萩 原 英 雄
Hideo Hagiwara
「 萌える(3) 」
木 版(1984)
画面サイズ 33×45 額付サイズ 55×67
萩原英雄さんについて知ったのは、菅野陽さん作品を手にしていろいろ知っていくウチに
何人か知らない名前を見かけた作家さんのうちの一人で
気に掛けるようになり、画像や画集などを少し見て認識して気になっていた作家さんでした
そんなときにこの作品の画像が現れました。。。でも、お金もなかったし
実物を見ないと絶対わからない作品だな と思って 諦めて ずっと見守っていました
でも
実物を見た方の助言もあり、実物を見せていただく決心をしました
その頃にはもうずいぶんとこの作品は私の中に入り込んでいて
実物を見たことはそれらの確認と確信となり。。。
結果的に 長い間見守りながらも 一番厳しい時期の決心と(^^;)
なぜか?その後に私にとって転機が訪れたことも重なり 一層思い入れのある作品となりそうです
惹かれて引かれた今思うと来ることが決まっていた気がする作品です(な〜んて)
萩原 英雄 (1913−)
油彩画壇から病気療養中一大決心して版画を本格的に始めたのは1955年。
以降、門外漢として独立独歩、油彩で追求してきた画面の空間表出というマチエールに
裏づけられた自己表現を木版画で確立。そのため木版凹版など新技法を開発。
著書に「版画の楽しみ方('66)」「現代版画入門('72)」など
萩原作品の「両面刷り」について
(町田市立国際版画美術館 「萩原英雄・深沢幸雄二人展」 リーフレットより)
…木版を刷った後に紙の裏にしみ出た色や形を利用し、
その上から新たに版を刷り重ねることによって、
それまでの木版画になかった重厚な深みの効果を得ようと試みた。
萩原英雄さんあれこれでーた
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