2003年5月28日 684号  有事法制、密室の三文劇


 ブルースウィリス、デンゼルワシントン、アネットベニングと言えばハリウッドの超有名スター達である。 特にブルースウィリスは、不死身の刑事役「ダイハード」シリーズが大ヒットして、TVでも何度か放映されたことがあるから、ご存知の方も多いだろう。
 このブルースウィリスが軍隊の幹部役で熱演している映画が「マーシャルロー」だ。テロリスト撲滅のための軍隊が徐々に暴走を始める状況が、サスペンスフルに描かれていて見飽きない。
 また戦車や軍隊がニューヨーク市内を支配し始めるあたりの迫力には圧倒される。映画的に見ればウムを言わせない面白さであるが、同時に軍隊が市民を圧倒していく恐ろしい様子が描かれる。この怖さの描き方はいきなり怖いのではなく、徐々に徐々にという所が怖さを増幅していく。
 これは強烈な政治的メッセージでもあり第一級の娯楽作品でもある。
 今日本では最下級の密室劇が展開されている。それは有事法制を成立させようとする「自公保+民」による三文劇である。その筋書きは、テロの恐怖と北朝鮮の危険性をあおって、アメリカの戦争に自衛隊が協力するシステムを作ることである。軍隊の怖さは徐々にやってくる。

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