2006.06.04
|
■ことしもいよいよ折り返しという訳でありますぞ。
しつこい咳の方は、どうせ効かないと思っていた家に有った売薬を、この際なんでも効けばめっけものと思って試したら、これがなんと劇的に効いて今日はほぼ完治。
ただし、初めて飲んだ平日の午前中は、職場で睡魔との戦いでありましたが。
とにかく、山だの川だのに出かける気力も、ぼちぼちと、復活中。
デジタル一眼を使ってみて、なにやら思い出してしまったカメラ道楽の延長で、最近は中古カメラの世界にはまり加減。
カメラ屋の中古コーナーや、リサイクルショップを覗くのが面白く、物色するのはマニュアルフォーカスのフィルム一眼カメラ。
今までデジタルカメラにドップリと浸かっていながら、なぜかマニュアルのフィルムカメラの存在感に魅力を感じるこの頃であります。
この症状、実際、かなり危ないです。
今日は、NikonF2フォトミックbodyが38,000円で売ってるのを見て、ついグラグラっときてしまいました。
昔指をくわえて眺めていたものやら、欲しいと思いつつ手に入れそびれていたものなど、中古とはいえ手の届く値段で目の前に並べられていると、今を逃すとこの先手に入らない気がして、つい蒐集癖が疼きます。
今更フィルムカメラでもないだろよ、という内なる声を封じてあまりある存在感。あれって、いったいなんなんですかね。
アサヒカメラも、日本カメラも、最近はフイルムカメラの再評価記事ばっかりだし、実際一部の機種は中古とは思えない価格で売買されているようです。
思えば、アタシら以前の世代は、段階的に向上するアナログ文化で豊かさを実感してきて、ようやく辿り着いてホッとしたところで、デジタルへの転換を余儀なくされている世代な訳で、デジタルの優れている面は、アナログとの比較で解り過ぎる程解っていながら、対象への思い入れが強ければ強いほど、代償として失われている何かが気になってしょうがないのかもしれません。
でもって、NikonF2フォトミックをとりあえず諦めながら、代わりに1台、実はまた手元にカメラが増えていたりするのであります。
しかし、デジタルの手軽さに比べると、フィルムカメラの手間は確かに今更と思うほどですが、時代に逆らいながらも、この手間にこだわりを感じてみるのも悪くないかもと思ってみたり。
|