京都大学さだまさし研究会とは?

 設立:1990年7月「天寅」にて旗揚げコンパを開催
 元々、さだまさし研究会は1980年代中頃に早稲田大学信州大学に創設されたものが始まりと言われている。
 全国の大学や地域に「さだ研」が次々と誕生したのは「長崎から」野外コンサートが始まった1987年以降のことで、特に1990年前後に東京大学さだまさし研究会神戸市役所さだまさし研究会が相次いで設立された頃「さだ研」設立ブームは絶頂を極めた。この背景には、当時さだまさしがパーソナリティーを務めていた文化放送「さだまさしのセイ!ヤング」の影響も大きかったようである。

 こうした全国的な「さだ研」ブームと時期を同じくして、1990年7月、京大さだ研が誕生した。
 その後、さだまさしを聞く世代の中心が大学を卒業してしまったこと、さだ研設立ブームに影響を与えた「セイ!ヤング」が1994年春に放送を終了したこともあって、次々と全国のさだ研が解散・活動停止をしていく中、「某宗教団体のダミーサークルではないか」等とデマを流されつつも、京大さだ研は現在に至るまで生き残り、細々ながら独自の活動を続けている。
 例会の案内
 毎月10・20・30日 18:00〜
  ※ただし当該日が土曜の場合は前日、日祝日の場合は翌日
 場所:「カフェテリア・ルネ」
  京大生協西部会館「ルネ」2階、テラス寄のテーブル辺り。
 活動内容
1. 会誌の編集・発行
 原則として月刊だったが、合併や遅れはいつもの事になってしまった…。
 さだまさしに無関係な記事が多いのは最早伝統的ですらある(^^;)(とは言いつつ、さだ情報はそれなりにフォローしている…つもり)が、ここ数年唯一(?)の定期刊行である8月特別号(「長崎から」会場にて配布用)に掲載されている「対談」では近年のさだまさしを論じて妙に評価を得ている…らしい。
2. 屋外コンサート「長崎から」参加(毎年8月6日、有志による参加)
 広島原爆忌である8月6日に、さだまさしの故郷:長崎で1987年以来毎年行われている平和祈念の無料コンサート。ゲストの豪華さが有名。京大さだ研は1992年以降毎年の参加。
 2007  「広島から」 加山雄三BEGIN山崎まさよし根本要コロッケSeptember佐田玲子チキンガーリックステーキ
 2006  加山雄三BEGIN平原綾香・吉田政美・コロッケ大竹しのぶ佐田玲子チキンガーリックステーキ
 2005  加山雄三スターダスト☆レビュー岩崎宏美りんけんバンドフリーウェイハイハイ佐田玲子チキンガーリックステーキ
 2004  加山雄三山崎まさよし彩風はなわ佐田玲子チキンガーリックステーキ
 2003  加山雄三楊姫銀夏川りみ佐田玲子チキンガーリックステーキ
 2002  加山雄三HOUND DOGサーカス佐田玲子チキンガーリックステーキ
 2001  加山雄三谷村新司由紀さおり・安田祥子山根康広佐田玲子チキンガーリックステーキ橋本真也
 2000  加山雄三小林幸子BEGINうたいびと はね佐田玲子
 1999  加山雄三雪村いづみ尾崎亜美ブレッド&バター佐田玲子
 1998  加山雄三三波春夫・永六輔・Le Couple・白冰冰・佐田玲子水島裕原田泰治
 1997  加山雄三南こうせつToshi坂本冬美佐田玲子
 1996  谷村新司岩崎宏美我如古より子鼓衆−若太陽−いまむら瞭佐田玲子・勝手にゲスト(西尾拓美・西村知美・乃生佳之)
 1995  前川清森山良子佐田玲子・勝手にゲスト(西尾拓美・西村知美・乃生佳之)・土居まさる・笑福亭鶴瓶
 1994  泉谷しげるイルカ横道坊主・福岡益・佐田玲子・勝手にゲスト(水島裕・西尾拓美・西村知美・乃生佳之)
 1993  財津和夫白鳥英美子・Ron Richardson・井上あずみ&トトロ・佐田玲子水島裕・西尾拓美・西村知美・乃生佳之
 1992  都はるみTSU-BA-SA(紙ふうせん)135小田和正(飛入)・姫野真也・いまむら瞭佐田玲子・西尾拓美・西村知美・乃生佳之・栗山英樹田尾安志
 1991  堀内孝雄・レーズン・竹本孝之森川由加里いまむら瞭佐田玲子・倉沢淳美・水島裕・西尾拓美・西村知美・乃生佳之
 1990  谷村新司服部克久森川由加里いまむら瞭・白鳥座・佐田玲子水島裕・西尾拓美・西村知美・乃生佳之
 1989  Ron Richardson・ふきのとう・白鳥座・佐田玲子
 1988  松山千春
 1987  来生たかお村下孝蔵・吉田政美・白鳥座
 また、コンサート自体の魅力の他、毎年お世話になっている宿「公楽荘」の宿泊客(大半が常連:この前後は宿全体がコンサート客に占領される)で繰り広げられる宴会の為に参加している面もある(^_^;)。ここで知り合える宿泊客の方々は立場も年齢も様々で、学生サークル同士の付き合いではあり得ないような人々との交流も、この「長崎遠征」の大きな魅力といえるかもしれない。
3. 11月祭における構内ゲリラライヴ「神出鬼没こんさあと」
 1991年より開始、1998年で8回目を数えた。タイトルは、かつてさだまさしが行っていた地方廻り(ホールのない地域では公民館や寺、果ては工場などを会場に使用した)のアンプラグド・ライヴから拝借した。京大さだ研メンバーにギター弾きが少ないのが難点。(^^;) 従って、京大さだ研以外の友人ギタリストの協力を得て行われることが多い。以前は立命館大さだ研、最近では公楽荘友の会および毎年5月に行っている「Acoustic LIve in OSAKA」出演メンバーが助っ人の主体である。
4. 季節毎の(+突発的な)宴会、旅行&お遊び企画、等々
 この辺りについては他のサークルとたいして変わらない…のだろう。
 会の性格上、どうしてもカラオケが多くなりがちだった…が、さだの曲は滅多に唄っていないよーな気が…
 恒例となっているのが「どびんぼーコンパ」で、毎年9月末(1998年は10/10)に鴨川デルタ(出町柳駅近くの、加茂川と高野川の合流点および道路に囲まれた三角地帯)で行われるもので、酒・食糧を持ち寄りギター抱えて唄う宴会である。場所代がタダな分、驚くほど安い出費でたらふく呑み喰いした挙句に思い切り唄える。ある意味最も「さだ研」らしい宴会である。


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