歯ブラシ・歯みがき粉を選ぶ基準は?
新製品が続々出てくる歯ブラシと歯みがき粉。形や成分がまちまち。と言うことは裏を返せばどの商品も『帯に短しタスキに長し』。「安いから」「よく宣伝しているから」ではなく、「自分の歯に良いから」という視点で選びましょう。
歯ブラシ選びポイント
目的をハッキリさせて買う
歯ブラシの目的は何か。歯垢をしっかり落としたい、歯と歯のすき間もしっかりみがきたい。みがきにくい奥歯用、歯周ポケット用、それぞれで選ぶべき歯ブラシは違うはず。そして必要なら用途別に何本かそろえる。
歯ブラシは通常『ふつう・硬め』を選ぶ。 目的別に柔らかめも
『かたい』『ふつう』『やわらかい』と分かれている歯ブラシ。通常は歯垢(プラーク)を落としやすい様に『ふつう』『硬め』のものを選びたい。あまり柔らかいものでは、ネバネバ歯垢を落としずらい。出来れば弾力性のあるものを選ぶ。現在歯周病で歯肉にトラブルが発生している場合は『柔らかめ』を。
毛先は小さめを!
ブラシの毛の長さはブラッシング方法にもよるが、最近すすめられている、毛先を軽くあて小刻みに動かす方法では短め(10mm以下)の方が効果的!磨いたつもりでも、歯ブラシが届いていないところが結構あります。そこで便利なのがカラーテスター(歯垢染め出し剤)。磨き残しがあるところが赤くなりひと目で分かります。ときどき、カラーテスターでチェックしながら磨きましょう。電動歯ブラシは効果的。特に手の不自由な人の口腔ケアグッズに最適。ただし毛先の交換はマメに。
歯みがき粉選びのポイント
歯みがき粉
商品の一例          効    用
フッ素入り ・PCクリニカ(ライオン)
・ガードハロー(花王)
フッ素(歯質の強化と再石灰化)で予防に効果。
アパタイト入り アパガード(サンギ) 歯の成分であるアパタイトが沈着して、虫歯を修復。
液体歯みがき ・デンタルリンス
     (サンスター)
液体なので口のすみずみまでゆきわたり、長時間効果を発揮。
ジェルタイプ ・リキッドジェル(バトラー)
・ジェルテクト(GC)
電動歯ブラシにはジェルタイプは効果的
酵素入り ・PCクリニカ(ライオン) 酵素が歯垢(プラーク)を分解するといわれる。
血行促進剤入り ・デンタルペースト
 (GUM)
・GUM(サンスター)
歯ぐきの血行を良くするビタミンEで歯周病の予防効果がある。