ここ数日、元気の無かったWiLL君。
昨日、仕事を早く終わらせて病院へと連れて行って状態を診てもらい、血液検査もしてもらいました。
その時の診断は、血液検査は明日にならないと結果が出ないけれど、現状で痩せてしまっているのと脱水症状が出ているので、内臓に疾患があるのではないか?との事。確かに、この数日は水を飲む量が減り、ご飯も少ししか食べていなかった。
毛の抜け変わり時期でクシャミをしていたのを素人判断で、毛玉が喉に詰まっているのだろうと安易に考えていたのが失敗の始まりだったように思う・・・。その数日後、息が荒くなり元気がなくなってきたので、慌てて病院に連れて行ったけれど、もうその時には腹水が溜まってしまっていて予断を許さない状態にまでなってしまっていた。
病院でナトリウムやカリウムなどを摂取する為の粉薬(人間用だとポカリスエットみたいな物)と薬をもらって、帰ってからすぐに作ってボトルに入れてあげた。
でも、自分でボトルから水を飲もうとしないので、手の平に出してあげて舐めさせて、何とか水分を摂らせた。半生タイプの餌を与えると、嫌々ながらにも少し食べてくれた。
夜になると息が苦しそうで、徹夜で看病してやろうとケージの横でずっと見守って、定期的に水をやったりした。3時くらいになって、WiLL君が少し落ち着いたように見え、気が抜けたようで2時間ばかり床で寝てしまった。
目が覚めた時に、慌ててWiLL君を見ると、寝る前と同じように少し落ち着いた状態だったので、ホッとした。
病院は9時からなので、WiLL君に水と薬を与えて、病院に電話すると検査結果はそんなに悪くなっかったようで、僕だけ結果とそれに対応する薬をもらいに来てくれれば良いとの事で急いで行ってきた。検査結果は、確かに脱水症状が出ているがその他は取り立てて悪い所は無い。しかし、腹水が溜まっているところをみると、内臓のどこかに腫瘍が出来てしまっている可能性があるので、火曜日か水曜日にレントゲン検査をする事になった。
家に帰ってくると、WiLL君は代わり映えの無い様子に見えたけれど、明らかに昨日よりも体力が弱っているように感じた。やっぱり病院に連れて行くべきだったのかな・・・とも思ったけれど、病院に行って無駄に体力を使わせるのも嫌だった。
お昼を過ぎた辺りから、WiLL君がケージの中で動く回数が減ってきた。水を2時間置きにあげて、その度に落ち着くようにとしばらく抱っこしてあげた。この時に後ろ足を引きずるようにフラフラと歩いていたので、かなり危機感を感じた。
夕方になると、今度は水を飲むのも嫌がって、ケージから出してやると腰が抜けたようになってしまって、まともに歩けなくなってしまった。2階建てのケージの2階に上がろうとするも、途中で力尽きてへばっていたので、もう1つ持っている1階建てのケージを出して移してやった。
こんな状態では目がはせないけれど、ケージの前を通ると反応してケージから出せとアピールするので、無駄な体力は使わせたくないと思い、しばらく部屋にこもってWiLL君を見守ってあげられるように、トイレに行きつつコーヒーを入れて戻ってきた。
すると、呼吸が急にゼーゼーと今までに無いくらい乱れていて、今まで首を擡げて出してのアピールだったWiLL君が、前足で立ち上がりケージをガシガシやって暴れている・・・嫌な予感がして扉を開けると、手の中に飛び込んできて床にゴロリと転がり落ちても勢い良く膝の上に登ってきた。ところが、膝の上で寝かせると、意識が薄れているように感じた。
「WiLL!!WiLL!!」と呼びかけても反応が無い・・・「水を飲ませなきゃ・・・」と注射器で口の中に水を入れてやっても、ダラーっと出てきてしまう。もう水を飲む力さえ残っていなかったようだった。
30分程すると意識がフッと戻り、腕に抱きついてきたので一瞬安心したのも束の間、今度は呼吸が弱くなって、途切れ途切れに・・・。
「頑張れ!!頑張れ!!」と一生懸命声を掛けて、体を撫でてやった。
でも、ついにその時は来てしまった・・・20時15分過ぎに急に腕の中で痙攣を起こして、激しく2回仰け反りガクッと泡を口から吹いて行き耐えてしまった・・・。
大声で「WiLL!!!!!!まだ死ぬには早すぎるよ!!!!」って叫んで、体を撫でたり、揺さぶったりしても、もう反応は無かった・・・。止め処なく涙が溢れてきて、体中が震えて、自分ではWiLL君の死が信じられなくて、自分の部屋から飛び出して家族の元へと駆け込んだ。父親が抱き上げ、「本当に死んじゃったな・・・」と涙を流しているのを見た時に、今までのWiLL君との思い出が走馬灯のように頭の中を走り抜け、涙がどうにも止まらなかった。
WiLL君が冷たくなるまでずっと抱きかかえてあげていると、母親がWiLL君が丁度良く納まる箱を用意してくれた。WiLL君が好きだったフリースを敷いて、箱の中にそっと入れてあげた。
夜遅くに冷たくなってしまったWiLL君にユリちゃんが会いに来てくれ、涙を流してくれた。
いまこうやって夜中に日記を書きながら思うことは、WiLL君は最後の力を振り絞って、膝の上へと上って来てくれて、腕の中で最後を迎えてくれた事に何とも言いがたいものを感じる。
