花便り・2003




今年の夏は何だったのでしょうか・・・秋は足早にやって来そうです。

<セツブンソウ>
今年は年明け暖かい日が続いていた
のでそろそろかなと思いで掛けてみ
たら、まだ雪の中・・・ほんの数輪
咲いているのみでした。
−埼玉県秩父にて−03.02.21
<ナガバノスミレサイシン?>
日溜まりの中、気の早いスミレが咲
き始めていました。きれいな上品な
薄紫色が遠くからもすぐにわかりま
した。
−埼玉県秩父にて−03.02.21
<アズマイチゲ>
昨年は3/10で満開でしたが、今
年はまだほんの咲き始め、おまけに
時間が未だ早く半開きでした>_<
−東京都あきる野にて−03.03.09
<カタクリ>
例年になく雪が少なかった新潟に足
を延ばしてみました。雑木林の日溜
まりで早くも春の宝石達が花開いて
いました。カタクリをアップするの
は何故か初なのです。
−新潟県角田山にて−03.03.21
<オウレン>
花の少ない早春にこれに出逢えると
何故か嬉しいです。白くて小さな星
形がとても新鮮です。
−新潟県角田山にて−03.03.21
<キクザキイチゲ>
一番好きなのは青いキクザキイチゲ
が好きなのですが、シロバナも清楚
な感じがして好きです。
−新潟県角田山にて−03.03.21
<ショウジョウバカマ>
夏の高山でも見られるこのショウジ
ョウバカマ。随分と適応範囲が広い
のですね。花火のようで愛らしいで
す。
−新潟県角田山にて−03.03.21
<オオミスミソウ>
オオミスミソウと言えば佐渡かなっ
て思っていたのですが、海を渡らず
しても多くのオオ逢うことが出来て
感激でした。さすが新潟・・・
−新潟県角田山にて−03.03.21
<ツクシ>
どこにでもあるツクシではあります
が何だかとっても可愛かったので。
−新潟県西山町にて−03.03.21
<ナガハシスミレ>
主に日本海側に多く分布している特
徴的なスミレです。別名天狗スミレ。
距が長く伸びているでしょう?
−新潟県西山町にて−03.03.21
<ニリンソウ>
今年の高尾山にはまだ春が来ていな
いのか!!と心配していたのですが
しっかり日溜まりには咲いていまし
た。
−東京都高尾山にて−03.03.30
<ハナネコノメ>
あまりじっくり見たことはなかった
のですがよく見ればかわいいじゃな
いですか!!光を浴びて輝いていま
した。
−東京都高尾山にて−03.03.30
<アズマイチゲ>
この花、光をたっぷり浴びないと花
が開かず、かなか開いているところ
にお目に掛かれないのです。開いた
頃には伸びきってしまっていたり。
−東京都高尾山にて−03.03.30
<ナガバノスミレサイシン>

花が咲く頃には葉がまだ開ききって
いないので花がとってもよく栄える
んです・・・
−東京都高尾山にて−03.03.30
<アオイスミレ>
スミレの中では一番早く咲く種類で
しょうか。這いつくばるように咲く
のでなかなか写真に納めるのは難し
いです。
−東京都高尾山にて−03.03.30
<キクザキイチゲ×アズマイチゲ?>

