2002年5月8日 640号   かわいそうなタイムカプセル 佐藤 高雄


 研修の休憩時間に付近を散策していると、教室の裏手の目立たないところに、小さな石碑のようなものがある。  近づいて見るとそれはタイムカプセルであった。
「タイムカプセル埋設場所2002年5月開封(中央学園発足50年)」と刻まれている。すると開封は今月のはず。何が入っているのだろうなどと想像するとわくわくしてくる。
 教官に聞くと「NTT東日本研修センタは、今月からNTTラーニングシステムズが管理運営することになりまして、いまのところタイムカプセルを掘り出す計画は、ない様です」とのこと。つまりタイムカプセルを掘り出す権限も費用もないということらしい。
 中央学園発足から半世紀経った記念の日に、タイムカプセルを開けて時代の変遷を確かめ、そこから何かを学ぼうと、ロマンを込めて埋設されたものだったろうに。
 お日様の光をじっと待ちつづけたであろうタイムカプセルが、なにやらかわいそうであった。


たんぽぽ目次へ戻る

通信労組目次へ戻る