上川を経て、今年も鮭が遡上し始めたそうです。
今年は特に、感じるところ大でしょうね。

■日々の生活の中に音楽がいつもそばに有る生活は、つくづくiPodのおかげなのですが、一方で、アルバム1枚を通して聴くとか、姿勢を正して音楽に対峙するとかの意識が風化して、音楽を聴く感動には、むしろ疎遠になっていたようにも思いますな、まあ、あくまでアタシの場合でありますが。
音質も、イヤホンで聴く音楽は、いくら評判も値段も高くても、結局イヤホンの域を超えられないわけで、所詮箱庭的世界かと。
便利さ、お気楽さに流され続けて、本当に良い音を見て見ぬふり、いや聴いて聴かないフリ、いやさっぱり聴いて無かったことの堕落の実態を反省中の秋です。
てなことで、オーディオ道楽のリセット、改めてちょっと本気出して久しぶりにメインのオーディオで音を出しております。
おかげで最近寝不足です。
最初は、う〜ん、なんかちょっと違うぞ。今までそこそこ納得していた音って、こんなもんだっけ?と疑心暗鬼状態になってしまい、アレコレ配線の取り回しや装置の微調整をしてみたのですが、コレがなかなか納得いく音が出なくて、30年以上使い続けたスピーカーもいよいよ寿命かとすら思ったのですが、そのうちようやく、遠い記憶にあった本来の音がボチボチと出るようになりました。

使わないまま放置していた道具に、きまぐれで突然スイッチを入れても、本来の性能を発揮しないんですよ。道具はしっかり使い込んでこその本領発揮。つくづく、世の中全てに通ずる話ではありますな。すっかり忘れてた訳ですが。
ようやく違いを判ろうとするオトコに立ち返って、MacのiTunesだけを音楽再生メディアにしていた実態も改めることに。
ここ数年、殆ど使わずになって埃をかぶっていたCDプレーヤも復活し、シャッフル再生のながら聴きをやめて、アルバム単位で聴くようになると、音楽の持つ本来の魅力がさらに見えてきたように思います。

特に今年の前半は、そもそも音楽を楽しむ時間も気持ちの余裕も無かったので、逆にそれが今の渇望になって、狂い咲きしてしまっているのかも知れません。

■音質の不満の原因にiTunesもあるのではないかと思い、もっと音の良いMac用の音楽再生ソフトはないのかと探してみたら、こんなソフトを発見
iTunesデータとリンク操作できる便利なappleスクリプトも。
iTunesの音楽再生エンジンに使われている、QuickTimeの性能が音質的にいまいちなのだそうで、なるほど聴き比べてみると、音の厚みと滑らかさが向上しているようで、なんとなく良い感じ。まあ、なんとなくですが。
ただし、コレ、iTunes Storeから買ったDRAM音源は再生できないようです。
なので、今となってみれば、やっぱりCDで買っとけばよかったかなあと、思っているワケであります。

2011.09.26
■シーズン終了■

■このところ毎週末悪天候が続いておりましたが、ようやく晴れた過日の連休後半、先週の台風による増水が収まるのを待って、今期通算3回目の釣りに、昨日は遠野の川に行ってきました。
まあ、この季節になってしまっては、魚達は産卵準備モードで、不細工なフライなんか目じゃないのでありますが、案の定、約2時間のキャスティング中1回だけ、物好きにつついてくれた魚がいたことだけが唯一。
漁期は今週の金曜日まで、あと数日残ってはいますが、個人的にはもういいや、という感じ。
結局今年は1匹も釣れませんでしたね。コレもまあ納得です。
ようやく2回になった遊魚券利用は、1回7,500円(3,750円/h)という計算になります。もはや開き直って笑うしかありません。
唯一昨日は、こんな川でのんびり釣りしたいなあと思っていた、個人的に理想の川を見つけることが出来ました。コレは来年以降に繋がる貴重な収穫だと思っております。

来年は、ここでゆっくりとした時間をたっぷりと楽しみたいものです。うん、あと5ヶ月先だけどね。

■普通に上質な音はトテモ心地よい。でも、バランスがちょっと外れた個性的な音もつい癖になる。
この間、ヤフオクで10年前の新製品だったスピーカを、計画性もなく勢いで手にいれてしまいました。

高域に刺激的な癖がちょっと有って、低音不足という評判通りの音なのですが、30年前スペックのスピーカを聴き続けてきた身には、これが差し引き20年分の進歩かどうかは別として、高域から中域にかけた透明感とスピード感には、ちょっとした新鮮な魅力を感じております。
当然ソースは選ぶ訳ですが、はまった時のワクワク感がたまらない。
そんなこんなで、このところオーディオの面白さと、音楽の楽しさを遊んでいるのですが、現実の環境は、あれこれモノが集まった部屋にコレを含めたスピーカが4セット。
いかにもオーディオ部屋の風情は今更望むところでもなく、音楽を聴くという目的だけなら他のスピーカーで満足できないというわけでもなく、でも、アレコレいじれる存在感は捨てがたく、処分も視野に入れながら、さてどうしたものやら・・・。

2011.08.31
■遅々として再起動中■

■今日で8月もおしまい。明日からは9月。
週末に向けて台風が近づいているようで、これ以上被災地を翻弄させることの無いよう願うばかりです。
と言いながら、一方で意識は残りあと1ヶ月と迫った漁期の方へ。
靴底の剥がれたウエーダーの修理がまだだけれど、そもそも今週末の川は台風のせいで無理かもね。
日曜日あたり、台風一過で晴れたなら、熊に気をつけながら今年初の山登りにでも行ってくっか・・・。

