山歩き記録

2012年6月10日    

【銅山越】  
 
 東赤石山の途中まででも行ってみようと四国中央市土居町の関川から入った。人家の外れには宇摩森林組合の立て看板があり(以前からあったように思う)”多数の危険個所があるため車両の通行を禁ず”と書かれているが通行止めのロープ等も無いので奥へ進むと、写真のような大きなコンクリートブロックが林道を遮っている。”これより先は私有地につけた仮設道路のため通行を禁ず”という内容の立て看板。(国道から入ること4.2kmくらいの地点)

 通行禁止の立て看板が
 ある林道

 

 これ以上、車で入ることは無理と判断。カミさんを車から下ろし誘導してもらう。難儀してUターン。
R11に引き返し東平(とうなる)から銅山越へでも登ろうと方針転換。東洋のマチュピチュとの宣伝文句でこのところ訪れる人も多く賑わっている。

鉱山遺跡を眺めながら東平を出発したのは10:00頃。谷沿いの植林帯を登る。途中より馬の背経由銅山峰へのルートをとる。薄暗い樹林帯の足元にはショウジョウバカマの葉が多いが花はついてなかったようだ。明るい、自然林で開けた所から車を停めた東平が見える。

 中央付近が東平の鉱山遺跡



:ノギランの葉、 :ショウジョウバカマの葉

 葉の形や長さだけを見てもわかりにくい。ノギランには花穂が立ち上がっているのでそれと判るが
識別しにくい。この固体ではノギランの葉脈の中央線が少し白っぽい。

 しばらくするとアカモノがぼつぼつ見え始める。花弁のほんのり紅色をおびた姿が可愛い。
ツガザクラも良いが私はこの花の方が好きだ。昼の時間になったので、銅山峰ヒュッテの近くで
昼食。多くのグループが降りてくる。アカモノはヒュッテ付近には沢山ありまだ見ごろだった。

 花弁の反り返りと
 淡いピンクが何とも
 可愛いアカモノ 

 昼食後、銅山越までもう少し。

 ナンキンナナカマド
 (別名:コバノナナカマド)

 花を見たのは初めて
 である。

 別名のごとく小形で高さも
  2-3m、葉は3-4対、花序の
 基部に扇形の大きな托葉が
 ある。

   

 5月下旬頃はこのツガザクラが
 多くの登山者を呼ぶ。

【その他出会った花】

 ニガナ、シロバナニガナ、コケイラン、ミヤマハコベ、マルバノイチヤクソウ蕾、クルマムグラ
 ガマズミなど

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