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テレビ局取材・出演の実情 1万5千人も亡くなった記録的な猛暑のフランスから帰国して時差ぼけの最中、TV東京の方からメールが入った。「ニュースアイ」番組の「身近な病気」シリーズで前立腺癌を採り上げたい、ついては取材に協力していただけないかと。パリのホテルでテレビをつけたらNHKの国際放送が「前立腺癌の予防と治療」を放映していた、帰国してまた前立腺癌のテレビ?これもまた何かの因縁か? 聞けばネットで前立腺癌のホームペイジを調べ、手術者で再発をPSAでフォローしている人に白羽の矢?を当てたみたい。 前立腺癌の正しい知識を一人でも多くの人に持ってもらうことには賛同し、取材に応ずることにした。TV局、病院どこでも出かけますと言ったが、自宅での取材をさせて欲しいということだった。女房は大反対、帰国後の整理も未だできていない、腰痛で掃除もままならない。その旨TV局に連絡したが、自宅での取材がないとストーリーが画にならない、説得力がないとのこと。クーラーは壊れ修理してない、掃除もしてなくても結構ですということで自宅の取材に応ずることにした。そうはいうものの最低限のところの整理と掃除はやらざるをえない。サイドボード、本箱のガラス磨きなど初めてした、お蔭で居間など多少きれいになった。 9月8日(月)に病院でドクターと1時間強、自宅で女房と1時間強インタービュウ取材を受けることにした。何が質問されるか事前に聞いたが簡単に口頭で説明できるものだった。ただ一つだけ即答できないものがあった、「手術前後で何が変わったか」との問い。折角の機会、術後3周年だからまとめてみた(別紙)、自分でもびっくりするほど手術を契機に変わっている。癌に限らず大病した人の生き様と同じようなことが自分にも当てはまることに気づく、多かれ少なかれ誰しも同じ思いなのであろう。 当日は記者一人、カメラと音声のスタッフ2人、計3人がドライバーつきのハイエースでやってきた。病院のドクターのインタービュウではカメラ、モニター、ライト、三脚など、ものものしかったが自宅の取材ではカメラも音声も簡単なものであった。それにしても装備は重々しい、もっと軽量化はできないものであろうか。機能が充実・性能が良くなりカメラも改良されたらしいが、家庭用ディジタルビデオの革新に比べれば遅々たるもの。 15,6年前会社でNHKの取材に2時間くらい付き合ったが放映されたのはその内10分位だったと思う、私の映像はボツ。今回も多分同じではないかと思っていた。ドクターお二人のインタービュウが主で、私は刺身のツマ、それにしては初日5分弱の番組で私は想像以上の露出度だった。2日目は出番はなかった。 TV番組は下記のようなもの。 放映日時:2003年9月23日(火)24日(水) 17:00〜30 5分くらいの番組が2日間の予定 番 組:東京TV 「ニュースアイ」 医療番組 「身近な病気」シリーズ 趣 旨:「たかが前立腺癌されど前立腺癌」「たかがPSAされどPSA」 出 演:癌センター 垣添総長 天皇陛下前立腺癌主治医 米国研修 医学博士 横浜市立大学医学部泌尿器科 上村助教授 米国研修 医学博士 三波春夫ネットワーク 代表 八島美由紀(三波春夫さんの長女) 当日の映像からの抜粋です(クリックすれば大きくなります) 放映後電話、メールが入った。12チャネルはシェアー10%内外だがシニアー層をとればもっと高いのではないか、休日の午後5時にしてはよく見ている。一番嬉しかったのは今までPSA検査を受けていない人が、「今度受けますオプション代3000円払って」と言う。テレビは映像と音声と字幕で畳み込んで感性に訴えてくれるから、頭と理屈で考えるよりは効果があるのかもしれない。字幕にしても音声にしても難しいことは言わない。喩えは悪いが小泉総理のように「自民党をぶっ壊す」「構造改革」ワンフレーズで共感をうるのは映像時代のテクニック。今後さらに多くの中高年がテレビを見たり勉強したりして前立腺癌に関心をもち、PSA検査を受けて「前立腺癌で死なない」ように期待したい。 放映の自画像を見てがっくり、黒子・紙魚・皺の貧相なお爺さんがおまけにドアップ、参った。声がうわずっている、一寸上がっているのではないかとの冷やかしも入った。何を隠そう実は録画の3日前に歯痛で歯茎が腫れてきた。歯医者に飛び込めば、固いものを噛んだのか3本の歯の骨が割れている、抜きたくないが止むを得ない3本抜歯した。当然ブリッジの入れ歯も使えない。抗生物質と痛み止めを飲み続ける。おまけに囲碁同好会の1泊2日の研修会に参加していて、録画の午前中までヘボ碁をうち、急いで病院にいく始末、少々やつれているのは無理からぬところ、言訳だが。 先輩から「君は元気だから完治手術だと思った」と心配の電話。私のホームペイジには書いてあるが、細かく長く色々な事が書きすぎているため先輩は見逃したらしい。テレビで「5年間で再発の確率50%」と字幕と音声で出てきて驚いたらしい。完治手術でも3割くらい再発している、よしんば再発してもホルモン療法がある、平均寿命までは生きると思う。それより怖いのは肺癌、胃癌などの多重癌です、気をつけるがお迎えがきたら天命ですと応えたら「君はすごいなあ、頑張ってくれ」と励まされた。実は再発データについてメールでの問い合わせも前に何件かあった。普通はドクターが再発の確率など言ってくれない。3年前は日本にはデータがない、米国のデータベースを調べ、手術の状況を踏まえてドクターが教えてくれたもの、忙しいのによくアドバイスしてくれたと感謝している。 11月に会社の同期入社の会があった、N君会うや開口一番「お前がTVに出てきて吃驚した」と。癌の患者、または癌を心配している人中心に見ていた人が多い。病院の先生は患者中心にかなり反響があって吃驚されていた。いまさらながらTVの威力を思い知らされた。PSAについても天皇陛下の前立腺癌、完治手術の後PSAがややあがったとの報道などで以前よりは人口に膾炙してきた。
前立腺癌全摘除術の手術で何が変わったか
(*) マメ ゴマ ワカメ ヤサイ サカナ シイタケ イモ 第2回生検癌告知 2000・8・15 入院 9・13 手術 9・20 退院 10・25 |