1.球面計(有れば便利です)
古いマイクロメーターを使用して球面計を製作しました。 マイクロメーターからヘッド部分を取り外し(ヤスリで削り落とす)、旋盤加工のカップ (φ50mm)にネジ止めしました。 マイクロ軸の先端はφ6mm程あるので、φ2mmまで斜めに削って有ります(超硬 だからなかなか削れません)。 測定精度を上げる為にカップの下にアルミ板を取り付け、足の間隔を広くしています。 (下中)M3ネジを尖らせた足。ワッシャーは150mm凹面用。 |
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2.研磨ハンドル(私は必要です)
旋盤加工品で、星野さんの本を参考にして製作しました。 金属製のハンドルは火であぶってピッチを溶かせるので貼り付けが楽です。 |
3.フーコーテスター&鏡台(必要です)
テスター製作に準備した材料です。 |
わかばだい天文同行会の内田さんの |
読み取りはマイクロメーターです。 |
注意、テサロー式はナイフが右側から切り込みますので、影の出方が日本の解説書とは逆になります。
テスター製作の余った木で鏡台を作りました。
鏡サイズに合わせて、2枚の板の間隔を調整して鏡を安定させます。
30cmまで使える予定ですが無理かな〜。
これがあると鏡を毎回、同じ位置にセット出来るためフーコーテストの能率が
上がります。
4.研磨機(邪魔なだけかな?)
モーターの回転(1450RPM)をプーリーで減速するタイプで、
20年くらい前に製作した物を改造したものです。
31cmを研磨するために、フレームを溶接補強、プーリー径を大きくし(軸もずらす)、
ターンテーブルを交換。(写真のターンテーブルは20cmまでのものです)
スイングアームを高く変更してあります。
5.針入度測定具(有れば便利かな)
ピッチの硬さを判断する道具を作りました。 星野次郎著「新版 反射望遠鏡の作り方」によれば、レンズ研磨の
適度のかたさは針入度5〜10°で、
針入度は針の直径φ1mm、荷重200g、時間1分、温度25℃、
0.1mmの針入につき1°とあります。左端がφ1mmの針で、全体を200gにしてあります。これをピッチ盤
に立て、1分後の深さを目測します。私の場合、0.3〜0.5位なので
少し硬めでしょうか。
6.ダイヤモンドツール(30cm以上の荒削りに使用)
ディスクグラインダーに取り付けて使用します。保護メガネ、マスク、耳栓の着用が必要です。
これはダイヤではなく、超硬粒を 溶着したツールで、粒度#36で す。ガラス面でツールが跳ねてし まい全く削れませんでした。 |
コンクリートブロック等の切断用 のダイヤモンドツールです。 平削り用のツールは高価なので これを使ってみました。凹面荒削 りに十分使用できました。 |
超硬チップソー等の研磨用ダイヤ モンドツールです。鏡周の面取り 加工に使用できました。 但しツール目が残るので、最後は #120以上の砥石が研磨材で仕 上げた方が良いでしょう。 |
7.ダイヤモンド両刃ヤスリ(便利です)
鏡材の面取り用に購入しました。
鋸の目立て用ですが、これにした理由はダイヤの
電着面積の割に価格が安かったからです。
面取りがとても楽です。
粒度:180
(13cm鏡材に使用)。
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