2009.08.25
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■iTunes Storeでの、新譜以外のアルバム価格は概ね1,500円である。
一方、Amazonで売っている輸入版CDの価格は1,000円〜1,500円というところ。
同じiTunes Storeでも、アメリカでは邦貨換算で1,000円を切る実態なので、レーベル業界からの横槍の結果とはいえ、やはり、日本での価格設定は高いという実感が否めない。
それでも、有形のメディアパッケージに拘らないというか、最近はモノが増えることに鬱陶しさを感じるアタシとしては、iTunes Plusでエンコードされた電子データであれば、1,500円でネットから買ってもそこそこ納得できるものの、128kbpsのエンコード版を1,500円で買うくらいなら、CDを買って自前で256kbpsでエンコードした方が得のような気が、今更ながらしてきているところです。
そんなわけで、このところ、なぜかBill Evansに凝っていて、AmazonからCDを大人買いしております。
Bill Evansは、Jazzを聴き始めた当初から、まずは手始めの存在だったのに、当時は特定の演奏者に拘るよりも、より多くの未知の新しい音楽世界を探すことに興味の軸足があったようで、じっくり聴き込んで良さを発見する前に、スイング・ジャーナル誌で毎月紹介される新しいLPに次々興味が移ってしまって、結果、じっくり聴きこむこともなく、魅力に十分気づくことが出来ないまま今日に至っていたようです。
今まで色々なピアニストの演奏を聴いてきたつもりですが、沈美性とエモーショナルが同居するBiil Evansの世界は、まさに黒人音楽と西洋音楽の融合であるモダンジャズピアノの、個人的嗜好の原点であったことを今更ながら気づいているこの頃。
まあ、この歳になってようやく立ち止まって、そんなことを感じ取れる境地に至ったかと思っているわけなのでございますが。
■(ワディアのような)今更本格的投資をする気にはなれないけれど、良い音へのそこそこの拘りもかろうじて残っているというアタシのような階層にとって、オンキョーのコレは冷やかし半分で遊べそうな、十分ココロにヒットする商品なのですが、デジタル出力という「おまじない」のために、2万円を投資する気になれるフツウーの音楽好きって、どの程度いるんでしょうかね?とも思ってしまうのです。
もっとも、製造コストを割り込んだ価格設定であるはずはないので、ニッチな市場での小さなパイでも十分収益に貢献できる、実は収益性の高い(それほど高いコストがかかっていない)製品なのかも知れませんけれど。
それにつけても、個人的環境として、CECのDAC導入の効果を今更ながら強く感じているわけでありますよ。
それと、iPod Touchこそが、これからの家庭用音楽サーバーのスタンダードになるような気もね。
■おおお、やっぱ考えてたか!
でも、繋いで何ができて、なにが出来ないのかが、イマイチわかんね〜。
iPhoneの撮影画像をSDカードにバックアップできるだけじゃあ、意味ないけどなあ・・・。
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