2012年6月23〜24日 赤石山荘 初泊り
【東赤石山】
一日目
昨年は体調不良から殆ど山らしい山歩きができなかった。春からもトレーニングができず歩けるか
心配で、ゆっくり歩くために山小屋泊りで登ってみることにした。
山小屋には常駐していないので数日前に小屋主の安森さん宅に予約を入れる。
(連絡先 TEL:0897−55−4831 )
9:40頃、筏津前を通過すると知り合いの I さんがいる。仲間が揃うのを待っていた。4人ほどで小屋泊りで登るという。
私も小屋泊りであることを告げ
「瀬場」 登山口で登山届を出し10:00出発。
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瀬場登山口にある
オトメシャジンの絵が
描かれたトイレ
既に5台の車
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約20分余りで筏津からの合流点である
「豊後」着。少し休んでいると Iさん達がやって来た。
一人で歩くより連れが居る方が良いので自己紹介などしてご一緒させて頂くことにした。
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11:30前
一本橋手前で休憩
随分ゆっくり。でもリハビリ登山の
私にはちょうど良い |
瀬場谷一本橋で大休憩の後、橋を渡りすぐの分岐で赤石山荘へのルート(左)をとる。
途中、「腹減った〜!」と言いながら ちょうど良い場所がない
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13:00 ちょこちょこ休みながら
二本橋のある渡渉点でやっと昼食に
ありつく。
皆、冷たく気持の良い谷水で手や
顔をあらう。 |
出発後も花などをみつけては写真タイム。
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とあるWebページに、この場所を
「日本庭園」と称していた所
苔むした石がゴロゴロ。
庭園に生える見事な「フジシダ」
メンバーの中に、シダ類に詳しい
方がいた。 |
更に、もう一ヶ所の渡渉点を渡ると、最後の急登「
一雄(かずお)坂」とやらが続く。
やっとのことで樹林帯を抜け眼前に八巻山の岩峰を眺める所からは、もう前に進めない。
私は何度も見ている花々であるが東赤石山が初めての人も居り、目にするもの全て初見。
「聞いていたとおりお宝の山だ」との弁。(山荘は、すぐそこだから急ぐこともない)
16時前、やっと山荘到着。小屋のご主人が入口で迎えて下さった。(宿泊者のため)わざわざ
登って来て部屋を開けに来てくれたのだ。宿泊者が他に居て良かった。
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入口は土間になっていて戸は
開けられるが
部屋側へはご主人に
開けてもらわなければ入れ
ない |
支払いを済ませ、ザックを置いて小屋周辺の散策。私は、石室越方面へ、他の4人は八巻山へ。
小屋泊まりだからできるゆったりとした時間。天気は少し下り坂でどんよりとしている。
私は暗くなる前に朝購入した巻寿司とカミさんが作ってくれたおかずで夕食。ちょうど終わった頃、
4人が戻ってきた。奥から私の名を呼ぶ女性が・・・。以前、一緒にこの山に来たことのあるKiさん
だった。
後で、ご主人から、”Kiさんが時々、寝具の手入れなどの手伝いをやってくれている”とのこと
だった。(お世話になります)
暗くなってご主人が発電機を回して下さり部屋に明かりがともる。広間で、まず乾杯。皆さん
飲んべー(失礼)と見え、重いのに他人様の分まで缶ビールをザックに入れて登ってこられた。
アルコール分を持ってきていないのは、今アルコールを控えている私だけ。ご主人からの
差し入れもあり、その夜は遅くまで話がはずむ。
二日目
翌朝、外は小雨。お湯を沸かしまずはコーヒー。その後、おむすびと固形スープ味噌汁で朝食を
済ませザックを入口付近に置かせてもらい、雨具をつけ山頂まで。
足元が滑りやすいので慎重に歩く。
頂上に立った頃、雨が止み眺望を楽しむことができた。
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八巻山方面
瀬戸内側(右側)に
ガスがかかりやすい
左奥には沓掛山 |
ご主人は私達が降りて来るのを待っておられたが遅かったので「登山道の整備をしながら、先に
降りる」とのメモを残し先に出発されていた。
雨は降ったり止んだりなので、早めに小屋の土間口で昼食。一組の男女が小屋前で休憩中。
男性が、オオヤマレンゲの花の写真を撮っている。
名残はつきないが、山小屋を後にする。ご主人からも「滑りやすいので気をつけて・・・」と
ご忠告。怪我をしないよう、ゆっくり慎重に降りる。下りは結構、足が疲れる。膝が痛くなったり
滑り転がる者などが出た。私は、久しぶりに歩いたので靴底のカカト部分が剥れた。
救急テープをぐるぐる巻いて何とか無事下山。
タカネバラが咲いていると思っていたが、今年は1週間から10日くらい花が遅れているようで
あった。
初めての赤石山荘泊で時間的には、ゆったり楽しめた。天気が良ければ更にGoodであるが・・・。
他の、皆さんとご一緒でき実り多い時間を過ごせた。
【出会った花】
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実になりかけたギンリョウソウ |
キバナノコマノツメ |
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花柄が赤いアカジクヘビノボラズ |
この山には多い キバナツクバネウツギ |
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コヤブデマリ |
気品のあるオオヤマレンゲ |
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最も多く見られたイヨノミツバイワガサ |
アカイシヒョウタンボク |
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咲き始めのタカネ(イ)バラ |
実をつけたヒロハツリバナ |
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イヨノミツバイワガサと
ともに最も多い
シライトソウ |
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さわるとネバネバする
ネバリノギラン |
他に
ニガナ、シロバナニガナ、コケイラン、サワハコベ、、クルマムグラなど
【赤石山荘利用について】
・事前に持主の安森(やすもり)さん TEL:TEL:0897−55−4831に連絡要
料金 一人¥2,000 水と寝具は有るが食料は自分で持っていくこと。