2009.10.27
■胡椒の陰謀■

■昼休みに、息子の後期授業料の振込みに銀行へ出かける。
最近、昼休みは350円の仕出弁当を食った後、12時59分にアラーム設定したiPodで音楽聴きながら寝てる毎日なので、昼休み外に出るのは久しぶり。
朝降っていた台風の影響の雨もあがって、親の義務を果たすには良い天気かも。

みずほ銀行に着いて、なんで振り込むヤツが身分証明を提示しなくちゃならねえんだ!、と内心今回も思いながら窓口手続きを終えて、さて、昼飯どうすべえと考えたけれど、ここまで来ればやっぱりアレだなと、銀行のちょい先にある「たかみや」に。
店に入ると、いつもどおり込んでいて、10人程度後ろで立って待ちながらメニューを思案。
旨煮ラーメンや、野菜ラーメンや、もやしラーメンにも惹かれながら、結局今回もいつもどおりのワンタンメンとライス。
こうして数十年、いつまで経ってもワンタンメン以外喰えないままなのアタシなのだ。

さほど待たずに相席で座れて注文の品を待つことしばしで、ワンタンメンとライスとお新香が届く。
向かいに座ったどこぞのオバンは、届いたラーメンに酢を注いで食べ始める。
ふ〜んと思いながら、アタシはコショウをばはばはと振りかけて食べ始めると、ちょっとの間を置いて向かいのオバンがしっかりこっちを向いたままクシャミをしやがった。
アタシのコショウが原因だったかもしれないが、とっさににテレビで見た新型インフルエンザウイルスのくしゃによる拡散画像を思い出す。
ワンタンメン、ライス、お新香、すべてがオバンの影響範囲内である。あああ〜なんてこった・・・・滅滅。
それでも、久ぶりの「たかみや」のワンタンメンである。
複雑な思いで結局完食。ラーメンの味は相変わらず良かったが、後味はいまいちの運の悪さ。

そういえば、また写真撮るの忘れた。ラーメンが届くまでiPhoneで暇潰してたのに。
目の前に食い物が出ると、喰うこと以外意識が無くなるいつものアタシなのであった。

2009.10.26
■どうせだったら■

■久しぶりにイマイチなワインに当たった。
っていうか、イマイチを承知で買っといて、その後飲むのをすっかり忘れていただけであった。
その間飲んでたワインが、今となって結構良かったらしく、知らず知らず舌が肥えてしまっていたらしい。
殆ど女房殿からのプレゼントだったけどね。
確かに、同じ酔うなら美味い酒ではある。
といいながら、安いワインばかり飲んでいると、これはこれでいいかも、と、すぐ馴染んでしまうアタシなんですが。

■発表日にiPhoneでポチリした新型マウスだけど、そろそろ表示されていた発送予定の時期を迎えているハズなのに、Apple Storeからは今のところうんともすんとも連絡が無い。
みんなが、コレだったら直ぐにでも買えるゾということで、オーダーがパンクしちゃったのかも。
まあ、待ちましょかね。

■iMacの音声出力用に繋いでいたDACを、ローランドのUA-3FXから、M-AudioのAudiophileというヤツに取替えました。
ヤフオクで6,300円ポッキリで出品されていたのを、この間見つけてポチリしたヤツなんですが、これがなんと予想以上にいい音なんですわ。
発売時期も値段の差も、さほどの違いは無いんですけどね。
パソコンで音楽聴くなら、DACに吟味することも大切です。同じ酔うなら良い音で。

■またなんとなくバラしたくなって、今度はMac mini/PowerPCにAir Macユニットを追加して組み込むことを思いつき、VintageComputerに部品を申し込んだ。
アチラからなので、送料がちょっと高めで時間もかかるけど、今週末には遊べそうです。
まあ、失敗して泣くことも考えられるケド、そういうドキドキ感も随分昔の思い出になっちゃってます。
取説とかは無いらしいので、結構悩みそうですが。

2009.10.15
■ビールの季節からワインの季節へ■

■ワインは、料理に対する期待が高まってしまうのがどうもね。
もちろん、美味いワインと、美味い料理が同時に得られれば大満足なんだけど。
しかし、ワインの銘柄ってなかなか覚えきれないなあ。というか、その気も無いみたいだし。
いっつもいちかばちかで選んでいるけれど、bentoも手元に有ることだし覚書データベースでもつくってみるか。
当たり外れもワインならではの楽しみの一つではあるけれど、ね。