WiLL君と過ごした4年と約7ヶ月の日々は色んなことが起こって、自分を含め色んなものがめまぐるしく変わっていっていた、時期だった。そんな中で、いつもそばで癒してくれたWiLL君にはどう感謝していいのか分からないくらい。まぁ、たまに悪さしてストレスに拍車を掛けられていたこともあったけど・・・。WiLL君のお陰で今のオレがあるんだと思う。「ありがとう」だけじゃ言い尽くせないけれど、WiLL君には心から感謝しているよ。天国にはWiLL君がやってくる3年前に他界したシェパードのランがいるから、仲良く遊ぶんだよ。
今まで本当にありがとう、WiLL。
今日の夕方5時頃、ペットの葬儀屋さんがWiLL君を火葬する為に引き取りにやってきました。
今日は最高気温が29度で湿度もかなり高かった。WiLL君を綺麗なままの姿で送り出してあげたかったから、朝からWiLL君の入っている箱の下に保冷剤を入れて、太陽が昇り切った午後からはクーラーをこれでもかってくらいにかけてあげた。
WiLL君を見るたびに、やりきれない思いと涙ががこみ上げてきて、何度も何度も泣いた・・・。昨日はショックの方が大きくて、WiLLの死が受け入れられてなかったような気がしていたけれど、今朝になっても起きてこなかった時に、本当に寂しくなってどうやっても涙が止まらなかった。
今日、ずっと思っていたのは、ちゃんと火葬して送り出してあげたいけれど、目の前からWiLL君の姿消えてしまうのが嫌で、葬儀屋さんにWiLL君を引き渡すのがすごく嫌で時間が経つのが辛かった。
4時半くらいにユリちゃんが花を買ってきてくれて、WiLL君の横に供えてくれた。頭の中が真っ白になっていて、花の事をすっかり忘れていたから、ユリちゃんの気持ちとWiLL君に花を供えてあげられた事がすごくうれしくて仕方なかった。
5時を少し過ぎた頃に葬儀屋さんが来て、WiLL君を預けました。葬儀屋さんが持ってきてくれた箱の中にWiLL君を移し、ユリちゃんが買ってきてくれた花と、生前に食べていたご飯と、よくイタズラして遊んでいたビニールの袋と、WiLL君の秘密の場所に隠すのが大好きだったポケットティッシュも入れてあげた。声を上げて泣きたいくらいだったけれど、しっかりとWiLL君を見送ってあげなければと、親としての最後の責任を感じて必死にこらえようとしたけれど、涙がこぼれた。
WiLL君と最後のお別れをしてから、夜になると自分の中ではすごく悲しくて、空しくて、最後に何もしてやれなかった悔しさがこみ上げてきているのに、なぜか涙が出てこないのが不思議に感じる・・・。どうしようもなく悲しくて、でも悲しみが麻痺して、自分の本当の気持ちを心の奥へとしまい込んじゃって、世間的にはちゃんとしなきゃという気持ちだけを出しているみたい・・・。
そんな自分がすごく無機質に感じてしまい、すごく嫌になる。
明日の夕方、WiLL君がお骨になって帰ってきます。でも今はあんなに存在感のあったWiLL君が骨になってしまうなんてどうしても考えられない・・・。ちゃんとWiLL君の遺骨を引き取らなければいけないのはわかっているのに、お骨になったWiLL君を見た途端に崩れ落ちてしまいそうで、今はそんな自分がとても不安です・・・。
お昼の12時半頃、WiLL君がお骨になって帰ってきました。
お骨を確認すると、頭や顎、よく僕の指をカミカミしていた立派な牙までちゃんと綺麗に残っていました。
両手でずっしりと抱えていたWiLL君が、片手に乗るほどのとても小さな陶器の骨壷に納まってしまって、とても悲しかった・・・。でも、手の平に伝わるお骨になったWiLL君の重みが、「帰ってきてくれた」という安心感のようなものに感じられ、悲しいのに嬉しかった。
綺麗な袋に納めてもらったWiLL君を両手でしっかりと持って、部屋に連れて帰ってあげようと階段を上っている時に、ふと「片手に乗っていたのは、初めてWiLL君と出合った、まだ小さかった子供の時以来だなぁ・・・」って思い出して懐かしくもなりました。片手に乗っていたときがWiLL君との生活の始まり。だからまた姿は変わってしまったけれど、違った形でWiLL君との生活が始まるんだと思います。
今度は僕の心の中でWiLL君との生活が始まって、今度こそ終わりが無くなってくれるんだね・・・。
夜にユリちゃんが、帰ってきたWiLL君にお花とお線香をあげに来てくれました。ユリちゃんはとても優しい子です。1人ではどうしても辛くて片付けられなかったWiLL君のケージや身の回りの物を片付けるのを手伝ってくれました。ユリちゃんにはなんて感謝したらいいのかわからないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。
今、WiLL君はまたいつも通り、静かに眠っています。「遊んでよ!!」って起きてこないのがとても寂しいけれど、WiLL君の存在がまた感じられるだけでも幸せです。WiLL君と過ごした日々は決して消える事はないんだから・・・。
WiLL君が天国へと旅立ってから、あっと言う間の3日間でした。3日の間に自分が何をしていたのか、あまり覚えていません。WiLL君を失った悲しみで、頭の中がひっちゃかめっちゃかになってしまっているようです。これから時間を掛けて、心の整理をつけていかなければいけないと感じています。