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■共同保育所子どもの家のいままで、これから■





●制度の谷間を埋めて
 共同保育所子どもの家の前身は1971年6月の設立です。
当時は、保育所に預けたくても、たくさんの人たちが入るに入れず、「行政がやらないなら、自分たちの手で」と親たちが民間の家を借り、保母さんを頼んでスタートしました。

いまでもそうですが、子どもの家は自分たちの子どもを預けることができればいい、では終わりにせずよりよい保育制度を求め続けています。




産休明け保育を例に取るなら、設立当時も制度そのものが全くなかったのですが、子どもの家をはじめ、全国たくさんの共同保育所の実践をとおして、世論にその実現を求め続けてきました。
認可保育園が初めて産休明け保育を行ったのは、子どもの家が設立されて16年後のことでした。
今では船橋市内でも沢山の認可園が実施するようになり、私たちの主張と実践の正しさを証明しました。

しかしながら、まだまだ認可保育所に入れないという「保育制度の谷間」は深いものがあります。


●よりよい保育の実践として

 子どもの家は今では船橋市認可の小規模保育所となりましたが、「子どもたちにとってより良い保育を実現する」という課題は変わりません。また、市内の多くの認可外保育所などが市の行うべき保育を補完していることから、認可外保育所がより船橋市からの良い保育施策を受けられるようともに活動しています。

 認可の小規模保育所といえどもまだ保育所がかかえる課題は大きいと思っています。
 物事何でも前向きにとらえ、施設が小さい、庭がないなどのデメリットはメリットに変える、たとえば保育士さんたちの待遇を良くしたり、子どもたちへかける経費は最大限確保しています。これも非営利の社団法人の経営だからできることです。子どもの家の職員の経験年数は、国の運営費補助率最高の16%。保育士さんたちが働きやすい職場は、豊かな保育の源泉です。

施設や設備が立派で、運営費がたくさんあれば、優れた保育ができるのかといえば、それだけではありません。もちろんそれらは保育の質を高める一つの側面であって大事なことです。
 同時に、保育実践の主体はあくまで保育者であり、それを父母と共に協力しながら高めることなしには古い言葉ながら、「仏造って魂入れず」なのです。

私たちは常に全国の優れた保育に学び、「子どもたちが心地よく過ごせる保育所」、「船橋のこの地で、今を生きる親たち・子ども達の現実を正面からとらえた保育」、「これからの明日に生きる子ども達に何をしてやれるか」を常に念頭に置いて、自らの保育集団のなかで練り上げ、よりよい保育を目指したいと考えています。
 そんな立場から、常に全国の保育実践に学ぶ必要から、教育研究予算は年間30万円。一般の認可保育所に比べても最高額だと思います。子どもの発達を保障し、保育士の質を高めるためには全力を注いでいます。

 子どもの家の過去45年の歴史は、市内最初の産休明け保育の実践から始まり、保育の制度そのものも市に提案し続けてきました。
 
 子どもの家の保育カリキュラムは、大きな「発達の節目」をもとに作られていて、子どもたちのその日の雰囲気や体調、お天気などによって変幻自在に変わります。何よりも、「子どもの家、楽しい !!」、そう子どもたちが感じるような保育所を作っていきたいと頑張っています。








●非営利の一般社団法人船橋子どもの家が経営母体の小規模保育所です。


 子どもの家は、市が認可をする小規模保育所ですが、現役父母や保育者の代表が参加する理事会もあります。経理は非営利でガラス張りの経営をしています。
 2011年6月から任意団体から非営利一般社団法人に移行し、経営を行なっています。また、現施設には国と市から多額の補助を受け整備し移転しました。2015年7月に小規模保育所A型として認められました。これで施設基準、保育士の配置基準などで国基準を満たした保育所ということになり、基本は認可保育所と同じ扱いになります。
 船橋駅近辺は、どうしても保育環境としては必ずしも子どもたちにとって最高の環境ではないかもしれません。残念ながら園庭はありませんが、天気さえ良ければ毎日でもお散歩します。時には一日2回お散歩に出ることもあるんですよ。型にはまった保育はしていません。子どもの家では、個々の子どもたちの「今」をしっかり見つめ、子どもたちのその日の状態に合わせた自由でゆったりした時間が流れます。何より子どもが「保育所が楽しい」と思える保育を心がけています。

●ゼロ歳から2歳児まで 定員18名です

 施設が小さいため、学齢期前までの保育はしていません。考え方として10人の保育者で保育の体制をしいています。発達の遅れ気味な子のある場合、本当ならもう少し保育者を付けたいのですが、行政からの補助が十分に得にくい中で、やむをえずこの体制で頑張っています。ちなみに、障害児保育を船橋市で最初に行ったのは、子どもの家です。今は公立保育園の全園で障害児保育をしています。朝は7時30分から夜は7時まで(時間内保育は8−5時半ですが)正規職員が対応しています。

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