DRIVEN (ドリヴン) <試写会> 2001/8/1 東京厚生年金会館
1994年に事故死したアイルトン・セナに捧げるために、シルベスタ・スタローンが書き下ろし主演、クリフハンガーでコンビを組んだレニー・ハーリン監督が監督とあって期待して試写会場へ。4人のレーサーが中心となっているが、カーレースという自分の命を張った勝負の世界の中だからこそ生まれるライバルとの友情が垣間見れる作品。しかし、途中で女性関係でゴタゴタする場面もあり、ちょっと作品を安っぽく見せてしまっているように思える。
レースの映像は実際のレースシーンを用いていて、いがいと臨場感にかけてしまったところがある。マシンとマシンのタイヤ同士がぶつかりそうになる場面なんかもあるけれど、これなんかは実際のレースでよく使われている車載カメラの方がよっぽどいいなぁって感じで。せっかくCG使うんならばもっと実際に見れないようなアングルからとかの映像を多く入れる方がいいね。
公道をレースカーが走るシーンなんかもあるけど、公道を走ることになった過程がちょっと情けない理由なのでイマイチ入り込めない感じも。
とにかく前評判ではクラッシュシーンが見ものだったらしいんだけど、期待したほどでもないのが実際。あと男の世界を描くならば、中途半端な恋愛を入れるべきではないなぁというのが感想ですね。ま、スタローンは渋くて良いので、スタローン好きな人は是非、ってところでしょうかね・・・。
<5点満点で評価>
★★☆☆☆