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 主な建物

 屋敷にいくつもある建物や特徴的な場所のうち、主なものをいくつかご紹介します。
 PC、NPCは、これらの建物のいずれかに部屋を構えていてもかまいませんし、別の建物を創案して、そこに棲んでいることにしても構いません。
 キャラクタの個性付けやシナリオの舞台などに、存分に活用してください。



 図書館

 一見小ぢんまりした二階建ての建物です。屋上と二階には広いテラスを備えています。また二階の屋内は、四方が広い窓になっている一続きの大きなホールです。
 テラスやホールは、穏やかな日には人気のあるスポットです。階下の書庫から本を持ち出し黙々と読みふける読書家や、バスケットにお茶とお菓子を詰め込んで通ってくる常連などで、静かな賑わいを見せます。
 しかし構造上、暑いときには無闇に暑く、寒いときには無闇に寒いため、そうした日は大抵の場合、からっぽです。
 一階及び地下階は、本棚の迷宮です。色褪せた絨毯と古びた本棚は、古びた紙の匂いをまとった重い表紙の本で埋め尽くされています。本の並びは全くのでたらめで、使いにくいことこの上ありません。
 そして「迷宮」という言葉は比喩ではなく、いくら階段を降りても最下階にたどり着くことはありません。ほんの稀に置かれている椅子や鉢植えや絵画などをよく覚えておかないと、あっという間に自分の位置を見失ってしまうでしょう。


ここにまつわるお話



 博物館

 「屋敷」の最も北にある三階建ての建物で、大変に凝ったエントランスで知られています。左右二対のエンタシス柱に、本物そっくりの蔦の彫刻が絡みついており、根元にはこれまた大変精巧な、山百合の花の彫刻がいくつも据えられているのです。それらをさらに、本物の蔦がびっしり覆っています。
 北面は森に接しています。空間をびっしりと埋め尽くす下生えや潅木、蔓草のせいで、建物の北側には回り込むことができません。
 中には沢山の小部屋があり、そのいずれにも、展示台や展示ケースに収められた様々な品物が陳列されています。虫の標本、獣の剥製、鉱物、化石、絵画、彫刻などなど。名札や説明文が添えられていますが、どうやらその全てが間違っているようです。
 空の展示ケースばかりの部屋や、あまりにもリアルな蝋人形がずらりと並んでいる部屋などもあります。


ここにまつわるお話



 桃園

 いくつかの建物に囲まれた、ちょうど中庭のようになっている場所で、中国趣味の凝った庭園に仕上げられています。
 桃園の呼び名は桃の木が多いことによるようです。季節季節に咲く花木と奇岩がふんだんに配され、その中に埋もれるようにして、亭(ちん)と呼ばれる小さなあずまやが点在しています。亭にはそれぞれ、「咬月亭」「星擲亭」といった名前を書いた扁額が掲げられ、玉砂利の道で結ばれています。
 やや荒れ気味で、茂りすぎた木の枝や雑草などが人工美を少々壊しており、夕暮れなどには妙な凄みが漂います。どういうわけか蝙蝠が多く、飛び交う影が凄みに拍車をかけています。


ここにまつわるお話



 つぎはぎ館

 外見は凡庸な3階建ての洋館ですが、中がとんでもないことになっている建物です。部屋によって、上下の向きが違うのです。
 ある部屋は床にシャンデリアが逆さまに据えられ、ソファーやテーブルが天井に釘付けされています。別の部屋は、一方の壁が床、反対側の壁が天井になっていたりもするのです。いったい建物の中にどう収まっているのか、斜めになっている部屋すらあります。ドアを開けた先が天井や床だったりすることは、珍しくありません。悪くすると、同じ部屋の天井を誰かが逆さまに歩いているところに出くわします。
 ご想像の通り大変歩きにくい建物なのですが、手軽な冒険、探検の舞台にはうってつけです。そのため小さな少女たちには人気が高く、黄色い歓声の絶える日はありません。
 またここは、屋敷中でもっとも沢山のクローゼットを備えている建物としても有名です。最良のドレスはつぎはぎ館にあり、と言われており、宝探しにいそしむお洒落さんの姿も、多く見られます。


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 水没館

 湖畔にあります。地上1階の建物に見えるのですが、玄関が見当たりません。
 実は、3階建ての建物の2階までが、地面に埋まっているのです。しかも、湖に面した壁は、湖水の中にはみだしています。玄関は湖水に向かって開く場所にあります。
 建物の中は常にじめっとしており、窓などの隙間から水がちょろちょろと流れ込んでいるのは珍しいことではありません。湖に没した窓は不思議と藻が茂ることもなく、魚の泳ぐ姿を眺めることもできます。
 少々快適とは言いがたい環境のため、ここに棲み付く少女はあまりいません。住人や常連の多くは、人の少なさに惹かれた、孤独を好む手合いです。


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 大花壇

 地上三階建ての、建物の廃墟です。
 「屋敷」においては、夥しい茨が発生し絡め取られた建物は、倒壊し、いずれ跡形も無く消え去ってしまうのが常識です。しかしこの建物は特例らしく、逆に茨がしっかりと絡みつく事で、倒壊を免れているのです。
 屋根や各階の床は虫食い状に抜けていますが、階段の残骸や絡まりあった茨を使って意外と隅々まで歩き回る事ができます。季節が来れば可憐な茨の花が咲き乱れ、また、枯れた葉などが土を造ったのか、あちこちに様々な花が根付いています。
 この建物に「大花壇」の名が与えられたのはそのためで、今ではここを積極的に花壇として整備しようと奮闘している少女も見かけられます。


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 聖堂と墓地

 半壊した聖堂です。堂々とした大きさですが、信徒席は崩れた天井の瓦礫に埋もれ、いくつも飾られている聖像は、なぜかみな首がありません。何枚かのステンドグラスが辛うじて、残っている天井や壁を美しく、しかし退廃的に飾っています。説教壇の周辺や告悔室などの周辺は無事です。
 高い鐘楼も残っており、毎日の正午と日没には、清らかな鐘の音が鳴り響きます。誰が鳴らしているのかは不明で、からくり仕掛けとも言われています。
 聖堂の裏手は糸杉の木立が点在する墓地になっているのですが、なぜか全ての墓碑はバラバラの向きでひどく無秩序に建てられており、墓碑銘を刻んだあとはあるものの、必ず削りとられています。
 また、この墓地にあるのは墓碑だけであることが知られています。少女たちは死者が出ると、適当な墓碑を見繕ってその足元に死者を埋葬することがあります。埋葬の時、以前埋葬された遺骸が再度掘り出されたことはありません。
 糸杉に混じってひとつだけ、絞首台が建っています。


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 百本鳥居

 どこにあるかははっきりとは知られていません。庭の中でも特に荒れた、背丈を越える草深いしげみをかきわけていくと、まれにたどり着くことがある、といわれています。
 しばしば欠けていて歩きにくい石畳や石段の参道が続き、呼び名の由来である無数の鳥居を抜けていくことになります。鳥居の多くは朱塗りですが、古寂びて半ば剥げ落ちているものが多く、石造りのものなども混じっています。

 参道の終わりは、1対の狐の像が両側から守っています。左の像の台座には「灯」、右には「昏」の銘があります。
 それ以外のことは……人によって話すことがまちまちで、今ひとつよくわかっていません。木々に囲まれたおんぼろのお社があったとか、草ぼうぼうでなにもなかったとか。中には立派なゴシック様式の教会や巨大で奇妙な前衛彫刻を見た少女もいるそうです。


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