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〜その一 「絵」との出会い〜
1998年９月、私は会社帰りにいつも立ち寄るスーパーデパートで
Ｄｅｓｈａｚｏさんの海の絵に出会いました。
食品売場のある１Ｆのイベント場のようなところの「展示即売会」でした。
上の方の階でやっていたら、わざわざ見に行かなかったかも知れません。
「海」「海の生き物」の絵や写真は元から好きでしたが
ラッセンでさえ別にわざわざ見ようと言うほとではありませんでしたから…
でも、通りすがり、外の衝立に何枚か海の絵が飾ってあったので、何気なく見ていました。
声を掛けられて、会場の中（といってもとても狭かったですね）へ。。。
後は 販社お決まりのコースですが、当時は何もかもが初めてのことでした。
カードは持っていない、ローンは車を買ったときだけ という人間ですので
とてもとても「持つ」「買う」なんてことはまったく別次元のオハナシでした。
が、言い訳ですが（苦笑）、当時いろいろと弱っていた私は、いろいろ自分の中の思考経路を巡り。。。
要はすっかり販社の言葉にキレイにはまったのですが(^^;)、
でも弱っているときでなかったら、とても考えられなかったでしょう。。。
そんな高い買い物を自分がするなんて。
２０代最後の そして最初で最後の自分へのプレゼントのつもりでした。。一応(^^;)
お届け可能日を少し延ばし、向こうの言うまま、届く日はクリスマスにしたのでした。
２０代最後のクリスマスでした（笑）
それが間違いの元だったのか。。。
当日いつになっても届かず、連絡してもなかなか返事が来なかったり、運送会社とも連絡したり。。。
何しろ自分にとってはとてつもない高い買い物ゆえ、焦りました。
結局数時間あちこちに電話したり、延々来ない返事を催促したりの数時間の末、届いたのは夜の１１時過ぎでした。
届いた頃には、疲れと共に、販社への。。
で 初めて手元に届いた時に感動する余裕は残っていませんでした。。。
そして、しばらくの間は 素直な気持ちで「ＳｅｒｅｎｉｔｙU」を見ることができませんでした。。。
ちなみにその頃は、ネットは会社でのみ少しやっていて
絵を見に行った次の日に「Ｄｅｓｈａｚｏさん」を検索してみましたが
一つか二つ見つかったのと、と同時にネットオークションの存在もその時初めて知ったのですが
知ったのも同時、とてもそれも 自分にとっては別次元の遠い存在でしかありませんでした。