太平洋側ではあまり見たことのない
キクザキイチゲの花の近くにアズマ
イチゲとの交雑種と思われる株が!!
−東京都高尾山にて−03.03.30
<エイザンスミレ>
スミレの中ではこれまた早く咲く種
類です。淡いピンク色のものが好き
です。まだ咲いているものは数える
ほどでした。
−東京都高尾山にて−03.03.30
<サクラソウ>
特別天然記念物に指定されている埼
玉県の田島ヶ原。4月中旬が見頃の
ようですが、少しだけ咲き始めてい
ました。
−埼玉県田島ヶ原にて−03.03.30
<キバナイカリソウ>
イカリソウというとピンクのものを
思い出しますが、薄黄色のものも品
があってキレイでした。
−岐阜県舟伏山にて−03.04.19
<ヤマルリソウ>
春の山では結構見かけるのですが、
なかなかこの色がキレイに出ません
日当たりがあまり良くないところに
咲いているせいでしょうか・・・
−岐阜県舟伏山にて−03.04.19
<ハルトラノオ>
一本だけ見つけました。数は少ないの
しょうか・・・?
−岐阜県舟伏山にて−03.04.19
<マルバスミレ>
白い花のスミレの中ではマルバスミレBR> が一番好きです。花の形も丸っぽくて
何しろこの純白が目を引きます。
−岐阜県舟伏山にて−03.04.19
<フイリシハイスミレ>
関東地方ではあまり見かけないシハイ
スミレの斑入りです。シハイというの
は「紫背」と書き、葉の裏側が紫色だ
からとのことです。
−岐阜県舟伏山にて−03.04.19
<コスミレ>
コスミレという割には花も株も少し大
い気がします。花が密に咲いていてき
れいでした。
−岐阜県舟伏山にて−03.04.19
<イワザクラ>
残る5種類のサクラソウのうちの1つ
関西で見られるのとこと、岐阜県まで
出掛けてみました。
−岐阜県舟伏山にて−03.04.19
<イワザクラ>
標高1040mの山は石灰岩を主体と
しているため所々に岩壁があり、そこ
にひっそりと咲いているのです。割と
大ぶりのは花は遠くから見てもすぐに
見つけられました!!
−岐阜県舟伏山にて−03.04.19
<オキナグサ>
野生のものは盗掘によりすっかり見か
けなくなってしまったようです>_<
咲き始めが一番可愛いのですが、まだ
少し早かったようで・・・
−山梨県天女山にて−03.04.27
<オキナグサ>
この場所もいつまで見られるのでしょ
う。数年前にGW後に行ったら花がも
ぎ取られていました。盗掘を防ぐため
に花を取ってしまうとか・・・
−山梨県天女山にて−03.04.27
<ユキワリコザクラ>
焼石岳には2度目になります。1度目
の時は時期が既に遅く見ることが出来
ず、リベンジとなりました。
−岩手県焼石岳にて−03.06.07
<ユキワリコザクラ>
姥石平にはヒナザクラが多く肝心のユ
キワリコザクラは1本もないではない
か!! 探し回ったあげくにようやく
逢うことが出来ました。時期はもう少
早いほうが新鮮なものに出逢えたかも
−岩手県焼石岳にて−03.06.07
<シラネアオイ>
雪国で雪解けと共に咲き始めます。日
本の花って感じがするでしょう?何と
この花、日本特産の一科一属一種なの
です。日本にしかないんです!!
−岩手県焼石岳にて−03.06.07
<ミヤマシオガマ>
シオガマには何種類かありますが、一
番早咲きかと思います。結構派手目で
す。バックにはハクサンイチゲと雪が
見えます。
−岩手県焼石岳にて−03.06.07
<ハクサンイチゲ>
白い花は数あれどこの花ほど白い花は
ないと思うくらいの純白。青空がバッ
クだったら最高なんだけど・・・
−岩手県焼石岳にて−03.06.07
<ムシトリスミレ>
スミレという名前は付いていてもスミ
レの仲間ではなく、食虫植物のタヌキ
モ科です。葉がネバネバして虫を捕る
そうです。
−岩手県焼石岳にて−03.06.07
<チングルマ>
お花畑を一面に飾る花というイメージ
があるのですが、ここではひっそり咲
いていました。
−岩手県焼石岳にて−03.06.07
<ユキワリコザクラとミヤマキンバイ>
雪解けと共に咲くというイメージそのま
まの写真を撮りたかったのですが・・・
いかがでしょうか?
−岩手県焼石岳にて−03.06.07
<ヒナザクラ>
白いサクラソウはあまりなくあとは早池
峰のヒメコザクラと北海道のテシオコザ
クラぐらいです。このヒナザクラは何と
も華奢な感じなのです・・・
−岩手県焼石岳にて−03.06.07
<キバナノコマノツメ>
黄色いスミレは平地ではあまり見られな
いので何か嬉しくなります。オオバキス
ミレも咲いていましたが、こちらは少し
大柄なのです。
−岩手県焼石岳にて−03.06.07
<オオサクラソウ>
サクラソウの中では大型の種類になるオ
オサクラソウですが、思ったほど大きく
なく花の色も鮮やかで気に入りました。
−長野県白馬岳にて−03.07.19
<オオサクラソウ>
サクラソウ全種制覇も残る3種のうちの
1種類。今年は順調に見つけることが出
来ました。残るは四国のシコクカッコソ
ウと北海道のカムイコザクラ・・・
−長野県白馬岳にて−03.07.19
<サンカヨウ>
小型の花が好きなはずなのですが、何故
気になって撮ってしまいました。白い花
とっても透明感がありきれいなのです。
花の形もぽってりと丸くて可愛いでしょ
う!?
−長野県白馬岳にて−03.07.19
<ノビネチドリ>
高山の登山口近くでよく見るランの一種。
割とありがたみのない花です^^; 名前の由
来は?と調べてみたら何のことはない、根
が横に伸びるから「延根千鳥」だとか・・
少し可哀想になりました。
−長野県白馬岳にて−03.07.19
<ミソガワソウ>
大樺沢の道沿いに沢山咲いてました。9月
のこの時期に咲いているとは思いませんで
した。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<ミソガワソウ(白)>
同じくミソガワソウの白花です。1株だけ
ありました。名前の由来は木曽川の支流、
味噌川沿いに生えていたからとか・・・
−山梨県北岳にて−03.09.14
<イワオウギ>
マメ科は難しい・・・特に白い花は皆似て
いるのです。今回は気合いを入れて覚えて
みました。一番メジャーなイワオウギでし
た。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<シロウマオウギ>