■ビートルズのBoxセット、買うべきか否か、ちょっと悩んでるんです。
とりあえず、マジカルミステリーツアーと、サージェントペパーズと、ホワイトアルバムとアビーロードがあれば満足しそうなんだけど、この際ということもあるしなあ・・・。

■うう〜ん、なんかまた修理してみたい症候群。
はまってしまったか・・・(?)。

■外観を変えずに内部の改善を続けるロングラン製品を、ヤフオクの出品写真を見ただけで現行機種だと勝手に思い込み入札した後で、実は20年前のモデルだったことを型番で確認。
2番札と倍近い額を入れてしまった軽率さを後悔しつつ、このまま競る相手が現れないで2番札の価格が落札額になるか、どうせ競るならキッパリ逆転して欲しい。最悪は更新額がギリギリアタシの入札額の手前で止まることだよなあ・・・などと思いつつ、不安と期待を交錯させて最終日を待つも動き無し。
ようやく終了3時間前頃に動きがあって、ジリジリ価格が上がってアタシの札に近づき、5千円の差で止まったときは一旦覚悟したけれど、その後また動きがあって無事逆転。
結局アタシが入れた札を1万5千円程超えた5万円超で落札されようですが、その落札価格は現行機種Amazon価格の約半額という結果。

途中からの傍観者としては、全く余計なお世話だけど、それってホントに妥当な金額だったんですかねえ?あはは。
それだけの投資をするくらいなら、残り差額を工面して新品買うこと考えるケドね。
どんな思いで競り勝ったのかは判りませんが、競争モードに入ると理性が麻痺してしまうのはアタシだけじゃあないような。くれぐれも気をつけなくっちゃね。
総じてヤフオクの落札額って、レーセーに考えれば高すぎが多いような気がしますね、特に最近。
中には新品価格より高い額を開始価格として提示した中古品も出品されていたりするしね。
まあそんなイカガワシイところもオークションの魅力なんだろうけれど。

2009.10.14
■修理成功■

■昨日の午前中に仙台のマランツサービスセンターに電話で頼んだ修理部品が到着。
内訳は、3種類4本のゴムベルト。
代引きで2,625円也だけれど、そのうち900円は代引き手数料込みの送料である。
夕飯を食って早速修理。
その経過を写真で撮ってsiteでご披露を、と着手前は思ってはいたけれど、実際始めてしてしまうとそんな余裕もなく、気が付けば約2時間をかけて完了。
蓋を開けて、コネクタを数カ所外して、CDプレーヤユニットを外し、プーリーにかかっている計4カ所のベルトを交換するのだけれど、HDDの交換よりはちょっと難易度高し。
分解の手順が解らないのと、そのため外すべきビスの位置を探すのが難儀したのと、CDユニットの開閉動作とカムの位置の関係を理解するのにちょっと時間を要しました。
トレイの開閉の不具合は、どうやら一カ所のベルトだけが見た目それほどでもないけれど、伸びて緩んでスリップしていたのが原因らしかったけれど、せっかくだから4本全てを交換。
組み立て直しで、一本のビスが余ってしまってちょっと焦ったけれど、再度点検して閉め忘れ箇所を見つけて無事完了しました。
不具合も解消されて、これであと15年はモツかも?
修理代工賃と往復送料で、合計約1万4千円程度を稼いだ勘定だけれど、それよりもなによりも、疲れたけど達成感が有って、久しぶりに楽しかったってことでしょうかね。

2009.10.13
■ また一つ懸案達成■

■これといった運動をするわけでもない体育の日の連休でありました。
遠く眺める山肌は赤っぽくなって、秋の深まりを実感します。
先週は台風でしたが、りんごの被害以外は思った程でもなかったようです。
帰りの電車が止まって、早々に見切りをつけてタクシーで帰ったら、家に着いた頃には復旧していたようです。駅で発車を待つ数時間が、2,000円の価値があったかどうかは、まああまり考えないことに。

■先週の金曜日はウィーンの森 バーデン劇場公演のドン・ジョバンニを観賞させていただきました。一応女房からの誕生日プレゼントということでありましたけれど。
後ろの席がだいぶ空いてましたが、ドン・ジョバンニ役を初めとする配役陣の熱演と、イメージどおりのキャスティングによるオーソドックスな演出で、個人的にはとても満足できたコンサートでした。
モーツアルト3大オペラ制覇は長い間の懸案だったのですが、魔笛やフィガロほどに愛着を持てなそうな印象で、ビデオを手に入れながらも観賞をつい先送りしていた、なんとなく縁遠い印象があったのですが、実際観てみると、やっぱりモーツアルトらしさに充ちたある意味軽妙洒脱なオペラであることを知ることができました。

