フジアザミ生育記録

 


富士山御殿場口太郎坊で見たフジアザミ、大きな花がたくさん咲いて綺麗でした。
実生でなら我家でも咲いてくれるのではと思い育てています。

1. H13.4.28 撮影

フジアザミの種が手に入ったので育ててみる事にしました。

育て方は全く分からないので、秋と春の2回に分けて種を蒔きました。
写真は昨年10月下旬に蒔いたもので、かなり(80%以上)の発芽率です。
今年の3月に蒔いたものは非常に発芽率が悪かったです。
屋外で冬を越させたほうが良いようです。

用土は川砂、腐葉土、庭土(赤土)を適当に混ぜ、種が隠れるように軽く
覆土しました。

2. H13.5.19 撮影

本葉も大きくなってだいぶ混み合ってきたので、一週間前に間引きしました。
間引いた芽は別の鉢で育てています。

本葉の周囲はぎざぎざになっていて、アザミであることが分かります。

たまに化成肥料を少し与えています。

3. H13.5.26 撮影

混み合ってくるたびに植え替えをします。
もう暫くは鉢で管理した方が安全そうです。

どうも水はけの良いほうが成長が早い様なので、砂の比率を多くしてあり
ます(50%位)。

虫に葉を食べられるので、たまには殺虫剤(オルトラン粒剤)をまきます。

4. H13.6.9 撮影

だいぶ大きくなったにでこの後すぐに植え替えをしました。
管理も大変なので、一部は庭植えにしました。
アザミは日当たりを好むと思いますが、やはり夏の暑さを無事に越してくれる
のか心配なので、西日の当たらない場所に植えています。

梅雨入り頃から成長が早くなりました。でも個体差があり、大きいものと小さい
ものの差は極端です。
植え替えのときに根が痛んだ為と、用土(特に排水性)の違いかも知れま
せん。

5. H13.6.30 撮影

これは一番成長の早いもので、30cm以上になりました。
庭植えのものはもう少し小さいです。
この鉢の用土はほとんどが川砂です。
水が切れてくると葉が萎びてしまうので毎日たっぷりと水を与えます。
暑くなったきたので半日陰にて管理しています。

※川砂を使っているのは、庭工事に使った砂が残っているからです。
保水性が悪いので水やりを欠かせません。

6. H13.8.26 撮影

こちらは庭植えのもので、アマギツツジの下にありますが日当たりが良いので
もう1mも有ります。鉢植えや日陰のものはもっと小さいです。

8月18日の富士山では早いものは咲いていました。
小さな株でもほとんど蕾が付いていたし、今年は咲かないのしょうか。.

7. H13.10.2 撮影

さらに大きくなりました。1m20以上有ります。
でもまだ咲きませんね。

1年でこんなに大きくなるとは思いませんでした。
株が立ってきたように見えます。

8. H13.10.12 撮影

出ました、中心に一つ変わった芽が有ります。
これはきっと花芽です。

朝晩、冷え込むようになったからでしょうか?

9. H13.10.25 撮影

あちこちに蕾が付いてきました。
萼も中心が赤くなりました。

もう少しで咲きそうです。

(他の株は花芽が出ていません)

10. H13.10.30 撮影

蕾の下の茎が伸びてきました。

11. H13.11.15 撮影

蕾が膨らんできました。

でもなかなか咲きません。もう寒くなってきたのでこのまま蕾で終わってしまう
のではないかと心配です。

12. H13.11.24 撮影

気がついたら咲いてました。

地上50cm程のところまで茎を伸ばし、直径6〜7cmの花が丸く開きました。
花の中心部はまだ成長せずに残っています。

13. H13.12.1 撮影

花の中心まで赤紫になりました。

他の蕾はなかなか大きくなりません。

寒くなったので、もうこれ以上は咲かないかも知れません。
でも花を見れて良かった〜。

14. H13.12.15 撮影

花びらから枯れてきました。
種は出来ませんでした。

実生で育てた10株ほどのうち、一年目で咲いたのは成長がもっとも早かったこの株だけでした。
来年はもっとたくさんの花が咲いてくれるものと楽しみにしています。


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