イワオウギに比べて花が純白に近くきれい
でした。花もまとまって付きます。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<ミヤマミミナグサ>
ミミナグサの高山型になります。花弁が細
かく裂けて可愛いです。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<イブキトラノオ>
近くで見るときれいな色なんです。トラの
尻尾に似ているからトラの尾とか・・・よ
く分かりませんが・・・
−山梨県北岳にて−03.09.14
<ミヤマシャジン>
とってもきれいなベル型でした。色もとても
上品でお気に入りです!!
ヒメシャジンと似てますが、萼片にギザギザ
がないのが特徴とか。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<イワギキョウ>
高山でリンドウ、キキョウ類が咲き始めたら
秋も近いなとシミジミ思うのでした。ヒメシ
ャジンより花弁が短くすっきりした印象を持
ちます。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<チシマギキョウ>
これはまたポッテリとしていて何だか重そう
です。あまりぱっちり咲いている姿は見たこ
とがありません。写真では分かりにくいです
が花弁には細かい毛があります。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<タカネグンナイフウロ>
紫色の強いフウロソウで横向きに花弁を大き
く開き元気に咲いています。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<ハクサンフウロ>
個人的にはこちらのフウロソウの方がお気に
入りです。少しうつむき加減でピンク色。こ
の写真の物は少々色が薄かったですが・・・
朝露に濡れて可愛かった。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<ウサギギク>
ちょうど花盛りでした。でも9月に咲いてい
るとは天候不順のせいでしょうか・・・
葉がピンと立ちウサギの耳のようだからウサ
ギギクという名前が付いたとか。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<キンロバイ>
北岳意外ではあまり見かけたことがありませ
ん。白花の物をギンロバイ、あるいはハクロ
バイと言うそうです。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<タカネヒゴタイ>
アザミに似ていますが、トウヒレン属になり
ます。南アルプスや八ヶ岳で見られるようで
す。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<ミヤマハナシノブ>
以前、7月下旬に訪れたときにちょうど最盛
期を迎えていました。今年は9月半ばなのに
ちょうど満開でした。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<ミヤマハナシノブ>
ハナシノブの青色ってとても透き通ってきれ
いです。雄しべにピントを合わせてみました
黄色と青色のコントラストがとても好きです
−山梨県北岳にて−03.09.14
<ミヤマキンポウゲ>
夏山を代表する花でしょうか。雪解け後の斜
面を黄色く染めているのをよく見かけます。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<タカネナデシコ>
今回一番多く見た花でしょう。あまり群落を
作っているのを見たことがありませんでした
が、そこかしこに群生してました。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<ミヤマクワガタ>
ほんの咲き残りでしたが好きな花のひとつで
す。岩場の他の花が少ないところにポツンと
咲いていることが多いです。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<イワオトギリ
漢字で書くと弟切草。切ったときの血が葉の
中に斑点として見られるとか・・・イワオト
ギリでは赤い斑点は見られませんでしたが。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<クガイソウ>
クガイソウの青もいいです!! やっぱり青
い空をバックにと思ったのですが、構図が難
しくて断念。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<ミヤマアキノキリンソウ>
鳳凰三山をバックに撮ってみました。ちょっ
と狙っては見た物の、何かが足りない・・・
−山梨県北岳にて−03.09.14
<トウヤクリンドウ>
秋を感じさせられる白いリンドウ。あんまり
小さくて可愛いので撮ってみました。この辺
りは風当たりが強く大きくならないのでしょ
う。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<アカイシリンドウ>
ずいぶんと探し回ったのですが、見つけたの
はこの一本だけ・・・咲き終わりは結構見か
けたので、もう少し早い時期に行かないとダ
メですね。南アルプスと白山でしか見られな
い珍しいリンドウです。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<ヒメセンブリ>
いつか見てみたいと図鑑を眺めて思っていた
花のひとつです。高さ3〜4cmと低いなが
らも、直径1〜1.5cmと大きめの花が印
象的です。9月になってから咲くためあまり
人の目に付くことはないようです。南アルプ
スと八ヶ岳でしか見られません。
−山梨県北岳にて−03.09.14
<サンプクリンドウ>
3年前の9月上旬、雨具も持たずに北岳に登
り、稜線に出てから大雨に遭い、ようやく見
つけたサンプクリンドウの写真を1枚だけ撮
って駆け下りてきたのですが、帰ってみると
何とピンぼけ・・・3年越しのリベンジがよ
うやく叶いました。 −山梨県北岳にて−03.09.14




メニューに戻る