生で観賞したオペラは今回で4回目でしたが、オペラ自体への満足度とは別に、電光掲示される翻訳が今回ほどいい加減というのも無かったように思います。
っま、こんな有名なオペラ、今更全てをいちいち翻訳じゃないだろうということなのかも知れませんが、せりふと情景説明がごっちゃになった手抜き翻訳は、大筋しか知らない観客にとって、ストーリーの詳細を知るにはやや消化不良だったように思えます。
もっとも、前から3列目で、両脇に設置された電光掲示と中央の舞台情景を交互に見るには、首も交互に大きく振らなければならない席で、手抜翻訳と割り切ることで舞台を注視できて、かえって良かったような気もします。

■トレイがスムースに開閉できなくなって久しく、指でつまんで補佐するタイミングも微妙に合いにくくなってきたマランツのCD-15 CDプレーヤは、今となって15年程昔の機種。
ネットで調べれば、どうやら駆動用のベルトが経年劣化で伸びてスリップしている模様。
サービスに電話すると、この機種のピックアップの修理はもう出来ないけれど、トレイ開閉不良であれば修理可能とのこと。
補修用部品も供給継続しているので、必要であれば代引きで発送してくれるとのことだったので、siteで見つけた修理方法を頼りに、とりあえず自力修理にチャレンジすることに。
なんたって、あの重さを宅配便の受付まで運ぶこと自体ストレスなもので。
最近の製品と比較すれば技術的に劣る面もあるのでしょうが、音質向上のため物量をふんだんに投入された造りの機種は今となって貴重な存在だろうし、うまく直してまだまだ使い続けたいと思っております。(失敗したら修理依頼をしてもいいわけだし・・・)

2009.10.07
■台風だ■

■まだまだずっと西の方に居るらしくて、こっちは未だ雨も強い風も無いけれど、帰り道、時折、いかにも台風を予感するずっと忘れかけていた独特の気配をもった風が吹いてました。
なぜか、ワクワクしてしまうのは、ガキの頃染みついた非日常への不安と裏返しの憧れのせいでしょうか・・・。

今のペースだと、金曜日のコンサート大丈夫そうだな。
そういやあ、その後また連休だったすね。

2009.10.06
■不都合な真実■

■イヤホンネタが終わっても、オーディオネタは終わらない。
アタシにとて音楽の秋は、いつもオーディオの秋に変わってるもんね。

ということで、ゴールドムンドと言えば、昔からステレオサウンド誌で高級オーディオとして評価され、いかにもソレらしい広告を載せる老舗のオーディオメーカーというイメージで、アタシにとっては遠く誌面で眺めるだけで、聴くことも触ることも無い、マッタク縁の無いブランドだと思ってましたケドねえ。
そんなゴールドムンドの製品について、こんな情報を見つけちゃいました。
まるで、落語のネタにでもありそうな話ですねえ。

一応、ゴールドムンドでスペシャルチューニングを施したという言い訳が用意されてはいるんでしょうけどさ。
まあね、オーディオシステムの一構成機器に140万円を投じられる人にとっては、こんな話もシャレで済むかも知れませんが、アタシ的には、どこぞの老舗料亭の食材産地偽造並、イヤそれ以上のブランドを利用した悪のりのいかさま商売としか思えず、もし購入した当事者であれば、知った後で、一生不眠症になりそうな話でありますね。
つくづく、分相応ということが必要だと思った次第ですが、そういえば、かつてパワーアンプを物色していたときに、予算内に収まる候補機種を探す中で、ゴールドムンドのローエンド機種が目に留まっていたような気もするけどなあ。
鰯の頭もなんとやらで、実際試聴してみれば、なるほどゴールドムンド!なんて思っちゃうんだろうなあ、アタシなんかさ。
情けねえなあ・・・。
善意に解釈すれば、いまやオーディオの世界も、デジタル処理技術が無いとどうにもならんというか、デジタルパーツでなんとでもなってしまうような世界になってしまったってことなのかもな。

