カスタムメイドのマウスガードの製作
1. 印象採得−上顎
・ぎん頬移行部まで印象・下顎印象やバイトは場合により採らなくてもよい
2. 咬合採得
・咬頭嵌合位で採得
3. 模型の製作、外形線
★外形線
1. 口蓋部 歯頸線
2. 後方部  第2大臼歯遠心(発音・違和感・呼吸などを考慮して第1大臼歯遠心という考えもある) 
3. 唇頬側 歯頸線より約4mm上方で上唇小帯は十分避ける
★治療中の歯牙や欠損歯のブロックアウト(光重合ブロックアウトレジンを使用)
★石膏の鋭縁の削除
★口蓋部は馬蹄形に(吸引しやすいに)
★模型は出来るだけ乾燥させる
★前歯部で約2CMの厚さ
★バキュームタイプは底面を平らに。
★前歯部のアンダーカットは可及的に無くする
4. バキュームフォーマーによる成型    
5. マージン部のカット
6. 咬合器上での咬合調整
7. 口腔内での咬合調整
8. 容器と注意書と共にマウスガードの手渡し
 使用上の注意点
1. 試合中だけではなく練習中から使用しましょう。練習中にも外傷は起こり得ます。また装着感になれておくことが必要です。
2. それ以上に長時間の装着はしない。
3. 必要以上にかみしめない。
4. 着脱方法
     @マウスガードをはめるときは、前歯から入れます。
     Aマウスガードの取り外しは、両方の奥歯のところをつかんで行います
5. 洗浄、保管方法
     @マウスガードを使用後は必ず流水で汚れを洗い流す。
     A変形の原因となる。高温の湯を使用しない。
6. 専用の容器に入れて保管