2002年1月23日 622号   「ハリー・ポッター」ブーム 笹原 武


 映画「ハリー・ポッター 賢者の石」が爆発的な人気という。映画もさる事ながら、J・Kローリング作の原作本も世界のベストセラーで、日本でも小中学生を中心に「活字離れ」が著しいといわれる世代でヒットしているらしい。原作本は分厚く、あまり挿し絵もない「字だらけ」の本で、ゲーム世代の子供からすれば到底見向きもされないような本だというが、しかしにもかかわらず、夢中になって読んでいてイマジネーションを広げているとの事。
 現実の世の大人の世界では、政治家を筆頭に「本音と建前」を使い分け、「うそ」をついても平然としていて子供たちの夢を奪い去っている。「明るい希望に充ちた素晴らしい世紀」をうたいながらスタートするはずであった21世紀の最初の年から、暗い話ばかり。同時多発テロ・リストラの嵐等〃、あげればきりがない。
 「大人」が余裕をなくし、子供たちに夢を託せなくなっている。これでは「大人の責任」を果たせない。この事を肝に銘じて次代をになう子供たちに「夢」・「ファンタジー」や「希望」を持たせる事の大切さをあらためて「ハリー・ポッター」から教えられた気がします。

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