2009.10.05
■5年越しの紆余曲折■

■そおいやあ、アタシんところにもStaxのイヤ・スピーカー有ったんでした。一番のベーシックモデルですけどね。
手に入れてから、気が付けば10年近く経とうとしてますが、オーディオ再生をヘッドフォンで聴くという習慣があまり無いもので、活用の機会が殆ど無いまま忘れ去られておりましたね。
早速ホコリを掃って、DA53Nの余っている出力ピンプラグ端子にドライバを繋いで、ND-S1に乗っかったiPod touchを再生してみましたが、音場がフワリと頭の廻りに広がって、高域から低域まで高い解像度で不自然な誇張も無く再生される音楽は、カナル型イヤホンが逆立ちしてもかなわない世界だし、イヤホン再生が目指すリファレンスでもあるなあと実感したところです。
それにつけてもiPodのオーディオデバイスとしての可能性の高さも再認識したワケですが。

とはいえ、Staxの実力に納得してもiPod直挿しでは使えず、寝転んで使えば寝返りもできない形状は、やはり異なる土俵での存在で、イヤホンへの拘りから開放されることは無いのですね。
カナル型を装着したときの耳穴の違和感よりも、付属のイヤホンで少し装着がずれただけで再生帯域やエネルギー感が変化することの方に苛つくアタシなのですが、改めてStaxの音と比べると、なるほど閉塞感があって、違和感を感じてしまうというのも充分理解できるところです。

一方、長く続いたアタシのイヤホン探しの旅でありましたが、実はここにきてようやくゴールにたどり着いたような気がしています。
存在を知ってから、実際に手に入れるまで5年を要した結果ですが、やはりER4Sがベストではないかと。
e-Q7を絶賛した舌の根も乾かぬうちの話でありますけれどもね、マッタク。
5年前に、エティモティックリサーチのER6iを購入していたものの、充分なエージングを待って真価を確認しないまま、巷の評価に流され続け、シュアのE4c、アルティメイト・イアの5Pro、シュアのSE530、Appleのマイク付きカナル型、オルトフォンのe-Q7と、次々遍歴を重ねてきたわけですが、最近たまたま久しぶりに使い直したER6iの音が化けていたことに驚き、それならばと、ずっと存在が気になっていたエティモティックリサーチのER4Sにたどり着いたというわけです。

単に再生レンジが広いだけでなく、微小な音も逃さず、音源を構成する音色をしっかり分離する解像度の高さと定位の明確さ、そしてしっとりとした音色の美しさは、もうコレでしか得られない世界なんであります。
コレを使ったあとでは、たとえSE530やe-Q7であっても、音の輪郭のボケが気になるし、音場も薄い霞がかかっているように聞こえてしまって、実はこれこそがカナル型イヤホンで感じる閉塞感の原因ではないかと思っています。
ER6iにせよ、ER4Sにせよ、周囲の音場との自然な同一感が感じられることで、耳栓をしていることの窮屈さを感じないで済むのは、補聴器メーカーでもあるエティモティックリサーチならではの特性かと思います。

ということで、人それぞれの好みの世界ではありますが、iPod用イヤホンに悩んだら是非エティモティックリサーチの製品をお試しあれ!
アタシは試していませんが、中間モデルのhf5も良いとこ取りで良さそうでもありますし。
一番廉価なER6iは比較的軽やかな印象。ER4Sは、ぐっと情報量が増えた充実の音ですが、通勤途中はER6iで、職場で昼休み転寝しながら聴くのはER4Sと使い分けております。
もっとも、あまりにER4Sの音が魅力的過ぎて、つい聞き耳が立って眠りが浅くなるのが困りモノですが。

このタイプも、本来の音を出すには充分なエージングが必要ですが、ER4Sは使用十数時間現在で、日増しに音が磨かれているのを実感できています。
ちなみに、能率が低いと言われるER4Sは、通常イヤホンでiPod touchのボリューム位置50%程度の音量が、ER4Sでは80〜90%程度となります。
個人的には、難聴覚悟の爆音志向で無い限り実用上充分なレベルと思っています。

しかし、長い道のりでした。
もっとも、始めからER4Sに出会っていても、他への迷いは必ずあったはずで、今となって無駄な紆余曲折の投資があったからこその納得と満足度だと思っています。
ということで、イヤホンネタもこれで一段落ということでございます。どうも、どうも、、


since1/16/1998

iMac/3.06GHz/4GB
PowerBookG4/1.25GHz/1.024GB
Smultron,Fetch&etc.
NikonD200,SigmaDP1&etc.