岐阜県多治見市で40・9度…74年ぶり国内最高気温 (平成19年8月16日)
 気象庁によると、岐阜県多治見市で16日午後2時20分、国内の観測史上で最高気温となる40・9度を観測した。1933年(昭和8年)7月25日に山形市で40・8度を記録して以来、74年ぶりに記録を更新した。また埼玉県熊谷市でも14時42分に40,9度の日本記録を観測しました。
 【猛暑の関東、熱中症で12人死亡…入院中の中学生も】
 猛暑に見舞われた15日の夜から16日朝にかけ、記録的な猛暑の影響で、東京都や埼玉県など1都3県で16日、お年寄りら計9人が熱中症で死亡した。東京都内でも16日朝、熱中症とみられる症状で14日から入院していた男子中学生が死亡した。
 埼玉県深谷市では、無職男性(88)が自宅の布団の上で意識を失っているのを家族が見つけ、119番通報した。男性は市内の病院に運ばれたが、間もなく死亡した。同県狭山市と群馬県高崎市、同県藤岡市でも15日深夜から16日朝にかけ、無職男性(59)と無職男性(66)、無職女性(80)がいずれも自宅で死亡。同県みどり市では15日夜、男性(67)が畑で倒れ、死亡した。 予防の決め手は「小まめな水分補給」。特にお年寄りや赤ちゃんには注意が必要で、「渇きを覚える前に水分を取ることが大事」という。
 18日「24時間テレビ」のチャリティーマラソンに番組史上最高齢の萩本欽一さん(66歳)が挑むらしい。連日の猛暑だけに、できることならやめて欲しい!
 今年は早い段階からラニーニャが観測されており厳しい暑さが予測されていたが、いつの間にか平年並みの暑さに修正。が、この猛暑日の連続、やはり地球温暖化が原因か。
 ちなみに世界最高気温は1921年イラクのバスラで記録した58・8度で、最低は1983年、南極大陸のボストーク基地で記録したマイナス89・2度。
(8月16日 読売新聞)