青い花の世界に・・・




青い花には何故か惹かれます。たぶん青い色が好きだからでしょう。
特に夏の山の上で見られる抜けるような深く濃い碧色がいいです。
自然界の花の中ではこの色の花が少ないようです。
数少ない青い花を集めてみました。



<メコノプシス・ホリデュラ(ブルーポピー)>
1999年夏、長年の祈願が叶って中国雲南省にこの花を探しに行ってきました。 ヒマラヤンブルーと呼ばれるこの色は、最も空に近いところに咲いているからかも知れません。青く澄んでそして深いこの青い色にはしばらく息を飲んだものです。
<ミヤマハナシノブ>
以前からこの花の存在は知っていました。でも、どこに咲いているかを知らなかったのです。1999年の夏、南アルプスの北岳で初めてこの花に出逢いました。少し薄いけれど、その澄んだ青色に惹かれました。写真はどうもうまく撮れなかったため、翌年の2000年夏に再び挑戦しました。青い空をバックにきれいに青色が表現できました。右側は同年の春に北海道のアポイ岳山麓で偶然見つけたミヤマハナシノブの変種であるヒダカハナシノブです。
<ミヤマオダマキ>
この花は馴染みが深い花です。園芸店で売られているオダマキとほとんど変わらないからでしょう。山でこの花に出逢うと少し場違いとさえ感じてしまいます。そのくらいきれいな青色をしています。いろいろな山でこの花に逢いますが、東北の早池峰山で見たのが一番きれいでした(この写真を撮った山です)。
<オオミスミソウ>
佐渡はユキワリソウ(オオミスミソウ)の宝庫で、春になると谷を埋め尽くすようにこの花が咲き乱れます(早春の彩にて紹介)。ここのオオミスミソウは特に色の変異が多いのです。白、ピンク、紫、そして数年通ってようやく見つけたのがこの青色です。写真だと実物の色がうまく表現できているか不安ですが、確かに青でした。それも他の青い花よりも何故か惹かれる青でした。
<リシリリンドウ>
リンドウの青色も大好きです。特に背の低い春のフデリンドウやハルリンドウが好きです。北海道最北端の礼文・利尻を訪れた際に偶然見つけたものです。 青い花に出逢う度に感激するのですが、このリンドウに出逢ったときもひとしおでした。本当に深みのある碧でした。
<ウルップソウ>
この花も青でした。高山植物の中でも少し早く咲き始めるこの花に出逢ったのは以外にも最近でした。まだ梅雨の明けていない7月上旬に晴れ間を狙って八ヶ岳に登りました。普段見慣れない高山植物に感激しまくっていると、この花の群落に出逢いました。ヒヤシンスを密にして小型化したような派手な花ではありませんが、きれいな青色が印象的です。
<タカネグンナイフウロ>
フウロソウの仲間は割とたくさん咲いているため有り難みにやや欠けるのですが、この花はとても青色がきれいだったので目を引きました。2000年夏、北岳にてミヤマハナシノブと共に青さを競っていました。




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