■テーブルタップと蛍光管を買う用事が生じて、一月程前に近所に出来た近所のケーズデンキに、送ればせながら初めて行ってきました。
当然ついでに、デジカメコーナーも覗いてきたのですが、今までネットでしか見ることの無かった実物を、これまた初めて手にとって触ってまいりまして、画面で見るだけでは伝わってこない魅力を、しっかり感じることができました。。う〜ん、なるほど。
事実は小説よりも奇なり。(ちょっと違うか・・・)
○リコーGXR:大きすぎず、小さすぎない実用性を重視したやや無骨な形が魅力。一眼レフに負けない良い写真が撮れそう。実売価格を考慮すると、ちょっと間違って手を出したくなる危険性も。
○ペンタックスQ:レンズ交換式コンパクトデジカメって、やはりいまいちコンセプトに共感できないかも。細部の細かな作りと高い質感が不思議な小ささを感じさせて、精密フィギア的な魅力か。個人的には守備範囲外だな、やっぱり。
○ファインピックスX100:EVFにせよ、OVEにせよ、ファインダーは老眼の強い見方であるこことを実感。でも、さらなるアナログ的こだわりが欲しかったかも。とりあえず定年退職祝いの候補にエントリー。
それまでにはモデルチェンジされてるだろうけど。

■お盆休み中の体重増加を1kg程度でなんとかしのいだつもりが、その後の油断で現在2kg超過。
ベルトの穴位置は変わらないけれど、増えた分の殆どが腹周りにあることを実感中。
リセット、リセット。

2011.08.30
■再始動■

■重い腰をあげて、ついに川へ。
色々悩んだあげく、新里の刈屋川へ。
釣り始めてすぐにウエーダーの片足のフェルト・ソールが剥がれるアクシデント。
川に入って剥がれたのは、去年に次いで2度目。反省も無く用意徹底を怠った結果。大反省だ。
そのまま釣り上がってはみたものの、川底が滑りそうで危ないのと、背中に針が引っかかったちびっ子ヤマメ以外は、そもそもさっぱり釣れなくて、正味2時間程度で撤退を決意。
妙な未練を引きずらなくて良いのは、年券の効果。
まあ、今シーズンこれが最後になれば、1回15,000円、時間7,500円というとびきりの遊魚料になるわけだけれど。
キャスティングも、いまいち思い通りにいかず、釣れそうなフライに閃きもせず、なんとなくがさつな釣りだった。
心置きなく遊べる心境になるには、まだもうちょっと、時間が必要みたいだ。
帰路途中に、前々から気になっていた蕎麦屋に立ち寄って遅い昼食。予想外に旨かったのは、腹空いてたからだけじゃないかも。
唯一の収穫。


ナンのこともない風景が、今更やたら気持ち良いのも、なんだかある意味悲しかったり・・・。


■なんだかんだ言いながら、実はiPad2/3Gが手元にあったりしている。
きっかけは、3泊4日のお盆の実家滞在。
実家とはいえ、いつもは無人家屋。とりあえず電気と水道は継続契約しているものの、ガスと電話と有線TVは解約状態。
たった数日の滞在期間中に、ネットと隔絶してしまうことの不安に負け、ソフトバンク店舗で在庫していた白の32GB/3Gをゲット。
希望は白の64GB/3Gだったが、案の定黒の64GBか、白の32GBかの選択を強いられる在庫状況で、悩んだ結果、色を優先して選択。ミーハー魂だけは健在。
予想に反した3Gネットワークの快適さには満足しているけれど、実はその後、外に持ち出す機会が無い。
通常の生活に戻ってみれば、修理交換した初代iPadばっかりを使っている現実が、やはりとはいえ、ちょっと悩ましかったり。

2011.08.25
■運命の日■

■夏休み最終日に、結局無為に過ごしてしまった日々の後悔をいくらかでも軽くしようと、メインスピーカーのセッティングを調整。
スピーカのコードも、酸化した端末を切り取って、新しく皮を剥いて20数年ぶりに再接続。
なにぶんにも、一人で持ち上げられない大きと重さなので、最低限の移動と、狭い隙間でのアクロバティックな体勢での作業となったため、スピーカにかぶさって下向きにターミナルをまさぐっていた時、腹部を圧迫した痛みを感じた記憶はある。
夕方になって左肋骨の下側を押すと突き刺すように痛むようになり、数日経った今でも、夜左側を下にして眠れない。
肋骨のヒビか、肉離れか、まあそんな感じ。総じて歳のせいだろうけど。

それで、肝心の音の方は、うう〜ん・・・?
今更新しいスピーカに買い換える気は無いけど、四半世紀i以上の付き合いの中で、今となって嗜好する音とはずいぶん乖離してしまっているような。
もちろん、アタシの好みが変わってしまったからでしょうけれど。

■突然に、ついにその日がやってきた。
今のところは、本当の意味での‘その日‘が訪れるまでの序章なのかも知れないけれど。
遅かれ早かれ、どのみち、いつか必ずその日は訪れるわけだったけれど。
とりあえずCEOとしてのJobsの居なくなったAppleは、いままでどおり、わくわくさせてくれながら夢の続きを見せてくれるのだろうか。そして、さらなるその後のAppleは?
もっとも、その日が、自分の人生の日々に刻印されるのかどうかは分からないわけだけれど。
自分にとってのヒーローを失うかもかもしれない不安と失望がない混ぜになって、また、当面の鬱の種が増えたことだけは事実。
そして、今日は全く仕事に気が入らなかったワケで。

2011.07.**
■***■

■疲弊中につき・・・


since1/16/1998

iMac/3.06GHz/4GB
PowerBookG4/1.25GHz/1.024GB
Smultron,Fetch&etc.
NikonD200,SigmaDP1&etc.