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山歩き記録(番外)

2006年3月4日

陽気に誘われ津越の滝へ】  愛媛県西条市津越 
 
 空も晴れ渡り石鎚山がくっきりと見え今日は最高のお天気。
子供の頃には何度となく行った近くの津越(つごえ)の滝へ出かけてみることにした。

 西条市内からR11に懸かる加茂川橋の西で左折しR194を加茂川沿いに高知方面へほんの
少し走ると「船形」地区に入る。左折して旧の船形橋を渡ると「津越の滝」と書かれた標識が見え
ここでも左折していくと小さな集落の中に「津越の滝」の案内があり、その奥に駐車場がある。
ここまで約5kmほどであった。

 案内板を見ながら遊歩道を歩く。子供の頃には無かった高速道路が上空をまたぐ。景色も随分
変わってしまっている。
 
遊歩道の上を通る高速道路 赤い実をつけたヤブミョウガ

ほどなく、小さな滝が見えてきた。「鮎返りの滝」である。そこから少し歩き左手に滝が
見えてきた。「雌滝」である。しかし、そこに以前はあったはずの「滝見橋」が無い。周辺の大きな
流木の様子からして台風水害で流された模様。何とか川に降りて「雌滝」の前に立ってみた。

鮎返りの滝 中ほどに滝壷をもつ雌滝 手前から左手に滝見橋があったのだが・・

更に奥にある「雄滝」へ行こうと壊れかけた遊歩道を上ってみたが、途中で道が途切れた。
道がなく岩盤が剥き出しになっていた。無理はできないと引き返した。

 一旦、駐車場まで引き返し、周遊コースになっているはずだから「雄滝」へ行くことができないか
近くの人に尋ねると、もう少し車で上がっていけば「雄滝」に行けるとの情報。せっかく来たのだから
見ない手はない。人家の外れの行き止まりで車を停め歩いた。数分で「雄滝」の上に出た。

    
雄滝上からの景色   雄滝の正面から

 滝の正面から見たいと沢を渡り遊歩道を下る。滝壷の周りにも大きな流木。
それでも水はきれいに澄み水量も豊富。川沿いにはツバキやカシのような常緑広葉樹が
多い。
 
 「津越の滝」とはこれら3つの滝の総称である。西条市の名水・銘木50選(平成3年3月制定)に
なっている。
 滝の大きさは、 鮎返りの滝(約3m)、雌滝(約10m)、雄滝(約20m)

 案内図によると。駐車場から鮎返りの滝まで300m、そこから雌滝まで80m、さらに雄滝まで
230m、雄滝上から周遊道で経由駐車場まで800mとの表示。

 遊歩道はズタズタになったままであるが何十年かぶりに懐かしい故郷の滝を見ることができた。
カミさんはもう鼻をグスグスいわせている。花粉症にはいま少しつらい時期が続く。


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