山歩き記録

2008年11月2日     自生のマルバノキに会いに!

【杖立山】
  1,133.1m  高知県大豊町

   [メモ] コース:北川コース、登山口:伊代木地区
        参考タイム: 登山口(70分)杖立峠(30分)杖立山(ネーチャーハント標識)
 
 昨年、岩躑躅山へマルバノキを見に行ったが残念ながら出会うことができなかった。
今回その木があるという、もう一つの山である杖立山に高知のM渕、T内、Y光さんの3人と
ご一緒することになった。

 西条からの出発ということで、Mさんのご好意で、いの町の道の駅 ”633美の里”で待ち合わせ
同乗させて頂くことになった。出発してR439で大豊町に向かう。私にとっては初めて走るコース。
見る景色がみな新鮮。途中の道の駅 ”さめうら”で弁当調達。R32に出て右折し少し走り左折し
橋を渡り土佐北川駅にてT、Yさんと10時待ち合わせ。ここまでおおよそ1時間少々。

道の駅”さめうら”で売られていたカンラン
自生に出会いたいものだ!
土佐北川駅
川に架かった鉄橋に駅があるようです

 ほどなくお二人が到着しMさんの車(あえて軽四にした)に乗り出発。この先は道幅が狭くなり
ます。途中にある久寿軒(くすのき)方面への案内で左折し進んでいくと、神社らしき建物。周辺は少し
広くなっている。集落の中を通り細い道を進んでいくとおおよそ15分ほどで登山口についた。
幸い、駐車スペースが1台分あったが、住民の方も車を停めておられるようなので登山口にはほとんど
駐車できるところは無い。早めに手前の広くなっているところから歩くのが良いかと思われる。

橋の向こう左に土佐北川駅、線路の下をくぐり
ふるさと林道 北川線へ入っていきます
杖立山登山道
光が見えている方向に進みます

 10:30 入口出発。少し歩くと”れいほくネイチャーハント”の登山口表示。(左下)その先は明るい
植林帯がずっと続きます。所々に石灰?の岩も現れます。

 
 
 10:45 

 「笠松」と呼ばれる老木が見える。
  葉を全て落としているからおそらく
  枯れてしまったのだろう。
  樹齢おおよそ300年くらいとのこと。

 ヒノキの植林帯に入ると下草すら生えてない。何の楽しみもなく、もくもくと登る。
行く手に鉄塔が見えてきた。11:20)(この鉄塔下で道が分岐しており右に進むと梶ヶ森とのこと。)

鉄塔bP06が見えてきた。 
広くなっているので休憩の後
左上に進む
峠に着いた。左:杖立山

11:40 杖立峠。かなり広くなって右上の案内のほか、小さな地蔵が祭られていた。近くに
      鉄塔bP05がありそこも広く、ちょうど時間もいい頃なので、ゆっくり昼食を摂ったり
      付近の散策。梶ヶ森や鉢ヶ森が少し見える。

 峠にあった地蔵尊(写真右下)と
 赤い実をつけたガマズミ

 13:05 ぼちぼち出発。ヤマラッキョウやリンドウ、メギ、シコクママコナなどの花を見ながら歩く。
       途中、「六本の滝」へ下りる分岐や和田コースからの合流ポイントに標識がある。
       ゆるいアップダウンの後、やっと低い自然林が見え、岩場に出た。
       

れいほくネイチャーハント標識 梶ヶ森方面

 13:35 ”れいほくネイチャーハント”の標識があり、鉄塔bP05から梶ヶ森方面などの眺望が
       開けてきた。ここまで来れれば満足。あえて三角点を目指さず、眺望を楽しんだ後、
       同じ道を降りた。(15:00頃)
    
  山麓ではヒキオコシ、アキノキリンソウ、ノコンギク、ヤマラッキョウ、カワラナデシコなどが
  咲いていた。晩秋は里山が楽しい。

  マルバノキの花は葉が殆ど落ち、花だけになってしまっている木が多かった。(もう少し早い方が
  良いのかも知れない)
  ご一緒していただいた皆さんのおかげで、気持ちの良い秋の一日、初めての地域で楽しい山歩き
  ができました。
  

マルバノキ(別名:ベニ
マンサク)
 
 山地の谷間などに生え
 落葉低木。高さ2〜4m
 になる。葉は長さ5〜10
 cmの円形または卵円
 形で基部はハート形。
 裏面は白っぽい。
  暗紅色で星形の花が
 背中あわせにつく。
 果実は翌年の秋、熟す

 分布:本州(中部以西)
     四国

 大豊町では天然記念物
 に指定している。
 紅葉と花と実が楽しめる
 

 


 参考 大豊町 ホームページ

   http://www.town.otoyo.kochi.jp/kanko/taiken02.php#03


▲山の花一覧へ ▲山行目次へ ▲HOMEへ