■面倒くさくてつい先に延ばししていた確定申告、いよいよ後がなくなって重い腰を上げて、先週末ようやく完了。
自分の所得は年末調整で済んでいるのですが、女房の関係で修正が必要になったのと、親の申告もやらねばならなくなって、実家の町の税務署と、自分が住んでいる盛岡の税務署に2日連続の申請手続き。
前にやった時は紙申請の時代で、今回パソコン入力でちょっとだけ楽にはなっているとはいえ、慣れないことはやはりどっと疲れます。
間違うと損するというプレッシャーもあるし。
今週は車検だし、送別会ラッシュも控えているしで、やはり年度末は師走どころじゃなくアレコレ慌ただしい。
■昨年末の旅行でもそうだったし、週末の仕事関係イベントでもそうだったけれど、デジカメのオートフォーカスとはいつまで経っても仲良くなれないアタシであります。
この相性の悪さは、銀塩時代の所謂バカチョンカメラ時代から続くもので、それを引き継いだコンパクトデジカメとも相変わらず心のすれ違いをちょくちょく感じています。
バカチョン時代は、なかなか合焦しないなど、カメラ機能の技術的未熟さも原因だったたかと思うのですが、時代を経てさすがコンピュータ制御と思わせる高精度なものとなったらなったで、アタシが使えばちゃんとピントを外してくれる関係なのであります。
最近のカメラは、小賢しくもカメラが自分で被写体を判別して勝手にフォーカス位置を検出する機能を売りの一つにしているようですが、これの最終確認が液晶モニター上でしかできないことが大きな落とし穴で、日中の日差しの中での見にくさはもちろんのこと、裸眼で50cm先すらボヤけてしまうアタシ自身の老眼の進行が、ぼやけた液晶画面をにらんでフォーカスインジケーターを確認する気力を早々に喪失させて、つい勢いでシャッターを切っては、結果意図せぬ意味の無い場所がやたらシャープで、本命対象がピンボケという写真を量産させているようです。
おまけに、最近のコンパクトデジカメの殆どが光学式ファインダーを省略して、液晶モニターをファインダーと共有しているものだから、フレーミングもいい加減になってるし。
浮気者のアタシが、異例に長く使い続けているリコーのGR dijitalもこのタイプで、相応の魅力があるからとはいえ、ミスショットが連発するようでは本末転倒と言わざるを得ないのであります。
一眼デジカメであれば、視度調節機能が付いた光学ファインダー越しにフォーカスセンサーと画像の両方でピントが確認できるので、相性に大きな齟齬は出にくいのですが、使う道具には相応のシチュエーションというものがある訳で、コンパクトデジカメならではのフットワークの軽さも捨てることは出来ず、さすがにここにきてアタシも本気で対策を考えましたね。
まずは、カメラが勝手に被写体を判断するなどという思い上がりを無くすため、マルチフォーカス機能ではなく、中央固定のシングルフォーカスに設定し、所謂シャッター半押しのフォーカスロック機能に徹底すること。
そして、光学ファインダーを使って、フォーカス位置をしっかり確認することに。
ということで、ついにこんなの(外付け光学ファインダー)を早速仕入れてしまいました。
![](GR d.jpg)
レトロオヤジにとっては、実際手元にあるとつい覗きたくなる怪しい心地よさがあることとは別にして、文句が3つあって、固定フォーカス位置としてセンターに何らかの印が欲しかったこと。それと、通常比率以外に、横長3:2の2つのフレーム比率を選べるGRDなのだから、ちゃんと2つ分のフレーム枠を表示して欲しかった。そして、これだけで約2万円って、買ってしまってから言うのもなんですが、視覚障害者の足元を見たぼったくりとは言わないまでも、せめて1万円程度で収めて欲しかった。
光学ファインダーを省略したからといって、2万円分のコストを節約しているとも思えないし。
ということで、これで歩留まりがどれだけ上がるかはこれからのお楽しみ。