時を越えて
作:wakabaさん
誰にも言えないこの想い
何所にも書けないこの悲しみは
口に出せば色あせる
三十年の時を経て
あなたは突然現れて
まるで昨日の続きのように
自然に話をしてくれた
それから二度ほど届いたメールは
ほんの二行の季節の便り
それで終わりになろうとは
そのまま星になろうとは
暗い夜空を見つめれば
遠くににじむ赤い星
あなたの優しい微笑みは
南に浮かぶ白い月
二度と逢えない悲しみを
誰に語れば癒される
二度と聞かれぬあなたの声は
どんな歌より懐かしい
元気な私が想いを残し
あなたは迷わず高い空
山の緑を見るたびに
可憐な花を見るたびに
若きあなたを思い出す
H15.9.6
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