スズメが飼いたい,スズメの雛が欲しいと思われた方へ】
 春先から初夏にかけては,スズメに限らず数多くの鳥さんたちの繁殖期(はんしょくき=結婚したり,子育てをしたりする時期)です。この季節,鳥さんたちは生まれたひなのために,せっせと餌を運んでいます。
元気がありすぎてか,兄弟のひなに落とされたのか,落巣(巣から落ちちゃうこと)するのもこの時期です。
 「あっ,ひなが落ちている!」
散歩をしていたあなたは,1匹の赤ちゃんスズメを見つけました。
 あなたは,どうしますか?


 1.かわいそうだと言って拾って育てる。

 2.自分では無理なのでじっと見守る。

 3.獣医さんや専門家に相談する。


 どれが正しいのか,私にもはっきり断言できません。スズメ飼育に長年たずさわってきた経験と独断からお答えいたします。

1番を選んだ方。

 かわいそうだと言って拾って育てようとする気持ちは人間なら当然なのかもしれません。でもそれがひなにとって本当に幸せなことなのかは誰にもわからないと思います。どう頑張ったって人間はスズメの親にはなれません。ある程度元気になったとしても,立派な成鳥に育つとは限りません。1週間,1ヶ月,半年で死んでしまうスズメをたくさん見てきました。
 やがて巣立ちの時期が来て,「きのうまであんなに慣れていたのに,どうしたんだう?」って日が必ずやってきます。近寄るとぱーっと飛んでいったり,高いところにあがってしまって,かごにも入らないなんてこともあります。
 それにひなの時期はエサの回数が多く,30分置きなんてこともあります。本当にかかりっきりになってしまうのです。その他うんちの始末や保温,自分が出かけるとき誰が世話するのかなどいろいろと気を使います。
 一生懸命世話ができるのであれば,拾って育ててあげるのも良いと思います。けれども本来スズメは自然の中で暑くても寒くても精一杯生きています。ある程度大きくなったら,やっぱり自然の中へ返してあげるのが本当だと思います。我が家のスズメは失敗例です。詳しくはエピソードを読んで下さい。
 しかし,落巣したひなをそれこそ昼も夜も献身的に世話をして,スズメを保護して育てている心優しい方がたくさんいます。死なせちゃいけないと家族みんなで頑張って,立派に育てている方,スズメと共に幸せな生活を送っている方も日本中にたくさんいます。そんな方たちが,スズメの育て方や近況,質問などをしたり活発に情報交換なされているホームページがあります。いってみればスズメ飼育の専門家や経験者たちがたくさん集まっています。ぜひ一度ご覧になって下さい。心が温まると共に大変参考になります。ちなみに私も参加しています。

2番を選んだ方

 ある意味では正解かもしれません。目も開いていなし毛も生えていないヒナなら落巣だと思いますが,ある程度毛が生えている場合は落巣ではないかもしれません。飛ぶ練習中ってこともあり得るそうです。詳しくはこちらのホームページでご覧下さい。親が見守っているってこともあるそうなので,しばらく様子を見守ってあげるのがベストなんだそうです。それを拾ったというのは,親にしてみればある意味誘拐?なのかもしれませんね。

3ばんを選んだ方

 獣医さんあるいは経験者,専門家に相談するのがベターだと自分では思っています。相談先や参考になるホームページ先はリンクのページに掲載しましたので,そちらをご覧下さい。近くに獣医さんがいなかったり,そんなことをしていたら死んでしまうって場合は,世話を試みて元気になったら獣医さんや専門の機関に相談するのが良いのではと思います。もし育て方がわからない,教えて欲しい場合はメールをくれればお答えしますし,リンクのページにもスズメ関係のホームページを載せてありますので,ご覧になって下さい。またこちらのホームページでは,スズメ飼育に必要な器具や餌の情報がわかります。ご覧になって下さい。


野鳥であるスズメは飼ってはいけないものだそうです。(法律的にも)

スズメが欲しいからって,巣を壊したり,巣からヒナをとったりなんて間違ってもしないでくださいね。一緒に見守ってみませんか?
自然の中で精一杯羽ばたき,精一杯生きるスズメ!

それが本当のスズメの姿だと思っています。
          
もし雛をひろって保護された方で,詳しい飼育法を知りたい場合はこちらへ!(飼育法のページ)